ノーベル平和賞にバングラデシュ「グラミン銀行」とユヌス総裁
ノルウェーのノーベル賞委員会は13日、2006年のノーベル平和賞をバングラデシュの貧困層への金融支援を実施したグラミン銀行と同行のムハメド・ユヌス総裁の双方に授与すると発表した。バングラデシュでの貧困撲滅への努力を評した。
賞金は1000万スウェーデンクローナ(約1億6200万円)。授賞式は12月10日にオスロで開く。
委員会は授賞理由として「バングラデシュの貧困撲滅に貢献しただけでなく、世界に貧困金融のモデルを示した」と述べた。
グラミン銀行は1976年にユヌス氏が創設、貧困層に無担保で資金を貸し、自助努力を促すもので、女性を中心に500万人以上に貸し付けを実施した。
ユヌス氏は04年の第9回日経アジア賞を受賞している。
(日経 10/13)
◇ノーベル平和賞、ユヌス氏とグラミン銀行
ノルウェーのノーベル賞委員会は13日、2006年のノーベル平和賞を、貧困撲滅に尽くしたバングラデシュのムハマド・ユヌス氏(66)と、同氏が総裁を務めるグラミン銀行に授与すると発表した。
同委員会は授賞理由について「貧困からの脱却なくして恒久的な平和は実現しない」と述べ、貧困撲滅に務めた功績を評価した。
ユヌス氏は1983年、バングラデシュで貧困に苦しむ農村の女性らを対象に、無担保で少額の信用貸し付けを行う「マイクロ・クレジット(小口融資)」を行うグラミン銀行を創設、貧困層の経済的自立を促してきた。「無担保はリスクが大き過ぎる」との指摘もあったが、資金はほぼ完全に回収され、貧困層の生活改善に力を発揮、同銀行の手法は世界に広がった。
ユヌス氏は、バングラデシュの中流家庭に生まれ、米国に留学した経済学者。74年に全国を襲った飢餓に遭遇し、貧しい家庭を歩いて回った際、竹細工の製作で生計を立てていた女性グループに無担保、無利子で融資したことが喜ばれた。この経験をきっかけに83年、同銀行を創設してマイクロ・クレジットをスタートさせた。
(読売 10/13)
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