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2005/12/23

中国カドミウム汚染、住民知らずに川の水飲む

中国広東省を流れる北江に猛毒のカドミウムを含んだ工場廃水が流入した問題で、香港紙「太陽報」は22日、流域の村の水道供給がストップした後、当局が理由を説明しなかったため、住民が川の水を飲用水にあてていたと報じた。

住民からは、健康被害への懸念と、相次ぐ情報隠しへの批判の声が上がっているという。

同紙によると、韶関市の北江で15日、「環境基準の約10倍」(中国側報道)のカドミウムが検出されたのを受け、16日、下流の英徳市近郊の村で給水が停止された。だが、当局からは何の説明もなかった。水道が止まってから川水をくんでいた住民は、21日の新聞報道で、汚染の事実を初めて知ったという。

11月に東北地方で松花江が汚染された際も問題になった当局の情報隠ぺいが、繰り返されたことになる。

今回の汚染は、韶関の金属精錬工場の点検、修理中に起きたとされ、環境当局は18日、同工場の廃水排出を禁止した。この工場は、中国当局に、環境保護における先進的な組織として認定されていたという。

一方、共産党広東省委員会機関紙「南方日報」によると、同省政府は21日、下流に位置する広州、仏山両市に対し、飲料水の確保など緊急対策を講じるよう指示した。新華社通信は、ダムからの大量放水などでカドミウム濃度は低下していると伝えた。

多くの日系企業が進出している広州、仏山には約4000人の在留邦人がおり、在広州日本総領事館も情報収集に当たっている。

カドミウムは、人間の体内に蓄積されると、腎障害を起こす。日本の公害病第一号となったイタイイタイ病の原因物質とされる。

(読売 12/22)

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