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2005/08/11

わたしたちの暮らしに潜む化学物質が引き起こす「化学物質過敏症」

環境gooより

みなさんは、化学物質過敏症という病気をご存知ですか? 文字通り化学物質に反応して体調を崩してしまうという現代を象徴しているような病気です。そして、この病気は、わたしたちもいつ何時発症するかまったくわからないのです。はっきりとした原因はまだつかめていないようですが、わたしたちの暮らしに潜む化学物質がいろいろな形で影響していることは確かなようです。一般的に「化学物質過敏症」とは、特定の化学物質に大量にさらされた後、そのごく微量の化学物質が原因で発症するもので、症状は、疲労感、頭痛、めまいなどが初期症状と言われています。何となく調子悪いなーとお医者さんに行って診断を受けても、「自律神経失調症」とか「慢性疲労症候群」と言われ、薬剤を投与され、いくら服用しても一向におさまらないというケースも少なくないようです。こういう方は、薬をいくら飲んでも効果は望めません。自分の身のまわりのどの化学物質に反応しているかを知り、それを排除するしかないのです。

みなさんの中で、何か毎日けだるいのよねー、とか疲れがなかなかとれないとか、目の奥が痛い なんて人がいたら要チェックです。

化学物質過敏症は、シックハウスなど空気中のごく微量の化学物質に反応して症状が出る人(空気化学物質過敏症)、食べ物や飲み物の農薬や食品添加物に反応する人(食物化学物質過敏症)、また化学繊維や合成洗剤で洗った衣類、プラスチック、金属などに接触して反応する人(接触化学物質過敏症)などさまざまです。また、この範疇にははいらないかもしれませんが、電磁波過敏症も各種電気製品による電磁波の影響で、同じような症状を引き起こす場合もあります。臨床環境医の三好基晴先生は、化学物質過敏症は、空気系、食物系、接触系の3つが存在し、お互いに影響しあっているとの仮説をたてておられます。化学物質が注がれる体内中のカップが、空気センサーと食物センサーと接触センサーと3つあり、それぞれのカップが大きくなったり小さくなったりし、そして3つのカップが互いにパイプでつながっていると考えられています。たとえ現在空気化学物質過敏症で、ほかの要素では異常がなくとも、図のようにつながっていていずれは、食物系、接触系でも反応する可能性があるという訳です。

わたしたちナチュラル・ハーモニーにおいても化学物質過敏症のお客様が数多くいらっしゃいます。多くの方は食物化学物質過敏症の方が多く、品物をよく吟味されて購入されています。なぜなら、その食物に化学物質が含まれているかいないかがわからないでとあとで大変なことになるからです。実際に「体がしびれて動けなくなった」とか「発疹が出る」、「嘔吐がとまらない」などの話しはよく耳にします。前回、「有機」は無農薬、無添加とは限らないことを述べましたが、彼らのためにもきちんとした情報公開をしなければなりません。牛糞や豚プンなどの有機肥料にも、飼育過程に施された抗生物質やホルモン剤などが残っていますしね。現在わたしたちは、これら化学物質を限りなく除去した野菜や米の普及に努めています。これらの作物は「無肥料自然栽培」という肥料、農薬を一切使用しないで作られています。肥料も使わないので糞尿に残る化学物質さえシャットアウトできます。(詳しくはhttp://www.naturalharmony.co.jp/trustで)

最近、化学物質過敏症の方やアレルギーのかたで、○○は食べられない、という人が「自然栽培のものなら口にすることが出来た」という話をよく聞きます。これは、○○それ自体が悪かったのではなく、それに関わる化学物質に反応していたということがわかります。

彼らは、単に病気で食べられないのではない。彼らにただ問題があるのではなく、食べ物のほうに問題があることを指し示すいい例ではないでしょうか。彼らこそ、本来の食べ物を見極められるセンサー的存在なのかもしれません。

「身の回りの化学物質にも気を払う」、ナチュラルライフにとって欠かせないことだと思います。

参考文献 三好基晴著「病気の迷信」花書院(ナチュラルハーモニーで販売中)
図版出典:三好基晴著「病気の迷信」(花書院)

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