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2008/07/15

ケニアのマータイ氏、「タナ川デルタ」のバイオ燃料用サトウキビ畑転用計画に警告

【7月14日 AFP】ケニアの環境活動家でノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイ(Wangari Maathai)氏は13日、AFPとのインタビューで、ケニア政府が支援するバイオ燃料計画について「ケニアは環境保護の失敗を、のちのち後悔することになるだろう」と警告した。

政府は希少な野生動物が多数生息するタナ川デルタ(Tana River Delta)をバイオ燃料用サトウキビ畑に転用するプロジェクト「Tana Integrated Sugar Project」を今月1日に承認したが、沿岸都市マリンディ(Malindi)の裁判所は11日、環境保護活動家や地元住民が司法審査を行えるよう、プロジェクトの一時停止を命令した。

240億シリング(約400億円)が投入されるこのプロジェクトは、タナ川デルタの2万ヘクタールでサトウキビを栽培し、年間34メガワットの発電とエタノール2300万リットルの生産を目指すものだが、英国鳥類保護協会(Royal Society for the Protection of Birds)と自然保護団体ネイチャー・ケニア(Nature Kenya)は、「壊れやすいデルタの生態系を破壊する」と反対している。牧草地と農地が失われることによる甚大な影響も指摘されている。

マータイ氏は、「この国は環境問題を深刻に受け止めてこなかったので、われわれの子孫は重大な危機に直面することになるだろう。ケニア人は20-30年後に、政府による環境破壊を阻止できなかったことを後悔することになるはずだ」と語った。

また、環境を破壊するプロジェクトに反対するのは地元の住民次第だと強調している。「バイオ燃料や砂糖が必要だからと言って、環境を破壊するのは正しいことではありません」

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