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2006/08/21

気候変動、適応しなければ破産

老舗の保険会社ロイズが「気候変動、適応しなければ破産」と題したレポートを発表し、保険業者は今まさに、温室効果ガスや海面上昇など、出現してきた脅威によるリスクを理解し、積極的にマネジメントしなければならない、と警鐘を鳴らしている。

同社の取締役Rolf Tolleは、「気候変動は地球にとって破局的脅威だと国連が認識して以来ほぼ10年がたつが、保険業界が十分真剣に破局的傾向を受けとめなかったことは明らかだ。我々は業界として、この新しいリスクを理解しマネジメントするべく協働し、我々の行動を変えていかなくてはならない」と主張している。

7月19日に開催された北米ハリケーン会議では、ロイズ・アメリカ社長のWendy Bakerが「気候変動と企業責任」と題したスピーチを行い、ハリケーンに耐えられる屋根を設置するなど、リスクを軽減する保険契約者には保険料を安くすることで報いるべきである一方、湿地を干上がらせ、砂丘を破壊するなど、リスクの大きい行動をとる者にはペナルティを与えるべきであるという考えを示し、「もし我々が、母なる自然が我々に対して親切であるよう望むなら、我々も自然に対して、もっと親切になる必要がある」と述べた。

保険会社にとって、気候変動への対応は、遠い将来のための社会貢献の問題ではなく、今のビジネスにとって重要な問題である。他業界はまだ保険業界ほど切迫感がないかもしれないが、この警鐘を真摯に受け止め、早めに対応を考えることにより、手遅れにならず、新たな活路を見出せるのではないだろうか。

Lloyd's warns insurers to face the challenges of climate change

Climate change and corporate responsibility

(トーマツ環境ニュース)

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