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2005/05/10

都民の森「予算ゼロ」で再生 都が募金呼びかけ

荒れた都有林を整備するため、あらかじめ森を指定して募金を呼びかける――そんな取り組みを東京都が始める。苗木の購入費は募金で集め、間伐や植樹はボランティアが担うため予算はゼロ。整備対象は約200ヘクタールで、八王子市内の森林で今秋にも始め、都内全域に広げる方針だ。

草や低木が伸び放題で杉やヒノキがうっそうと茂り、昼も薄暗い。八王子市裏高尾町の都有林。住宅地からは歩いて15分ほど。40年ほど前に造林業者が植林し、約15年前から順次、都が森林保全用に買い上げてきたが、間伐などはほとんど行われていない。この森林約11.7ヘクタールを整備するために都は今秋にも募金を始める。目標額は向こう5年間で1000万円以上。間伐や下草刈りのボランティアは森林再生に取り組むNPOなどを通じて募る。すでに複数の団体から参加希望が寄せられており、都は週末を中心に年間延べ500~600人の参加を見込んでいる。

 「わたしの森づくり事業」と名付けた。整備する森林を指定して募金を集めるやり方は全国でも珍しく、募金の使い道がよく見えるという利点がある。森が整備されていく状況はホームページで公開する。この森を含めて都有林218ヘクタールが整備対象で、いずれも森林法に基づいて森林浴などレクリエーション用の保安林に指定されている。計画では対象の森林ごとにNPOなどと都が協議会を設けて整備方針や募金目標額を決める。杉などを間伐し、代わりにクヌギやコナラなどの広葉樹を植樹して木の種類が豊富な森をめざす。間伐材などを使って散策用の歩道も設ける。

森林は都の面積の約36%。島部を除くと約5万3000ヘクタールある。うち都有林は約1万1000ヘクタールで、約8割を占める水道水源を維持するための保安林は都が保全費用を毎年度予算化しているが、レクリエーション用の森林整備までは十分な予算配分ができない状態だ。 市民参加型の森林整備をめざす自治体の取り組みは、北海道下川町が町有林整備のための寄付を広く募ることを定めた「森林(もり)づくり寄付条例」を今年度から施行。和歌山県も県立森林公園で整備ボランティア制度を導入している。

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