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2006/04/30

金と煙と沈み行く島

NHKスペシャル「同時3点ドキュメント・CO2・空気をめぐる攻防」を観た。

観終わって思ったのは、人間の飽くなき欲望が生み出す結果、この文明が突き進む果てには、大量の環境難民を生み出すカタストロフィとその延長線上にある「限りなく滅亡に近い状況」しかしかないのではないかということ。

先日の地球大学では、現代の文明を生き延びさせるためにはCO2排出量を70%~80%も減らさなければならないという処方箋が述べられていたが、どう考えても手遅れになる前にそれが実現できるとは思えない。地球シミュレータによる2100年までの予測ですら衝撃的であるが、おそらく地球環境の激変のスピードはもっと早く加速度的に進み、危機的な状況は世界各地で起こるだろう。大多数の人間はその過酷な環境変化に適応することができない。

奢れる者は久しからず。滅びるべき者は滅びるしかないのかもしれない。

http://www.nhk.or.jp/special/onair/060430.html

地球を包むひとつの大気。今、世界がその大気をめぐって、まったく異なる立場から利害の綱引きを繰り広げている。

地球温暖化の影響で、世界で初めて消滅すると危惧されている南太平洋の島、ツバル。2月下旬の大潮で、島は史上最大の浸水に襲われた。首都ではいたるところから海水が噴き出し、多くの家が床上浸水した。国が沈むという危機に直面するツバルは、最大の温暖化ガス排出国、アメリカを強く非難し続けてきた。

そのアメリカは、温暖化ガスを規制する京都議定書から脱退しながらも、ガスを排出する権利を売買し、巨額の富を手にしている。ニューヨークのある巨大ブローカーは、650億円の資金をもとに、世界中の温暖化ガスを出す権利を買いあさり、EUや日本の企業に売りつけている。

一方、中国屈指の大工場地帯・重慶では、発展を求めて、温暖化ガスが次々と排出されている。労働者たちは、温暖化防止よりも豊かさを求める権利を主張する。

地球温暖化に直面するツバル。豊かさを求めガスの排出を続ける中国。そして「儲け」という市場原理がなければ温暖化は阻止できないとするアメリカ。ツバルが浸水の危機にさらされた2月21日から3月1日までの9日間の3地点の同時進行の記録である。

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