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2010/12/04

海の酸性化に警鐘、サンゴや貝類脅かす状況に 国連報告

(CNN) 世界の海は過去6500万年の間には見られなかったペースで化学変化が進んでおり、海洋生物の多様性や食糧安全保障を脅かしかねない状況になっている――。国連環境計画(UNEP)は2日、メキシコのカンクンで開かれている国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)でこんな報告書を発表した。

報告書によると、現在、二酸化炭素(CO2)排出量の約4分の1が海に吸収され、海の酸性化が進行している。酸性化が進むとサンゴの骨格や貝類の殻の形成に必要な鉱物が縮小し、こうした生物の存続が難しくなる。

世界の海の酸性とアルカリ性の度合いを示す水素イオン濃度指数(pH)は、産業革命以来の平均で30%低下した。もし現在のペースでCO2の排出が続けば、21世紀末までには酸性度が150%高まると予測する。

その直接的な悪影響は海洋生物や生態系全般に及ぶという。既知の魚類の約4分の1は熱帯のサンゴ礁に住んで餌を取っている。サンゴ礁が成長できなくなれば、海洋温暖化の影響とダブルパンチで甲殻類や貝類の生息できる場所も狭まり、食物連鎖全体に影響が波及する。

さらに、世界で10億人以上が魚類を主要たんぱく源としていることから、食糧安全保障上の危険にさらされる恐れもあるという。

報告書では海の酸性化低下を食い止めるために検討すべき対策として、CO2排出量の大幅な削減を急ぎ、海洋資源に依存している地域への影響を調べることなどを挙げている。

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