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2007/07/09

大気汚染物質:国境越え流入75%も

北半球の各地で観測される光化学スモッグの原因物質オゾンの30~75%は国外から流入しているとの中間報告案を、国連機関がまとめた。日本では最近、光化学スモッグの原因として中国からのオゾン流入が疑われており、大陸を越えた大気汚染が世界的に拡大していることを裏付けた。最終報告は09年だが、国際協力による対策が急務といえそうだ。

報告案は、04年に設置された国連の「大気汚染物質の半球規模輸送に関するタスクフォース」がまとめた。日本など約50カ国の研究者や政府関係者が参加し、数百件に及ぶ最新の科学的知見を集約、分析した。

報告案では、地上や航空機、人工衛星の観測から、オゾンやエアロゾル(大気浮遊粒子)などの大気汚染物質は北半球を一周している証拠があると指摘。欧州、北米、アジアの3地域でのオゾンの地表付近の平均濃度は20~40ppb(1ppbは10億分の1)だが、汚染物質の排出地点と観測地点の濃度や大気の流れなどをシミュレートし、このうちの最大5ppbが各地域から運ばれてきたと分析した。また、春には東アジアから米西海岸に最大10ppb運ばれることがあるなど、各地の観測値の30~75%が流入分と推定した。

一方、エアロゾルでは、硫黄酸化物の30~60%、すすの17~32%が他国から流入したと試算している。

分析した秋元肇・海洋研究開発機構プログラムディレクター(大気化学)は「先進国は中国からの流入を懸念しているが、逆に欧米からも中国に流入している。自国だけの対策では不十分。各国の環境基準(日本は60ppb)の達成には、国際的な技術協力が重要になる」と提言する。また、谷本浩志・米ハーバード大研究員(同)は「オゾンやすすは温室効果ガスであり、温暖化防止の点でも排出減が必要だ」と指摘する。

(毎日 7/9)

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