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2007/12/12

エコブームで注目される「大豆エネルギー」の暗黒面

パラグアイの東部はかつて豊かな密林で覆われていた。だがいまでは森は姿を消し、貧しい農民たちは土地を追い出された。代わりに出現したのが、広大な大豆畑だ。
 
近年、家畜用のエサやバイオ燃料として需要が世界的に高まり、大豆の生産が急激に拡大している。大豆からとれる燃料は、トウモロコシなどを原料とするエタノールよりも燃料効率に優れ、環境にも良いとされる。1999年に4400万エーカー(約18万K㎡)あった南米の大豆畑は、04年には9400万エーカーにまで拡大した。
 
穀物メジャー、カーギルのCEOによると、バイオディーゼル産業はいままさに「ゴールドラッシュ」。大手金融機関や開発銀行は大手化学・穀物メーカーに多額の資金を融資し、ま ス世界貿易機関(WTO)は関係業者に対して補助金の交付や免税措置などを実施している。
 
だが大豆畑のCO2吸収率は、通常の森林の2分の1しかなく、本当に環境にやさしいと言えるかどうかはきわめて疑問だ。
 
また大量の殺虫剤などの使用により、この地に暮らしていた人々のあいだで頭痛や吐き気などの症状が発生し、家畜への被害も出ている。土地を追い出された農民は苦悩を訴える。

「自分で一から育てた畑を手放したくなんかなかった。はじめて気に入った土地を見つけたのに……」
 
企業による脅迫まがいの嫌がらせなどもあって、かつて数千の農家が住んでいたこの場所にいまでは30家族しか残っていない。

(Courrier Japon)

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