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2005/08/04

シルクロードの遺跡、9割が深刻な被害 砂漠化などで

中国北西部のシルクロードに点在する石窟(せっくつ)や土の建造物など約1200カ所の遺跡の約9割が、砂漠化や雨水の浸食などで深刻な被害を受けていることが、中国・甘粛省(かんしゅくしょう)の敦煌(とんこう)研究院の調べで分かった。原形をとどめていない遺跡が多く、石窟内の壁画や塑像などの破壊も目立つという。

同研究院や国営新華社通信によると、陝西省(せんせいしょう)から甘粛省、新疆(しんきょう)ウイグル自治区につながるシルクロード沿いには、国が指定した文化財が100カ所余りある。仏教美術の宝庫として知られる敦煌の莫高窟(ばっこうくつ)や万里の長城などの遺跡が多い。莫高窟などは保存措置が講じられているが、万里の長城の一部や古代の都市遺跡、石窟寺などでは城壁や土壁が崩れて原形をとどめておらず「土の固まりとなった部分が多い」という。

主な原因は、長期にわたる砂漠化による風化、雨水の浸食など。

深刻な被害が認められなかった1割の遺跡も、破壊が進む可能性は高いとみられている。同研究院は、甘粛省と新疆ウイグル自治区内で修復可能な100カ所余りの遺跡の被害の実態を調べ、修復する方針。約11億円を投じた国家プロジェクトとして、今年から同自治区内で大がかりな修復作業が始まっている。

同研究院の李最雄(リー・ツォイシュン)副院長は「9割の遺跡は姿が一変し、修復できない状態。残り1割の遺跡も早急な対策が必要だ」と話している。

(朝日 8/3)

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