原油流出の被害広がる――韓国、除去に2カ月以上
韓国忠清南道沖の黄海でのタンカー原油流出事故は10日までに、同道泰安半島沿岸のアワビやカキの養殖場のほか、観光名所の海水浴場に大量の原油が漂着、被害が広がっている。原油の除去作業だけでも2カ月以上かかるとみられ、海鳥などへの被害も深刻だ。
韓国メディアによると、泰安郡の養殖場の被害は全体の約6割に当たる約3500ヘクタールに上る見通し。姜武賢海洋水産相は9日、大量の流出原油が沿岸部の海底に沈殿、海洋生物や生態系に大きな被害が出ていると指摘、「仮に一部生き残ってもしばらくは(商品としての)流通は不可能だ」と語った。
軍や行政機関、地元住民らが人海戦術で原油の除去作業に当たっているが、人手や資材不足のため手付かずの地域もある。
今回の事故は7日、香港籍タンカーと浮きドックが衝突、推定で約1万500キロリットルの原油が流出。韓国の近海では過去最悪の汚染事故となった。
[Ecolomy 12/10]
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