健康格差、是正に向け社会全体での取り組みを WHO報告書
世界保健機関(World Health Organisation、WHO)による報告書「The Commission on the Social Determinants of Health」が28日、発表された。同報告書は、貧困と社会格差という「有害な組み合わせ」が大くの人びとの生命を奪っていると指摘し、各国に対し、格差是正のためにヘルスケア部門に予算を拠出するよう求めた。
同報告書では、政府と市民社会による一致団結した取り組みさえ行われれば、健康格差は避けることが可能ではあるとしている。
WHOの委託によって同報告書をまとめた、ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ(University College London)のマイケル マーモット(Michael Marmot)氏は、ザンビアで生まれた女の子は43歳までしか生きられない可能性が高いが、日本で生まれていれば2倍の86歳まで生きる可能性があると指摘。その上で「この現象は、生物学的な理由では十分に説明できない」とし、そうした格差を生じさせているのは社会的要因だと強調する。
マーモット氏は「そうした格差は、生まれ育った環境、生活・労働環境、年齢などから生じる」と述べ、健康格差は予防可能で、社会的な取り組みが予防につながると指摘した。また、不健全な社会政策や経済的な不公平などの複合的要因が背景にあると語った。
マーモット氏はさらに、ヘルスケアは公的領域にとどめるべきで、利用者の経済状態にかかわらず広く利用可能であるべきものだと語った。
【8月29日 AFP】
★新しい気づきや考えるきっかけに出会えましたか?
人気blogランキングへ
![]()
| 固定リンク





















































コメント