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2008/08/25

バイオ燃料や食糧の需要増が世界の水資源を圧迫、降水の有効利用が急務

世界人口の増加による食糧需要の急拡大やバイオマス燃料の利用拡大の結果、水資源に深刻な負担がかかっていると、ストックホルム水協会(Stockholm International Water Institute、SIWI)の科学プログラムのジャン・ランドクウィスト主任が警告した。

スウェーデンのストックホルム(Stockholm)で前週に世界水週間(World Water Week)を開催したSIWIによると、世界の食糧需要は、2050年までに現在の約2倍に拡大する。また、地球温暖化や石油資源の枯渇によって、世界各国はCO2などの温室効果ガスを排出する化石燃料の代わりにバイオエタノールなどの代替エネルギーを生産する土地を確保する必要に迫られている。

しかし、これら2つの世界的なすう勢は、「水資源には限界があるという地球の現実」と衝突する危険性があるという。ランドクウィストSIWI主任によると、現在、全人類が農業や都市部の上下水道、エネルギー生産を含め1年間に使う水の量は合計で4500立方キロに上っている。

SIWIプロジェクトディレクターのヤコブ・グラニット氏は、2030年までに、現在、化石燃料が生産しているのと同量のエネルギーをバイオ燃料で生産できるようにする必要があることが、最近の研究で示されたと話す。しかし同氏によると水資源の利用効率を大幅に向上させない限り、2050年までに食糧需要が満たせなくなると予測されている。しかもバイオ燃料生産のための水資源はさらに別に必要だという。

ランドクウィスト主任は河川や湖、地下水に大きな負担をかけるかんがい農業から、降水を有効利用する農業への転換が急務であり、「雨を各地のダム施設や土壌水分として蓄えることができれば、アフリカの大部分の地域で、食糧の大幅増産が可能だ」と述べた。

【8月24日 AFP】

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