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2010/02/10

荒廃する穀倉地帯、ナイルデルタに海水侵入

【2月10日 AFP】古代から世界有数の穀倉地帯となっているエジプトのナイルデルタ(Nile Delta)が、海面上昇により塩分の多い荒れた土地に変わりつつあり、一部の農民たちが移住を余儀なくされている。

専門家らによると、地球温暖化の影響で、ナイルデルタに面した地中海の水位が過去100年間で20センチ上昇し、海水の浸入が深刻な問題となっている。
 
政府の最新予測によると、2025年までに海面は30センチ上昇し、エジプト第2の都市アレクサンドリア(Alexandria)の沿岸部約200平方キロが水浸しになる。その結果、住民50万人以上が移住を余儀なくされ、7万人が失業する可能性があるという。

専門家らは、このような状況が続くと大規模な食糧不足が起こり、今世紀末までに700万人の「気候難民」が発生すると指摘する。

肥沃なナイルデルタで生産される農産物は、エジプトの人口8000万人の食糧の3分の1を供給するうえに、大半は外国にも輸出され、同国の重要な収入源となっている。

■防水壁で海水防ぐ計画も

そんななか、エンジニアリング企業のHamza Associates社は、海と陸地を効果的に隔てる防水壁を建設し、海岸を2メートル底上げするという計画を提案している。これにより、地上だけではなく地下でも水の浸入を防ぐことが可能という。

この計画は2007年に政府に提出されたが、壁は地中海のビーチリゾートの景観を損ねるとの懸念から、ゴーサインは出ていない。

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