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2008/10/16

アフリカ、生命を脅かしつつある自然破壊

アフリカの自然は「汲めども尽きぬ」ように見えるが、動植物への負荷をかけ過ぎた場合、貧困の拡大、紛争の増加、欧州大陸などへの難民の増大を招くと、専門家は警告している。

ブルキナファソの漁業資源、エチオピアのコーヒー、ケニアの森林、コンゴの薬草――こうしたアフリカの資源は、人間の活動や気候変動に脅かされていると専門家らは口をそろえる。

南アフリカ・ケープタウン(Cape Town)では、今月初め、アフリカ大陸の動植物保護に関する会議が開催され、アフリカ15か国およびドイツから政治家、科学者、環境保護活動家ら300人以上が集まった。  

会議では、人口増加、土地の酷使、気候変動がアフリカの動植物を脅かし、最大15%の種が現在絶滅の危機に瀕していることが報告された。

だが、鉱業、農業、観光業に大きく依存しているアフリカでは、動植物を保護するよう人々の意識を変えることは並大抵のことではない。南アフリカの国立生物多様性研究所のジョン・ドナルドソン(John Donaldson)氏は、「動植物保護のカギは、政府や個人が長期的な保護計画の必要性を知ることにある」と語る。

■危機に瀕したニンバ山厳正自然保護区

ドイツ・ウルム大学(University of Ulm)のJakob Fahr氏は、長期保護計画が必要とされている例として、希少動植物の宝庫である西アフリカのニンバ山(Mount Nimba)厳正自然保護区を挙げた。

コートジボワール、リベリア、ギニアにまたがる同保護区は、ユネスコ(UNESCO)の「危機にさらされている世界遺産」(危機遺産)に登録されている。鉄鉱石などの卑金属の価格がうなぎ登りとなっていることから、鉄鉱石を豊富に含んだ同保護区に鉱山会社が出入りするようになると、コウモリやカエルの珍種を含む多くの動植物が絶滅してしまう可能性があるという。

また、ニンバ山はふもとの集落に飲料水を提供していることから、掘削のために森林が伐採された場合の甚大な影響も懸念されている。

昔から金鉱採掘が盛んなガーナなどの一部の国々では、動植物の減少による悪影響が既に地方レベルで認識されており、地元民が鉱山プロジェクトに反対の声を上げるようになってきているという。

【10月16日 AFP】

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