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2008/09/04

棚氷が崩壊、マンハッタン島に匹敵する氷が北極海に カナダ

トロント(AP) カナダ最北エルズミーア島の棚氷が崩壊し、米ニューヨーク市のマンハッタン島に匹敵する大きさ49平方キロの氷が8月上旬に北極海上に流れ出たと、カナダ・トレント大学の研究者が3日、発表した。

崩壊したのはマーカム棚氷。トロント大学の研究者、デレク・ミューラー氏は7月末に、エルズミーア島の沖合で、最大級のワード・ハント棚氷が割れたと報告していた。

マーカム棚氷は、約4500年前の古い氷を含む、厚さ約40メートル。この棚氷に依存する生態系があり、崩壊により多くの生物が絶滅の危機に瀕することになる。

ミューラー氏は、「マーカム棚氷の崩壊はあまりにも突然で、驚いた。悪天候の中、現地に赴き、空が晴れ渡ると、今まで存在していたはずの氷がなくなっていた。北極海におけるあまりにも急激な気候変動に、ショックを受けている」と話している。

エルズミーア島はかつて、巨大なひとつの棚氷に覆われていたが、1900年代初頭に崩壊が始まり、現在では小さな4つの棚氷が存在するにとどまっている。

ミューラー氏は、「前世紀であれば、割れた氷も再び形成されていたが、現在の気候ではそれは無理。これだけ暖かい気温だと、いったん失われた氷は、二度と再生できない。おそろしいことだ」と、急激な気候変動を懸念している。

(CNN 9/4)

◇カナダ北端の氷棚が大規模崩壊、気候変動が原因か

カナダ・トレント大学(Trent University)の研究チームは3日、北極海に面するエルズミア島(Ellesmere Island)の複数の氷棚で8月以降、大規模な崩壊が起きていると発表した。2つの氷棚では大きな面積を消失、もう1か所の氷棚は北極海に漂流しているといい、チームでは気候変動が原因だとみている。

エルズミア島沖に位置する総面積50平方キロのマーカム(Markham)棚氷は、8月初めに陸部分から分離し、現在は漂流している状態だという。

また、近くに位置するサーソン(Serson)氷棚でも、2つの大きな塊が分離し、全面積の60%に当たる122平方キロを消失。3番目のワードハント(Ward Hunt)氷棚では7月に面積が半減したのに続き、さらに22平方キロを消失したという。

トレント大学の氷棚研究者デレク・ミュラー(Derek Mueller)氏は、現在の気候状況ではこの変化を元に戻すことはできず、4000年間も氷棚を維持してきた環境はもはや存在しないと述べた。

【9月4日 AFP】

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