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2006/07/23

針葉樹林火災 地球温暖化加速

森林火災が頻発している北極域の針葉樹林(タイガ)帯で、焼け跡の大規模調査に北海道大などの研究チームが25日から乗り出す。宇宙航空研究開発機構の地球観測衛星「だいち」と、朝日新聞社機「あすか」も参加し、米国アラスカ・フェアバンクスを拠点に「陸・空・宇宙」の三つの視点から観測する。

北大チームに研究を委託する宇宙機構は、衛星「だいち」の3種類のレーダーやセンサーで火災跡地のデータを集める。北大と環境をテーマに提携している朝日新聞社は「あすか」を派遣し、木の種類や本数がほぼ判別できる高度から航空写真を撮影する。

シベリア、アラスカなど北極域の針葉樹林帯では毎年1000万ヘクタール前後の森林が焼け、世界の焼失量の6割程度を占める。雷などの自然現象のほか、たき火など人間の行為も原因になっている。

北極域は、植物の再生が遅い。森林は二酸化炭素の吸収源になっているが、火災がどんな影響を及ぼしているかはっきりせず、その解明は地球の温暖化予測にも大きく影響する

今回は、衛星観測で火災の前後の変化をどの程度正確に把握できるか、航空写真と地上での観測と併せて調べる。衛星による地球規模の観測を進める第一歩になる。

このほか、火災の早期探知と延焼予測、消火活動への連絡システムの開発も目指す。また、火災が永久凍土の融解にどう影響しているかも調べる。

(朝日 7/23)

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