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2008/07/06

湿地帯干上がる…豪南部・ラムサール条約登録マレー川河口

ラムサール条約に登録された豪州有数の湿地帯が、「存亡の危機」に追い込まれている。

最近数年間の干ばつに加え、過剰なかんがいなどの影響で水位が低下、渡り鳥の数は激減した。

気候変動や食料問題が課題になる北海道洞爺湖サミットを直前に控えた2日、湿地の惨状を見た。

豪州南部アデレードから約100キロ・メートル南のマレー川河口。琵琶湖の2倍強に相当する面積約1400平方キロの湿地帯は、ペリカンやコクチョウなど約100種類の野鳥の楽園として知られた。

だが、今年に入り、水位が海面の高さより低下。海抜マイナス50センチとなり、湿地全体の5分の1が干上がった。ひび割れた湖底はあらわになり、無数の貝の死骸(しがい)が転がっていた。

河口では、潮の満ち引きにあわせて海水が逆流。5か所に河口ぜきが設けられているが、一部は海水の流入を防ぎきれず、湿地帯側に漏れ出していた。

かつての湿地からは卵が腐ったようなにおいが立ちこめ、黒色や茶色のゼリー状の物質でよどんでいた。泥に含まれていたアルミニウムや鉄の化合物が酸化したためだ。渡り鳥の数は数万羽減ったという。

湿地帯を瀕死(ひんし)の状態に追いやったのは、深刻な干ばつに加え、小麦などの栽培用にかんがい用水を過剰に利用してきたことに原因がある。

南オーストラリア州政府のマレー川環境管理官、ジュディー・グッド氏は、旧ソ連時代、過剰なかんがい事業で湖沼が消滅した中央アジアの例を挙げ、「マレー川の流入量が回復しなければ、湿地帯の生物多様性は失われてしまう。このままでは『第2のアラル海』になる」と話した。

(読売 7/4)

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