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2008/09/07

太陽光発電を簡素化、途上国への普及目指す 豪研究者

「地球環境に優しい技術にはお金がかかる」――そんな現状を覆そうと、太陽光発電の分野で近年、途上国の貧しい住民が利用できる、安くて簡単な技術の開発が進んでいる。オーストラリア・ニューサウスウェールズ大博士課程のニコール・ケッパー氏が考案した「iJET(アイジェット)」もその1つだ。

ケッパー氏によれば、アイジェットは「インクジェット方式のプリンターとマニキュアの除光液、ピザの焼けるオーブンがあれば作れる」太陽光発電機。従来の工程と違い、クリーンルームを備えた工場や熟練した技術者を必要としないため、約半分の費用で製造できる。同氏は今年、この技術で、同国の優れた科学者に贈られる「オーストラリア博物館エウレカ賞」を受賞した。「工程を簡素化し、分かりやすくすることが、太陽光発電を途上国に普及させるカギだと考えたのです」と、同氏は語る。

途上国ではすでに、インフラ整備に膨大な費用と時間のかかる従来の電力供給システムに代わるものとして、太陽光発電が注目を集めている。「一軒一軒の家、ひとつひとつの村に設備を取り付けることにより、太陽光発電は着実に普及するだろう」と語るのは、アフリカ東部などで灯油ランプをソーラー式発光ダイオード(LED)照明に切り替えるプロジェクトに取り組む非営利団体「ソーラーエイド」のジェレミー・レゲット会長だ。同会長は、「太陽光発電のコストを下げるための技術は日進月歩の勢い。新たな発明も大歓迎だ」と話す。

ケッパー氏が描くのは、アイジェットを途上国の企業が製造し、地元の家庭に販売するという将来像だ。「現地で製造できれば、雇用創出などの経済効果も期待できる」と、同氏は説明する。

同氏によれば、当面の課題は、太陽光発電機の主要な材料となるシリコンの使用量をいかに減らすかということ。「シリコンは製造コストの約50%を占めているのが現状。コスト削減のためには、この割合を低くする必要がある」という。

(CNN 9/7)

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