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2005/09/23

海面水温の上昇が原因? 強暴化するハリケーン

米南部テキサス州に今週末上陸が予想される超大型ハリケーン「リタ」は、22日も最強の勢力「カテゴリー5」を保っている。「カトリーナ」に続き、最強レベルのハリケーンが1カ月間に2度も米本土の直撃コースをとるのは、異常事態といえる。ハリケーンや台風などが「強暴化」しているという研究成果が今夏に相次いで発表され、米海洋大気局(NOAA)も「今年は例年の2~3倍の数の大型ハリケーンが発生する」と警告していた。

米国立ハリケーンセンターによると、カテゴリー5の勢力を保って米本土に上陸したハリケーンは、1900年以降、35年、69年、92年の3例しかなく、35年には400人以上の犠牲者が出ている。

ハリケーンは中心気圧や風速などで五つの勢力に分類されるが、米ジョージア工科大のピーター・ウェブスター教授らは16日発行の米科学誌サイエンスで「カテゴリー4~5の最強レベルに発達する割合は、過去30年間に1.5倍以上に高まった」と報告した。

北大西洋で発生するハリケーンが最強レベルに発達する割合は、75~89年は20%だったのが、90~04年は25%に上昇。西太平洋の台風は顕著で、この間、最強レベルの割合は25%から41%に高まった。

米マサチューセッツ工科大のケリー・エマニュエル教授も先月、「過去30年間で、ハリケーンと台風が1年間に放出するパワーは倍増した。今後、ハリケーンなどによる被害が増えるだろう」と英科学誌ネイチャーに発表していた。

日本では昨年、史上最多の10個の台風が上陸し、集中豪雨も含めて死者と行方不明者は計200人を超えた。今年も今月上旬の台風14号で29人の死者・行方不明者が出るなど、被害が目立っている。

「強暴化」の大きな要因は海面水温の上昇だ。ウェブスター教授らによると、北大西洋の夏の平均海面水温は過去35年間で約0.5度上昇した。NOAAも先月初め、ハリケーン発生海域の7月末の水温が例年より0.5~2度ほど高いことなどから、カテゴリー3以上のハリケーンが例年の2~3倍発生するとして「ハリケーンに弱い地域の住民と政府関係者は、準備が不可欠だ」と警告していた。

海面水温の上昇が、地球温暖化の影響かどうかについては、見方が分かれている。ウェブスター教授らは「判断するには、さらに長期的な観測が必要だ」と慎重だ。

(朝日 9/23)

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