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2009/10/12

2050年には70億人もの人々が慢性的な水不足に

◇限られた水資源~深刻化する世界の水問題 from Green TV (WWF-UK)

今回は、世界自然保護基金(WWF)から、深刻化する「水問題」に関する映像をご紹介します。映像の前半では世界の水問題の現状を中心に伝え、後半では水問題に対して個人、政府、ビジネス界で実行するべきことを訴えています。

水。それは生きる源。私たち人間にとってなくてはならないもの。かつて、数々の文明も水の側から栄えてきました。しかし、命を司る性質ゆえに、水が原因で文明が滅ぼされてきたことも事実です。映像では、マヤ文明やアンコール朝などが例として挙げられています。そして、こう問いかけることができます。現代の私たちも同じように水が原因で滅びてしまうことはないだろうか?と。現代の水問題の顕著な例として、映像では「アラル海」や「インダス川の灌漑システム」を紹介し、その危機的状況を訴えています。

また、「地球上の利用可能な水」についても紹介されています。地球上の水はほとんど海水で、利用可能な水は全体の3%。しかもその99%は氷河などの中で眠っているため、生き物が利用できるのは、なんと0.03%だけとのこと。このわずかな資源で私たちは生かされているのだということを思い知らされます。蛇口をひねれば水が出てくることが当たり前の生活では気づくことが難しいですが、数字で見ると普段何気なく使っている水はとても貴重だということがわかります。

その貴重な水の大量使用で、2050年には70億人もの人々が慢性的な水不足に陥ると言われています。さらに、21世紀に起こる戦争は、石油をめぐる戦争ではなく、水の奪い合いの戦争になるという予測もされています。もちろん、被害にあうのは人間だけではありません。実際、淡水に住む生き物も住処を奪われ、地球から消え去ろうとしています。

このように早急に抜本的解決が必要な水問題ですが、ではどうすればいいのでしょうか。映像では、まず個人が出来ることとして、節水だけでなく、食べ物や衣類が作られる過程で必要になった「見えない水の量」を知っていくことを伝えています。さらに政府による国際的合意や環境を破壊しないようなルールの確立の必要性を示しています。ビジネス界に対しては取水量を工夫するようにと訴えています。

私たちは今、水をめぐって命に関わる大きな局面に立たされています。悲しい歴史を繰り返さないよう、水を大切にする社会を作ろう。心からそう感じさせられた映像でした。

【執筆】green writer 植村レイラ

<関連URL>
●イギリスのWWFサイト内の水に関するページ

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