渡り鳥500羽、有毒池にはまって死ぬ カナダ
アルバータ州フォートマクマレイ(AP) カナダ・アルバータ州にあるオイルサンド大手シンクルード・カナダの廃棄土砂沈殿池に、渡り鳥500羽あまりが飛来して有毒土砂にはまり、問題になっている。
渡り鳥は4月28日に飛来し、同社と州などが救出作業に当たっているが、有毒土砂に阻まれて作業ははかどっていない。同社広報は「多くは死んでしまうだろう」と話した。
アルバータ州のステルマック州知事は29日、なぜ騒音を発生させて水鳥が池に近づかないようにしなかったのかと怒りをあらわにした。
シンクルードの同日の発表によると、通常は鳥たちを池から追い払うため春から秋にかけて騒音発生装置を作動させるが、最近降った大雪が原因で装置の導入が遅れた。これほど大量の水鳥が飛来したのは過去30年で初めてだという。
州環境局長は、同社が鳥を追い払う装置を導入していなかったのであれば、最高で98万ドルの罰金支払いを命じると発表した。カナダの環境省も、違法行為がなかったかどうかを含めて直ちに調査を行うよう指示している。
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