老人駆除 Anti-Elders War
誰も語らない「少子高齢社会」の本質
出版 : 光文社
サイズ : B6判 / 231p
ISBN : 4-334-93375-0
発行年月 : 2006.3
<内容説明>
日本の高齢化率は20%を超え、その一方で少子化はどんどん進行している。この超高齢社会を支えるには、これまでの発想を大転換し、制度を大胆に変えていくことが必要なのだ…。よりよい少子高齢社会を迎えるための提言。
<著者紹介>
〈竹本善次〉1957年熊本県生まれ。早稲田大学大学院社会科学研究科修了。福祉・社会保障総合研究所代表、NPO法人・公共政策総合研究所常務理事、松蔭大学講師。著書に「年金はどう変わるか」など。
<本文より> 第6章 P.196~
20世紀型福祉国家は、個人の国家への依存体質を生み出した。国民は国家の「お客さま」。国民は国に単に要求していれば良い、という風潮が蔓延してきた。そのタカリの中心はジジババ世代だ。そして団塊の世代もそれに続く。
ジジババ世代は、自分たちは戦争に行ったから、それぐらいいいだろうと言う。団塊の世代もこの国の繁栄を作ったのは自分たちだから、当然の権利だとも言う。
だが、年金の世代はわかっていないのだ。彼らが構築したという日本の豊かさは、現役世代の借金で作ったものだということを。そして今や年金世代こそが、日本を崩壊に導いているということを。この世代は、日本という国家の土台を食い荒らすシロアリだ。あるいはガン細胞だといってもいい。国家がつぶれようというときに、シロアリやガン細胞を生かしておく必要がどこにあるというのか?
もはや甘えるだけの年金世代は駆除するしかない。作家の深沢七郎は、姥捨て山伝説を「楢山節考」を昇華させた。
《村では、昔は年寄りを裏山に棄てたものだった。或る時、老婆を棄てたところが這って帰ってきてしまったのである。その家の者たちは、「這ってきた、這ってきた、蟹のようだ」と騒いで戸をぴったりと閉めて中へ入れなかったのである》
気の毒だとは思うが、21世紀は年金世代に「戸を開いてやる」理由などない。
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