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2008/02/14

「王様」ペンギン、温暖化で減少の恐れ 仏研究チーム

地球温暖化がこのまま進めば、コウテイペンギンに次いで2番目に大きいキングペンギンも南極周辺では絶滅する恐れがある、とする研究成果をフランスなどのチームが米科学アカデミー紀要電子版に発表した。水温上昇の影響でエサの魚などが減りそうなためだ。

キングペンギンはオウサマペンギンとも呼ばれ、背の高さは約90センチ、体重は15キロ前後になる。世界自然保護連合によれば、世界の生息数は推定約200万羽で、これまでのところ絶滅の恐れは低いとされてきた。

だが、チームが世界のキングペンギンの3分の2がすむとされるインド洋の仏領クローゼ諸島で約500羽に小型の電子機器を皮下に埋めて追跡調査したところ、冬場に海面温度が高くなってプランクトンの発生が減ると、それを食べる魚も減り、さらに魚をエサとするペンギンにも影響することがわかった。繁殖率の低下もあり、0.26度の海水温上昇で、成鳥の数が9%減る可能性があるとの計算になった。

国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、平均気温は当面10年で0.2度程度の上昇を予測しており、海水温上昇もこれに準じると考えられている。研究チームは「南極周辺のキングペンギンにとっては大きな脅威になるだろう」としている。

IPCCは1.5~2.5度の気温上昇で20~30%の種が、3.5度以上の気温上昇で40~70%の種が絶滅する恐れがあり、生物多様性が脅かされると予測している。

(朝日 2/14)

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