« 水は答えを知っている―その結晶にこめられたメッセージ | トップページ | 中国で「反腐敗教育」開始 小、中、高などで来学期から »

2005/08/20

四国の早明浦ダム、生活貯水ゼロに・発電用を緊急放流

四国の吉野川上流にある早明浦ダム(高知県)は19日、深刻な水不足で生活用の貯水(利水)がゼロになった。四国地方整備局は同日午後8時、底に残る発電用の水の緊急放流を開始。同ダム依存度が高い香川、徳島両県はこの放流で水道水を確保することになる。

1カ月はしのげる計算だが、香川の5市13町は水道の水を出にくくする減圧給水を実施し、徳島は吉野川を水源とする4市8町に10%の節水を要望。市民や自治体は過去の経験を生かし、節水に努力しながら本格的な降雨を待っている。

早明浦ダムの利水貯水率ゼロは、大渇水といわれた1994年7月以来2度目。このときの緊急放流は台風のため1日ですんだが、1日19時間の断水が1カ月続いた高松市を中心に、市民は水不足に苦しんだ。

高松市水道局によると、94年の同市の水使用量は1日当たり約14万5000トンだった。しかし節水策をすすめ現在は約11万3000トン。地下水の利用を増やし、水道の早明浦ダム依存率は65%から50%に下がった。

小西利男水道局経営企画課長は「節水タイプのトイレや洗濯機も普及した。コスト削減で水源を地下水に替えた大口需要者もあり、必要量がかなり減った」と指摘する。

市民の自主対策も。高松市のうどん店経営、松下守さん(59)は食器を洗う水を減らすため紙の皿にし、3トンの貯水槽も購入した。「万一の断水に備え用意したが、貯水槽の水は使いたくない」

同市の歯科診療所は、井戸を掘った。事務長は「断水になっても使える自己水源が必要と思った。これでトイレの水も賄える」と話した。

〔共同〕

|

« 水は答えを知っている―その結晶にこめられたメッセージ | トップページ | 中国で「反腐敗教育」開始 小、中、高などで来学期から »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/84872/5550834

この記事へのトラックバック一覧です: 四国の早明浦ダム、生活貯水ゼロに・発電用を緊急放流:

« 水は答えを知っている―その結晶にこめられたメッセージ | トップページ | 中国で「反腐敗教育」開始 小、中、高などで来学期から »