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2008/08/08

リンゴ:温暖化で産地異変…青森、長野の「すみ分け」崩壊

地球温暖化が、国内のリンゴの勢力地図に異変を起こしている。日本一の生産量を誇る青森県産リンゴが、気温上昇などで熟度が増して出荷時期が早まり、年末を主な市場にしてきた生産量2位の長野県との「すみ分け」が崩れ始めたのだ。両県は、競合を避けるため新たな品種の投入を検討している。

リンゴの06年産生産量は、青森が44万1500トン、長野は17万7700トンで、両県で全国の74.4%を占める。青森の主力品種「ふじ」は、果肉が硬くて貯蔵に適しており、春先以降の市場を独占してきた。一方、長野の主力も同じ「ふじ」だが、主要産地の平均気温が青森より1.71度高く、成熟が早いことを利用して、ほとんどを11~12月の年末に販売。両者で大まかなすみ分けをすることで、ともに値崩れを防いできた。

ところが、青森県弘前市の平均気温は78~87年が9.55度だったのに対し、98~07年は10.52度に上昇。リンゴに袋掛けをする農家の減少などもあって「ふじ」の熟度が増した。その結果、12月の市場単価は長野産を上回るようになった。

長野県園芸畜産課は「『牙城』にだいぶ入ってこられている。早く収穫でき、単価も高い品種に切り替える必要がある」と危機感を募らせ、品種として「シナノゴールド」「シナノスイート」などへの移行を検討している。

半面、青森のリンゴは日持ちしにくくなり、独り勝ちしていた春先以降の出荷量が落ち込むことも危惧(きぐ)されている。このため、県は翌年の6月末ごろまで貯蔵できる新品種「あおり21」を開発し、「ふじ」の一部を徐々に切り替えようとしている。

青森県は「温暖化は100年のスパンの動きだが、リンゴの木を育てるには時間がかかり、今から品種改良を続けるなど対応していく必要がある」としている。

(毎日 8/7)

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