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2008/09/29

アヒルのおもちゃで氷河のなぞに迫る NASA

ロンドン(CNN) グリーンランドの北極圏にある氷河に、突如現れた数十個の黄色い小物体。よく見れば、入浴時のおもちゃとしておなじみのゴム製のアヒルだ。米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所が、気候変動にかかわる実験のために投下した。

グリーンランド西部海岸に位置するイルリサット氷河は、同島最大級の規模。近年、海へ流れ込む氷の動きが加速し、地球温暖化の影響が指摘されている。流れは夏の間特に速度を増すが、その仕組みは解明されていない。

有力なのは、太陽の熱で表面の氷がとけて「ムーラン」と呼ばれる管状の穴に流れ込み、その水が氷河の底面まで達して、潤滑油のような役割を果たす――という説。NASAはこれを検証するため、ゴム製アヒル90個をムーランに投げ込んで、その後の動きを調べることにした。

アヒルには、3カ国語で「科学実験」「謝礼あり」と書かれ、メールアドレスが記載されている。発見者から連絡が入れば、ムーランに流れ込む水の行方を知るための手掛かりとなる。

NASAでは同時に、全地球測位システム(GPS)を使った実験も実施中。いずれもまだ結果は出ていないが、研究チームは粘り強く経過を見守る構えだ。

おもちゃのアヒルは過去にも、科学に貢献した実績がある。92年、中国から米シアトルへ向かっていた貨物船が太平洋上で悪天候に遭い、積み荷が海に落ちた際、アヒルなどゴム製のおもちゃが大量に流出した。アヒルは何年も経ってから世界各地の海岸などで発見され、海流の研究者らに貴重なデータを提供した。

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