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2009/07/12

オバマ大統領、ガーナの奴隷貿易拠点を訪問

【7月12日 AFP】ガーナを訪問したバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は11日、ミシェル夫人(Michelle Obama)と2人の娘を伴って、かつて多数の奴隷が南北アメリカ大陸などに送り出されたケープ・コースト城(Cape Coast Castle)を訪問した。

「われわれは邪悪さを容認し、それを支持することがあるし、正しいことだと思って自ら手を染めることさえある」。オバマ大統領は黒人奴隷を監禁するために使われていた地下牢を歩きながらこう語った。「恵まれた環境で育った2人の娘、マリア(Malia)とサーシャ(Sasha)にとっては、歴史のなかで人間がいかに残酷になることがあるか知ることが重要だと思う。2人には今回の訪問を通して抑圧や残酷な行為と戦うことへの責任感を持って欲しいと願っている」

大統領はまた、「ここは深い悲しみの場所であると同時に、アフリカ系米国人の大半が経験した旅の起点でもある。アフリカ系米国人として特別の感情を覚える」と語った。オバマ大統領はアフリカ移民の息子であり、ミシェル夫人はアフリカ系奴隷の子孫だ。

■重い歴史を伝える世界遺産

ケープ・コースト城は同国の首都アクラ(Accra)の160キロ西に位置する。17世紀に木材や金の貿易の拠点として建てられ、その後、奴隷貿易の拠点となった。300キロにわたるガーナの沿岸部に点在する約60か所の奴隷貿易の拠点のうち最大級のもの。それらの大半は今では廃墟になっている。

欧州人が欧州外に作った建造物として最古のものの1つでもあるケープ・コースト城は、国連教育科学文化機関(ユネスコ、United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization、UNESCO)の世界遺産(World Heritage Site)に登録されている。

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