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2008/11/02

土壌のCO2:温暖化で次々と大気中に? 微生物活発化で

このままのペースで地球温暖化が進むと、ブナ林の土壌に蓄えられている炭素が今世紀末に12%減る可能性のあることが、日本原子力研究開発機構と森林総合研究所の試算で分かった。温暖化で微生物による有機物の分解が進むのが理由という。貯蔵量の減少分は二酸化炭素(CO2)などとなって大気中に排出され、想定を上回る気温上昇に見舞われる恐れがある。

炭素は土壌中で、他の元素と結びついた有機物として存在する。研究チームは岩手県八幡平市のブナ林の土を採取し、土壌中の有機物が堆積(たいせき)した年代を、放射性炭素の含有量から分析した。

その結果、深さ20センチまでの土で1平方メートル当たり約11キログラムの炭素が貯蔵され、67%が堆積から100年以上経過していることが分かった。

また、国連の「気候変動に関する政府間パネル」の予測を参考に、年0.05度上昇すると想定し、微生物が貯蔵炭素をどの程度分解するのかを試算。今世紀末には、貯蔵分のうち12%に当たる約1.3キログラムが分解され、大気中に放出される可能性があることが判明した。現在の放出量の約9割が20年以下の堆積物に由来している。しかし、今世紀末には約3割が100年以上を経た堆積物に変わり、長時間かけて土壌に蓄えられた炭素が次々と大気中に放出されることを示唆している。

一方、この現象が世界中の森林で発生すると仮定すると、人間活動が原因で出るCO2の約3割に当たる年間20億~30億トン(炭素換算)になるという。

(毎日 11/2)

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