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2009/02/20

温暖化で氷河崩壊、降雨の頻度も増える

南極半島北部のダンコ海岸。客船の目前に迫る切り立った氷河の末端部が続けざまに崩壊し、ごう音とともに巨大な水しぶきが上がった。

海岸の一角にあるチリのビデラ基地。ペンギンの営巣地に囲まれた小屋で、海軍所属のガブリエル・ヌニェス中尉(29)は氷河を見つめ、「崩壊の頻度が増えている」と語った。中尉によると、10年前、真夏の1月でも週2~3回程度だった崩壊が今は1日2~3回。このところ、雪ではなく雨が降る頻度も増えている。

南極半島には、湾に沿って氷床が海に向かって大きくせり出す巨大な「棚氷」がいくつもある。半島を挟み、ビデラ基地の反対側にある「ラルセン棚氷」は95年と02年に大崩壊。02年には3000平方キロ超の広大な棚氷が砕け、無数の氷山や氷片に分裂した。ずっと南のウィルキンス棚氷でも昨年3月、大崩壊が起きた。

英国南極局(BAS)の報告書によると、半島西岸の300余りの氷河の流出率は過去10年余りで12%増えた。過去50年に消失した棚氷の面積は、四国の1・3倍に相当する2万5000平方キロに達する。

南緯65度にあるブース島。日差しを浴びて、氷河の末端から雪解け水が噴き出す。氷河の表面は、赤や緑の雪氷藻類に覆われていた。

南極半島以外の南極大陸を覆う氷床は減少していないとの見方が一般的だが、長期的に安泰である保証はない。BASの報告書は、半島の棚氷は1万年もの間、存在し続けてきたとし、こう指摘する。

「半島で起きている棚氷の崩壊や温暖化は単なる自然のサイクルでは説明がつかない。その変化は今後、南極全体で生じる気候変動の影響を探るカギを握っている」

(読売 2/20)

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