« FTSE4Good 温暖化対策を評価基準の1つに | トップページ | 政投銀、CO2削減公約で金利優遇・ヤンマーに融資 »

2007/09/19

中国公害:重金属汚染の涼橋村 村民の死因、8割はがん

命を拒む赤茶けた土と水が、やせた農村を覆っていた。中国広東省の北部にある人口320人の涼橋村。かつて豊かな恵みをもたらした母なる川は、重金属を含む汚泥を運び込む死の川に変わった。中国全土で20あるとも50あるとも言われる「がんの村」。ここもその一つだ。北京五輪が1年後に迫った8月、急激な経済発展の陰でうめく「沈黙の大地」を訪ねた。

人口1000万人の省都・広州市から約160キロ。車で3時間ほど走った山あいに村はあった。

「魚が何匹いたかって? 数えきれないほど、たくさんいたんだ」

中国共産党の同村支部書記、何保芬さん(44)がまくしたてた。足元のひび割れた土の下には、かつて深さ1メートルほどの養殖池があったという。

赤茶色の正体は、約30年前から操業している上流の鉱山から流れ出す排水や汚泥だ。色の原因になっている鉄分だけでなく、カドミウムや鉛、亜鉛などが含まれ、生き物がすめないほどの強酸性だ。それが大雨の度に養殖池や田畑に流れ込む。

この20年ほどの間に亡くなった村人の約8割はがんが死因だったという。下流域も似た状況だ。だが、本格的な疫学調査は行われておらず、汚染との因果関係は今も確認されていない。中国政府は環境重視の政策を打ち出し始めているが、この村に具体的な救済策は見えないままだ。

「日本の新聞が取材に来たのは初めて。この村で起きていることを多くの人に知らせて」。案内してくれた女性が訴えた。私が見た被害は、ほんの一部にすぎなかった。

(毎日 9/19)

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆「環境と金融」HP開設6周年を迎えて

★いい情報に出会えたと思われた方は、Click me!人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

|

« FTSE4Good 温暖化対策を評価基準の1つに | トップページ | 政投銀、CO2削減公約で金利優遇・ヤンマーに融資 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/84872/16505855

この記事へのトラックバック一覧です: 中国公害:重金属汚染の涼橋村 村民の死因、8割はがん:

« FTSE4Good 温暖化対策を評価基準の1つに | トップページ | 政投銀、CO2削減公約で金利優遇・ヤンマーに融資 »