« 民間エコ臨調が発足へ、環境版ダボス会議目指す | トップページ | 千葉銀、環境定期の0.1%を環境団体へ寄付 »

2008/02/29

輸入農畜産物:生産に水427億トン必要

日本に1年間に輸入される主要な農畜産物を生産するために必要な水の量は427億トンとの推計を、国立環境研究所と東京大が29日発表した。国内の河川や地下水からの年間取水量のほぼ半分に匹敵する。このうち7%は枯渇しやすい地下水の一種「化石水」を使っているとみられる。地下水の枯渇など水不足は各地で問題化しており、日本の食卓が海外の水資源に依存している実態が浮かんだ。

研究チームは、地球を100キロ四方の区域に区分し、降水量や蒸発量、河川やダムからの取水量、農畜産物の生産に必要な水の由来や量を計算できるモデルを開発。00年に輸入した5農産物(大麦、トウモロコシ、コメ、大豆、小麦)と3畜産物(牛肉、豚肉、鶏肉)を対象に分析した。

その結果、大豆は126億トン、トウモロコシは109億トン、牛肉は80億トンなど、8品目で計427億トンの水が生産に使われたことが判明。取水源は、雨水の325億トンが最も多く、かんがい水73億トン、化石水29億トンの順だった。

化石水は、地層の関係で雨水がしみ込んでいかない部分にある地下水。1000年単位でたまるため再生が難しい。米国の穀倉地帯の化石水も100年後にはなくなる恐れがある。

環境研の花崎直太研究員(水循環学)は「日本は水資源が豊かだと言われる。だが、枯渇が懸念される地下水にも依存して食料が輸入されている現実を知ってほしい」と話している。

毎日新聞 2008年2月29日

◇解説映像「地球温暖化シミュレーション 1950 - 2100」

◆World Wide 海面上昇シミュレーション(+14mまで可能)

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆「環境と金融」HP開設6周年を迎えて

★新しい気づきや考えるきっかけに出会えましたか?
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

|

« 民間エコ臨調が発足へ、環境版ダボス会議目指す | トップページ | 千葉銀、環境定期の0.1%を環境団体へ寄付 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/84872/40317013

この記事へのトラックバック一覧です: 輸入農畜産物:生産に水427億トン必要:

« 民間エコ臨調が発足へ、環境版ダボス会議目指す | トップページ | 千葉銀、環境定期の0.1%を環境団体へ寄付 »