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2006/11/15

温暖化でアフリカ7千万人が浸水洪水被害 国連報告書

国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)事務局は5日、地球温暖化がアフリカに与える長期的な影響をまとめた報告書を発表した。アフリカの途上国のほとんどが、海面上昇や降雨量の減少などで大きな打撃を受けると予想されるにもかかわらず、気象観測施設などが不十分で、温暖化への対応が困難な状況にあると指摘している。

報告書によると、2100年までに温暖化で海面が15~95センチ上昇すると予測した場合、2080年代には、アフリカで最大7000万人が浸水や洪水などの影響を受ける。ナイジェリアの商都ラゴスや、エジプトの観光都市アレクサンドリアの一部が水没などの被害を受け、タンザニアでは約2000平方キロが水浸しになるという。

また、アフリカ経済の中心である農業も打撃を受ける。主要な穀物の生産高は今後、2080年代までに5%減少する。これは、アフリカ農業の95%以上が降雨に頼っているためで、温暖化による降雨量や降雨時期の変化が生産性を下げるとみられるという。

気候変動は、多様な植生にも影響。アフリカ原生の5000種以上の植物のうち、25~42%が2085年までに生息地を失い、絶滅するおそれがある、としている。

ところが、アフリカには世界気象監視用の観測所が1150カ所しかない。これは、世界気象機関が推奨する最低基準の8分の1だという。さらに、ほとんどの場合、気象データが紙に記録されていて各国で共有されにくく、世界的な気象予測に利用しづらい状態にある。

国連環境計画のシュタイナー事務局長は「アフリカへの支援策として、気象観測設備の改善は欠かせない」とコメント。6日にナイロビで始まった始まったUNFCCC締約国会議(COP12)での具体的な議論を促した。

(朝日 11/7)

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