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2009/03/15

The World's Worst Pollution Problems 2008

環境問題研究の国際的な機関であるブラックスミス研究所のレポート。

◆The World's Worst Pollution Problems 2008

こちらのページからダウンロードできます。

◆世界でもっとも汚染された10の都市(2006年)

・チェルノブイリ (ウクライナ)

1986年に起きた、世界最大の核災害によって汚染されました。GIGAZINEでも何度か取りあげましたが、この地域の汚染はそう簡単に解消されるものではなく、健康被害も甚大。1992年から2002年のあいだにロシア、ウクライナ、ベラルーシで甲状腺ガンと診断されたケースは4000件以上にもなります。チェルノブイリは現在半径19マイル(約30km)が立ち入り禁止区域となっています。これらの改善には数千億ドルかかるという専門家の予測があり、ロシア、ウクライナ、ベラルーシにとっては重大な財政負担になると見られています。

・ゼルジンスク (ロシア)

冷戦期に旧ソ連の化学兵器(サリンやVXガスなど)を生産する重要な拠点となっていたゼルジンスクでは、1930年から1998年のあいだに30万トンもの化学廃棄物が不適当な処理をされていたそうです。その結果、ノヴゴロドなど大都市の飲料水の源泉にヒ素や水銀などが混じるようになり、ひどい健康被害を及ぼしました。このあたりの共同墓地には、40歳以下で亡くなった人々の墓が驚くほどあるそうです。

・バホス・デ・ハイナ (ドミニカ共和国)

「ドミニカのチェルノブイリ」とも言われているほどの場所。自動車用のバッテリーリサイクル工場があったためか、周辺に住む子供たちが鉛中毒になっています。工場は移転したのですが、汚染は残っているとのこと。

・カブウェ (ザンビア)

ザンビアにあるカッパーベルト(Copperbelt)は世界的な銅の産地として知られており、カブウェはそのまわりにある町の一つ。鉱山の近くにある町の宿命か、このあたりの土壌汚染はひどく、4つの金属の値がWHOの勧告する値より高い状態。子供たちは鉱山から町へと流れる水路で入浴することもあり、金属片を体内に取り込んでしまって中毒状態にあるとか。

・ラ・オローヤ(ラオロヤ) (ペルー)

ペルーのラ・オローヤ。1922年から採鉱の町として発展し、多くの有毒な物質が放出された結果、子供の99%の血中から許容量を超える鉛が検出された。また、二酸化硫黄もWHOの排出ガス基準を越えている。

・臨汾 (中国)

「誰かに恨みがあるなら、臨汾の永久市民にさせてしまえばいい」とまで言われるらしい山西省臨汾。中国の石炭産業の重要拠点で、電力の2/3を支える都市だが、空気は中国一悪く、地元では気管支炎や肺炎、肺ガンが増えているとか。

・マイルースー (キルギス)

1946年から1968年のあいだに1万トン以上のウラニウム鉱石を処理した旧ソ連の工場があった。ここで作られたウランからソ連初の原子爆弾が作られたらしい。このあたりは中央アジアでも特に豊かで人口密度も高い地域だが、今も196万立方メートルの廃棄物が残されており、ガン患者はキルギスの他地区に比べて2倍にもなるそうです。

・ノリリスク (ロシア)

シベリアの都市ノリリスクには1935年から強制収容所の奴隷を使ってコンビナートが作られ、ロシア最北の大都市として知られています。ここはロシアで一番汚染された場所だと考えられており、雪は黒く、空気は硫黄の味がするそうで、工場労働者の平均寿命はロシア全体の平均を10歳も下回っているらしい。ノリリスクには世界有数のニッケル鉱山があって、半径60kmにわたって土壌が銅とニッケルに汚染されており、そのためか重度の呼吸器系統の病気にかかる子供が多いそうです。

・ラニペット (インド)

製革工場では製革のためにクロム酸塩や硫酸クロムが使われるのですが、ラニペットでは高レベルのクロムが見つかって使えなった井戸がいくつもあり、農業用地にも影響があるのではないかと考えられています。約150万トンの固形廃棄物を、2ヘクタールの土地に高さ3mから5mに積み上げて放置しているというのだから汚染があって当然ですね…。

・ルドナヤプリスタニとダリネゴルスク (ロシア)

ロシア極東の二つの都市の住民は急性鉛中毒に苦しめられている。最近の研究では、住宅庭園や道端から検出される鉛はUSEPA(米国環境保護庁)の定めた基準を越えているらしい。ここでも子供たちが犠牲になっていて、血中鉛濃度は最大許容値の8倍から20倍だそうです。

(Gigazine 2007/5/18)

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