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2007/05/02

「高温に強い作物」急務 温暖化で適地北上

「北海道以外でコメの不作が続き、ミカン産地は静岡ではなく福島に」-。農水省が50年後を予測した、地球温暖化による国内の農作物への影響だ。一部の地域では既に影響が出始めており、高温に強い品種の開発や作付け時期の変更などの対応を急いでいる。同省は7月に、まだ表れていない影響も含めた総合的な対策を取りまとめることにしている。

九州、北陸地方では近年、収穫したコメが白濁していたり亀裂が入っていたりするケースが報告されている。いずれも高温や日照過剰で起きる現象。ここ3年間のコメの作柄を示す作況指数は、全国平均以上と好調な北海道に対し、九州地方は大幅に平均を下回るなど、数値上の変化も表れている。

これらの産地では、高温に強い品種を開発し、普及に努めている。これまでに「にこまる」(九州沖縄農業研究センター)や、「ゆめみずほ」(石川県)、「てんたかく」(富山県)などが誕生した。

果物では、リンゴやミカン、ブドウの色付きが悪くなっている。鮮やかに発色するには、秋の十分な冷え込みが必要だからだ。

ハウス栽培のナシが、冬に温度が下がらないため春になっても花を付けない「眠り病」になる被害も見受けられる。対策としては、品種改良のほか、果樹の幹に傷を付けて低温の疑似状況にするなどの方法が取られている。

このほか、野菜や家畜の被害も一部で報告されている。農水省が7月にまとめる総合対策には、農作物対策に加え、水産業への影響と対策や、温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を減らすための森林対策も盛り込まれる見通しだ。

                   ◇

 【地球温暖化による2060年代予測】

 コメ    北海道で現状より13%増収

       東北以南では8~15%減収

 リンゴ   北海道の平野部が栽培適地に

       青森、長野の一部が適地外に

 温州ミカン 適地は新潟、関東、南東北と北上

       静岡、和歌山、南九州は適地外に

(注)2060年代に平均気温が3度上昇すると仮定した場合の農水省試算。

(FSB-i 5/1)

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