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2007/06/26

リコー 地球環境月間シンポジウム

今日は☆森のクマさん☆に誘っていただいたシンポジウムに行ってきた。非常に中身の濃い内容、講演者・パネラーの方々も多彩で学ぶことがとても多かった。

開会までの待ち時間に「リコーの森林生態系保全・ボルネオ編」が上映されていて、こういう活動もそれを知らしめて行く努力も大事なんだと思った。

日本科学未来館館長・毛利衛さんからの特別メッセージで印象に残ったのは、「NASAの科学者は衛星写真を見て『地球はもう助からない』と言ったけれども、終わりだと思ったら絶滅しかない。もうダメだと思うか、まだ間に合うと思うか。東京はきれいな東京湾を取り戻すことができた。(まだまだ、可能性は残っている)」という内容。

キーノートメッセージと全体討議のコーディネーターを担当された足立直樹さん(あだなお。さん)は相変わらずのマルチぶりというか、守備範囲の広さと知見の深さを実感させられる内容と捌きぶりだった。印象に残った言葉は「生物多様性は遺伝子のバリエーション、人間の営みすべてを支える、地球の生命維持システム」など。環境報告ガイドライン2007はぜひチェックしようと思う。人間が自然から得ている生態系サービスの価値が少なくとも3600兆円分になるというのもインパクトがあった。

住友林業の小林秋道さんの講演は、企業の中で多くの非協力的な方々を相手に粘り強く一歩一歩取り組みを進めて来られた様子がよく伝わってきた。自社の取り組みを「まだまだです」と謙虚に語っておられたが、前向きに継続されているということ自体が評価されるべきだと思う。

バード・ライフ・インターナショナルの市田則孝さんは絶妙の語りをされ何度も会場を爆笑させておられた。BLIの鳥類に関するデータの蓄積は他に類をみないほど貴重なもの。利益のためではなく、志を持って長年にわたり活動を継続する方々がいてこその成果である。

全体討議には、先述の方々に加えて、鹿島建設の山田順之さん、WWFジャパンの粟野美佳子さん、コンサベーションインターナショナルの日比保史さんが参加された。

鹿島建設の山田順之さんはゼネコンにおける取り組みを紹介されたが、企業人として現実に直面する組織内での壁についても率直に語られ、その中でいかにして活動を進めておられるかがよく伝わってきた。

小林さんも山田さんも同様に「消費者が生物多様性への取り組みを評価して、その分のコストを払うようになってくれることが必要」と言われていたが、これは企業サイドからすれば当然のことで、企業が消費者の行動によって成り立っている以上は、良くも悪くも消費者ニーズに大きく影響される。企業を変革するためには消費者の意識も変わらなければならない。

WWFジャパンの粟野美佳子さんは正論ではあるけれども過激な発言が多かった。威風堂々と弁舌をふるう姿にアメリカのヒラリー上院議員を連想してしまったのは私だけであろうか (^-^;

CIの日比保史さんはやや控え目な印象であるが、本音で語られていたのが面白く、野村総研やUNDPでの職を経ながら(儲からない)CIの仕事に移られていることから、高い志を持った環境活動家であることがわかる。

会場は満席というわけにはいかなかったが、結構、ディープな方々が集まられていたように思われた。こういう催しを継続して実施しているリコー社には敬意を表したい。

最後に運営で尽力された☆森のクマさん☆、お疲れ様でした。

☆日本科学未来館

☆レスポンスアビリティ

☆住友林業

☆バードライフインターナショナル

☆鹿島建設

☆WWFジャパン

☆コンサベーションインターナショナル

☆リコー

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