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2010/11/14

空っぽになりつつある東南アジアの海、要因の1つは底引き網漁

【11月12日 AFP】 東南アジア海域での乱獲がガルーパやシーバスなどを苦境に立たせていると、専門家が警鐘を鳴らしている。

海洋科学者や漁業関係者によると、人気の魚種、特に大きく値が張る魚は、見境なく捕獲され、数が激減しているという。

マレーシア・ペナン(Penang)島の世界魚類センター(World Fish Center)のエドワード・アリソン(Edward Allison)氏によると、特に大型の魚種では交尾相手を見つけるのが困難になっており、長距離を泳いで探すことが強いられている。

原因の1つは底引き網漁だ。巨大で重たい網を海底に沈めるもので、網には大きな金属板やゴム製の車輪が付いている。海底で網が引きずられると、その一帯は破壊されて「更地」になってしまう。

アリソン氏によると、稚魚の生息域も縮小しつつある。食べ物の宝庫で隠れ場所でもあるマングローブの沼地が、観光リゾート地など沿岸部の開発により消滅の一途をたどっているためだ。

東南アジアや香港、中国で高級魚の需要が高いことも、大きな要因だ。また、インドネシアやフィリピンのサンゴ礁で一般的に行われているダイナマイトやシアン化物を使った漁も、深刻な脅威となっている。

同センターによると、タイ湾の魚は、1965年からの30年間で約10分の1に減った。同じ時期の漁業資源の減少率は、マレーシアでは80~90%、フィリピンでは46~78%と推定されている。

アリソン氏は、各国の行政当局に、一本釣りや水産養殖を奨励するなどの対策をとるよう訴えている。

「海の生態系は回復力に富んでおり、いくつかの障壁を取り除くだけで回復可能。今必要とされているのは政治的な意志と行動力だ」とアリソン氏は話した。

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