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2005/11/15

金融CSRの対極にある悪質金融業者

◆外為証拠金取引:取扱業者倒産が過去最高 投資家の損失に
 
少額のお金でも手軽に取引できるため、個人投資家の人気が高まっている「外国為替証拠金取引」の取扱業者の倒産が、今年1~10月までで20件と過去最高に達したことが15日、帝国データバンクのまとめで分かった。今年7月の改正金融先物取引法施行で、取扱業者は金融庁への登録が必要になったほか、一定以上の自己資本を義務付けられたため、条件を満たさない業者の破たんが相次いだ模様。破たん処理の方法もほとんどが再建型でない清算型で、負債総額計約300億円のほとんどが、個人を中心にした投資家の損失になったようだ。

外為証拠金取引の取扱業者が倒産した場合、多くは破産、特別清算など清算型の破たん処理となる。事業が引き継がれないことから、業者の損失の多くが投資家に降りかかるケースが多い。個人投資家が証拠金をはるかに超える損失をかぶってしまうことになる。

また、こうした新興の金融業者では、顧客からの預かり資金を決められた通り投資目的に使わず、着服したり他の目的に流用する悪質なケースも少なくないという。

負債総額が最大だったのは04年3月に破たんしたフォレックスジャパン(那覇市)の150億円。今年に入ってからも、▽グランリッツ(東京都中央区)50億円▽K2Financial(東京都江東区)42億円▽WORLD SCOPE(大阪市中央区)38億円--など、大型倒産が目立った。特に、今年7月以降は19社が破たんし、規制強化の影響をうかがわせた。

外為証拠金取引業界の現状について、帝国データバンクは「金融取引は一度信用を失うと回復に時間がかかる。清算型の破たん処理により投資家が大きな損失をこうむることで業界イメージが悪化、顧客離れにつながり、市場育成に悪影響を及ぼす可能性がある」と分析している。【宮島寛】

◇外為証拠金取引 98年の改正外為法に伴い登場。投資家は証拠金を預ければ、その数十倍の外貨の売買ができる。為替変動や金利差で利益や損失が出る。少額の手持ち資金でも投資できる高リスク、高リターンの金融商品として、市場規模は急速に拡大している。

(毎日 11/15)

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