« ホントに切り札? 温暖化ガス、国内で地中貯留 | トップページ | 北極海北西部の海氷、最速ペースで減少 »

2008/08/19

バイオ燃料植物はびこる 生態系への悪影響に懸念

世界各地で進むバイオ燃料の開発のために、本来の生息地以外の場所に原料となる植物が移植され、既に一部で森林破壊など生態系に悪影響をもたらしているとの報告書を、国際的な科学者の組織の研究グループが19日までにまとめた。

急速に進むバイオ燃料開発によって、外来種植物の拡大が人為的に加速されることに、グループは「安易に導入する前に生態系への影響をきちんと評価し、できる限り在来種の利用を検討するべきだ」と警告している。

報告書をまとめた世界侵入種プログラム(GISP、ケニア)によると、各国で「侵入(外来)種」としてリストアップされたバイオ燃料関連植物は既に30種を超え、中にはブラジルなど各地で栽培されているアフリカ産のアブラヤシのように森林破壊につながっている例もある。

研究グループは、各国で確認されている外来侵入植物のデータベースと、バイオ燃料の原料として利用されたり、利用が提案されたりしている植物のリストを付き合わせるなどして関連を調査。

本来の生息地以外での自生が確認されているバイオ燃料関連植物が32種、その恐れがある種も2種あることが分かった。日本で確認されている外来種でアブラナ科のナガミノアマナズナなどもバイオ燃料の原料として注目されている。

西アジア原産のダンチクというイネ科の植物も既に米国やメキシコ、欧州などに侵入しているが、バイオ燃料としての利用研究も進んでいる。燃えやすい性質があって米カリフォルニア州で山火事の危険を高めると懸念されているほか、成長時に大量の水を消費するため、南アフリカでは水不足を悪化させることも心配されているという。

GISPは「これらの植物のバイオ燃料としての利用が進めば、各国で外来種問題を深刻化させる危険性が高い」としている。

(共同 8/19)

☆カテゴリー「地球環境問題・温暖化」

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆「環境と金融」HP開設6周年を迎えて

★いい情報に出会えたと思われた方は、Click me!人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

|

« ホントに切り札? 温暖化ガス、国内で地中貯留 | トップページ | 北極海北西部の海氷、最速ペースで減少 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/84872/42217200

この記事へのトラックバック一覧です: バイオ燃料植物はびこる 生態系への悪影響に懸念:

« ホントに切り札? 温暖化ガス、国内で地中貯留 | トップページ | 北極海北西部の海氷、最速ペースで減少 »