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2005/10/02

「環境にやさしいホテル」へ 業界に省エネの動き

バンクーバー(CNN) ベッドのシーツを毎晩取り換える家庭はめったにないが、ホテルではそれが当たり前。洗濯の量を考えれば、環境への影響は決して小さくないはずだ。地球温暖化への対応が叫ばれるなか、従来ぜいたくなサービスを競ってきたホテル業界でも、省エネの動きが目立ち始めた。

ホテルではシーツ以外にも、大量の洗濯物やごみが出る。英国を拠点に樹木の植栽運動を進める「ツリーズ・フォー・シティーズ」のトップ、グラハム・シモンズ氏によると、米国内のホテルが1年間に消費するエネルギーは40億ドル(約4520億円)相当。われわれがホテルに一泊することで排出される二酸化炭素は8キロに上るという。

こうした現状を改善しようと、独自の省エネ努力に取り組むホテルが増えている。バンクーバーのホテル「パシフィック・パリセーズ」では、シーツ交換を希望者だけに限定。枕の上にカードを置いておけば取り換えてもらえる方式を採っている。室内の電球は省エネタイプに切り替え、従業員もリサイクルを忘れない。総支配人のリンダ・チン氏は、「宿泊客には裏側の努力が見えない。環境を大切にしているという理由だけで、当ホテルを選んでもらえることはないかもしれない。それでもスタッフ、経営陣ともに情熱を持って、省エネに取り組んでいる」と語る。同市内では、大手ホテル「フェアモント」も環境問題に強い関心を示し、空調やテレビ、コンピューターの節電に努めている。

もちろん、省エネによってホテル側はコスト削減という経済的効果を得ることができる。業界団体の研究によると、ホテルのエネルギー料金は省エネ努力で10-40%減らすことができる。また、ごみの量は25%、水道代も20%は抑えられるはずだという。

ホテルにかかわるエネルギー消費は、宿泊中だけにとどまらない。送迎の車からの排気ガスなども計算に入れる必要がある。シモンズ氏によると、ビジネスマンが5泊の出張で排出することになる二酸化炭素の総量は最大2トン。これをインドの農村部に住む人の生活に換算すると、3人が1年間かけて排出する量と同じだという。シモンズ氏は「環境のためには旅行を控え、仕事上の用事はテレビ会議で済ませるのが一番だ」と話している。

(CNN 10/2) 

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