カテゴリー「SR・CSR・企業のあるべき姿」の129件の記事

2009/08/13

セブンイレブン 本部の意向に逆らえば報復

コンビニエンスストア最大手のセブン―イレブン・ジャパンが、弁当などの値引き販売をしている東京都内の加盟店主に対し、フランチャイズ契約の解除を通知したことが分かった。セブン側は「値引きが理由ではない」としているが、店主は不服だとして、近く東京地裁に地位保全を求める仮処分を申請する方針。

契約を解除されたのは八王子南口店(八王子市)を経営する増田敏郎さん(60)。値引き販売をする店主らでつくる組織の中心人物の一人だ。

本部側は契約解除の理由について、会計処理や弁当の鮮度管理などの点での契約違反に加え、来店した本部社員との話し合いの様子を勝手に撮影してテレビ番組に提供した「背信行為」を挙げ、書面で来年9月1日付の解除を通知した。

一方、増田さんは「問題点は本部の指示通り改善してきた。値引き販売を認めるように活動してきたことへの報復としか思えない」と話している。

セブンは今月5日、値引き販売を不当に制限したとして、公正取引委員会から出された排除措置命令を受け入れたと発表している。

(朝日 8/13)

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆「環境と金融」HP開設6周年を迎えて

★新しい気づきや考えるきっかけに出会えましたか?
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/06/08

プーチン首相、ペン放り出して財閥社長を震え上がらせる

【6月8日 AFP】「オレグ君、この合意文書に署名をしたかね?君のサインが見あたらないのだが。今すぐここに来てサインしなさい」

ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相は、ペンをテーブルに放り出すと、自分の元へ来るよう手招きした。

約300億ドル(約3兆円)の資産を持ち、前年までロシアで最も裕福な人物として知られたロシア・アルミニウム(Russian Aluminum)のオレグ・デリパスカ(Oleg Deripaska)社長は、席から立ち上がり、首相に冷徹ににらみつけられる中、頭を垂れたまま、給与の不払いが続く工場の操業再開を約束する合意文書に署名した。

今週テレビで、多数の主要企業をたばねるデリバスカ氏にとって屈辱的な映像が放送されたことは、一時は全権を担るほどの力を持っていたオリガルヒ(新興財閥)の実業家らが、数年でその権勢を弱体化させたことを象徴するものだった。

ボリス・エリツィン(Boris Yeltsin)大統領時代のロシアの混乱期に、ソ連崩壊後に私有化した資産を元手にばく大な財を築いた新興財閥の実業家らは、かつてないほどの政治権力を獲得した。しかし、2000-08年のプーチン政権は、これに終止符を打った。そして今、金融危機が、新興財閥の財産を減少させるとともに、多額の債務を明るみに出している。

合意文書に署名をしたデリパスカ氏に、プーチン首相はうなずく以外の返答をしなかった。そして、デリバスカ氏が首相のボールペンを持ったまま席に戻ろうとすると、「ペンを返せ」としかりつけた。

■乗り込んできたプーチン首相

この日、プーチン首相はロシア北部の工業都市ピカリョボ(Pikalevo)を訪れていた。ピカリョボでは、デリバスカ氏がベーゼル・セメント(Basel Cement)を含む3つの工場が経済危機のなか操業停止に追い込まれ、社会不安が巻き起こっていた。

解雇された労働者らは2日、付近の主要高速道を数時間にわたって封鎖し、数キロメートルに及ぶ交通渋滞が発生した。その2日後、ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領がサンクトペテルブルクで経済フォーラムに出席する中、プーチン首相は事態解決のため、人口2万2000人の町に乗り込んだ。

プーチン首相は、工場を見て一言「ごみ捨て場のようだ」とコメントし、空気を凍り付かせた。

その後、デリバスカ氏や地元指導者、労働組合代表らが、小さな会議室に連れていかれた。その様子は、まるで一番恐れられている教師にしかられる、間違いを犯した生徒のようだった。

「君は、自らの野心、プロ意識の無さ、そしてもしかしたら単純に強欲から、大勢の人びとを人質にとったのだろう。これは認められることではない。ビジネスの社会的責任はどこへ行った?どこだ?いつも会議のたびに延々と話し合ってきたことじゃないか!」

「わたしがここに到着する直前になって、君ら全員がゴキブリのように集まってきた理由は何だ?判断を下せる者が、ここにいなかったのはなぜだ?仲間うちで合意できないのであれば、君たち抜きで決めるだけだ」

マイクを切る直前、最後に「ありがとう。みなさまの成功を祈ります」とぶっきらぼうに述べて、プーチン首相は立ち上がった。

国営テレビで放映されたこの映像は、プーチン氏が労働者らをねぎらうために工場から出てくる場面で、労働者らが「ありがとうございます」と涙する場面で終わった。

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆「環境と金融」HP開設6周年を迎えて

★いい情報に出会えたと思われた方は、Click me!人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/04/13

世界で最も倫理的な企業99社、日本はトヨタなど5社

 [ニューヨーク 13日 ロイター] 企業倫理や企業の社会的責任(CSR)を専門とする国際的シンクタンク、米エシスフィア・インスティテュートが13日、今年で3回目となる世界で最も倫理的な企業99社を発表した。

米ハネウェル・インターナショナルや米ナイキ、独BMW、米ジョンソン・コントロールズ、英HSBCホールディングスなどが選ばれたほか、日本からはトヨタ自動車、リコー、花王、損害保険ジャパン、日本郵船の5社が入った。

ニューヨークを拠点とするエシスフィアのエグゼクティブ・ディレクター、アレックス・ブリガム氏は「われわれのミッションは企業行動を向上させること」とコメント。ランキング(www.ethisphere.org/wme2009)は、全35業種から業種ごとに他社との相対比較に基づき作成したとしている。

今回初めて選ばれた企業は、コンピューターの米デルや情報サービスのトムソン・ロイター、家電量販店の米ベスト・バイなど25社。

一方、3年連続で選ばれた企業は44社あり、ゼネラル・エレクトリック(GE)やアメリカン・エキスプレス(アメックス)、ペプシコ、マクドナルド、スターバックスなどの米国勢のほか、スウェーデンの家具大手イケア[IKEA.UL]などが入っている。

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆「環境と金融」HP開設6周年を迎えて

★新しい気づきや考えるきっかけに出会えましたか?
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/03/08

グラミン銀行総裁:社会的事業への転換が必要

2006年ノーベル平和賞受賞者で、農村女性の貧困解消を目指してバングラデシュで無担保融資を続けるグラミン銀行のムハマド・ユヌス総裁(68)が8日、神戸市内で講演した。「企業は利益追求だけでなく貧困層を助ける『ソーシャルビジネス(社会的事業)』への転換が必要。日本企業も実践してほしい」と訴えた。

文部科学省の助成で神戸大などが進める「持続可能な開発のための教育」のシンポジウムに招待された。

ユヌス総裁は、世界的な金融危機の中でも、グラミン銀行は順調なことを強調。「チャリティー(寄付)は一時的な支援だが、ソーシャルビジネスはお金が貧困解消のために生かされる」と、その有効性を指摘した。

具体的には、欧米企業と連携し、包装を簡易にするなどコスト削減で、安価な靴やヨーグルトなどを貧困層に提供する事例を紹介した。「地球規模の問題解決のために世界中の企業技術を使えば、貧困や環境、エネルギー危機などの問題が解決に向かう。ソーシャルビジネスを行う企業に投資する新たな株式市場の創設が必要だ」と協力を呼びかけた。

(毎日 3/8)

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆「環境と金融」HP開設6周年を迎えて

★新しい気づきや考えるきっかけに出会えましたか?
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/02/17

バロンズ紙の「最も尊敬される企業」、米J&Jが2年連続首位

 [ニューヨーク 15日 ロイター] 16日付米投資情報週刊紙バロンズが行った2009年「世界で最も尊敬される企業」調査で、米医薬品・健康関連用品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)(JNJ.N: 株価, 企業情報, レポート)が2年連続でトップに輝いた。

今回で5年目を迎えるこの調査は、世界の大企業100社に関するマネーマネジャーの見解に基づいてまとめられている。前回調査は2008年夏。

第2位は米著名投資家のウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRKa.N: 株価, 企業情報, レポート)で、次いで日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)(PG.N: 株価, 企業情報, レポート)、米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)、小売米最大手ウォルマート・ストアーズ(WMT.N: 株価, 企業情報, レポート)が続いた。

一方、2005年の調査では1位、2006年は2位、2007年は5位にランクインしていた米ゼネラル・エレクトリック(GE)(GE.N: 株価, 企業情報, レポート)は、43位に大きく順位を落とした。その理由として同紙は、これまで順調な企業業績を維持してきたGEの前年利益が市場予測を下回ったことを挙げ、「投資家の尊敬を集めるには、財務の健全性は言うまでもなく、配当を減らし、金融部門GEキャピタルの規模を秩序だった形で縮小しなければならない」との見解を示しした。

前年はランク外だった米ファーストフード大手マクドナルド(MCD.N: 株価, 企業情報, レポート)が7位に再浮上する一方、前年6位のグーグル(GOOG.O: 株価, 企業情報, レポート)は26位に転落。株価が前年、約30%下落したことが響いた。

巨額の損失を計上し、投資家の信頼を大きく損ねた金融機関も軒並み大幅に順位を下げた。バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)は98位(前年82位)、英HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)も63位(同48位)。

調査に回答したマネーマネジャーが重視した点は、上位から順に強固なマネジメント、健全な事業戦略、競争力、倫理にかなった事業手法、売上高および利益の伸びだった。

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆「環境と金融」HP開設6周年を迎えて

★新しい気づきや考えるきっかけに出会えましたか?
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/01/31

持続可能な100社:日本からトヨタ、クラレなど15社

カナダの出版社「コーポレートナイツ」が28日(現地時間)発表した「世界で最も持続可能性のある企業100社」に、日本からNTTドコモやクラレなど15社が選ばれたことが分かった。

同社は05年から、米投資調査会社「イノベスト」の調査分析を元に、世界の主要企業約1800社の中から、環境的・社会的・企業運営的に優れている会社を評価、上位100社を選んでいる。28日からスイス・ダボスで開かれている「世界経済フォーラム年次総会」(ダボス会議)に併せて発表した。

日本企業では、クラレ、NTTドコモ、リコー、トヨタ自動車が5年連続で選ばれ、ほかにイオン、ダイキン工業、JR東日本、本田技研工業、三菱重工業、日本郵船、NTTデータ、パナソニック、積水化学工業、損保ジャパン、凸版印刷が入った。

国別では、米国(20社)、英国(19社)、日本、フランス(8社)、ドイツ(7社)の順。日本企業は、初回5社から、06年10社、07年13社、08年13社と増加している。

(毎日 1/31)

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆「環境と金融」HP開設6周年を迎えて

★新しい気づきや考えるきっかけに出会えましたか?
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/11/15

大きすぎてつぶせないGM

◆米GM破たんなら政府のコストは最大2000億ドル-調査会社が予測

11月14日(ブルームバーグ):手元資金不足で政府の支援を求めている米自動車メーカー大手ゼネラル・モーターズ(GM)が破たんした場合、政府のコストは最大2000億ドル(約19兆4300億円)に達するとの予測を米民間調査会社が示した。

IHSグローバル・インサイトのチーフエコノミスト、ナリマン・ベーラベシュ氏は14日のインタビューで、GMが破たんすれば「ミシガン、オハイオ、インディアナといった州により多くの支援が必要になり、失業者などへの資金面での援助も増える」との見通しを示した。同氏はブルームバーグ・ニュース向けに今回の予測を作成した。

破たんした場合には、失業保険など既存のプログラムや、多くの失業に伴う経済再生に向けて1000億から2000億ドルの支出が必要になる見通しという。米議会は来週、GMやフォード・モーター、クライスラー各社の救済策を審議する予定だが、提案されている救済案の規模は250億ドルで、IHSの予測はこの8倍に上る。

ベーラベシュ氏は、GMの閉鎖で同社のほか供給業者側でも雇用が失われ、米失業率は来年に9.5%と、現時点での予想の最高8.5%よりも悪化すると予想した。

GMの広報担当者、ルネ・ラシドメレム氏は「破産は当社の当面の流動性問題を解決しない」として、破産は「問題を解決するよりもむしろ新たな問題を生み出すため、当社の選択肢ではない」と語った。

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆「環境と金融」HP開設6周年を迎えて

★新しい気づきや考えるきっかけに出会えましたか?
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/09/26

企業重役は金融危機の責任取れ、ウォール街で市民ら抗議

米ニューヨーク証券取引所(New York Stock Exchange、NYSE)前で25日、7000億ドル(約74兆円)の公的資金を投入する政府の金融安定化策に反対する市民と議員らが、「ゴールデン・パラシュート(買収された企業の経営者が高額の退職手当を得ること)のひもを切れ」と主張して、抗議活動を行った。

米議会では共和、民主両党の議員らが、巨額の金融支援策に重役手当の制限をもうけることを要求している。

この動きは、金融危機から無傷で、しかも利益を手にして逃げ延びる金融界の重役たちにうんざりしていた国民の心情をとらえた。

無所属のバーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員(バーモント州選出)が呼びかけた、ヘンリー・ポールソン(Henry Paulson)財務長官に宛てた署名運動には、3日間で3万2600人分が集まった。

「最も裕福な人々、最高の給料を得ていた人々は何ら犠牲を求められていない」
「(政府の支援策は)失策をしでかした重役らが法外な給料とボーナスをもらい続けることを(財務省が)認める法案だ」

ウォール街の重役たちの巨額の給料小切手、ボーナス、多額の退職金を、一般の米国民は「欲はいいことだ」とみなす金融業界の哲学を体現していると見ている。

USAトゥデー(USA Today)の調査によれば、経営破綻(はたん)した証券大手リーマン・ブラザーズ(Lehman Brothers)のリチャード・ファルド(Richard Fuld)CEOの2007年の給与は、ストックオプション(自社株購入権)などを含めて2200万ドル(約23億円)。

今月までアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の社長だったマーティン・サリバン(Martin Sullivan)氏は、1400万ドル(約14億8000万円)を受け取っていた。

こうした巨額の給与に対する怒りが、市民の間に政府の救済策そのものに対する疑念をふくらませている。

【9月26日AFP】

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆「環境と金融」HP開設6周年を迎えて

★新しい気づきや考えるきっかけに出会えましたか?
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/09/21

米政府のAIG救済はダブルスタンダードか?アジア通貨危機と比較

1997-98年のアジア通貨危機の際、米政府は、資金不足の企業を救済しようとしているとしてアジア各国政府を非難した。だが、米政府は今月、世界的な金融危機で経営破たんした自国の企業に対し救済措置をとった。この動きをダブルスタンダードと見る専門家もいる。

米連邦準備制度理事会(Board of Governors of Federal Reserve System、FRB)は16日、資金繰りが悪化している米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(American International Group、AIG)の破たんを回避するため、AIGの株式約80%を担保に850億ドル(約9兆円)のつなぎ融資に応じると発表。同日の世界の株式市場は急落した。

今年これまでに米政府は、投資銀行大手ベアー・スターンズ(Bear Stearns)や、米連邦住宅抵当公庫(ファニーメイ、Fannie Mae)と米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック、Freddie Mac)の破たん回避のため巨額の公的資金を投入している。

アジア通貨危機の際、米政府と国際通貨基金(International Monetary Fund、IMF)は、アジア各国の政府に対し経営不振企業をいわば見殺しにするよう指示した。米政府の今回の救済策は、当時の対応と対照的だとするエコノミストもいる。
 
2003-06年にIMFの主任エコノミストを務めたラグラム・ラジャン(Raghuram Rajan)氏は、「当時、米国がアジア(の地元企業の救済)に融資することに反対していた米政府の一部の専門家も、今回は基本的に政府の多様な介入を求めている」と指摘。「『市場に任せて、自然に落ち着くところに落ち着かせよう』と言うのは誠に結構なことだが、投機的な売りに押されて大企業の株価が急落して破たんの危機が迫れば、『そのようなことはあってはならない』と政府が介入するのは至極もっともだ」と語った。

18日のニューヨーク・タイムズ(New York Times)は、アジア通貨危機当時、韓国に200億ドルを融資する条件として経営不振の銀行や企業を救済せず、そのまま破たんさせるようIMFが指示したという、当時IMFとの交渉に深く関わった韓国のエコノミストYung Chul Park氏の話を伝えた。

現在ソウル(Seoul)の高麗大学(Korea University)教授のPark氏は、米国の金融危機は世界全体が影響を受け、1地域だけが影響が受けたアジア通貨危機の時とは異なるが、「米政府は、今回は当時とは違うシナリオに従っている」と述べた。

世界の金融システムの保護は不可避なことだとして米国の救済措置を積極的に擁護する専門家もいる。米ワシントンD.C.(Washington D.C.)のピーターソン国際経済研究所(Peterson Institute for International Economics)のアジア専門家、ニコラス・ラーディー(Nicholas Lardy)氏は、「AIGが破たんしていたら、主に欧州の銀行が大きな影響を受けていただろう。米国はAIGの破たんを回避することで世界に対する大きな役割を果たした」と説明する。「今、我々が目の当たりにしているのは、世界の金融システムの中心にある企業だ」とアジア通貨危機との違いを強調した。

ラーディ氏また、全米第4位の証券会社リーマン・ブラザーズ(Lehman Brothers)が経営破たんしたことを挙げ、米財務省は無差別な企業救済を目指しているわけではないことを指摘した。

【9月21日 AFP】

◇米、最大75兆円の不良資産買い取り案を議会に提示

米財務省は20日、公的資金による不良資産買い取り案を議会に提示したと発表した。買い取り規模は最大7000億ドル(約75兆円)で総合的な金融安定化策の最大の柱となる。米政府は週内決着をめざしているが、議会では借り手支援拡大などを求める声も浮上している。

ブッシュ大統領は20日の会見で「金融システムの問題が深刻だから資金規模も大きい」と説明。「何もしないリスクの方が、今回のプランを実施するリスクよりはるかに高い」と強調した。

財務省案によると、買い取り期間は2年。住宅ローンや関連の証券化商品が購入対象。7000億ドルの上限は、買い取る資産の帳簿価格ではなく売買価格で算出する。

議会では、金融危機の深刻な影響を考慮し、買い取り了承に動く公算が大きい。ただ、ローンの借り手支援、公的資金の損失リスク抑制、金融機関経営者の報酬制限などを求める声も浮上している。ブッシュ政権が求める早期決着へ法案の一部追加や修正の可能性もありそうだ。

(日経 9/21)

◇75兆円の不良債権買い取り権限、米財務省が議会に要請

米財務省は20日、金融システムの安定に向け、最大7000億ドル(約75兆円)の不良債権を金融機関から買い取る権限を米政府に与えるよう米議会に要請したと発表した。

米議会側は早急に法案審議を行う考えを示し、週内のスピード成立を目指す。日本の年間予算に匹敵する大規模な公的資金を投入し、米国発の金融危機の拡大を食い止める決意だ。

買い取りに際しては、最も安い売却価格を提案した金融機関の債権を買い取る「逆入札」方式を導入し、国民負担を最小限に抑える方針だ。

民主党のペロシ下院議長は「議会は未曽有の金融危機に取り組むブッシュ政権の提案を吟味し、協力していく」との声明を発表し、早急に法案審議に入る意向を示した。

不良債権の買い取りは2年間の時限措置。即効性を重視して大がかりな新機関の設立は見送る。買い取りの権限を財務長官に与え、不動産や資産管理の専門家が財務長官の指示で実際の業務に当たる。3か月ごとに米議会に状況報告を義務づける。

買い取る債権は、住宅ローンのほか、商業不動産ローン、住宅ローン担保証券などで、9月17日以前に組成されたものに限定する。対象は「米国内で主要な事業展開をしている金融機関」で、外国の金融機関は対象外となる。

買い取り価格については、公的資金の投入額を抑えるため、金融機関に売却価格を自主的に提示させ、その中から最も安いものを選ぶ「逆入札」方式を採用する。買い取った不良債権の売却には期限を設けず、市場動向をにらみながら、時間をかけて売却していく方針だ。

(朝日 9/21)

◇米地銀のアメリバンクが経営破綻…今年12行目

米連邦預金保険公社(FDIC)は19日、米ウェストバージニア州の地方銀行アメリバンクが業務を停止したと発表した。

米銀行の経営破綻は今年12件目で、昨年1年間の3件の4倍にのぼっている。同行の総資産は1億1500万ドル(約120億円)。同行の資産は、同州の銀行パイオニア・コミュニティー・バンクなど2行が引き継ぐ。

FDICは、資本の水準や手元資金などが不足するなどして経営に不十分な点がある「問題銀行」が計117あると発表しており、銀行破たんは今後も続きそうだ。

(読売 9/21)

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆「環境と金融」HP開設6周年を迎えて

★新しい気づきや考えるきっかけに出会えましたか?
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/04/24

スポーツウエア工場の劣悪環境と長時間労働、五輪に向け改善見られず

【4月23日 AFP】北京五輪に向けスポーツウエア業界が増産に力を入れる中、サービス残業や劣悪な環境での労働など、スポーツウエア製造工場における労働者の権利が踏みにじられている実態が「プレイフェア2008(Play Fair 2008)」が実施した調査によって明らかになった。

スポーツ用品産業の労働者の権利を守る国際キャンペーン「プレイフェア2008」の実施した調査によると、スポーツウエア用品メーカーの労働状況は2004年のアテネ五輪からほとんど改善されておらず、「労働者の権利の多大な侵害が今も当たり前に行われている」という。

また、「目標の生産量を達成するために労働者に極度の圧力をかけて」おり、労働者らは長時間のサービス残業をしている。また有毒化学物質にさらされた環境で働き、職場でのいじめや嫌がらせを受けている。

ニューバランス(New Balance)の運動靴を製造する、中国広東省(Guangdong)東莞(Dongguan)にあるスポーツ用品下請け業の工場での調査では、ある労働者が「過労死しそうだ」と調査員に述べた。

この労働者は、調査員に「2人で1時間に120足の靴を接着しなくてはならない。休憩なしで働いている。次の生産ラインへの靴底の供給が遅れていないか、常にびくびくしながら働いている」と述べた。

他にも、アディダス(Adidas)製品の組み立て工場で、残業を拒否したために不快な化学物質を使用する部署に異動させられたり、何時間も立たされるといったことがおきている。

中国南部の珠江デルタ(Pearl River Delta)で、アディダス、ナイキ(Nike)、アンブロ(Umbro)、Filaなどのボールや備品などを製造しているJoyful Long工場では、ほとんどの労働者が週7日勤務している。ある労働者は、「1か月に一度も休日がないのはおかしい」と述べ、「体力的につらいし、心理的にも疲れ果てている」と明かした。

同工場では、1か月に232時間も残業した人もいる一方で、平均時給は法定最低賃金の半分ほどだった。

「プレイフェア2008」は報告書をまとめるにあたって、中国やインド、タイやインドネシアにあるスポーツウエア用品の製造工場300件の労働者らにインタビューを実施した。北京五輪の大手供給メーカーであるアディダスや、ナイキ、ニューバランスなどの大手メーカーの工場も含まれている。

「プレイフェア2008」キャンペーンは、クリーン・クローズ・キャンペーン (Clean Clothes Campaign、CCC)、 国際労働組合総連合(International Trade Union Confederation、ITUC)、 国際繊維被服皮革労組同盟 ( International Textile, Garment and Leather Worker's Federation、ITGLWF)が実施している。

ITUCのガイ・ライダー書記長は、労働者の権利が侵害されていると再三の警告があるにも関わらず、問題を取り上げてこなかったとして国際オリンピック委員会(International Olympic Committee、IOC)を非難している。

ライダー書記長は、「5年前にIOCに初めてこの問題を持ち込んで以来、具体的な取り組みは一つも行われていない。労働者の権利侵害にIOCがどのような対策をとるのか、まだはっきりしていない」と苦言を呈した。

また、クリーン・クローズ・キャンペーン幹部のJeroen Merk氏は、下請け工場の労働条件を向上させる責任はスポーツウエア用品メーカーにあると述べ、「これらの企業が、スポーツウエアと運動靴市場を支配している。共同で取り組み、賃金その他の主要問題で業界をリードしてゆけば、労働者がさらされている悲惨な状況を終わらせることが可能だ」と述べた。

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆「環境と金融」HP開設6周年を迎えて

★新しい気づきや考えるきっかけに出会えましたか?
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/03/04

企業の社会責任に国際規格  国際標準化機構の原案判明

人権擁護や環境保全に関する企業などの取り組みを進めようと、国際標準化機構(ISO、本部ジュネーブ)が作成した国際規格の原案が28日、明らかになった。社会に対する責任を果たすという意味で、企業の「社会的責任(SR)」と呼ばれる活動に関する初の国際規格。2010年の実施を目指す。

環境、人権、労働慣行、消費者問題など7項目の主要課題について、望まれる行動を詳細に記した。再生可能エネルギーの利用拡大や、災害被害軽減への取り組みのほか、温室効果ガスの排出削減と影響への適応など、地球温暖化への取り組みも重要だとしている。

第三者による認証などを想定しない「ガイダンス」と呼ばれる緩やかな規格で、企業の取り組みの手引との位置付け。だが実質的には、企業が社会的な責任を果たしているかどうかが、この規格に沿って評価されるようになる可能性が高く、企業活動に大きな影響を与えそうだ。

対象は企業や労組、市民団体などすべての組織。「持続可能な開発の実現を目指し、社会的責任を果たすことはすべての組織にとって重要だ」と指摘し、自らの活動が社会に与える影響について、説明責任を果たす必要性も強調している。

環境面では、温暖化対策のほか「種の絶滅や移入種の拡大を招く活動を避け、生物の生息地を保全する」といった自然環境保護や、持続可能な資源の利用を進めることを挙げた。

消費者関連では「生産から流通を通じて製品を追跡できるシステムをつくり、問題が生じたときに製品の回収ができるようにする」としたほか、包装を最小限にし、再使用や再資源化が可能な製品の設計などを通じて、持続可能な消費の実現に貢献するよう求めている。

国際標準化機構による社会的責任(SR)規格原案の要旨は次の通り。

【対象】規模や所在地などにかかわらず、すべての組織が対象。

【特徴】組織が社会に与える影響の説明責任、利害関係者の関与促進、持続可能な開発への貢献がSRの重要な特徴。

【原則】倫理的行動、法治の尊重、透明性、予防的アプローチ、説明責任、人権尊重など。

【ガイダンス】組織は以下の行動を取ることが望ましい。

 一、温室効果ガスの排出を減らし、再生可能エネルギーを確保する。

 一、水の使用量や原料使用量を最少にする。

 一、先住民や少数者の人権を尊重する。

 一、製品のライフサイクル全体を考え、簡単に再利用、再資源化ができるような設計をする。

 一、投資において社会的責任を考慮する。

 一、貧困や飢餓の根絶に貢献する技術開発を行う。

 一、消費者の安全衛生の保護と持続可能な消費の実現に貢献する。

 一、地域社会の発展に貢献する。

 一、汚職や贈収賄を防ぐための行動を強化、責任ある政治的関与に努める。(以下略)

社会的責任(SR)規格

SRは「社会的責任」の英語の頭文字で、企業などの組織の環境対策や汚職の廃絶、人権配慮などを重視する立場から、単に法律を守って収益を上げるだけでなく、社会の中でさまざまな責任を果たすことが必要だとの考え方から生まれた。国際標準化機構は、企業などが社会的責任を果たす上で配慮すべき点についての国際的な基準にしようと、2005年に規格の策定作業を始めた。

(産経 2/28)

★ISO 26000第三次作業文書改訂二版(WD3rev2)

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆「環境と金融」HP開設6周年を迎えて

★新しい気づきや考えるきっかけに出会えましたか?
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/02/19

CSR経営動向調査2007

日本総研のレポート
http://www.csrjapan.jp/research/trend/pdf/csr2007_all.pdf

【調査の概要】
(1)実施主体 :日本総合研究所
(2)実施期間 :2007年7月19日~同年8月31日
(3)調査対象 :東京証券取引所第一部上場企業 1,674社、
 及び、その他の市場に上場している時価総額上位企業 計2,000社
(4)調査方法 :「わが国企業のCSR経営の動向調査」ウェブ回答画面もしくはワード回答票
 による回答
(5)回収回答数 :全体 357社(回答率17.9%))
 調査票「環境編」350社(回答率17.5%)
 調査票「社会・ガバナンス編」336社(回答率16.8%)
 (いずれも締切後提出分も含む)
(6)調査項目 :調査項目は下記の表に示すとおり。
〔環境編〕
 1.環境パフォーマンス
 2.サプライチェーン・マネジメントの観点からの環境対策
 3.環境マネジメント
 4.環境コミュニケーション
 5.生物多様性
 6.事業機会としての環境問題対応
〔社会・ガバナンス編〕
 1.企業統治
 2.公正な経済取引
 3.顧客に対する誠実さ
 4.労働慣行
 5.仕事と生活との両立支援
 6.グローバル市場への的確な対応
 7.社会活動への積極関与
 8.社会的課題の解消に資するビジネス

【調査結果の概要】

(1) 温室効果ガスの排出量は絶対値での削減が進んでいない

温室効果ガスの排出量が長期的に減少傾向にあるとする企業は半数程度にすぎず、1990年対比で6%以上の削減を実現していると自己評価する企業は3割程度にとどまっており、温室効果ガス総量削減への厳しさが表れた。

(2) 再生可能エネルギーは利用だけでなく生産する企業が広がる

再生可能エネルギーを積極的に利用するとともに、幅広い業種において、自社の事業所、工場等で再生可能エネルギーを自ら生産しており、温室効果ガス削減に向けた先進的な取り組みを行っている企業が広がりをみせている。

(3) グリーン調達の実効性を高めるために取引先への指導に取組む

グリーン調達の実効性確保のために、6割を超える企業が取引先の改善指導や経営指導を実施していた。企業が、実効性あるグリーン調達を実行しようと努力している側面が窺える。

(4) 生物多様性に関する取組みは本業の中での係わりが必要

「生物多様性保全とは社会貢献の中で係わりを持つ」との考えが一般的である一方、事業活動が生物多様性に与える影響については認識している企業が少ない。中長期的な視点で方針を持つためにも、事業活動と生物多様性との関係の見直しが必要とされている。

(5)環境問題に対応するためのR&Dは5年間増加を続ける

環境問題に対応することを切り口とした研究開発はこの5年を通して伸び続けており、約20%の増加を遂げている。環境問題への注目の高まりと共に、今後の製品・サービスへの反映が期待される。

(6) 株主に対する環境問題・社会問題に関する情報開示の動きが広がる

有価証券報告書等で環境問題・社会問題を事業リスクとして公開する企業が過半数となる一方で、こうした問題に関連した株主からの行動が日本企業でも見られるようになっており、企業に対するステークホルダーからの期待が見て取れる。

(7) 海外サプライヤーとの取引におけるCSR配慮は未着手

海外サプライヤーとの取引におけるCSRは、調達基準の明文化と適用すら達成されていない状況にあり、海外に対する姿勢がまだ定まっていないように見受けられる。

(8) 社会貢献活動の効果検証、今後の課題 

社会貢献活動の効果検証は十分に進められていない。実施する活動の継続性と企業ブランドに係わる問題であり、今後の課題となっている。

(9) メディアスポンサーになる際の基準の策定が急がれる

行政や経団連からの問題提起がある一方で、有害情報から子どもを守るためにメディアスポンサーになる際の基準を策定する企業は広がりを見せておらず、速やかな対応が望まれている。

(10) 安全・安心のテーマに事業化の視線が集まる

社会的課題の解消に資するビジネスの事業として、特に安全・安心のテーマに関連のある分野での事業化が、昨年度から急増している様子が窺われた。

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆「環境と金融」HP開設6周年を迎えて

★新しい気づきや考えるきっかけに出会えましたか?
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/12/16

伊藤忠、育児・介護に最大10万円補助

伊藤忠商事は1月から、ベビーシッターやホームヘルパーを利用する際の費用を、月額でそれぞれ5万円を上限に補助する制度を始める。仕事と家庭を両立しやすい環境を整えるのが狙いで、育児と介護の両面で踏み込んだ支援をするのは珍しいという。

ベビーシッター費用の補助は、子どもが小学校を卒業するまで。ホームヘルパーや配食サービスなど高齢者向けのサービス利用については、補助の期限を設けない。小さい子どもと介護を必要とする高齢者を抱えた家庭が、同時に二つのサービスを利用する場合は、最大で月額10万円を補助する。

伊藤忠商事はこのほか、子どもが小学校を卒業するまで、勤務時間を1日90分短縮できる制度を設ける。これまでは、子どもが3歳になるまで認めていたが、大幅に延長する。

企業のワークライフバランス(仕事と生活の調和)に詳しい第一生命経済研究所の松田茂樹・主任研究員は「長期間にわたって手厚い支援が続く点で先進的な取り組み」と話している。

(2007年12月16日 読売新聞)

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆「環境と金融」HP開設6周年を迎えて

★新しい気づきや考えるきっかけに出会えましたか?
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/12/02

先進国企業が途上国で責任を果たせない理由

◇ドイツで見た、途上国の「現在」と「今後」

◇なぜ東独政府は汚染物質を垂れ流したか?

◇発展を急ぎたい途上国側との対立

(日経ECOマネジメント 12/2)

◆World Wide 海面上昇シミュレーション(+14mまで可能)

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆「環境と金融」HP開設6周年を迎えて

★新しい気づきや考えるきっかけに出会えましたか?
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/11/12

金融関係者・NGO・大学生はCSRの何を知りたい?

ゼネラル・プレス社の第4回「社会と作るサステナビリティ・コミュニケーション」

☆セミナー開催のご案内はこちら

開催日時 2007年 11月 20日 (13:30-16:30)

開催場所 東京都 (日中友好会館 B1 大ホール)

【プログラム】

13:30 - 14:00 はじめに「CSR報告書2007年の動向」 ゼネラル・プレス社 筑紫 透

14:00 - 15:00 プレゼンテーション「CSR報告書を読んでの感想・意見」

    Webサイト「持続可能な社会と金融CSR」管理者 伏木貴雅氏

    フェアトレードカンパニー 広報ディレクター 胤森なお子氏

    東京大学教養学部4年生 小栗充博氏

15:15 - 16:15 パネルディスカッション「読者視点のCSR報告書とは?」

16:15 - 16:30 質疑応答・まとめ

【会場】

日中友好会館 東京都文京区後楽1-5-3

【問合せ先】

㈱ゼネラル・プレス http://www.gpress.co.jp/
サステナビリティ・コミュニケーション事業本部 担当:村田
e-mail: murata_yo@gpress.co.jp / TEL: 03-5802-2414 / FAX: 03-5802-2428 

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆「環境と金融」HP開設6周年を迎えて

★新しい気づきや考えるきっかけに出会えましたか?
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/30

児童労働発覚のインド工場、ギャップが契約解除

衣料小売大手ギャップは、インドの工場で子どもが労働を強いられていると英高級日曜紙オブザーバーが伝えたことを受け、問題が指摘されたインドの業者との契約を打ち切った。ハンセン同社社長が28日明らかにした。

ハンセン社長は、ニューデリー市内で働く子どもたちの映像を見て、深く憂慮すべき実態だと語り、「こうした著しく愚かな決定をした業者に不快感と怒りを感じる」とコメントした。

契約を打ち切られた業者が生産していたのは、ギャップが供給元に発注していたごく一部の製品に過ぎないため、同社は販売を中止する。ハンセン社長は、ギャップが児童労働の問題に正面から取り組んできたと述べ、「こうした事態に対しては例外を認めず対応していく」と言明。昨年も規定に違反した世界23カ所の工場と取り引きを打ち切ったことを明らかにした。

(CNN 10/30)

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆「環境と金融」HP開設6周年を迎えて

★新しい気づきや考えるきっかけに出会えましたか?
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/25

「社員大切にする企業」認証へ…21世紀職業財団

社員の長時間労働を防ぎ、育児や介護と仕事が両立できるように配慮している会社を、「社員を大切にする優秀な企業」として認定する事業を財団法人「21世紀職業財団」(松原亘子会長)が11月から始める。認定企業は、「ワーク・ライフ・バランス認証マーク」を使うことが認められるようになる。

同財団は、審査のための評価基準やチェックシートを労働分野の専門家らと独自開発した。「ワーク・ライフ・バランスに取り組む経営・人事の方針が社員に示されているか」「時間外・休日労働時間が月45時間を超えた労働者の割合が3%未満か」などを審査し、基準を満たした企業を認定する。審査は有料。

同様のマークとしては、次世代育成支援の行動計画を策定し、一定の成果を上げた企業を厚生労働大臣が認定する「くるみんマーク」がある。

今回の「ワーク・ライフ・バランス認証マーク」は、「くるみんマーク」取得企業を対象にした。「社員を大切にする企業として、学生にもアピールできる」と同財団では説明する。

(読売 10/25)

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆「環境と金融」HP開設6周年を迎えて

★新しい気づきや考えるきっかけに出会えましたか?
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/03

CSR調達、国内企業の6割が推進

国内企業が法令順守や環境配慮など企業の社会的責任(CSR)を基準にした部材調達を積極化している。日本能率協会(東京・港)の調査によると、回答企業の59%がCSR調達を推進していると回答、大企業に絞ると71%に達した。事業活動がグローバル化し、企業への説明責任が厳しく問われるようになったことが背景にある。

調査は今年6月から7月にかけて、国内企業の購買・調達責任者を対象に実施、353社から回答を得た。うち上場企業が51%を占めた。

CSR調達の具体的な推進策としては、「調達基準の作成」(54%)、「社内教育の実施」(52%)、「調達先への説明」(42%)が多い。ただ「調達先との間でCSRに関する契約を締結した」は15%、「調達先に監査を実施した」は9%と低く、同協会では「取り組みは始まった段階」と分析している。

(日経 10/3)

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆「環境と金融」HP開設6周年を迎えて

★いい情報に出会えたと思われた方は、Click me!人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/08/24

循環型社会のつなぎ目としての企業のあり方とは!?

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓                      
  次世代のために残したい地球  ~CSRは世界を救うのか!?~
  ------vol. 1---------------------------------------
   循環型社会のつなぎ目としての企業のあり方とは!?

┗━━━━━━━━━━━━━ 9月12日(水)18:30-21:00 ━━┛

 大地に還る、醗酵技術。
 海に還る、食品加工技術。
 丸の内から発信する、地球のあり方。

 大地と海と丸の内。それぞれの領域での循環型社会を担う
 CSR第一人者の方々が、赤裸々な想いを語ります。

 エコロジーとエコノミーの第一線で活躍されている社会人の皆さん、
 次世代を担う学生の皆さん、
 NPO、NGOでサステナブルな社会づくりに取り組む皆さん、
 そして、50年先にも安全なものを安心な場所で食べたい皆さん、

 立場、世代、業界を超えて 21世紀の企業のあり方(CSR)を
 ざっくばらんに語り合いませんか?

/// ゲスト //////////////////////////////////////////////////////

◇海◇ 味の素(株) 広報・CSR部専任部長 中尾洋三 様
  食品事業のグローバル展開に伴い、資源・エネルギーの使用や
  廃棄物の発生を極小化する循環型ビジネスモデルを確立している。
  海洋水産資源であるかつおを余すことなく使い切ること、
  醗酵技術によるサトウキビの再資源化(飼料・肥料化)などに取り組む。
  「企業の持続性を追及すると環境の持続性と向き合わざるを得ない。」
  http://www.ajinomoto.co.jp/

◇丸の内 ◇ 三菱地所(株) 都市計画事業室 参事 井上成 様
  大手町カフェ(ビオトープとカフェの融合)、エコッツェリア
 (丸の内のエコの可視化)のプロデュースを通じて、
  21世紀のありたい社会の姿を丸の内で表現し続ける都市空間デザイナー。
  「昼下がりの丸の内。ふと足を止めた人にメッセージを伝えたい。」
  http://www.o-cafe.com/index.php
  http://ecozzeria.jp/

◇大地 ◇(株)有機醗酵 代表取締役社長 松村紀久子 様
  農家(生産者)と消費者を醗酵技術を用いたコンポストにより結び、
  食資源の地域循環型社会の構築を手がける。 皇居前パレスホテルや
  富士通(株)、オリンパス(株)で導入。
  「ゴミ処理の現場。農家の現場。そして、あるべき社会の姿。
  やることはおのずと決まります。」
  http://www.yukihakko.co.jp/

━ 開催概要 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

○日時:9月12日(水)18:30-21:00

○プログラム:18:30- 受付開始、交流会
       19:00- トークセッション
            3人のゲストが循環型社会の現場を語ります。
       20:15- グループセッション
            ゲストと参加者に意見交換していただきます。
 ※遅刻、早退OKです
      21時以降、別会場にて懇親会を予定しています。
   当日、懇親会の出欠を伺います。
   
○会場:環境パートナーシップオフィス(EPO)「エポ会議室」
     東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F
     (アクセス:表参道駅より徒歩5分、渋谷駅より徒歩10分)
    http://www.geic.or.jp/geic/support/utility/map.html
    http://www.geic.or.jp/geic/intro/access.html

○対象:企業のCSR、経営に携わる社会人の方
    環境問題に関心がある社会人、学生の方

○参加費:社会人1500円 学生100円(交流会費込み)

○規模:50名程度

○主催:株式会社 グラウンディングラボ
    
このイベントのHP

○お問い合わせ:大野 ono@groundinglab.com

━ 申し込み方法 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
 以下の事項を記載の上、ono@groundinglab.com まで
 メールをお送りください。
 申し込み締め切りは9月10日(月)23:59です。
---------------------------------------------------------
  所属:
  役職(学年):
  お名前:
  e-mailアドレス:
  参加動機:
  本イベントをどちらでお知りになりましたか?:

---------------------------------------------------------

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

★有意義な情報/記事を見つけたと思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/08/11

グローバルコンパクト 「気候問題への配慮」

サステナ・ラボの記事「がんばって、日本企業」より。

「気候問題への配慮」という宣言--省エネに留まらず、製品やサービスの温室効果ガス排出を削減する自発的な目標を設定し、毎年、その達成度を公表するという内容--に署名した日本企業は、富士ゼロックス、日本航空、セイコーエプソン、リコー、損保ジャパンの5社。

では、署名した世界153の「責任ある」企業のうち金融はというと、

PIRAEUS BANK
SOMPO JAPAN INSURANCE INC.
WESTPAC BANKING CORPORATION

まだまだ関心は薄いようです。日本の金融業界よ、目覚めよ!

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

★有意義な情報/記事を見つけたと思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/07/25

ドイツ 「アイデアから実践へ」 企業のCSR推進のためのハンドブックを発行

ドイツ連邦環境省は、7月9日、ハンドブック「企業における持続可能性マネジメント」を公表した。これは、連邦環境省とドイツ経済の持続可能な発展のためのフォーラム「econsense」、リューネブルク大学が共同で作成したものである。環境や社会に関する視点を企業戦略に取り込みたいと考えている事業家や企業経営者向けに、実践に即したアドバイスや、持続可能性を確保するための多様なマネジメント手法が示されている。

◇Von der Idee zur Praxis: Nachhaltigkeitsmanagement in Unternehmen schafft viele Vorteile

【ドイツ連邦環境省】

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

★有意義な情報/記事を見つけたと思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/07/07

なぜ日本企業は4社だけなのか

◇企業サミット:温室効果ガス削減の声明など採択し閉幕
 
環境、人権など世界の諸課題に対する企業の積極関与を促すためジュネーブの国連欧州本部で開かれていた企業サミットは6日、温室効果ガスの排出削減の達成度を毎年公表することを盛り込んだ「気候問題への配慮」と題する声明などを採択して閉幕した。

声明には日本企業を含む世界153社の経営トップが署名。署名企業は自主的に達成度を公表するが、非政府組織(NGO)からは公表を義務付けるべきだとの批判も出ている。

声明は、気候変動を政府や企業、市民にとって「緊急かつ広範囲な行動」が必要な問題と位置付けた上で、エネルギー利用の効率化に加え、製品やサービス供給に伴う温室効果ガス排出の削減のため、企業が自発的な目標を設定。毎年、その達成度を公表することなどをうたった。

国連の配布資料によると日本企業は富士ゼロックス、日本航空、リコー、損保ジャパンの4社が含まれ、署名企業数は今後拡大する見通しだ。

(ジュネーブ共同 7/7)

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

★有意義な情報/記事を見つけたと思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/06/30

腐った林檎をすべて捨てよ!

長年怠惰な組織風土に慣れてきた人間がある日突然変われるとは考えられない。腐ったことをやり続けてきた人間を再雇用するのでは年金事業の再生はできない。

◇「手抜き当たり前の職場、解体仕方ない」社保庁職員が告白

30日未明に国会で成立した社会保険庁改革関連法案。社会保険庁を解体し、職員を非公務員化する公法人を新設して出直しを図ることが正式に決まった。そんな中、東日本の社会保険事務所で働く職員が、読売新聞の取材に「手を抜くのが当たり前の職場。解体されても仕方がない」などと内情を証言した。

職員の告白は、信頼回復への道のりがいかに険しいかを物語る。

「決められたことをしないから、こんな組織になってしまった」。取材に応じた社保事務所の中堅職員の男性は、解体の運命をたどる自らの職場についてあきらめ混じりの口調で語った。

男性が社保事務所で働き始めたのは1980年代。一通り業務を覚えると、職場の異常さに気づいた。指導してくれた先輩職員が、自分に教えた通りに仕事をしていない。例えば、年金番号をきちんと確認しない、窓口を訪れた人に給付額を丁寧に説明しない、昼休みになると窓口に人が来ても無視する……。

積極的に仕事をすると、上司にしかられた。残業をしていると、「そんなことせずに帰りなさい」。揚げ句の果ては「君が仕事をし過ぎると、周りがさぼっているのが目立つだろう」。

男性は周囲に煙たがられながらも、年金記録の確認や給付の相談に来た人に対し、丁寧に説明して納得してもらうよう努めたつもりだ。一方で、「最近は周囲に合わせてしまっているところもある」とも打ち明ける。

年金記録漏れ問題も、「職員の怠慢が一因」と考えている。

97年に基礎年金番号が導入される以前のこと。転職などで入社した従業員の厚生年金について、企業が必要書類を提出してきた際、かつての職場の年金番号が記されていないケースが度々あった。本来なら、従業員本人に確認し、同じ番号をつけるべきだったが、面倒だからと、新しい番号をつけてしまう職員が多かった、と男性は証言する。「年金支給年齢になった時に記録をまとめようとしても、まとめきれない年金番号が出てくることは、みんな気づいていたはずだ」

社会保険庁改革関連法案が成立したことで、同庁は2010年に日本年金機構という組織になる。しかし、「社保事務所の係長以上は総入れ替えするぐらいでなければ、組織は変わらないでしょう」と話している。

         ◇

東京・霞が関の社会保険庁では29日、職員が複雑な表情を見せた。ある職員は「ここ数年、次々に不祥事が発覚し、批判を浴び続けてきたので、若い職員がやる気を失いそうだった。早く新しい組織で再出発したい」。しかし、「新組織で採用されるのかどうか不安もある」とも話し、表情を曇らせた。

30年以上勤めている別の職員はこの日、人のために働きたいと意欲を持って入庁した当時のことを思い出したという。この職員は「ここまで信頼をなくしてしまったことは本当に残念。組織がなくなるのは寂しいが、年金制度への信頼を取り戻すため、生まれ変わるしかない」と語った。

(読売 6/30)

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

★有意義な情報/記事を見つけたと思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/06/29

原子力機構、放射能汚染を放置

日本原子力研究開発機構は29日、茨城県東海村にある東海研究開発センター原子力科学研究所の排水施設で、放射能汚染を確認したと発表した。同研究所はこの汚染を01年に確認していたが、5年以上放置。国や県にも報告していなかった。同研究所では26日にも、匿名の告発文書をきっかけに別の汚染が発覚しており、同機構は29日「口外しないでと言われて黙っていた」などと隠蔽(いんぺい)工作があったとも取れるこの文書の内容を公表した。

同機構によると、これらの汚染で、管理区域設定基準の最高12倍強の放射能が検出されているが、周辺や人体への影響はないとしている。

今回明らかになった汚染は01年10月に一部の施設の廃止に伴う調査の際に確認されていた。排水施設は非管理区域だが、調査した職員は除染作業などを行わず、法令報告にあたるという認識もなく放置した。

26日に発覚した問題を受けて、28日夜になって法令報告が必要ではないかと上司に報告。29日に調査したところ、基準の最大12.5倍にあたる放射能が確認された。

26日の汚染発覚のきっかけとなった文書には「汚染が放置されている。口外しないでほしいと言われた」などと書かれていた。これを受けて同機構が26日に調査したところ「モックアップ建家」東側の共同溝(非管理区域)で、基準の1.5から3倍の汚染を確認。さらに付近の引き込み溝で、06年6月に汚染が確認されていたが、国や県に報告をしていなかったことも明らかになった。

一連の問題を受け、同機構は7月2日に安全管理担当理事を本部長とする「安全確認調査・対策本部」を設置、同研究所に調査委員会を設け、ほかに同様の事例がないかの確認を進める。

(朝日 6/28)

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

★有意義な情報/記事を見つけたと思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/06/12

ソニー CSR監査取引条件 世界4000社に義務付け

ソニーは7日、世界で約4000社に上るすべての調達取引先企業に対し、今夏をめどに長時間労働や未成年者の就労など人権・労働条件などの不備がないかをチェックするCSR(企業の社会的責任)監査を事実上、義務付けることを明らかにした。主なチェック項目をまとめた手引書を配布し取引先企業に自己監査を求めるほか、専門の第三者機関による監査も行う。監査は米IBMやヒューレット・パッカード、蘭フィリップスなど欧米の有力エレクトロニクス企業との国際コンソーシアム(共同体)で策定・標準化した仕組みに基づくもので、これを調達制度に全面適用する日本企業はソニーが初めて。

今後は、欧米消費者の注目度が高い国際企業のトヨタ自動車やキヤノンなど他の国内有力企業でも同様の取り組みを求められる可能性は高く、ソニーの取り組みが注目される。

人権意識の高い欧米市場では、取引先であっても劣悪な労働環境や人権侵害などの社会的な問題を放置する企業は消費者の不買運動の対象となったり、投資家から投資不適格と判断されるケースがあり、CSRの観点に立った調達管理は、国際企業に共通した経営の重要課題になり始めているという。

ソニーは連結売上高の約7割を海外事業で計上、欧米の市場評価が業績や企業ブランドに大きな影響を与えることから、他の欧米有力企業と協力し世界的にも先進的な国際調達のCSR監査に踏み切る。国内では6日から取引先への説明会を開始しており、6月末には監査情報を管理する専用データベースの運用も始める。

監査は、あくまでソニー側からの要請による取引先企業自身の自己監査を基本とし、相手先に課題が見つかっても直ちに契約を変更することはない。ただ、改善を求めても履行されない場合や重大な人権侵害などが判明した場合は、契約解除を含め厳しく取引を見直す。

一方、第三者機関による監査は、国際コンソーシアムの「EICC」主導による参加企業の共同監査として実施する。同コンソーシアムは監査委託機関の候補を10社程度選定済みで、一部の受託生産会社などに試験的な監査に入った。正式に監査機関を決定し、今年後半には本格的な活動を開始する方向だ。

同コンソーシアムは、主要エレクトロニクス企業の個別CSR活動による監査の重複、監査範囲の違いによる部材供給メーカーの混乱や業務負担を避ける目的で2005年3月に発足。ソニーが適用する監査基準を満たせば、供給メーカーは同コンソーシアムに参加する約25社の欧米主要企業から同様の評価を得られるメリットがある。同コンソーシアムの活動には、すでに米自動車大手のビッグスリーなども関心を示しており、業界の枠を超えた取り組みに発展する可能性がある。

(FSBi 6/8)

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

★有意義な情報/記事を見つけたと思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/06/11

中国石油が社会的責任報告書を公表

中国石油天然気集団は2006年度企業社会的責任報告書を公表した。その報告書によると、2006年度同社は175億元を環境対策に投入し、2781件の重大な環境安全問題を処置し、123件の水汚染三級防止事業を実施し、潜在的リスクのある化学工業装置を41停止した。また2005年度と見比べ、2006年度の中国石油の事故件数、死亡人数、経済損失額はそれぞれ33%、6.8%、82.5%下がった。
 
同報告書によると、2006年に重大な環境汚染や生態破壊事故はなく、工業廃水排出基準達成率と工業廃ガス排出基準達成率が、国家の重点企業に対する監督管理基準より高く、汚水中の主な汚染物である油分類とCODの排出量もそれぞれ4.65%と5.4%減少した。
 
これは中国石油集団の初の社会的責任報告であり、初めて出した単独の非財務年報でもある。今後、毎年定期的に発行する予定となっている。

【中国環境報】

★有意義な情報/記事を見つけたと思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/06/07

CSR グッド・プラクティス2007

経済同友会 2006年度 社会的責任経営推進委員会 報告書

CSRイノベーション 事業活動を通じたCSRによる新たな価値創造 日本企業のグッドプラクティス

【総括】
・CSRの基本認識は、社会の動向に「対応する段階」から社会へのインパクトを「創出する段階」へ移行。
・事業活動を通じて社会的課題を解決することは、企業の競争力を高める。
「CSRによるイノベーション」:CSRにより事業活動も変革し、それが企業の競争力を高め、それが社会を発展・成長させていく。
「CSR自体のイノベーション」:CSRに対する考え方も変革するため、何がいま重要なのか、企業は常に意識して行動すべき。

【本文】

【課題別の事例】

①顧客の立場に立った商品・サービス
 日本総合研究所・上席主任研究員 足達英一郎

(掲載されている金融業界の企業)

あいおい損害保険、アメリカンファミリー生命保険、住友信託銀行、大和証券グループ、千葉興業銀行、野村ホールディングス、三井住友海上火災保険、みずほ銀行、三井住友フィナンシャルグループ、UFJニコス

②従業員が働きやすい職場
 大和総研経営戦略研究部・主任研究員 河口真理子

(掲載されている金融業界の企業)

アメリカンファミリー生命保険会社、大和証券グループ、千葉興業銀行、野村ホールディングス、みずほ銀行、三井住友海上火災保険

③地域社会との共存・コミュニティの再生
 日本政策投資銀行審議役 永峯道男

(掲載されている金融業界の企業)

あいおい損害保険会社、アメリカンファミリー生命保険会社、住友信託銀行、大和証券グループ、三井住友海上火災保険、三井住友フィナンシャルグループ、UFJニコス

④環境ビジネスの推進
 レスポンスアビリティ代表取締役 足立直樹

あいおい損害保険、住友信託銀行、大和証券グループ、野村ホールディングス、三井住友海上火災保険、三井住友フィナンシャルグループ

「IMG.jpg」をダウンロード

★有意義な情報/記事を見つけたと思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/04/29

企業は非正規雇用者の賃上げに反対

◇非正規雇用で大企業調査 半数が賃金上昇を懸念

人事院の外郭団体「日本人事行政研究所」が東証一部上場などの大企業を対象に行った意識調査によると、派遣社員やパートタイマーといった非正規労働者の賃金水準の上昇に懸念を抱く企業が50・4%に上った。景気回復に伴い人手不足感が強まる中、非正規労働者の待遇改善は社会的な課題にもなっており、企業は難しい対応を迫られているようだ。

非正規労働者を今後も戦力として活用する上での問題点を複数回答で尋ねたところ、「賃金水準」を挙げた企業が最も多かった。これを雇用形態別に見ると、契約社員に対しては60・0%の企業が賃金水準を問題視。パートで50・0%、アルバイトについても42・2%が懸念を示した。

派遣社員については、長期間雇えないため、「雇用期間」を問題視する企業が54・7%に達した。

(FSB-i)

◇メーデー:フリーターの若者たちが「自由と生存」求めデモ
 
「非正規(雇用)を使い捨てにするな」「交通費を出せ」--。低賃金アルバイトで暮らすフリーターの若者たちや日雇い・派遣労働者らの集会「自由と生存のメーデー」が30日、東京都新宿区で開かれ、JR新宿、新大久保駅前など約4キロをデモ行進した。

このメーデーは04年、「フリーター全般労組」が数十人規模で開催。正社員をリストラして派遣やパートなど非正規雇用で補う企業の流れの中、参加者は年々増加。今年は野宿者や障害者らも加わって過去最多の300人が参加した。

集会に参加した社民党の福島瑞穂党首は「これだけ多くの若者が参加するのは頼もしいが、それだけ彼らの生活はぎりぎりで、切実なんです」と訴えた。有給休暇分の未払い賃金約20万円を巡って請負会社と争っているという練馬区の契約社員の男性(28)は「声を上げて訴えなければ、この社会は悪くなる一方だ」と切実に話した。

(毎日 4/30)

★有意義な情報/記事を見つけたと思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2007/03/31

電力会社の「不適切な事案」4518件

◆原発「不適切な事案」、97件 東電含め電力7社

全国の12電力会社は30日、発電所におけるデータ改ざんやトラブル隠しに関する調査報告書を経済産業省原子力安全・保安院に提出し、不適切事例4518件を報告した。うち原発関連は7社で97件あった。東京電力は福島第一原発(福島県)2号機で84年に起きた原子炉緊急停止を隠していたと報告したほか、同3号機で78年に起きた制御棒脱落は臨界事故に至っており、それを隠していたと断定した。

調査対象は原子力、火力、水力の約1400発電所。不適切事例の内訳は原子力97件、火力148件、水力4273件。河川法に基づく看板設置などの届け出を怠った事例約3500件を含めた東電の件数が突出するなど、各社で集計の基準や力の入れ方などが一様でないため、結果的に数字は大きく違っている。

福島第一原発2号機では84年10月、原子炉起動時に緊急停止装置が働いたが、運転員が記録を改ざんして国や地元に報告しなかった。運転員の想定より速く核分裂反応が進み、数秒間臨界状態になった。当時、原子炉建屋内では約150人が作業していた。基準を上回る被曝(ひばく)はなかったが、東電は「原子炉建屋内で作業しているのに、臨界に達してしまったのは不適切だった」としている。

また、福島第一原発3号機の78年の臨界事故では、運転員は制御棒の脱落に気づかず、臨界状態と判断できないまま7時間半も放置し、記録を改ざん、事故を隠していた。

制御棒脱落は99年の北陸電力志賀原発(石川県)1号機での臨界事故のほか、東電、東北電力や中部電力の8原発で起きていたことが判明。最も早かった福島第一原発3号機の臨界事故で情報が共有されていれば、以降の発生は防げた可能性があった。

保安院は30日、原子炉メーカーの日立と東芝に、一連の制御棒脱落について報告書を提出するよう求めた。

一連の不祥事を受けて、東電は同日、勝俣恒久社長ら64人を減給などとする処分を発表した。勝俣社長と田村滋美会長が3カ月間10分の3の減給、林喬副社長ら3人が3カ月間100分の15の減給など。

一方、日本原電は敦賀原発2号機(福井県敦賀市)で97年7月に原子炉格納容器の気密試験で国の検査官をごまかした問題について、不正の実行者や不正を指示した者は明らかにできなかったと報告し、調査の限界を示した。

また、北陸電力は、志賀原発1号機の臨界事故隠しについて本店は関与しておらず、同時に二つの点検作業をしたのが原因の一つだったと報告した。

(朝日 3/30)

★有意義な情報/記事と出会えた!と思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/03/29

環境や安全性よりも利益拡大

◆東電:07年度の設備投資は6088億円、23%増

電力会社による原子力発電所の不正隠ぺい発覚などが相次ぐ中、世界最大の民間電力会社の東京電力が28日、2007年度の設備投資額を原子力燃料も含めて6088億円に増やす計画を発表した。06年度推計4953億円に比べて23%増となる。また、06年度の期末配当額を従来予想より 10円増やして40円にすることも明らかにした。

都内で記者会見した東電の勝俣恒久社長は、一連の原子力発電所のデータ改ざんについて「まだ若干あると聞いている」と述べた。これは臨界事故に絡むトラブルではないと述べ、詳細は経済産業省の原子力安全・保安院に30日に報告すると語った。

東電は1月31日に、柏崎刈羽、福島第一、福島第二の全3原発にある原子炉17基のうち13基で、国の定期検査の際に合計199件のデータ改ざんがあったことを保安院に報告。3月1日には、原子炉自動停止の隠ぺいなど新たに6件の不正があったことも報告した。データ改ざんや隠ぺいが相次いだことを受け、保安院は電力各社に対し、水力や火力も含め発電所で不正がなかったかを調査し、3月31日までに報告するよう求めていた。

拡販に強気姿勢-中計目標達成前倒しも

今後の販売拡大については強気な姿勢だ。10年までの目標を示した中期経営方針「経営ビジョン2010」の中で、東電は04-10年度までの販売電力量累計を100億キロワット時以上にすることを掲げている。勝俣社長は、コスト削減による価格競争力の強化により、この目標の達成を1年前倒しすることが視野に入ったことを明らかにした。

こういった事情を踏まえ、株主に利益を還元するために10円の増配を決定したという。増配について「私自身検討を進めてきたこと」(勝俣社長)とし、ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(TCI)が中部電力や電源開発に対し、増配を要求したこととは無関係だとの考えを示した。

原発の増設を延期

東電は、増額した設備投資を原子力発電所や石炭・液化天然ガス(LNG)火力発電所の新設、送変電設備の増強などに投資する方針。

12年と13年に運転開始を予定していた福島第一原発(福島県双葉郡)の7、8号機(ともに出力138万キロワット)の増設計画を、地元の理解が得られていないため、1年ずつ先送りすることを明らかにした。7号機は13年10月、8号機は14年10月にそれぞれ運転開始する計画に改めた。

さらに、青森県東通村の原発2号機(出力138.5万キロワット)の運転開始時期も、需給動向を考慮し当初予定の「16年以降」を変更し「17年以降」とした。同1号機(出力138.5万キロワット)は予定通り14年に発電を開始する。

(Bloomberg 3/28)

★有意義な情報/記事と出会えた!と思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/03/02

社員4万人リストラで社長のボーナス7億円

◆創業来最大赤字のフォード、CEOに巨額ボーナス支給

米自動車大手フォード・モーターが、アラン・ムラリー社長兼最高経営責任者(CEO)に600万ドル(約7億600万円)のボーナス支給を決めたことが分かった。

創業以来最大の赤字決算となった後だけに、巨額ボーナス支給には株主らから批判が出そうだ。

フォードが2月28日に米証券取引委員会(SEC)に提出した資料によると、ムラリーCEOのボーナスはストックオプション(自社株購入権)の形で支給される。昨年9月の就任時に決めたボーナスの最低補償額よりも100万ドル多い。

フォードは「就任以降の業績や指導力を評価して決めた」と説明している。米メディアによると、ムラリーCEOの2007年の報酬総額は、1650万ドル(約19億4000万円)に達する見込みだ。

フォードはまた、ムラリーCEOの家族や友人による同社の社有ジェット機の使用を認めたことも明らかにした。ムラリーCEOの要請があれば、本人が同行しない私用の旅行などの飛行に使えるという。

ムラリーCEOは、フォード再建のため米航空機最大手ボーイング上級副社長から引き抜かれた。就任後初の通期決算となった2006年12月期の純利益は創業以来最悪の127億ドルの赤字だった。現在、4万人規模の人員削減などリストラを進めている。

(読売 3/2)

★有意義な情報/記事と出会えた!と思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/01/07

環境配慮や社会貢献、三井化学が給与に反映

三井化学は「環境との調和」や「社会貢献」を評価対象に加えたCSR(企業の社会的責任)型の人事評価制度を2007年度にも導入する。CSRの取り組みを強化する企業は多いが、評価を通じて社員の給与にまで反映させる試みは珍しい。人事評価に加えることで社員の意識改革を促し、長期に成長を持続できる経営基盤づくりを目指す。

CSRの視点を評価に組み込むのは経営理念と社員の業務活動の方向性を一致させる狙い。利益相反になりがちな収益目標の追求と、環境への配慮や社会貢献とを両立させる。化学会社は常に環境問題のリスクを抱えており、三井系2社の合併10周年を機にまとめる長期経営計画に新制度導入を盛り込み、CSRへの取り組みを強化する。

(日経 1/7)

★いい情報/記事と出会えた!と思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/01/01

米国 車のサステナビリティ格付システム

日本のJIS(日本工業規格)に相当するアメリカ規格協会(ANSI)の規格として、車のサステナビリティの格付システムを開発する計画が発表された。このSPEED-E規格は、燃費だけでなく、ライフサイクル全体のサステナビリティを分析し、消費者の商品選択に役立てるとともに、自動車メーカによるサステナブルな車両の開発・生産・販売を助けることを目的としている。

Leonardo Academy Kicks Off Development of SPEED-E for Vehicles The Sustainable Vehicle Rating System as an ANSI Standard

★いい情報/記事と出会えた!と思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

GRI: To the third generation

The Global Reporting Initiative may be nearly 10 years old, and on its third iteration, but the reporting it advocates is no less controversial. Jess McCabe reports from Amsterdam

★いい情報/記事と出会えた!と思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/12/26

ソニーサプライヤー行動規範

11月28日の日経新聞一面に「電機・IT部品調達、法令順守重視の世界規準」という記事が掲載された。米IBM、ソニー、蘭フィリップスなど日欧米の電機・IT大手22社が、来年(2007年)夏をメドに、部品・部材の調達先に対してCSR(企業の社会的責任)を重視した統一基準の運用を始めるというもの。監査法人が各社の取引先を審査してデータベース化し、基準に満たない企業は調達先から外すという厳しいものだ。

つまり、サプライヤー(供給者、部品供給者など)にとっては、これを遵守しなければ取引先から仕事の受注が減少するどころか、取引の中止に追い込まれることになる。さらにこのルールが一次下請けだけなのか、二次、三次下請けまで適用されるのかによっては、かなり幅広く中小企業にその影響が広がることになる。

日本企業は当初、ソニーだけだが、内部統制の強化などを進める国内の電機大手にも参加を呼びかけるという。CSR調達の大きな潮流になる可能性が高い。

そこで、ソニーの基準を例にこの流れを一緒に考えてみたい。実は、ソニーでは、サプライヤーに求める行動規範を2005年6月に制定している。新聞記事に載っている来年夏よりも2年早い。したがって、世界基準としては来年かもしれないが、実質的にはもう始まっているということになる。

ちなみに新聞報道では約40項目の基準となっているが、ソニーは38項目の基準が作られていた。

ソニーがサプライヤーに求める法令順守(コンプライアンス)の主なものは、

●労働
(1)雇用の自主性、(2)児童労働の禁止、(3)差別の撤廃、(4)非人道的な扱いの禁止、(5)最低賃金の確保、(6)労働時間の法令順守、(7)結社の自由の尊重

●安全衛生
(1)機械装置の安全対策、(2)衛生管理、(3)安全管理、(4)緊急災害時対応、(5)労働災害・職業的疾病管理、(6)身体的な負荷のかかる作業への配慮、(7)寮設備と食堂の衛生面確保

●環境保全
(1)製品の有毒物質規制遵守、(2)化学物質と環境汚染物質の管理、(3)排水と廃棄物の管理、(4)大気汚染の防止、(5)環境許可証の取得と適切な報告、(6)汚染防止や省資源対策

となっている。

一方、管理の仕組みについては、

(1)企業のコミットメント、(2)経営の説明責任と責任、(3)法律と顧客要求、(4)リスクアセスメントとリスク管理、(5)活動目標、実行計画、測定、(6)教育・研修、(7)コミュニケーション、(8)社員へのフィードバックと参画、(9)監査と評価、(10)改善措置、(11)文書化と記録

となり、リスクマネジメントとしての経営管理を求めていることが分かる。

そして、倫理的経営を目指すうえで、

(1)汚職、恐喝、横領の禁止、(2)情報の公開、(3)不適切な利益供与・受領、(4)公正な事業、広告、競争、(5)内部通報制度、(6)地域貢献、(7)知的財産権の保護

が必要であると明記されている。

ソニーはこの行動規範を2005年度中に対象となるサプライヤーに知らせ、遵守を要請した。また、一部のサプライヤーに対しては、自己評価のための質問状の配布・回収と事業所視察を実施し、サプライチェーンでの遵守状況把握に努めている。

<参考>「ソニーサプライヤー行動規範」の全文(PDF 204KB)
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/Environment/management/code/qfhh7c0000000vru-att/SonySupplierCoC_J_web.pdf

(日経BP)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/11/01

米国デュポン社、持続可能性について新たな公約を発表

2015年目標は、市場主導型の革新を重視し、
安全、環境、エネルギーおよび気候変動への対応を目指す

http://www2.dupont.com/ja_JP/NewsEvents/news/2006/article20061013.html

◆2015年に向けての市場に関する目標

市場に重点を置いた2015年に向けての持続可能な目標の一環として、デュポンでは以下の公約を表明します。

環境的に優れた市場機会への研究開発の投資を2倍に。2015年までに、デュポンは、顧客および消費者に、直接的かつ定量可能な環境上のメリットをもたらす研究開発プログラムへの投資額を現行の2倍にします。

省エネおよび/または地球温暖化ガス排出量の削減を実現する製品からの売上を年間20億ドル超に拡大。2015年までに、デュポンは、顧客にエネルギー効率の向上および/または大幅な地球温暖化ガス排出量の削減が可能となる製品を提供することで、年間20億ドル以上の売上増を実現します。当社の概算では、これらの製品によって、顧客および消費者は4,000万トン以上のCO2削減が果たせると見込んでいます。

非枯渇資源からの売上を2倍増の80億ドルに。2015年までに、デュポンは非枯渇資源から得られる売上を現状のほぼ2倍にあたる80億ドルに成長させます。

新たに1,000以上の安全関連製品およびサービスを導入。 デュポンは、人々の安全を守る取り組みを強化していきます。さまざまな害や脅威から人々を守る新製品の開発と市場投入に向けて、研究開発費用を増加します。2015年までに世界中の人々に更に安全を提供するため、1,000以上の新製品およびサービスを導入します。

◆2015年に向けての環境負荷に関する目標

また、デュポンは概ね当初の予定よりも早く達成している環境負荷に関する目標を修正しました。「環境負荷の削減は、今なお当社の優先課題の一つである。企業が2世紀以上にわたり、何千ものさまざまな製品を作ってきた場合、それが残した遺産に関する問題が必ず生じる」とホリデー会長は語っています。「当社もその遺産を抱えている。私たちは社会がこの問題に対し透明性と回答を期待していることを受け入れ、人々の信頼を得て、そして維持するため力を注いでいく」

地球温暖化ガスの排出量。 デュポンは1990年以降、世界中の事業所から排出される地球温暖化ガスの排出量をCO2換算で72%削減しました。当社ではさらなる削減を推進し、2015年までに、2004年を基準として15%以上の地球温暖化ガス排出量の削減を果たします。当社はこの72%の削減を当初の目標より6年早く達成し、30億ドルの費用を削減しました。

水の使用量。 デュポンは、世界の河川流域に関する国際連合の分析に基づき、再生可能な淡水の供給が不十分、または必要とされている、世界中の事業拠点において、今後10年間で30%以上の水の使用量削減を公約します。その他の地域については、2015年まで現行の使用量を徹底し、生産量の増加に伴う需要増については節水、再使用、再利用で対処していきます。

社有車の燃費。 デュポンは燃費の向上や石油代替燃料のための主要な技術を駆使した車両を導入します。そして、2015年までに敷地外の自動車および小型トラックの全車両がこの基準を満たすよう徹底します。当社は引き続き、これらの車両が燃費に優れていると同時に安全であることを確認し、燃費の向上を追跡、記録していきます。

浮遊性発がん性物質。 デュポンは、1990年以降、世界中の事業拠点における大気中の発がん性物質排出量を92%削減しました。これは法定基準をはるかに超える数値です。当社はさらなる削減を推進し、2015年までに、2004年を基準として大気中発がん性物質排出量の50%以上の削減を果たします。その場合、1990年以降の排出量削減の総計は96%となる見込みです。

第三者機関による検証。 デュポンは2015年までに、世界中の全事業拠点について、環境保護管理の目標およびシステムの有効性に関する独立第三者機関による検証を滞りなく終了させます。本件に関する情報は公表され、それぞれの地域社会で公開します。

デュポンは、引き続き、全エネルギー使用量の総計を1990年水準に留め、最も利便性の高い石油燃料に対抗し得る費用で、全エネルギー必要量のうち、再生可能な資源からの利用比率を全体の10%とする当社の2010年目標を推進し、報告を行っていきます。2005年の時点で、当社におけるエネルギー使用量の総計は1990年の水準を6%下回り、エネルギー使用量全体に対する再生可能資源エネルギーの割合は5.5%でした。
 
「今回の2015年目標は、当社の事業の将来、顧客の将来、そして世界中の人々の将来に対するデュポンの投資である」とホリデー会長は語っています。「また、この目標は地球という惑星、つまり私たちが今日を過ごし、明日への出発を願う、より良く、より安全でより健全な星の未来を左右するものでもある」

デュポン社は、科学的な発見や発明を基盤に製品やサービスを提供する企業です。創立は1802年、本社は米国デラウエア州ウィルミントンに置かれています。世界70カ国余りに拠点があり、農業・食品関連、建築・建設、通信、輸送の分野で、革新的な製品やサービスをお届けしています。世界中の人々の生活をより安全で豊かにするために、科学の力を生かした持続可能なソリューションを創出しています。

デュポンオーバルマーク、デュポンTM、The Miracles of ScienceTM 、バイオPDO™、ソロナ®ポリマー、
ケブラー®、ノーメックス®およびパイオニア®は米国デュポン社及び関連会社の商標あるいは登録商標です。

黒坂三和子さんの公式HP掲載情報)

★興味深い情報/記事と出会えた!と思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

|

2006/10/29

CSRに関するDBサイトがオープン

日本財団が運営する「公益コミュニティサイト CANPAN」が、CSRに関する企業の取り組みのデータベース、関連ニュースなどのCSR総合サイトをプレオープンしています。正式オープンは11月1日とのこと。

「日本財団 CANPAN CSRプラス」 

「CANPAN」本サイトには、助成金情報などもあります。

★興味深い情報/記事と出会えた!と思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

|

環境goo 環境・社会報告書アンケート2006

https://research.goo.ne.jp/monitor/index.html

□実施期間: 10月17日~10月31日(火)まで

持続可能な社会実現に向けて果す役割が年々クローズアップされてきている企業の環境・CSR報告書。各企業のホームページを媒体とするものも含め、ご覧になったことはおありでしょうか。

今年も「gooリサーチ」で今月末まで、企業の環境・社会報告書に関するアンケートが実施されています。報告書に関する設問が主ですが、環境問題、社会問題解決のためにどのようなことが必要と考えるかなども問われており、この1年の変化もあわせ、結果が楽しみな内容になっています。最後まで真剣に回答するとやや時間がかかりますが、報告書を読んだことのない方、gooに登録していない方でも無記名で回答できますので、トライされてみてはいかがでしょうか。抽選プレゼントもあります。

(SIF-J事務局M)

★興味深い情報/記事と出会えた!と思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

|

2006/10/18

開発途上地域における企業の社会的責任-アジア発CSRの展望-

《地球・人間環境フォーラム主催セミナー》

■日 時:2006年11月28日(火)13:00~16:00

■場 所:
新宿御苑インフォメーションセンター2Fレクチャールーム
東京都新宿区内藤町11 新宿御苑内

■プログラム:
【特別講演】
「開発途上国におけるCSRとNGOの役割~グローバリゼーションとの相克の中で」
長坂寿久/拓殖大学国際開発学部教授

【調査報告①】
「アジアのCSR調査で見えてきたもの~CSR普及に果たす日系企業の役割」
中寺良栄/地球・人間環境フォーラム 企画調査部長

【調査報告②】
「CSRと貧困、人権、環境~アジア各国CSR事情」
足立直樹/地球・人間環境フォーラム客員研究員、㈱レスポンスアビリティ代表取締役

■主 催:地球・人間環境フォーラム
東京都港区虎ノ門1-18-1 TEL.03-3592-9735 FAX.03-3592-9737)

■後 援:環境省(予定)

■協 力:
サステナビリティ・コミュニケーション・ネットワーク(NSC)
GRI日本フォーラム
社会的責任投資フォーラム(SIF-Japan)
日本環境ジャーナリストの会
ジャパン・フォー・サステナビリティ(予定)

■参加費:
(一般)2,000円、(主催団体会員)無料、(協力団体会員)1,000円

■申込方法:下記事項を記載の上、michiko_amano@nifty.comまでメールにて
お申し込み下さい。開催日より2週間前頃に参加証をお送りしますので、そちらを
必ず持参の上、ご来場下さい。

 ・ご氏名
 ・ご所属、肩書き
 ・電話番号、FAX番号
 ・E-mailアドレス
 ・主催団体または協力団体の会員の場合は所属先

★興味深い情報/記事と出会えた!と思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

|

2006/10/16

サラ金システムを支える生保・銀行・外資

◆グレーゾーン撤廃、だが利息制限法の金利は引き上げ
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/o/53/index.html

◆多重債務者の救済にならない
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/o/53/02.html

◆借り手が死ぬと保険で回収
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/o/53/03.html

◆融資と保険で二重にもうける大手生保
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/o/53/04.html

◇森永卓郎のHP
http://www.rivo.mediatti.net/~morinaga/takuro.html

★興味深い情報/記事と出会えた!と思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

|

2006/10/14

ヨーロッパのCSRと日本のCSR―何が違い、何を学ぶのか。 (単行本)

著者: 藤井敏彦
単行本: 221ページ
出版社: 日科技連出版社 (2005/09)
ASIN: 4817191600

ヨーロッパのCSRと日本のCSR 何が違い、何を学ぶのか。

本書がテーマとしているCSRとは、Corporate Social Responsibility、日本語では「企業の社会的責任」と訳されている。法令順守、企業倫理の明示、環境問題、労働問題など、市民社会の発展や安全に対して企業が積極的な役割を果たす行為を指す。本書は、経済産業省の官僚として欧州に駐在し、欧州連合(EU)の政策決定にも関わってきた著者が、CSRの本質とその向かうべき先を論じたもの。

CSRというと環境問題に重きを置きがちな日本企業とは異なり、欧州企業は、社会問題、特に失業者や発展途上国からの労働者の人権に関わる労働問題を機軸に据えることが多いという。それらの問題は、もはや政府の力だけでは解決できない状態にあるからだ。「法律上、契約上の義務」を上回る社会貢献への自主性を企業が有し、同時にそれを業務の一部として取り込まない限り、「社会の持続的発展」は望めないという危機意識が欧州企業にはある。またこの点こそが、本来の業務とは切り離した「慈善的事業」によってCSRを実現しようとしている米国企業との決定的な差異であると指摘。これらを踏まえたうえで、若年層の失業、外国人の増加、地域社会の崩壊などの課題に直面する日本企業のCSRについて検討する。

☆興味深い情報/記事と出会えた!と思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

|

2006/09/19

組織の論理はサイコパス

本来、法律というものは社会的な正義や公正さを実現するためにあるはずのもの。違法行為は犯罪であるというのは社会共通の認識である。しかしながら、組織には不正行為・犯罪行為が横行し、それを正そうとする者を圧殺しようとするのは、組織が公的組織であろうと私企業であろうと共通して見られる現実である。強者が弱者を虐げるというのは、人間が手放すことのないDNAなのだろうか。

トヨタ系労災隠し告発者、採用から除外 直接雇用転換時

このような問題に対して、法制度の面から対応すべきなのは立法府であり、運用面で対応すべきなのは労働基準監督署等の行政である。それらこそが公僕である公務員の本来の使命といえる。

また、CSRへの取り組みを評価する手法・評価・認知度の向上・浸透、SRIファンドの普及、労働安全マネジメントシステムの導入などが問題を改善させるドライバーとなることを期待したい。

☆いい情報/記事と出会えた!と思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆コラム:「環境と金融」HP開設5周年を迎えて

|

2006/09/07

デンソー、CSR強化、担当者150人を配置

デンソーは六日、企業の社会的責任(CSR)への取り組みを強化するため各職場に「CSRリーダー」を配置したと発表した。次長・課長クラスの約150人をリーダーに指名、リーダーは社会貢献や環境保全などの活動でPRや参加呼びかけを担当する。内外のグループ会社二百社でも来年三月までにリーダーを配置する。
 
同社はCSR活動の一環として、通勤手段をマイカーから電車などに切り替えるなど環境にやさしい行動をした社員にポイントを付与する「デンソーエコポイント制度」を11月に導入。工場敷地への植林や障害者スポーツ支援などの活動も強化する。リーダーにはこれらの活動の旗振り役としての役割を期待している。
 
デンソーは1999年から環境・社会活動をまとめた「環境社会報告書」を発行してきたが、CSRの視点も加えた「CSRレポート」に改めて2006年版を六日に発行した。

☆いい情報/記事と出会えた!と思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆コラム:「環境と金融」HP開設5周年を迎えて

| | トラックバック (0)

2006/08/24

持続可能性CSR検定

特定非営利活動法人の企業社会責任フォーラム(東京・中央)は2007年春から、新たに「サステナビリティCSR検定」を始める。検定を通じて、自然環境や社会のサステナビリティ(持続可能性)を実現する手段としての企業の社会的責任(CSR)概念の普及を目指す。合格者はCSRなどに関する知識が一定水準以上であることをアピールできる。企業でも研修などで社員にCSR概念が浸透しているかをチェックする手段として活用できる。
 
試験は選択式で、サステナビリティ、CSR、コンプライアンスなどに関する知識を問う。具体的には、「フェアトレードとは何か」など50問。このほか、過去のボランティア活動の有無など受験者の実際的な行動を問う設問も予定している。一定の得点以上を取得した受験者を対象に合格の認定を出す。
 
受験者は学生や新社会人を想定する。CSRは企業に偏って議論されることが多いが、「持続可能性は企業のみならず社会全体にまたがる概念というとらえ方を個人レベルで広めたい」(阿部博人代表理事)としている。初回は2000~3000人程度の受験者を見込む。

(日経産業 8/24)

☆いい情報/記事と出会えた!と思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆コラム:「環境と金融」HP開設5周年を迎えて

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/30

怠慢公務員にイエローカード

人事院は29日、勤務態度や職務実績に問題がある国家公務員を降格などの対象とする「分限処分」の運用基準を作る方針を決めた。免職という最も重い処分の前段階として、再教育などにより「イエローカード」を出す新手順を導入。職員の処分に及び腰な各省庁に信賞必罰を徹底させ、職場の士気や業務効率の向上につなげる狙いだ。

今夏の人事院勧告に分限処分の運用手順を盛り込み、各省庁に通知する。遅刻や欠勤が多かったり上司の指示に従わないなどの問題を抱える公務員を「注意喚起」「再教育・研修」「配置転換」の対象とし、それでも改善しない場合は免職に踏み切る方向だ。

(日経 7/30)

☆いい情報/記事と出会えた!と思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆コラム:「環境と金融」HP開設5周年を迎えて

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/27

GRIを知っていますか?

◆Global Reporting Initiative

GRIの参加者は、世界各地の企業、NGO、コンサルタント、会計士団体、事業者団体など、持続可能性や環境報告書などに関連する活動を行っているさまざまな団体や個人(マルチ・ステークホルダー)である。GRIでは、持続可能性報告書に掲載する情報について、比較可能性や信憑性、厳密性、タイミングの適切性、検証可能性の基本条件を満足させつつ、持続可能性報告を財務報告書並みのレベルに高めることを目指している。2002年には日本でも、GRIガイドラインの普及を目指す「GRI日本フォーラム」が発足した。

GRIは設立当初、環境報告書のグローバル・スタンダードを作ることを目的としていた。しかし、1997年に英国・サステナビリティ社のジョン・エルキントン氏が唱えた「トリプル・ボトムライン」の考え方などを踏まえて、社会の持続可能な発展のためには、環境だけではなく、経済と社会という2つの側面についての情報も掲載された持続可能性報告が必要であるという認識に至った。その考え方に基づき、企業の持続可能性報告書について、全世界で通用するガイドライン作成に取り組み、2000年6月、「持続可能性報告のガイドライン(Global Reporting Initiative-Sustainable Reporting Guidelines on Economic, Environmental and Social Performance)」第1版を作成、公表した。

同ガイドラインの作成にあたっては、公表の前年に草案を発表して、パイロット・テストを経るなど、民主性と透明性、参加性が強く意識された。また、社会の急速な変化に対応するため、ガイドラインを定期的に見直す必要があることから、当面2~3年ごとに改訂する方針を掲げ、2002年に初の改訂が行われ、経済的指標と社会的指標に関する事項などが見直された。次回改訂は2006年秋の予定。GRIガイドラインは、組織が活動内容や製品・サービスの経済・環境・社会的側面について報告するために自発的に活用するものと位置づけられている。2005年時点で14カ国語に訳されて公表され、OECD(経済協力開発機構)や欧州閣僚理事会、欧州委員会、ダボス会議を主催する世界経済フォーラム、各国企業など、53カ国・750の団体が持続可能性報告書作成にこのガイドラインを利用している。また、環境省が2004年に公表した「環境報告書ガイドラインとGRIガイドライン併用の手引き」によると、GRIガイドラインを活用して報告書を発行した日本企業は2004年12月末現在で125社を数える。

GRIは、2002年にニューヨーク市の国連本部で正式に恒久機関として発足式を行い、常設事務局本部をアムステルダムに移し、国連機関との提携による「国連環境計画(UNEP)研究協力センター」として機能している。GRIの持続可能性報告のガイドライン改訂は、マルチ・ステークホルダーで構成されるワーキンググループによって行われ、1999年以来数百の組織が参加し、GRIのパフォーマンス指標、保証業務慣行、ガイドライン改訂を行ってきた。また、GRIは、グローバルコンパクトや多国籍企業ガイドラインなど、さまざまな団体や組織、プロジェクトとの連携を進めている。

☆いい情報/記事と出会えた!と思われた方は、クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆コラム:「環境と金融」HP開設5周年を迎えて

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/21

第3回ISO/SR(社会的責任)ポルトガル総会の結果

ISO(国際標準化機構)にて、社会的責任(SR)に関する国際規格ISO26000のガイドライン発行が2008年10月に予定されていることは周知のとおりである。

今回、5月15日~19日にかけて、第3回ISO/SRポルトガル総会が開催され、53カ国、25国際機関等(UN、ILO、OECD等)から313名が出席した。日本からは、日本経団連の深田団長(オムロン株式会社顧問)ら総勢14名の代表団が派遣された。この第3回総会では、SRの定義と主要項目の確定を含む決議がなされた。

「SRの定義」は、次のとおりである。

『社会及び環境に対する活動の影響に責任を果たす組織の行動。それらの行動は、社会の関心及び持続的発展と整合のとれたものであり、倫理行動、順法性及び政府間文書に基礎をおいたものであり、かつ、組織の既存の活動と一体化したものであるとする』
 
加えて、SRの範囲(課題となる項目)については、以下の7つとなった。
①環境、②人権、③労働慣行、④組織的な管理、⑤公正な取引、⑥社会貢献・コミュニティ参加、⑦消費者課題

今後は、今回の総会での決議事項をベースに第2次文書(WD2)が回付され(10月となる見込み)、2007年1月下旬または2月上旬にシドニーにてWD2の検討が行われる予定である。

☆有意義な情報/記事/コメントと出会えた!と思われた方は、クリックを!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆コラム:「環境と金融」HP開設5周年を迎えて

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/20

過労死大国 何のために働くのか

週刊エコノミストの特集。

2005年度の過労による労災申請869人、認定330人。いずれも過去最多を記録した。多くの人が働き疲れているのである。月180時間を超える残業で自殺した男性の「過労自殺」もこのほど労災認定された。日本経済が復活し、その果実を満喫すべき労働者が過労から倒れるケースが後を絶たない。過重労働の現実を追った。

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kinyu/ekabu/report/news/20060718org00m020056000c.html

人は死ぬために働くのか。違う。生きるために働くのだ。働き過ぎを見直す時期が来ている。

(エコノミスト編集部)

☆有意義な情報/記事/コメントと出会えた!と思われた方は、クリックを!
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/15

CSR 企業と社会を考える (単行本)

谷本 寛治 著

出版社: NTT出版 (2006/6/15)
ASIN: 4757121792

〔目次〕

第1章 「企業とは何か」を問い直す
第2章 社会の中の企業
第3章 企業評価基準の変化
第4章 企業とステイクホルダーのコミュニケーション
第5章 企業の社会貢献活動の広がり
第6章 持続可能な社会経済システムを求めて

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4757121792/250-0580655-5381839?v=glance&n=465392

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆コラム:「環境と金融」HP開設5周年を迎えて

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/01

自治体のモラルハザード

税金を食いつぶし、財政が破綻しても、自分たちの給料だけはきっちり確保する市・職員のモラルにはあきれるばかりである。国や自治体職員の給料は、財政の不健全度に合わせて大幅にカットすべきである。

◆財政破たんなのに、夕張市がボーナス大盤振る舞い
 
632億円の負債を抱え、財政再建団体入りを決めた北海道夕張市が、前年同期を上回る平均75万5000円の夏季期末勤勉手当(ボーナス)を職員に支給していたことが分かった。

支給されたのは6月15日。昨年8月の人事院勧告に基づき国家公務員の期末手当が改定されたことに準じ、夏季は前年より0・025か月分引き上げ、職員平均7000円が増額された。支給額を引き下げるには、支給基準日の6月1日前に条例改正が必要だが、市は破たん寸前の財政状況を認識しながら、支給を決めていた。

職員労組側は「2004年度から3か年で基本給を2~5%減額しており、夏冬合わせた今年度の期末手当支給額は、昨年度より減る」としている。

(読売 7/1)

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/06/29

我が国におけるコーポレート・ガバナンス制度のあり方について

◆日本経団連のレポート

〔概要〕
はじめに

1.コーポレート・ガバナンスに関する取組み

(1) 日本における取組み

(2) 諸外国における取組み

2.我が国のコーポレート・ガバナンス制度のあり方についての基本的考え方

(1) 企業の社会の公器としての役割の重視

(2) 多様な取組みの尊重

(3) 形式ではなく、実質、実効性への着目

(4) 規制から市場による判断の重視へ

3.社外取締役の導入義務化、社外役員の独立性強化に対する考え方

(1) 諸外国との制度等の相違を踏まえるべき

(2) 監査役機能の強化、委員会設置会社制度の活用等の効果を見極めるべき

(3) 社外監査役・社外取締役の適格性は、形式的な要件ではなく、総合的、実質的に判断すべき

4.コーポレート・ガバナンスの実効性向上のための制度整備

(1) 「真の株主」を把握できる仕組みの導入

(2) 長期保有株主への恩典

(3) 委員会制度の見直し

おわりに


☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006/06/14

第3回ISO/SR(社会的責任)ポルトガル総会の結果概要について

本件の概要 : 第3回ISO/SR(社会的責任)ポルトガル総会が5月15日(月)から5月19日(金)にリスボンにおいて開催され、国際規格ISO 26000(社会責任のガイダンス)の第1次作業文書を審議し、第2次案の骨子が採択されましたので、結果の概要について報告致します。

担当 : 産業技術環境局標準企画室

公表日 : 平成18年5月23日(火)

発表資料名 : 第3回ISO/SR(社会的責任)ポルトガル総会の結果概要について(PDF形式:38KB)

【経済産業省】

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆コラム:「環境と金融」HP開設5周年を迎えて

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/06/08

米バンク・オブ・アメリカ、社員のハイブリッド車購入を援助

米大手銀バンク・オブ・アメリカは7日、社員がハイブリッド車を購入する場合に会社が本人に3000ドルを補助する計画を発表した。ガソリン価格が高騰するなか、社員が負担する通勤コストを軽減する。対象はロサンゼルスなど同社が大規模拠点を置く3都市で勤務する社員で、受給資格がある人は2万1000人以上という。

(日経 6/8)

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆コラム:「環境と金融」HP開設5周年を迎えて

| | コメント (0) | トラックバック (0)

中小企業のCSRを評価・新日本監査法人系コンサル

新日本監査法人グループのコンサルティング会社、新日本インテグリティアシュアランス(東京・千代田)は企業の社会的責任(CSR)活動を診断する中小企業向けの新事業を始めた。会社法施行や環境関連の規制強化に伴い中小のCSR活動に対する大手の取引先などからの要求が厳しくなっている。第三者評価により中小の競争力強化を支援する。

非財務面を含めた企業情報の保存・管理体制は十分か、法令順守・内部統制の仕組みは機能しているか、グループ会社への目配りは効いているかなど、桐蔭横浜大学コンプライアンス研究センターと共同開発したチェックリストを使い約30項目についてそれぞれ五段階で評価。企業の担当者と面談し、CSR活動の取り組み度合いを診断する。

(日経 6/8)

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆コラム:「環境と金融」HP開設5周年を迎えて

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/06/02

三井住友銀:経営陣の処分は玉虫色 透明性欠如も

融資先の中小企業に金融派生商品を押し付け販売し、金融庁から一部業務停止処分と業務改善命令を受けた三井住友銀行が2日公表した経営陣の処分は“玉虫色”の目立つ内容となった。奥正之頭取ら現役幹部は減俸処分とする一方、西川善文前頭取ら問題発生時の経営トップは「経営を退いた」ことを理由に強制力のない報酬の自主返上とした。金額の多い、少ないで責任の重さを示したとするものの、具体的な減俸・返上額の明示を拒むなど、透明性に欠ける部分も多い。

西川前頭取と岡田明重前会長の返上額は6カ月間の報酬の50%相当。同行は奥頭取と北山禎介会長の「報酬6カ月40%減」より重いとし、西川前頭取らは「既に退職しているため、減俸という処分を行いようがない」と、処分と返上を使い分けた。

だが、西川前頭取と岡田前会長は、同行が公的資金を完済するまで退職慰労金の受け取りを凍結している。国会審議でも退職慰労金の一部返上を求める声が上がったほか、岡田前会長は現職の特別顧問で、減俸処分も不可能ではないはずだ。

金融庁は業務改善命令で「問題発生時における役職員の責任の所在の明確化」を求めていた。前経営陣に対する責任追及をあいまいにするようでは、信頼回復への道のりもおぼつかない。

(毎日 6/2)

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/05/29

日本企業のCSR:進捗と展望-自己評価レポート2006

プレスリリース

本文

(経済同友会)

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆コラム:「環境と金融」HP開設5周年を迎えて

| | コメント (0) | トラックバック (0)

環境分野の企業社会貢献データベース

~約500社6,500件の取り組みが検索可能です~

環境パートナーシップオフィス(EPO)/地球環境パートナーシッププラザ(GEIC)は、2003年度より、環境報告書・持続可能性報告書等の中から環境分野における社会貢献活動を抽出・整理し、「環境分野の企業社会貢献データベース」を作成・公開しています。このたび、2005年度に公開された環境報告書・持続可能性報告書等をもとにデータを更新しました。約500社の取り組む約6,500件(2002-2005の3年分)の事業を検索できます。
→ http://www.geic.or.jp/geic/partnership/search/scripts/search.php
 
企業がNPOや市民など他のセクターと協働するためには、企業による自主的な環境への取り組みの実際を知ることが重要です。企業との協働の基礎データとしてお役立てください。

〔連絡先〕

環境省総合環境政策局環境経済課
民間活動支援室
 室長 瀧口直樹(内6267)

地球環境パートナーシッププラザ
 担当 須藤美智子(03-3407-8107)

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆コラム:「環境と金融」HP開設5周年を迎えて

| | コメント (0) | トラックバック (0)

住友林業、CSR活動、社員主体で、全国からメンバー募る

住友林業は社員が主体となるボトムアップ型の企業の社会的責任(CSR)活動を始めた。既設のCSR推進室が全国からメンバーを募集し、推進チームが発足。会議やネット上の意見交換によりグループ全体で議論を重ね、会社のあり方を見直す。CSRは環境から人権問題、仕事と家庭の両立まで分野が多岐にわたる。トップダウンで推進する企業が多いなか、有志の社員を募って自主的な取り組みを促す例は珍しい。
 
発足した「チーム“2020”」は、CSR推進室の呼びかけに応募し選出された社員四十人と、本社内の関連部門などから選出した十六人から成る。
 
「今のままだったらどうなるか」、「住友林業の抱える課題は」といったテーマを会議で議論するほか、隔週のミーティングや電子メールによる意見交換などを通じて、理想のあり方を社内外に発信する。年度内には行動憲章や経営理念へのフィードバックも視野に入れ、具現化を目指している。
 
今後はチームメンバーの所属先の中から「モデル事業所」を選び、日々の業務にどのようにCSRを反映できるのか具体的な事例を提示するほか、現場からの要請に応じてチーム員が出向く「CSR出前ミーティング」など、普及活動を計画している。
 
住友林業が全社的なCSR強化に着手する背景には、主力の住宅事業や木材建材事業における市場環境の変化がある。少子高齢化や環境問題が深刻化すれば、従来通りの事業では存続できないと、社員の間でも会社の持続性への危機感が高まっている。
 
同社は二〇〇五年にCSR推進室を新設した。しかし、テーマが広範に及ぶため、活動が抽象的になりがちだった。こうした反省からCSRの定着には現場を巻き込む必要があるとみて、有志人員の募集を決めた。

(日経産業 5/29)

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006/05/25

企業の環境分野社会貢献データベースに05年の情報を追加

地球環境パートナーシッププラザ(GEIC)ホームページ上にある「企業・社会貢献活動データベース」に、企業の2005年版環境報告書にもとづく活動情報が06年5月24日までに追加され、公開された。
 
このデータベースは、日本企業の環境報告書の中から、環境分野の社会貢献活動の実績を抽出し、03年度から公開しているもの。
 
機能としては、(1)実施された環境活動の分野、(2)企業が提供した資源の種類(資金、人材、物品、技術)、(3)事業実施のパートナー(行政、NGO、学校など)、(4)実施年度、(5)業種、(6)企業名などの要素で、掲載情報が検索可能となっている。
 
なお今回の情報追加により掲載された情報は、361社の2,133件の取組み。全掲載情報は約500社、6,500件に達している。

http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=7147

【環境省】

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ISO社会的責任WG第3回総会

2006年5月15日から19日まで、ポルトガルのリスボンで国際標準機関(ISO)の社会的責任(SR)に関するワーキンググループ第3回総会が開催され、53か国、25国際機関などから313名が参加した。
 
ISOでは、01年から「企業の社会的責任(CSR)」に関する国際規格開発について議論を開始。04年6月開催の技術管理委員会(TMB)で、全ての組織のSRに関する第3者認証を目的としない国際ガイダンス文書策定に取り組むことが決議され、その後04年9月の技術管理委員会でSRワーキンググループ設置が正式決定した。
 
第3回総会では、第1次作業文書に寄せられた約2200件のコメントを整理し、社会的責任ガイダンス規格「ISO26000」の基本となるSRの定義やSRが扱う範囲などが合意された。
 
合意されたSRの定義は、「(みずからの)活動が社会・環境に及ぼす影響に責任を果たす組織の行動で、社会の関心・持続的発展との整合性を持ち、倫理行動、遵法性、政府間文書に基礎をおいた、組織の既存活動と一体化した行動」とされている。またSRが扱う範囲は、「環境」、「人権」、「労働慣行」、「組織的な管理」「公正なビジネス慣行/市場ルール」、「コミュニティ参画/社会開発」、「消費者問題」の7つとされた。
 
今後は今回の合意にもとづき、さらに詳細な第2次作業文書の策定作業が行われることになる。 最終的な「ISO26000」発行時期は、第6回総会開催後の2008年10月の予定。

【経済産業省】

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆コラム:「環境と金融」HP開設5周年を迎えて

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/05/19

CSR調達こそ、エンゲージメントで!

主要な大手企業では、CSRに取り組む基本的な方針や推進体制が整ってきたのに伴い、対象の拡大、つまりグループ会社やサプライチェーンへの展開に対する関心が高まってきた。特に「CSR調達」への関心は、急激に高まりつつある。

http://eco.goo.ne.jp/business/csr/review/0605.html

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本経団連がSRで独自案―ISO部会に提出へ

日本経団連はこのほど、国際標準化機構(ISO)が検討を進める社会的責任(SR)に関する国際指針ISO26000について、独自の作業文書(WD)案を作成しました。19日までポルトガル・リスボンで開催中のSR作業部会第3回総会に提出し、国内産業界の姿勢を強調する狙い。独自案では、ISO案ではまだ固まっていない第5章「組織に関連したSR原則」と第6章「核となるSR項目」について、具体的な内容を示した点が特徴です。

(5月18日)

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ドイツ 企業の社会的責任をテーマにしたパンフレットを発行

ドイツ連邦環境省は、5月3日、パンフレット「企業の社会的責任(CSR)」の発行を発表した。パンフレットの情報により、環境や社会に関する企業の責任を強化することを目指している。
 
ガブリエル環境大臣は、「企業が、社会に責任を持ち、倫理的で持続可能な事業活動を行い、国内だけでなく世界のために貢献することを促進したい。CSRは、環境だけでなく、事業活動にとっても重要である」と語った。

【ドイツ連邦環境省】

◆パンフレット「企業の社会的責任(CSR)」ダウンロードサイト

http://www.bmu.de/wirtschaft_und_umwelt/unternehmensverantwortung/doc/37049.php

◆CSRに関する情報

http://www.bmu.de/wirtschaft_und_umwelt/unternehmensverantwortung/doc/37051.php

☆いい情報/記事/コメントを読めたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

UNEP 産業部門ごとに 環境・社会的責任に関する成績表を発表

企業の環境パフォーマンスや社会貢献が向上してきていることを示す新しい報告書「クラス・オブ・2006:環境と社会的責任に関する産業の成績評価」が、5月10日、国連持続可能な開発委員会第14回会合で公表された。成績評価には、45の業界団体が自主的に参加している。
 
報告書を策定したUNEP技術・産業・経済局のバブー局長は、特に気候変動などの地球規模の問題については、また、影響が大きく、きびしい批判にさらされている業界については、進展が見られるという。一方で、今も、古い産業開発モデルに固執し、持続可能な開発に乗り遅れている業界団体もあるという。
 
現在の課題は、ライフサイクル経済へのシフトや企業責任に関する報告、急速に工業化が進む途上国における企業の取組みの強化に関して、進捗のスピードを上げることであると報告書は指摘する。

【UNEP】

http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=477&ArticleID=5267&l=en

「クラス・オブ2006:環境と社会的責任に関する産業の成績評価」

http://www.unep.fr/en/

☆いい情報/記事/コメントを読めたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/05/18

CSRにおけるNPOと企業・労働組合の協働を考える

三井物産戦略研究所のレポート。

http://mitsui.mgssi.com/compass/0604/06.pdf

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

CO2排出は財務リスクとなるか?

「マテリアリティ」の視点からの試算

ニッセイ基礎研究所のレポート。

http://www3.keizaireport.com/jump.cfm/-/ReportID=41528/

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「社会的責任」トヨタ首位、環境配慮を評価

日経リサーチが、消費者や従業員などステークホルダー(利害関係者)が持つ企業の価値観についてアンケート調査したところ、消費者が「社会に対して最も高いレベルで責任を果たしている」と考える企業の一位は、トヨタ自動車(7203)だった。環境に配慮した製品開発や、新たな雇用機会創出が理由として挙がった。
 
二位は松下電器産業(6752)。石油温風機・ヒーターの欠陥問題で迅速に回収した姿勢や、松下政経塾での人材輩出などが評価された。三位にはホンダ(7267)が入った。
 
また消費者が企業を評価する際に重視する点としては「社会で役立つ製品・サービスを提供すること」(九四・七%)に次いで「自社の情報を積極的に公開していること」(八八・八%)が挙げられた。
 
一方、千人規模以上の大企業の従業員に対し、株主による積極的な発言や行動が企業経営や業績を改善するのに高い効果を持つと思うか聞いたところ、「大いにそう思う」「まあそう思う」が七二%となり、「あまりそう思わない」「全くそう思わない」の二七%を上回った。
 
同調査は日経リサーチが十八―六十九歳の男女を対象に実施。回答総数は千三百七十四人だった。詳細は同社のホームページ(http://www.nikkei‐r.co.jp)まで。

(日経金融 5/18)

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/05/16

リコー 環境経営個人理解促す、CSR型株主優待も試行

企業を業績だけでなく、環境や法令順守(コンプライアンス)など社会的責任(CSR)の視点から評価する動きが盛んだ。リコーは“CSR元年”と言われた二〇〇三年に専門部署を設置。顧客や従業員、取引先など利害関係者と理念の共有を図ってきた。ただ一般消費者向け製品の取り扱いが少なく、個人への浸透には時間がかかっている。今後は個人株主の理解促進が課題となる。
 
二月中旬、東京都内の事業所で開いた「グリーン調達大会」。国内の部品調達先二百六十社を前にリコーの沢光司・資材統括センター所長は、部品・材料の選定時に「二酸化炭素(CO2)の排出削減」を二〇〇八年度から条件とすることを高らかに宣言した。
 
リコーは一〇年度までにCO2排出量を一九九〇年度比で一二%削減するという目標を設定済み。これは京都議定書の日本目標六%の二倍という高いレベルだ。六%さえ難しいという企業が多いなか、環境保全と利益実現を同時に実現する環境経営を目指す。
 
リコーは環境先進企業として定評がある。監査法人トーマツグループのトーマツ審査評価機構が発表している環境格付けは、トヨタと並び最も高い「トリプルA」。桜井正光社長はことあるごとに環境経営に持論をぶつ。こうした活動は社会的責任投資(SRI)での評価につながる。
 
SRIとはCSRを基準に銘柄選別を行う投資。英国では年金基金の八割がSRIの手法を導入していると言われ、日本でも増えてきた。QUICK・QBRによると、SRIファンドの純資産残高は四月末で二千六百億円を突破。六月からは郵便局でも住信アセットマネジメントのSRIファンドが販売される。
 
リコーの「環境経営報告書2005」によれば、リコー株は十以上のSRIファンド(エコファンド含む)に組み入れられており、浸透度は高い。ただ運用会社はSRIの銘柄選別にあたって、グッドバンカーやFTSEインターナショナルといった評価機関に頼りがちだ。
 
「昨年とどこが変わったのか」——。海外の評価機関の中には厳しい質問をしてくるところもあるが、リコーとしては「評価機関の基準で勝手にランキングされることには疑問に感じる部分もある」(秀島幸夫CSR室長)。そこで資産運用会社の向こう側にいる個人に直接、働きかけようという動きが出てきた。
 
まず、環境報告書に続いて発行したCSR報告書。ページ数が多いと、読んでもらえないため、分量を二十数ページに抑えた。今後は要点を絞った簡易版を発行するほか、ホームページ上で簡単に閲覧できる仕組みを検討する。
 
個人の中でも個人株主への対応もポイント。三月末時点の個人株主比率は七・九%で、外国人株主比率三九・一%に比べて低さが目立つ。株主構成をバランス良くするのは株価形成にとっても重要だ。
 
グループ内ではある試みが始まっている。リコーの連結子会社、リコーリースが導入しているCSR型株主優待制度。単元株(百株)当たり年二千三百五十二円の飲料ギフト券を株主に提供。この券を株主が使用すると、利用額の二〇%が緑化推進の社団法人「緑の基金」に寄付される。
 
株主は「自らが社会貢献に参加している」という実感を手軽に得られる。株主優待に力を入れる上場企業は増えてきたが、CSRを組み込んだ例はまだ少ない。リコー本体でも似たような仕組みの導入を検討しており、優待を通じた株主の呼び込みが進みそうだ。
 
五月十五日からポルトガル・リスボンで国際標準化機構(ISO)の社会的責任(SR)グループ大会が始まる。ここでは「ISO26000」というCSRの国際規格の骨子が決まる見通し。一過性のブームでなく、企業の持続可能性を問う規格にする方向なので、リコーの試行錯誤は当面続きそうだ。

(日経金融 5/16)

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006/05/14

ISO/WD 26000 と企業の現実

日本規格協会のHPに ISO/WD 26000 (ISO 社会的責任指針)が掲載されている。

http://www.jsa.or.jp/stdz/sr/pdf/iso26000_wd1_jpn.pdf

CSRへの取り組みが進んでいる大企業のトップに対してすら、ここに書かれていることすべてを会社の経営にビルト・インすることが企業自身の信頼性・持続可能性を高めるためには必要であるという認識を持ってもらうようにすることは容易ならざることだと思う。そういう意味ではここ1年で増えつつあるCSR担当部署の人たちは経営トップに働きかける度に、無力感にさいなまれるかもしれない。

ましてや経営が不安定な(資産が少なく、収益力が弱く、借金が多く、取引上の立場も弱いような)中小・零細企業では、「こんなもの全部守ろうとしたら会社がつぶれる。それでなくとも経営が苦しいのに。」と言われるのが大半の反応ではないかと思う。

実際のところ中小零細企業の関心事はCSRよりも、消費税率の引き上げだろう。5%の消費税ですら対応できずに会社を倒産させ、首をつった経営者は多い。今度の引き上げは数%、消費税は10%台になると言われているから、中小零細企業にとってはまさに死活問題である。CSRの浸透どころではあるまい。

結局のところ、企業のCSRへの取り組みは一部の大企業に限られ、CSRの取り組み課題の中でも、広報活動(ブランド戦略)の一部、コンプライアンス、環境問題への対応くらいに限られるのではないか。

持続可能な社会の実現のためにはSRやCSRがどのようなものであって、そのために政府・自治体、企業・団体、地域社会がどのような取り組みをしなければならないかという、大きな視点で考える人が果たしてどれだけ出てくるだろうか。また、周囲や組織を変えうるだけの影響力を持った人は出てくるだろうか。

「みんなが変わらなければならないんです」なんていう「あるべき論」をふりかざすだけでは何も変わらない。

これから社会がどのように変わっていくのか、崩壊を回避して持続可能な社会に移行できるのか否か。これからの20年で趨勢は決まるように思う。

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆コラム:「環境と金融」HP開設5周年を迎えて

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/05/06

トヨタのCSRはハイブリッド車の普及

あだなお。さんのブログ「サステナ・ラボ」からの紹介。

◆持続不可能な交通

http://suslab.seesaa.net/article/17360214.html

トヨタが世界最大の自動車メーカーになることは産業界にとってはいいかもしれないが、人間社会の持続可能性を確実に低下させることになる。生み出される利益が増大するのと相まって人間の生存環境は確実に汚染されていく。中国で車といえば「豊かさの象徴」である。貧しい人々が豊かになることを望み、豊かになるための努力をすることをやめさせることはできないが、人々のそういった欲望の結果である経済活動が人間社会の持続可能性を危ういものにしていくことは疑いようもない。

せめてトヨタは1兆円を超えるような巨額の利益を出せる体力があるのならば、ハイブリッド車の価格をガソリン車と同じにするくらいのことをして、ハイブリッド車の急速な普及を図るべきではないだろうか。それが自動車メーカーであるトヨタの重要なCSRの一つであると思う。

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/04/24

5月にリスボンでSR(社会的責任)の総会開催

議論はいよいよISO26000の中身へ

5月15日から5日間にわたり、リスボンで第3回ISO/TMB/WG SR(社会的責
任)総会が開催される。このWGでは、ISO26000(社会的責任の国際規格)
の規格作成作業を審議しており、今回は3月28日に発行された第1次作業
文書(WD1)をベースにして、第2次作業文書作成に向けた議論が行われる。

WD1の翻訳文は日本規格協会の下記URLからPDFで見ることができる。
http://www.jsa.or.jp/stdz/sr/pdf/iso26000_wd1_jpn.pdf

議論の中身は、前回のバンコク総会で採択されたDesign Specification
(設計仕様書:目次案)に基づいた具体的な中身の検討、SRの適用範囲
(人権、環境、労働に加えてどこまで広げるか、フィランソロピ-まで
広げるのか)、SRを組織で履行するPDCAをどのように規定していくかな
どである。なお、同総会の報告会が、日本規格協会主催で6月6日に東京、
6月20日に大阪で、それぞれ開催される。報告会詳細は同協会のHPで。

http://www.jsa.or.jp/

(月刊アイソスメルマガ)

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆コラム:「環境と金融」HP開設5周年を迎えて

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/04/04

縦並び社会・格差の源流に迫る:倒れるまで働け

昼過ぎ、夫はいつものように工場の遅番勤務に出かけた。帰りは決まって翌日の朝食の時間だ。「早く切り上げられないの」。尋ねる妻に「それができないんだ」とうつむいた。

02年2月9日。内野健一さん(当時30歳)は愛知県の自動車工場で申送り書を仕上げた直後にいすから崩れ落ちる。午前4時過ぎ。意識は戻らなかった。00年に品質管理の班長に昇進後、年休も取れなくなる。亡くなる直前1カ月の残業は144時間余。「起きられない」と目覚ましを2個買った。

「時間外業務」の解釈に隔たりがあり、今も労災と認定されていない。

   ■   ■

先月半ば、厚生労働省労働基準局長名で「残業を月45時間以下とする」ことなどを事業主に指導するよう求める通達が出された。法的拘束力のないことを示す「努力義務」の表現が目立って増えている。これを見た現場の労働基準監督官は落胆した。「こんな指導にどこの会社が従うのか」

省庁の通達は民間の自由を制限する「規制の象徴」として批判もある。

同省は02年、リストラで増えた過労死や過労自殺を防ぐ通達を出した。規制改革・民間開放推進会議(議長・宮内義彦オリックス会長)のワーキンググループは昨年6月、同省の担当課長を呼び、02年通達について「事業主に対する強制力はございません」と明言させた。昨年9月の提言でも例に挙げ「拘束力がない旨を明示する必要がある」と主張した。

02年通達をめぐっては、もう一つの動きがあった。一昨年8月、医師らでつくる厚労省の検討会が臨床データを基に報告書をまとめた。月の時間外労働が100時間を超えた場合、会社が労働者に医師の面接を受けさせる--。02年通達に盛り込まれた内容に法律で強制力を持たせる内容だ。

しかし法制化を論議する審議会は最終段階で「労働者の申し出があった場合」とする条件を加えた。会社側委員の「時期尚早」「企業の負担が重い」という反対意見に配慮したためだ。

元検討会委員の保原喜志夫・北海道大名誉教授は「自ら進んで残業するしかない中、本人の申告を面接条件にするのは非現実的すぎる。過労死防止の最後の一線を骨抜きにした」と憤る。

会社側委員の激しい抵抗には背景がある。財界の目指す米国型の「ホワイトカラーエグゼンプション」。労働時間の規制をしない対象を管理職から「管理職手前」の社員にまで広げる狙いだ。労働基準監督官は「命に関わる労働基準法の根幹が危うい」と心配する。

労働時間規制と並ぶ労働分野の規制緩和の柱に労働者派遣事業の解禁がある。これも財界の圧力にさらされてきた。

派遣労働の業種拡大に向け、派遣法の大幅改正の審議入りを控えた90年代半ば。旧労働省事務次官に旧日経連から電話があった。「今さらあの先生でもないでしょう」。審議を担当する旧中央職業安定審議会の会長を替えるよう迫った。

名指しされたのは「業種をむやみに広げると労働者の低賃金化を招く」として規制緩和路線と一線を画す高梨昌・信州大名誉教授。結局、高梨氏は法改正には直接関与しない旧雇用審議会の会長に「棚上げ」される。改正論議は財界主導で進み、製造現場への派遣も04年に解禁された。

85年に初めて法律で認められた派遣労働者は今、250万人。この元次官は「当初は派遣労働の分野が無秩序状態になるのを避けるため、法律が必要という発想だったが(派遣法の改正を経て)こんなに増えるとは想定していなかった」と打ち明ける。

景気回復の陰で、労働者の権利は弱められていく。労災認定された脳・心臓疾患死や疾病は年間300件前後で推移。自殺者3万人のうち労働者は4分の1を占める。

内野さんの妻博子さん(36)は先月21日、彼岸の墓参を済ませ、幼い2人の子どもを夫の車に乗せてスキー場に向かった。「来週には休みを取るから。息子たちに雪を見せてやりたい」。夫はそう話していた。

(毎日 4/4)

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/03/14

ドイツにおけるCSRの現状-背景にコーポラティズムの伝統

http://www.jil.go.jp/foreign/labor_system/2006_2/german_01.htm

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆コラム:「環境と金融」HP開設5周年を迎えて

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アメリカ CSR促進をもたらす社会的責任投資(SRI)

http://www.jil.go.jp/foreign/labor_system/2006_2/america_01.htm

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆コラム:「環境と金融」HP開設5周年を迎えて

| | コメント (0) | トラックバック (0)

イギリス 政府主導によるCSRの積極的展開

http://www.jil.go.jp/foreign/labor_system/2006_2/england_01.htm

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆コラム:「環境と金融」HP開設5周年を迎えて

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ヨーロッパとアメリカのCSR展開の背景:企業の社会的責任(CSR)

http://www.jil.go.jp/foreign/labor_system/2006_2/europe_and_america_01.htm

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆コラム:「環境と金融」HP開設5周年を迎えて

| | コメント (0) | トラックバック (0)

オランダ CSR報告書における従業員に関する調査:企業の社会的責任(CSR)

http://www.jil.go.jp/foreign/labor_system/2006_2/holland_01.htm

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆コラム:「環境と金融」HP開設5周年を迎えて

| | コメント (0) | トラックバック (0)

企業の社会的責任(CSR)に関する経営者意識調査

経済同友会のレポート

http://www.doyukai.or.jp/policyproposals/articles/2005/pdf/060307.pdf

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2

☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

☆コラム:「環境と金融」HP開設5周年を迎えて

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/03/10

パワハラ自殺で営業所長の妻が会社を提訴

上司から成績不振について執ようにしっ責を受けたことなどが原因で自殺、労災認定を受けた大手道路建設会社「前田道路」(本社・東京)の営業所長(当時43歳)の妻で松山市の会社員岩崎洋子さん(44)ら遺族が9日、自殺は会社側が安全配慮を怠ったためなどとして、同社を相手取り、慰謝料など1億4500万円の損害賠償を求める訴えを松山地裁に起こした。弁護団によると、パワーハラスメント(職権による人権侵害)が自殺の原因などとして労災認定されたケースで遺族が会社側に損害賠償を請求する訴訟は異例という。

訴状などによると、男性は2003年4月、愛媛県内の同社営業所に赴任。業績不振が続くなか、過剰なノルマを課されたうえ、04年7月ごろから、四国支店(高松市)の上司に呼び出され、「所長としての能力がない」などとしっ責され続けた。男性は同年9月に自殺。新居浜労働基準監督署は05年10月、しっ責され続けて心理的な圧迫を受けたことなどが自殺の原因などとして労災と認定した。

遺族側は「上司の行為は業務命令の限界を著しく超えた人権や名誉を傷つける不法行為。被害を繰り返さないために、会社のあり方を問いたい」などと主張。

同社の布沢誠忠・総務部長は「訴状を見ていないのでコメントは控えたい。非があれば、誠心誠意対応したい」としている。

           ◇

岩崎さんは午前11時、松山地裁で記者会見し、「二度と同じような境遇の人を出したくなかった」と涙をぬぐいながら話した。

岩崎さんは昨年10月の労災認定後、会社側に謝罪と損害賠償、再発防止策の3点を求め、話し合いを進めた。会社側は2月、弁護士を通じて「(主張するような)事実は認められない。特にパワーハラスメントは存在しなかった」と文書で回答したといい、岩崎さんは「事を荒立てたくはなかったが、全否定するとはあまりにひどい。誠意がみられない」と訴えた。

社会評論家の赤塚行雄さんの話「上司からのストレスを感じているサラリーマンは多く、共感を呼ぶだろう。裁判所の判断を見守りたい」

(読売 3/9)

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/02/24

「企業の社会貢献とNPO」 in 京都

□日時: 2月 26日(日) 14:00~17:00
□場所: 京都市下京区・「ひと・まち交流館京都」第4,5会議室
http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html
-----------------------------------------------------------

環境保護やまちづくり,雇用促進などの分野で,企業の社会貢献や社会的責任(CSR)への関心が高まっています。京都においても,利益を追求する企業の目的と地域住民や消費者に対して社会的責任を果たす役割とを会社の両輪として位置づけ,それぞれの企業の特性を生かした,ユニークな取組も増えてきました。

今回は,それら積極的に社会貢献活動を展開する京都の企業の方々を講師に迎え,各企業の実践例や活動の理念について語っていただきながら,地域社会やNPOとの効果的なパートナーシップのあり方について考えます。

□内容:
第1部 講演会
 未来から選ばれる企業へ
 ~オムロンのCSRの取組みから~
 ・講師 明致親吾さん(オムロン㈱副社長)
第2部 シンポジウム
 成功するパートナーシップの条件とは
 パネリスト 桂一朗さん(㈱ワコール執行役員)
        北村理恵さん(宝酒造㈱環境課)
        網野俊賢さん(きょうとNPOセンター理事)
□定員: 70名(申込先着順)
□参加費: 無料
詳しくはこちらから↓
http://shimin.hitomachi-kyoto.jp/pubsys/view.rbx?cd=2345

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/02/14

ノルマ営業の落とし穴

◆損保ジャパン:違法営業130拠点で 1年以上公表せず
 
損害保険ジャパンで14日発覚した保険名義借りなどの違法販売について、同社は経営陣の関与を否定した。しかし違法営業は販売ノルマを達成することを目的に、全国の販売拠点の2割に当たる約130拠点で起きていた。さらに同社は違法営業を把握してから1年以上たつ同日まで「対象契約者とは円満解決済み」として対外公表しなかった。損保各社で保険金の大量不払いが明らかになる中、経営陣の問題意識の低さは、保険不信に拍車をかけそうだ。

違法販売は05年8月までの3年半に366件発生。いずれも提携先である第一生命保険の生命保険の販売ノルマを達成するため、営業部門の社員が親族や知人名義で契約し、保険料の一部や全部を社員が立て替えていた。

保険業法は、契約者間の公平性を保つため、特定の人だけに保険料を割り引くことを禁じている。同社は04年10月に違法販売を把握。05年2~8月に関係社員に聞き取り調査をし今年1月、社員ら527人を処分した。しかし担当役員は報酬1カ月分の3%カット、社員は厳重注意などと軽い処分にとどまった。

さらに調査期間中にも多数の不適切な販売を引き起こしていた上、対外公表も「解約を受け付けるなどして、対象契約者と円満解決済み」だとして14日まで行わないなど、対応は後手に回り続けた。

損保ジャパンと第一生命は01年に商品の相互販売を開始。両社とも相互販売による販売高が全体の2%を占める。三井住友海上火災保険と業界2位争いを続ける損保ジャパンにとって相互販売の維持、拡大は至上命題だ。

しかし損保の代理店の多くは、生保の死亡保険の販売経験が浅い。一方、月数万円の保険料になる死亡保険を売る生保の営業職員にとって、年間数万円程度の自動車保険を勧めるのは「それほど難しくはない」(大手生保)。第一生命側に匹敵する実績を上げるため、経営陣が設定した高めのノルマの達成を迫られる中で違法販売が広がったとみられる。

損保ジャパンは「目標が高すぎたというより、想定以上に代理店の育成が遅れていたことが原因」としているが、育成の度合いに見合った目標設定でなかったことへの責任は免れない。

(毎日 2/14)

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006/01/27

売り上げの一部をエイズ対策に拠出・アメックスなど

クレジットカードのアメリカン・エキスプレスや米衣料大手のギャップなどは「プロダクト・レッド」という共通ブランド商品の売り上げの一部を世界エイズ・結核・マラリア対策基金に拠出すると発表した。ロック・グループ、U2のボーカリスト、ボノ氏らが取り組むアフリカ支援活動に加わり、エイズ対策に民間資金を役立てる仕組みを作る。

スイス・ダボスで開催中の世界経済フォーラム(ダボス会議)で公表した。アメックスは3月から英国で真っ赤な「アメックス・レッド・カード」を発行、売り上げの1%をエイズ基金に寄付する。手数料は無料とし、金利も優遇する。

ギャップは今春発売するアフリカ製のTシャツなど、コンバースはアフリカの民族衣装を参考にしたスニーカーを「レッド」ブランドで英国で発売する。ボノ氏は「これは企業の慈善活動じゃない。パンク・ロックみたいなニューモデルだ」と強調した。これまでエイズ基金に集まった47億ドルのうち民間企業や個人の拠出はわずか1%、500万ドルにとどまっている。

(日経 1/27)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/12/05

CSRの行動課題としての感染症

世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金/The Global Fund)
 を支援する日本の民間組織、「世界基金支援日本委員会」から、
 去る6月28日に開催された国際シンポジウム、
 『 三大感染症との闘いと企業の役割~成功事例から学ぶ地球的
 課題への対応~ 』の報告書が刊行されました。
 http://www.jcie.or.jp/fgfj/02/0510symposium.html

 住友化学、ノバルティス(以上、マラリア)、MACコスメティックス、
 スタンダードチャータード銀行、ダイムラー・クライスラー、アングロ・
 アメリカン(以上エイズ)など、グローバル企業の代表による各社の
 取り組みの事例がまとめられています。

 日本の経済界の代表による日本の企業の問題意識に関する
 スピーチや、ダボス会議で有名な世界経済フォーラム、世界基金、
 HIV/エイズ世界経済人会議(GBC)など国際機関の代表による
 世界の動向に関するプレゼンテーションも収録。

 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
 【世界エイズ・結核・マラリア対策基金とは】
 三大感染症(エイズ、結核、マラリア)の危機と闘うため、世界各国の
 協力を得て途上国の感染症対策を支える資金を提供する援助機関。
 2002年1月にスイスの法律に基づく民間財団として設立された。各国
 の政府や民間財団など官民が共同で拠出し、政府、国連機関、NGO、
 学界、企業および感染症に苦しむ人々などの協力のもとに、開発途上
 国における三大感染症の予防、治療、感染者支援のための資金を
 提供している。これまでに、世界128カ国の322のプロジェクトに対して
 総額約44億米ドルの支援が承認されている。
 http://www.theglobalfund.org

 世界基金支援日本委員会 事務局
 (財)日本国際交流センター
 東京都港区南麻布4-9-17
 TEL:03-3446-7781(代)、FAX:03-3443-7580
 email: fgfj@jcie.or.jp  http://www.jcie.or.jp/fgfj/

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2005/11/03

飲料会社のCSRへの取り組み

「災害時には無料で飲み物を」 対応型自販機、続々導入

普段は有料の自動販売機でも、災害時には無料で飲料が出てくる「災害対応型自動販売機」が、各地に広がっている。飲料会社と協定を結んで導入する自治体が相次ぎ、全国清涼飲料工業会によると全国で少なくとも約900台ある。日本は世界でも指折りの「自販機大国」。それをいざという時の備蓄にしてしまおうというアイデアで、飲料会社も積極的に協力しており、今後さらに増えそうだ。

00年の鳥取県西部地震で大きな被害を受けた島根県安来市には、市役所前や市民体育館、公民館など24カ所に災害対応型自販機が点在する。缶やペットボトルなど550本入りで、上部に縦約10センチ、横約77センチの電光掲示板がある。

自販機は市役所のパソコンと携帯電話回線で結ばれている。地震や台風などの際、市の災害対策本部が「無料開放」を判断すると、遠隔操作で缶コーヒーやジュース、お茶などを無料で出せるようになる仕組みだ。掲示板には避難や通行止めなどの情報を流す。

同市は6月に、コカ・コーラウエストジャパン(福岡市)と協定書を交わして導入した。設置場所は市が無償で提供し、災害時の飲料代や自販機の電気代は同社が負担。空になると優先的に補充することになっている。

同市は昨秋、3市町が合併したばかりで、災害時の飲料水などの備蓄予算を直ちに確保するのが難しいという事情もあった。担当者は「災害時に一定量の飲料が確保できて心強い。40台ほどまで増やしたい」と話す。

災害対応型自販機は、大塚製薬が01年1月、横浜市内の中学校に設けたのが「業界初」(同社広報部)とみられる。阪神大震災で、停電して飲料が出なかったのをきっかけに開発したという。

今では、全国のコカ・コーラグループで計約700台、大塚製薬は首都圏を中心に約100台を設置している。ダイドードリンコ、アサヒ飲料、伊藤園、カルピスなども「参入」。サントリーは7月から年内300台を目標に置き始めた。

昨年10月の新潟県中越地震の時は、同県長岡市の体育館に設けられていたコカ・コーラの自販機が2日間で約千本を無料提供した。この地震の後、導入する自治体が急増。今年だけでも高知県須崎市、鳥取県境港市、愛知県半田市、新潟県上越市などが、飲料メーカー各社と次々提携した。滋賀県草津市では、立命館大学構内に設置された。

非常用バッテリーつきが多く、停電時も作動するようになっている。

「災害型」の自販機は通常機よりも若干高く、飲料会社側の負担も小さくはない。だが、コカ・コーラウエストジャパンの原田忠継副社長は「責任ある企業市民」との企業理念の一環だとして、「今後も自治体の要請があれば設置場所を増やしたい」と話している。

(朝日 11/3)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/20

「ISO/SR(ISO26000)」の骨格10項目確定

■ISO/SR(社会的責任)の第2回総会が、9月末、タイ・日本共催でタイにて
開催され、国際規格ISO26000(社会的責任のガイダンス)の骨格となる
設計仕様書が採択された。今総会には、日本からは、日本経団連深田団長
(オムロン)他、日本労働組合総連合会、主婦連合会、経済産業省及び、
オブザーバーからなる代表団16名が派遣された。設計仕様書概要は次の通り。

┃0 前書き (1)適用範囲 (2)引用規格 (3)用語の定義
┃(4)SRの内容 (5)SRの原則 (6)SRの項目
┃(7)SR履行のガイダンス (8)ガイダンス附属書 (9)参考文献

来年1月、いよいよ規格本文の開発に入る。来年6月の総会で審議される
作業文書、同11月の総会で審議される第1次原案へと注目したいものです。
規格発行は、2008年10月の予定とのこと。
詳細は下記、経済産業省ニュースリリース(10/4)をご覧下さい。
http://www.meti.go.jp/press/20051004001/iso,sr-set.pdf

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/17

日本経団連 CSRアンケート

日本経団連 CSRに関するアンケート結果

http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2005/066.pdf

1.CSRへの取り組み

2.社内体制の整備

3.報告書の発行

4.取り組み効果

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/16

CSR関連書籍

◆最新CSR〈企業の社会的責任〉がよ~くわかる本―企業とステークホルダーのよい関係を築くガイド How‐nual図解入門―ビジネス
日本総合研究所 (著), 白鳥 わか子 (著), 萩原 美穂 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798010952/qid%3D1129465981/250-3379459-6149809

出版社/著者からの内容紹介
本書は、まず第1部で、CSRについて理解するための基礎知識として、「CSRとはいったい何か」「CSRに取り組むことは、企業にとってどんな意義があるのか」「CSRの国際規格化といわれているが、具体的には何が行われているのか」といった疑問にお答えします。続く第2部では、CSRの具体的な取り組み内容を理解するために、どの企業にとっても重要な5つのステークホルダー「顧客」「従業員」「取引先」「地域・社会」「投資家」を取り上げて、今日CSRの課題として何が注目されているのか、そして、そうした課題に対して企業はどういった対応をとるべきなのかを、具体例を交えてご紹介します。締めくくりとなる第3部では、企業が実際にCSRの推進に取り組む際の5つのポイントとして、「CSR活動計画の決定」「CSR担当部署の設置」「社内への浸透」「CSR報告書の発行」「ステークホルダー・ダイアログの実施」についてご説明します。

◆図解よくわかるCSR 白潟 敏郎 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534039182/qid=1129466199/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/250-3379459-6149809

出版社 / 著者からの内容紹介
●企業の社会的責任が厳しく問われるようになった!
大手乳業会社の食中毒事件、自動車メーカーのリコール隠し、あるいは化粧品メーカーの粉飾決算……。 不祥事が相次ぐなかで、企業が果たすべき社会的責任が消費者や株主などのステークホルダーから厳しく問われるようになってきた。従来なら、ほとぼりが冷め るまでトップの首をすげ替えるなどの処置で何とか収拾をつけることができた。しかし、いまやその場しのぎでは間に合わなくなってきていることは、事件を機 に一気に拡大したNHKの受信料不払いを見ても明らかだ。

●企業の信頼維持活動をやさしく解説!
企業に対するステークホルダーの信頼が揺らぐ状況のな かで、注目を集めているのがCSRの活動である。CSRという言葉は耳慣れないが、けっして難しいことを要求されるわけではない。端的には、顧客・株主・ 従業員・地域社会など企業を取り巻くステークホルダーの満足度を高め、法令遵守などに留意して「あの企業は信頼できる」という評価を継続的に得る活動を指 す。ただ、具体的に推進しようとする場合、どこから取り組んでいいのかわからないという企業が多いはず。CSR活動によって得られるメリット、導入の具体 的な手順などを図解をふんだんに用いて、1項目2ページ建てのコンパクトな解説でやさくしく解説する。

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/14

CSRは普及するか? みずほ総研アンケート

CSR(企業の社会的責任)は普及するか

~当社アンケート調査に見る中小企業・大企業の現状と課題~

http://www.mizuho-ri.co.jp/research/economics/pdf/report/report05-1012.pdf

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/07

ソニー、調達先選びに「社会的責任」基準

ソニーは調達先に「企業の社会的責任」(CSR)を求める基準を米IBMなどと共通化する。環境や安全、人権配慮などの条件を国内外の部品や素材メーカーなど4000社に通知。違反した場合は最終的に取引停止するなど企業選別に利用する考え。国内電機大手が「CSR調達」の基準を米企業と合わせるのは初めてで、今後普及に弾みがつきそうだ。

ソニー陣営は東芝、日立製作所など電機大手にも参加を呼び掛ける方針。産業界では環境対策によって取引先を選別する「グリーン調達」は定着しているが、より概念が広いCSR調達は負担が重い。しかし、問題が発生した場合、不買運動に巻き込まれるなどのリスクが高まっており、CSRの強化が不可欠となり始めた。ソニーは独自に導入するより業界で共通化したほうが効率的と判断した。

(日経 10/7)

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/10/06

社会的責任ガイダンス規格の設計仕様書採択 ISO社会的責任WG第2回総会

2005年9月26日から30日まで、タイのバンコクで国際標準機関(ISO)の社会的責任(SR)に関するワーキンググループ第2回総会が開催された。
 
ISOでは、01年から企業の社会的責任(CSR)に関する国際規格開発について議論を開始。04年6月開催の技術管理委員会(TMB)で全ての組織のSRに関する、第3者認証を目的としない国際ガイダンス文書策定に取り組むことが決議され、その後04年9月の技術管理委員会でSRワーキンググループ設置が正式決定した。
 
第2回総会では05年3月開催の第1回総会に続き、国際規格ISO26000(SRガイダンス)の設計仕様書(Design Specification)が審議され、採択された。
 
この設計仕様書には規格に盛り込むべき10項目の概要が示されており、3つの作業グループを設置し、10項目のうち、(1)規格の提供範囲とSRの内容、
(2)SRで扱う項目、
(3)SR運用のガイダンス
の4項目の検討を開始することも決まった。
 
作業グループは05年10月に議長、事務局の指名に入り、06年1月中旬から規格開発に入る。

【経済産業省 10/4】

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/02

CSRの国際規格、企業が適合を自主宣言・ISO素案

国際標準化機構(ISO)が検討している企業の社会的責任(CSR)に関する新規格「ISO26000」の素案が明らかになった。法令や規制、文化などを尊重することや、組織内の透明性を確保することなどを規格適用の要件とする。人権、雇用、環境への配慮や、CSR報告書の信頼性を高めることなども要件にあげたが、第三者認証は不要とし、企業が自主的に規格適合を宣言できるようにする。

新規格は2008年にも発効する。CSRは企業が利益追求だけに走らず、法令を順守して社会や環境との調和をはかりながら事業を成功させる取り組み。CSRに積極的な企業はブランドを高める効果を期待できるほか、法令違反を犯すリスクも低くなる。資本調達もしやすくなるため、大企業を中心に国内でもCSR事業を強化する動きが強まっている。

(日経 10/2)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/21

マクドナルド提供の体育教育が始まる 米公立小

ロサンゼルス(ロイター) 米国内の公立小学校で今月の新学期から、ファストフード最大手マクドナルドが提供する体育プログラムがスタートした。「健康的なライフスタイル」をうたう同社のキャンペーンの一環だ。

「Passport to Play(遊びのパスポート)」と名付けられたこのプログラムは、世界各国の遊びを紹介する内容。全米の小学校の3分の1に当たる3万1000校が一斉に導入した。3年生から5年生まで約700万人の児童が、「パスポート」と呼ばれる冊子のリストをチェックしながら、グラウンドで各国の遊びを体験し、背景の文化などを学ぶ。

パスポートにはマクドナルドのマークが付いているものの、同社の名前はいっさい登場しない。米国マクドナルドのビル・ラマー最高マーケティング責任者はインタビューで、「良い事をして社会に貢献すれば、結果的にブランドのイメージは向上する」と強調した。

マクドナルドは米国の食生活を代表するファストフードとして、肥満の原因になったと訴えられるなど、やり玉に挙げられてきた。これに対し、同社では3年前から、メニューに野菜を多く取り入れ、スポーツをテーマにした広告を展開するなど、イメージ向上の努力を強化している。

ブランド戦略の専門家、ロバート・パシコフ氏は「ブランドへのイメージが固定化している大人に比べ、子どもの感覚は柔軟。小学生に直接訴えかけるのは賢い方法だ」と評価する。マクドナルドでは今後さらに、プログラムの対象を高学年にも拡大し、栄養の知識に関する教育を充実させていく方針だという。

(CNN 9/21)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/19

NEC、ネット通じ世界の従業員にCSR教育

NECは全世界の従業員を対象に、eラーニング(インターネットを利用した遠隔教育)を使った企業の社会的責任(CSR)関連の教育を始める。10月の欧州を皮切りに計12万4000人が受講する。既に実施した国内社員向け教育のプログラムを基に、地域に合わせた内容にする。

一拠点の情報漏洩(ろうえい)などの不祥事が、グローバルに事業展開する顧客の離反につながりかねないと考え、社員教育を強化する。

まず欧州統括会社のNECヨーロッパ(イギリス)など、欧州のグループ会社の3000人を対象に実施する。中国や台湾など東アジアでも来春までに終了し、北米や東南アジアでも準備中。大量の個人情報を扱う情報システム事業での機密保持や、環境対策、人権問題などを柱とし、各国の法律や商習慣を踏まえた内容にする。

(日経 9/19)

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/15

ISO26000策定へ検討作業開始

ISO26000策定へ検討作業開始――ISO/SR作業部会が9月26日から総会

国際標準化機構の技術管理評議会(ISO/TMB)は9月26~30日、社会的責任(SR)作業部会の第二回総会を開き、SRに関するガイダンス規格ISO26000の大枠を固める方針です。同規格の性格・スタイルや適用範囲、利害関係者との対話、信頼性確保の方法などを定める設計仕様書(Design Specification)を策定する考えで、今後の作業の方向性を決める上で重要な位置付けとなる。策定後には、作業文書(WD)作りを開始するなど、2008年の国際規格策定へ向け、具体的な作業が始まることになります。

(環境goo 9/14)

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/14

三菱樹脂、CSRの対応で原料調達先を選別

三菱樹脂は国内外の原料調達先約250社に、企業の社会的責任(CSR)への対応を求める。労働環境やコンプライアンス(法令順守)の体制整備に関する基準をつくり、調達先の状況を調べる。環境への配慮をもとに調達先を選別する動きは定着しているが、同社はCSRへの対応も調達先に求めていく。

児童労働の禁止など労働環境の整備、法令違反情報の開示姿勢などコンプライアンス体制に関し、計15の基準を設けた。三菱樹脂の購買担当者らが調達先に出向き、基準の達成状況をヒアリングする。

(日経 9/14)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/09/11

これまでの15年と、これからの15年

IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所] 代表者 川北 秀人

中期計画など、中長期的な経営戦略に、CSRへの取り組みを盛り込む企業が増えてきた。その位置付けが高まってきたことを率直に喜びたいが、しかし、どうせやるなら、いいものにしてほしい。そのポイントとなるのは、広く深い視野、つまり中期目標と方策を決める前に、「これまで社会はどう変化したか」と「これから社会はどう変化しそうか」を整理することだ。その際の時間の単位は、3年間や5年間ではなく、15年間とすることを強く勧めたい。

社会の変化を、
どれだけ広く・深く読むか
 
各社の「CSRビジョン」や「CSR中期計画」と呼ばれるものを見ていて不安に感じるのは、「社会における責任(Social Responsibility)」が問われているのに、社内体制の段階的な整備しか取り上げられていないことだ。

もちろん、結果として、社内体制をどう整備するかを定義し、実施することはとても重要だ。しかしその前に確認しなければならないのは、社会そのものがどう変化し、その中でどんな責任が、どれだけ求められるのか、つまり責任の3次元(項目×主体×深さ)の定義が、今後どう変化するのかを見通すことだ。

新しい責任への取り組みを始めたり、従来から取り組んでいる責任により深く取り組んだりするためには、組織の文化や風土に踏み込む必要がある。新しい商品を開発するのに5年間かかるなら、人材の育成にはその2倍の10年間はかかるだろう。文化や風土を育てるには、さらにその1.5倍、15年程度はかかると考えるのが、妥当ではないだろうか。

CSRは急に育たない。だからこそ、広く深い視野が不可欠だと筆者は感じている。

1990年からの15年間と
2020年までの15年間

今年、2005年は、終戦から60年、いわゆる「55年体制」から50年という、「昭和から21世紀へ」という大きな節目の年でもあるが、「1990年から15年、2020年まで15年」という、大きな変化の途上の年でもある。

日本国内ではバブル絶頂期の90年から翌91年には崩壊、そして「失われた10年」と呼ばれる時期を迎える中で、世界では冷戦、つまり共産主義との対立構造が一気に解消したにもかかわらず、平和の恩恵を受けることなく、地域内紛争や民主主義への脅威は収まっていない。

しかし92年のリオ・サミット、97年のCOP3(京都議定書の採択)など、環境問題へのグローバルな取り組みを促す枠組みは、加速的に進化している。

一方、欧州共同体(EC)は欧州連合(EU)へと進化し、通貨やヒト・モノの移動に関する共通政策を一気に実現するとともに、厳しい環境規制を次々と導入している。

その間に中国は、韓国は、ITは、少子高齢化は、と見ていけば、この15年間の変化の激しさを改めて実感するだろう。これからの15年間は、変化がさらに加速すると考える必要がある。

2020年。日本では65歳以上が人口の4分の1を占め、地域経済や社会保障制度は抜本的な質的変化を迫られる。そのときまでに、中国をはじめとするBRICs諸国は、欧州は、米国は、中東などイスラム系諸国は、それぞれどう変化するだろうか。その変化の中で、自社がどんな商品を、どういう人たちに、どんな位置付けで買ってもらうのか。

そのために必要な経営戦略の柱として、CSRへの取り組みは何を重点として、どこまで実現し、どんな価値を社内外にもたらすべきか。長期的な展望と、短期的に配慮すべき要素に十分に配慮した上で、決めていく必要があることがおわかりいただけるだろう。

基本価値のデザインだからこそ、
広く深い視野を
 
品質管理に終わりがないのと同様に、コンプライアンスにも、CSRへの取り組みにも、決して終わりはない。だからといって、続けるだけでは成長も個性も生まれてこない。大切なのは、展望をもとに目標の再定義を怠らず、顧客や社会とのやりとりを通じて成果と課題を確認し続けることだ。

もはや経営者にとって、CSRへの取り組みは、自らデザインすべき企業の基本価値の1つであり、だからこそ、広く深い視野が求められる。この秋、周囲を巻き込んで、展望を広げる機会を積極的に設けてほしい。

(環境goo 9/9)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/01

EUのCSR政策とベルギーでの取り組み

JETROユーロトレンドに掲載された「EUのCSR政策とベルギーでの取り組み」で、下記ホームページで閲覧可能です。

http://www.jetro.be/jp/business/eurotrend/200507/0507R3.pdf

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/08/18

環境省検討会が企業の社会的責任に関する報告書を作成

企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility:CSR)に取組む企業、監査法人、NGOの若手実務担当者らから構成される環境省の研究会が、CSRの観点から見て、企業が環境保全への取組みをどのように進めていけばよいのか方向性を示す報告書を、平成17年8月11日までにまとめた。
 
CSRは環境保全のほか、消費者保護、公正な労働基準、人権、安全衛生、地域社会貢献など、企業による幅広い要素への取り組むを含む概念。
 
近年、従来の環境報告書を、環境問題とそれ以外の社会的問題への対応を総合的に紹介する「CSRレポート」や「サステナビリティレポート」としてまとめる企業が増えており、CSRについての企業内外の関心が高まってきている。
 
今回の報告書はCSRを「企業が、政府、市民など社会を構成するさまざまな主体に及ぼす自身の影響を把握し、これを考慮に入れて行動することであり、企業と影響を受ける各主体との間のコミュニケーションに重点をおかれる」と定義を整理。また日本企業のCSRの取組みで、環境分野への取組みは重要な地位を占めるという認識も共有された。
 
報告書は続いて、企業が政府、市民とCSRにもとづく新しい関係性を構築していくために、特に「各主体の対等性」、「企業の取組みの自主性」、「関係情報の公開性」が重要であると指摘。
 
さらに先進的事例を踏まえて、今後の取組みのポイントとして、(1)中小企業での取組みの推進、(2)企業、NPO、消費者団体など各主体間の連携、(3)CSRに取り組む企業が評価される仕組みの構築、(4)日本がアジアでCSR推進の核となるよう努めること--が必要だとまとめている。
 
なお環境省は、報告書の公表と同時に、報告書で指摘された「各主体間のコミュニケーション促進」のため、CSRをテーマにした企業・NPO間の意見交換会などの開催、企業のCSRに基づく取組みの顕彰、企業の社会貢献事業データベースの構築と情報発信、社会的責任投資(SRI)に関する投資者への働きかけ--に取組む方針をあきらかにした。

【環境省】

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/08/09

持続可能型 環境経営セミナー2005   

持続可能型 環境経営セミナー2005  8月-12月 (各月1回)

□日時: 8月 30日(火)~
□場所: キャンパスプラザ京都(京都市下京区西洞院通塩小路下がる)
-----------------------------------------------------------

企業の社会責任への関心が高まる中、環境への視点が企業活動に大きな
影響を与えます。企業は、環境にどのように取り組み、持続可能性を実現
することができるのでしょうか。京都議定書が発行し、今後企業の取り組み
にもますます注目が集まります。
今後の企業のあり方とステークホルダーの一つであるNPOとはどのような
関係を築くことができるのかを探ります。04年度に開催して好評だった
セミナーの第2弾です。

□全体概要
第1回: 8月30日(火)「持続可能社会の産業・ビジネス」
第2回: 9月27日(火)「環境マーケティングとロハス(LOHAS)
第3回:10月25日(火)「京都議定書の発効と今後の環境政策」
第4回:11月22日(火)「企業とNPOのパートナーシップ~ステップアップのために~」
第5回:12月20日(火)「アメリカでのCSRとNPO」

------------------------------------------------------------------
□第1回:8月30日 (火)
「持続可能社会の産業・ビジネス」
内藤正明氏
(NPO法人循環共生社会システム研究所 代表理事 京都大学名誉教授
 環境市民専門アドバイザー)
持続可能社会はいま枕言葉として乱用されるが、原点に戻って、「地球問
題(特に温暖化)の危機を切り抜けて、人類生存を持続する社会」と定義し、
その社会像を描く研究が始まっている。その中での「産業」は、今のものと
全く異なるものが想定されるが、それをヒントに新たなビジネスの方向を先
取りすれば、先行者利益となるだろう。

「企業事例:コクヨグループの取り組み~環境からCSRへ~」
齋藤 申一氏(コクヨビジネスサービス株式会社 環境ソリューション事業部長)
------------------------------------------------------------------

□日 時:2005年 8月~12月(全5回)
      各回 午後1:45から5:00(受付は午後1:15から)
□場 所:キャンパスプラザ京都(京都市下京区西洞院通塩小路下がる)
□対象者:企業、NPO、市民等 70名
□主 催:特定非営利活動法人環境市民
□後 援:環境省、経済産業省、京都商工会議所、(社)京都工業会、
 (社)京都経済同友会、京都新聞社、朝日新聞京都総局、毎日新聞京都支局、
 読売新聞京都総局、京のアジェンダ21フォーラム、京都CSR研究会、
 (社福)大阪ボランティア協会、京都グリーン購入ネットワーク、
□参加費:全回通し 一般20,000円  会員12,000円
      各回参加 一般 5,000円  会員 3,000円
□申込み期限:各回実施日の5日前まで。全回申込みは、8月25日(木)まで
□申込み方法:
1.申込み用紙に名前、所属、住所、TEL&FAX、メールアドレスをご記入いただき、
fax,またはメールで環境市民事務局までお申し込みの上、指定の口座に参加費
をお振り込みください(申し込み時に口座をご案内します)。
2.会費振込後は、返金ができませんのでご了承ください。
3.交流会参加費(3,000円程度)は、当日徴収致します。
交流会は第1回、2回、5回終了後に予定しています。

□お申し込み・問い合わせ
NPO法人環境市民
604-0932 京都市中京区寺町二条下る 呉波ビル3階
TEL075-211-3521 FAX 075-211-3531
e-mail life@kankyoshimin.org
URL http://www.kankyoshimin.org

□□□□□NPO法人環境市民について□□□□□
1992年 京都で発足した環境NGO。会員は、全国に約750名。東海、滋賀にも
活動拠点を持つ。2002年3月にNPO法人格を取得。「持続可能で豊かな社会
の実現」をめざし、まちづくり、グリーンコンシューマー活動、環境共育に取り
組む。主な活動に、自治体の環境施策の取り組み状況を調査する「日本の
環境首都コンテスト」(他NGOとの協働)、スーパーの環境対策調査や環境を
大切にした暮らしの実例を紹介した「グリーンコンシューマーガイド(買い物
ガイド)の作成がある。2004年には、これまでのグリーンコンシューマー活動
が認められ「グリーン購入大賞 環境大臣賞」を受賞。
現在、京都グリーン購入ネットワークの事務局を担っている。
===========================
 特定非営利活動法人
 環 境 市 民 Citizens Environmental Foundation
 〒604-0932 京都市中京区寺町二条下る呉波ビル3階A
 TEL 075-211-3521 FAX 075-211-3531
Mail:life@kankyoshimin.org
WWW: http://www.kankyoshimin.org/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Sustainability Development と CSR 

シンポジウム/環境監査研究会
============================================================
■14周年記念シンポジウム
 『 Sustainability Development と CSR 
 
□日 時: 2005年 8月 27日(土) 13:30~16:45
□会 場: 千代田区・中央大学駿河台記念館
-----------------------------------------------------------

1991年8月1日の設立会合開催以来、環境監査研究会は15年目を迎えます。
いまやあたりまえとなった環境監査ですが、世界の環境状況の悪化は
加速化しており、もはや後戻りの効かない「ポイント・オブ・ノーリターン」も
20~30年後、目前に迫ってきています。

そんな中、世界的なキーワードは「サステナブル・ディベロップメント」ですが、
東京大学の沖助教授はSustainability Developmentが人類の急務であるが、
「持続可能な発展」ではなく、「持続可能性を開発する」ことと説かれています。

今回は、2002年にヨハネスブルグで開かれた世界サミット(WSSD;
World Summit on Sustainable Development)のヨハネスブルグ宣言にある
3つの目的、「貧困削減」「生産/消費形態の変更」「天然資源の基盤の保護
/管理」に着目し、本業の中で利潤を確保しつつ、実現していくには具体的に
どのように対応したらよいのかをテーマにしています。
「持続可能性を開発する」ために、一緒に考えてみませんか。

□場 所: 中央大学駿河台記念館
        東京都千代田区神田駿河台3-11-5
      ▼会場はこちら▼
       http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/kinenkan_hp/map.htm
□最寄駅: JR「御茶ノ水駅」徒歩3分、または、
東京メトロ/千代田線「新お茶の水駅」B1・B3出口より徒歩5分

□参加費: 会員無料、非会員は2,000円/人(資料代)

《《申込&問合せ》》
下記申込フォームをご利用の上、「環境監査研究会」まで
E-mail又はFAXでお申し込みください。

申し込みフォーム━━━━━━━━━━━━━━━━━
●参加内容 (  )シンポジウムのみ
(  )懇親会(有料)あれば参加希望
●氏名/フリガナ
●所属先/部署・役職
●連絡先住所
●連絡先TEL
●連絡先FAX
●連絡先Eメール
●EARG会員 (  )会員  (  )非会員  

----------環境監査研究会 PXD04322@nifty.ne.jp---
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 環境監査研究会
 FAX:047-342-6828 
 URL:http://www.earg-japan.org/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/08/04

「企業とNGO/NPOのコラボレーション」セミナー

企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility)への関心が高まる中、環境・社会面における企業とNGO/NPOとのコラボレーションが注目を集めています。

しかし、企業とNGO/NPOとのコラボレーションといった場合に、国内では植林活動や環境教育などの事業に関連しない分野での協働といった域に留まるケースが多いのが現状です。

一方、事業分野でのNGO/NPOとのコラボレーションでは、企業、NGO/NPO双方に直接的な利益が期待できる上、環境・社会面において社会に貢献することが可能です。

そして実際にこのような取組み事例が少しずつ増えてきています。今回のセミナーでは、こうした流れを受け、事業分野での企業とNGO/NPOのコラボレーションによる取組み事例などをご紹介いたします。

ご多用中とは存じますが、何卒ご来駕賜りますようご案内申し上げます。

【日時】2005年8月26日(金) 13:30-17:30(開場13:00)

【会場】中央青山監査法人内会議室(3202会議室)
    千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビル32階 
(http://www.chuoaoyama.or.jp/pr/japan_office/map/tokyo.html)

【受講料】お一人様 2,000円(税込)

【プログラム】
[13:30~13:35] ご挨拶
[13:35~14:00] NGO/NPOとのコラボレーションについて
〔講師〕中央青山サステナビリティカレッジ 田原由美子
[14:00~15:00] 国際的NGOとのコラボレーションのあり方
〔講師〕WWFジャパン 鮎川ゆりか 氏
[15:00~15:20] 休憩
[15:20~16:20] 国内NPOとのコラボレーションのあり方
〔講師〕エコロジーオンライン(EOL) 上岡 裕 氏
[16:20~17:00] パネルディスカッション
〔講師〕WWFジャパン 鮎川氏・山岸氏、EOL 上岡氏
[17:00~17:30] Q&A

【お申込】下記サイトの8月26日セミナーより、サイトからお申込み、もしくはFAX用紙をダウンロードの上、お申込みください。(http://www.chuoaoyama.or.jp/seminar/library/semlib050722_0101.html)

【お問合せ先】中央青山サステナビリティカレッジ(担当:田原)
TEL:03-5532-3908 FAX:03-5532-3913

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/18

中央青山、CSR診断に新手法

中央青山監査法人は企業の社会的責任(CSR)への対応状況を評価する新手法を開発した。環境保全、顧客対応、ブランド価値など8つの評価軸を基準に、計500項目弱の選択回答方式の設問があり、配点も設定。顧客企業のCSR対応状況の診断を請け負うだけでなく、自社での評価を希望する企業には専用ソフトを販売していく。

中央青山のコンサルティング子会社である中央青山PwCサステナビリティ研究所(東京・千代田)が診断サービスを手掛ける。顧客企業からの資料提出やヒアリングを通じて企業行動をチェックしていく。初年度は10社程度からのサービス受託を目指す。

(日経 7/18)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アスベスト、米は企業倒産続出 訴訟抑止の法案が議論に

労災死の拡大が相次ぎ公表され、日本での深刻さが表面化したアスベスト(石綿)の被害。石綿の使用と規制で先を行く米国では被害が70年代から増え、賠償の負担で関連企業の破綻(はたん)が相次ぎ、特別基金を設けて訴訟にブレーキをかける法案が連邦議会に出されている。企業を訴えないことを条件に、被害者側に補償金を支払うという内容で、ホワイトハウスも支持している。しかし、被害者側と業界側の双方に反対論が根強く、成立するかどうかは不透明だ。

米国立健康統計センターによると、アスベストによる中皮腫(ちゅうひしゅ)で米国では年間約4000人が死亡している(02年)。賠償訴訟はたばこ被害などと並ぶ米国最大の集団訴訟に発展しており、患者や家族に訴訟への参加を促す弁護士のテレビCMも流れている。訴訟件数は03年だけで10万件にのぼったという。

米ランド研究所の調べでは、70年代以降、主に石綿関連メーカーで働いた人など73万人を超える被害者らが企業を相手に訴訟を起こしてきた。賠償金や保険金の支払いで、アスベスト製造業界や保険業界が支払った負担額は計700億ドル、今の為替相場で換算して7兆8000億円を超えるという。

こうした負担に耐えられず、82年には石綿メーカー最大手のジョンズ・マンビルが倒産するなど、これまでに70社以上が破綻している。このため、被害者の救済と関連業界の支援を両立させようと、超党派の上院議員が法案を提出した。

それによると、まずアスベスト製造企業や保険会社の出資で1400億ドルの基金を設立。被害の状況や症状に応じて、被害者側に60万~110万ドル(約6700万~1億2300万円)を支払う。受け取りの条件として、基金の出資企業を相手取って訴訟を起こす権利を放棄する必要がある。

法案は5月下旬、上院司法委を賛成多数で通過した。だが、被害者などからは「補償額が低い」との声が上がる一方、業界側も基金への出資を嫌う空気がある。議会でも同様の慎重論が根強く、本会議での採決のめどは立っていない。

(朝日 7/18)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/07/10

アスベスト問題:国の対応後手に 2次被害激増の可能性

建材や保温材など、さまざまな用途に使われたアスベスト(石綿)による健康被害が全国各地で顕在化してきた。被害は周辺住民や家族へも広がり、「公害」の様相も呈してきている。国はメディアで大きく報道されてから重い腰を上げ、ようやくアスベスト含有製品を08年までに全面禁止とする方針を打ち出した。専門家からは早急な患者支援システムの確立を求める声が上がっている。【大島秀利、宇城昇、松田栄二郎】

一連のアスベスト被害の中で、大手機械メーカー「クボタ」(本社・大阪市)の元社員の妻と、神奈川県横須賀市の造船会社従業員の妻3人が、がんの一種の中皮腫で死亡したことが明らかになった。いずれも夫の作業着を洗濯した際に石綿を吸い込んだ“2次被害”とみられている。

米国では78年、造船所従業員の家族5人のうち、3人が石綿関連病で死亡した悲劇が報告された。夫は絶縁工事の際に石綿を吸って肺がんで死亡。さらに着衣などを通じて石綿を吸い込んだとみられる妻と長女が中皮腫で相次いで亡くなった。海外では80人以上が家庭で何らかの形で石綿を吸って中皮腫になったとの報告がある。

周辺住民の症例も多い。英国では65年、石綿工場周辺で11人が中皮腫になったとの報告があった。米国では67年、石綿を使った紡織、摩擦材、断熱材の各工場周辺で、住民計8人の中皮腫患者が確認された。同様の周辺被害は少なくとも200例近く判明し、どこでも十分起こり得ることを示している。

日本の石綿輸入のピークは74年と88年。これに対し、欧米では戦前から大量に使われており、専門家は、中皮腫や肺がんなども欧米の前例を再現するように激増すると予想している。

クボタ旧神崎工場(兵庫県尼崎市)では周辺住民5人が中皮腫になり、うち2人の死亡が明らかになった。同社は治療中の3人に見舞金を支払ったが、企業では初めての措置だった。

同社は「(毒性が一番強い)青石綿を使っていた時代は石綿について危険性の認識も、濃度規制もなかった」と説明する。しかし厚生労働省によると、石綿に関する一切の規制がなかった70年以前でも、じん肺法によって、企業には石綿を含む粉じんの量を低く抑える義務があった。

一方、公害認定では、国が原因物質の排出者から費用を徴収し、医療などの補償費を支払う仕組みだ。通常は企業側が損害賠償責任を認めることが前提で、認定対象は、指定を受けた地域の特定の疾患に限られる。木野茂・立命館大大学教育開発・支援センター教授(環境学)は「企業のアスベスト排出量や拡散範囲、発症者の居住歴などのデータをもとに自治体が積極的に調査すべきだ。関係があれば公害認定し、補償交渉の仲介など救済措置を取らなければならない」と指摘する。

◆被害意識が低く、国内規制は71年

石綿関連病を巡っては、55年に英国で、吸引した石綿と肺がんの因果関係が疫学的に立証された。しかし、日本で規制が始まったのは71年。「特定化学物質等障害予防規則」(特化則)が施行され、石綿粉じんの排気装置の性能基準を定めた。

75年の特化則改正で、ようやく発がん物質と指定したが、石綿の使用自体は、空気1立方センチ当たり5繊維とする「管理濃度」を定めて容認した。

ところが欧州各国で濃度基準が次々厳しくなったことから、旧労働省は76年、空気1立方センチ当たり白石綿は2繊維、青石綿は0.2繊維とする通達を出した。クボタは「厳しすぎる」として青石綿の使用を中止した。

一方、工場外への排出基準は、89年の大気汚染防止法改正で初めて、敷地境界で1リットル当たり10繊維と規制された。

日本で石綿が原則使用禁止になったのは昨年10月。これに対し主な国の全面禁止年は、アイスランド83年、ドイツ93年、フランス96年、英国99年。今年4月の参院外交防衛委員会で、沢雄二委員(公明)が規制の適用除外としたシール材など3製品について理由をただしたのに対し、小田清一・厚労省労働基準局安全衛生部長は「代替品の開発が十分でないから」と答弁、健康被害への意識の低さをうかがわせた。

(毎日 7/10)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/07/07

いつかどこかで吸ったかも 拡大アスベスト禍

吸引して年月を経て発症することから「静かな時限爆弾」といわれるアスベスト(石綿)の被害拡大が分かってきた。建材メーカー従業員が多数発症していたことで、周辺住民にも大きな不安を与えている。アスベストはかつては建物の建材として多用され、解体などで簡単に飛散する。いつ、どこで吸い込むか分からない「爆弾」の恐怖は、いまだに身近に潜んでいる。 

「もうちょっと早く別の会社にうつっとりゃあよかったんだわ、と私らは言っとったけどね。本人は恨み言は言わなかったよ」

昨年、弟(59)をがんの一種・中皮腫で亡くした岐阜県羽島市の女性(63)は振り返る。弟は女性宅から二百メートルも離れていないニチアス羽島工場で働いていた。同工場では一九七六年から昨年まで、アスベストが原因とみられる肺がん、中皮腫で従業員ら二十一人が死亡している。

「二十年、いやもっと前の話だけど、そりゃあ、あの工場からは何ともいえん嫌なにおいがしたもんよ。今は装置がよくなって大丈夫だって聞いたけどね。工場の中にいなければ大丈夫だって…」と女性は自分に念を押すように語った。

地元では以前、同工場内で従業員が健康被害にあっていることは知られていた。だが、実情が分からなかったため、大きな話題にならなかったという。同工場に近い老人保健施設の職員は「もう昔のことだと思ってました」。

同工場北隣にある羽島市民病院には、被害を発表した五日、高谷清治工場長が事情説明に訪れた。同病院には現在、ニチアス従業員一人が中皮腫で入院中。過去に中皮腫の患者が何人か受診したが、いずれも同社従業員だった。被害発表後、「健康診断を受けたいという希望者が数人、問い合わせしてきた」という。同病院の担当者は「ニチアスは工場外での健康被害はないといっているが、本当にそうか分からないので、市民向け説明会を開いてはと提案した」と話す。

建材などのメーカー従業員のアスベストによる被害は先月末、クボタが七十九人の死亡を発表した。その後、ニチアスが計八十六人死亡していたと発表。ほかにも次々と被害が明らかになってきた。

■70-90年代に大量輸入、使用

「アスベストは自然の鉱物で、古くはギリシャのアポロンの神殿などに使われた。ギリシャ語で『消し去ることができない物』という意味」。アスベストについて解説するのは「静かな時限爆弾-アスベスト災害」の著書がある東京女子大の広瀬弘忠教授(災害・リスク心理学)だ。

「繊維状の鉱物で、耐熱などの特性があり、造船では火事が起きると困る機関エンジン部分に、鉄道でも機関車に使った。五〇年代以前から、コンクリートの中に入れて下水管などとして使われた」。七〇-九〇年代に大量に輸入され、建材や断熱材として多用され、学校などの公共施設でも使われてきた。「さまざまな用途に使われてきた」

アスベストの怖さについて、広瀬氏は「長い時間を経ても変質せず、体内に入るとそのまま残り、刺激をし続け、中皮腫や肺がんにつながる。アスベストの一本の繊維は小さく、細いものだと、たばこの煙の粒と同じくらいか、それより小さい」と説明する。

■死者数ピークは25年後の見通し

アスベストなどの被災者支援を続ける市民団体「中皮腫・じん肺・アスベストセンター」の永倉冬史事務局長も「においもしなければ、高濃度でも気づかず、自覚症状もない。潜伏期間も長くて、発症しても因果関係が分かりにくいことだ」と話す。アスベストは吸い込んでから三十-四十年後に発症するといわれ、アスベストに接したことを忘れてしまうことも多い。

発がん性が指摘されたことから、国は七五年にアスベストの吹きつけを禁止した。だが「その後も、アスベストが混入した代替品が使われてきた」と永倉氏。九五年には、毒性の強い青石綿と茶石綿の製造も禁止され、昨年十月には、白石綿の使用も原則禁止になったが、「吹きつけ材は、八九年ぐらいまでには無くなったが、その後は屋根瓦や、天井材、波形スレート板などに、アスベストを含む物が使われてきた。昨年十月以降も、建材以外では石綿布、原発関係の材料などで、違法でなく使われ続けている」(永倉氏)。

アスベスト吸引が原因で、労災認定されたのは一昨年度だけで百二十一人に上る。アスベストが原因とは断定できないが、中皮腫による死者数は、九五年には五百人だったものが、一昨年には八百七十八人になるなど、ほぼ毎年増えている。これまで吸った人の発症のピークは二〇三〇年からで、そこから五年間で死者は二万人を超えるとの試算もある。

怖いのはアスベスト関連の労働者にとどまらないことだ。広瀬氏は「アスベスト工場の周辺や、建物の解体時に飛散したものを短期間に吸って、発症する可能性もある」と指摘する。

公共施設での使用も問題となり一九八七年、文部省(当時)が、全国の小中学校や公共施設の調査を通達で求め、改修なども進んだ。だが、東京都練馬区では二〇〇二年度になって、旧区立センターなど計十一施設で、アスベスト使用が見つかった。同区は「再調査では、施設の建設年度から、アスベストが含まれていないはずの施設でも含まれている場合もあった」と調査の難しさを吐露する。

各地の公共施設でも使用が見つかり、問題にもなっている。「一九八七年当時の調査がずさんだったし、『対策をとる』という通達が現場で徹底されていなかった」と永倉氏はいう。

■飛散防ぐ新規則 実効性は疑問符

さらに被害が懸念されるケースがある。阪神大震災では、アスベストが使用された古い建築物が一斉に破壊された。

環境庁(当時)の調べでは、九五年二月から十月にかけて九回、被災地の住宅地十七カ所を調査したところ、倒壊したビルなどの解体作業現場では、大気汚染防止法がアスベスト使用工場付近について義務づけた基準「大気一リットルあたり(アスベスト繊維)十本」のほぼ二倍にあたる一九・九本を計測したケースもあった。解体現場をシートで覆ったり、水を掛けるなどして飛散を防ぐ措置が不十分だったのが原因らしい。

国の推計では、アスベストが使われた古い建造物の解体は二〇二〇年から四〇年までがピークで、年間十万トン前後のアスベストが排出されると見込まれている。

今月から、石綿障害予防規則が施行され、解体工事の際、飛散防止対策を労働基準監督署に届け出ることが義務づけられた。だが、永倉氏は不安げだ。「解体を安い単価で引き受け、きちんとした工事が行われない可能性もある。対策をとっているかどうか、それを見抜く力を労基署も持っていない」

広瀬氏はこう指摘する。「新たな規則は、届け出を義務づけているだけで、十分とはいえない。公的機関や専門機関のチェックを義務づける必要がある」

(東京 7/7)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/07/06

死者、8社195人に アスベスト被害

アスベスト(石綿)製品を製造していた企業で、胸膜などにできるがんの「中皮腫(ちゅうひしゅ)」や肺がんなどで死亡した従業員は、5日に86人と公表したニチアス(東京都港区)を含め関連業種8社、計195人にのぼることが同日までの朝日新聞の調べでわかった。

日本石綿協会、せんい強化セメント板協会、日本窯業外装材協会の会員会社など51社に健康被害の有無を問い合わせたところ、5日夕方までに35社から回答があった。

ニチアス、79人と発表していたクボタ(大阪市)のほかに従業員が死亡していたのは6社30人。2人と公表していたエーアンドエーマテリアル(横浜市)は追加調査で9人に増えた。三菱マテリアル建材(東京都中野区)では肺線維症などで2人が死亡していた。1社は療養中が1人と回答、26社は健康被害は「ない」と答えた。

このほか、石綿との因果関係ははっきりしないが、ニチアスは55人、エーアンドエーマテリアルは14人の従業員がじん肺で死亡したとしている。

工場周辺の住民が死亡したとの報告例はクボタ旧神崎工場(兵庫県尼崎市)の2人だけだった。

ただし、無回答も含め「不明」「調査中」とする社もあり、数は増える可能性もある。統廃合を繰り返したり、石綿使用をすでにやめていたりなど、調査には障壁がある。大阪石綿紡織工業会は「零細業者も多く、現状の把握が難しい」としている。

石綿については、厚生労働省が昨年10月、原則的に使用を禁止したが、中皮腫による死者は39年までに10万人とも予想されている。

(朝日 7/6)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/05

アスベスト原因か、ニチアス従業員86人が04年までに死亡

建材大手のニチアスは5日、アスベスト(石綿)が原因と疑われるがんの一種「中皮腫」や肺がんで亡くなった従業員が86人に上ると発表した。工場周辺での健康被害は現在までないという。この他に従業員で石綿が原因の可能性もあるじん肺による死者が55人いる。建材などをつくる工場で過去に石綿を使用していた。石綿は耐火機能を生かして建材などに広く使われた経緯があり、情報開示などの対応を迫られる企業が増えそうだ。

石綿が原因と疑われる社員らの死亡はクボタも先月末、79人に上ると公表している。ニチアスは毒性が強いとされる青石綿を1971年まで、茶石綿を92年まで使っていた。鶴見工場(神奈川県)や王寺工場(奈良県)、羽島工場(岐阜県)などでの76―2004年までの死亡者と建材工事関係の従業員らの死亡者数を集計した。

石綿と因果関係が強いといわれる中皮腫や肺がん・合併症の死亡は計86人としている。このほか工場内で39人、建材工事で16人、計55人がじん肺で死亡した。

(日経 7/5)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/01

「内部告発で解雇は無効」 宮崎信金

不正融資解明のため、内部資料を漏洩(ろうえい)したとして98年に懲戒解雇された宮崎信用金庫(宮崎市)の元労組副委員長2人が信金を相手に、解雇無効確認を求めた訴訟で、最高裁第二小法廷(中川了滋裁判長)は1日、信金側の上告を棄却する決定をした。解雇は無効として信金側を逆転敗訴させた二審・福岡高裁宮崎支部判決が確定した。

第二小法廷は「民事訴訟法が定める上告理由に当たらない」と述べた。

二審判決は昨年7月、「内部の不正をただすという観点からはむしろ信金の利益に合致するところもあった」などとし、「懲戒解雇は権利の乱用に当たる」として懲戒解雇無効を確認し、これまでの給与支払いを命じた。

懲戒解雇された2人は96~97年、信金幹部らの不正融資疑惑を追及するため、コンピューター端末から顧客情報を出力するなど情報収集。労使交渉で疑惑を追及したほか、匿名の批判文書を信金に送ったり、宮崎県警や国会議員秘書に資料を提出したりした。これにより不正が明るみに出た。

信金は情報を外部に漏らしたとして98年、2人を懲戒解雇した。2人は同年に提訴。一審・宮崎地裁は「正当な動機でも行為は容認できない」として訴えを棄却した。

(朝日 7/1)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/06/30

アスベスト:がん治療中の3人に見舞金 クボタ

アスベスト(石綿)製品を製造していた大阪市の大手機械メーカー「クボタ」の旧神崎工場(兵庫県尼崎市浜)周辺住民5人が、石綿特有のがん「中皮腫(ちゅうひしゅ)」になった問題で、同社は29日、治療中の3人に見舞金を支払うことを決定したと発表した。死亡した住民の遺族には弔慰金を支払うことも検討しているという。石綿関連企業が、周辺住民に見舞金を支払うのは初めて。クボタは「病気との因果関係は不明だが、石綿企業の社会的責任を明確にするため」としている。

見舞金は、旧工場の半径1キロ以内に住む50~70歳代の主婦ら女性2人と男性1人が対象。3人は、一昨年から相次いで中皮腫との診断を受けた。石綿にかかわる職歴はなく、旧神崎工場以外に石綿との関連は見当たらないという。

今年4月、公害ではないかと考えた3人から訴えがあり、同社が症状を聴くなどして検討。同社は「現実問題として治療費がかかっており、少しでも早く対応すべきだと判断した」と説明している。また支援団体によると、住民2人がこの1年間に中皮腫で死亡しており、話し合いの意向を示す遺族もいるという。

(毎日 6/30)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/06/25

ワタミ社長、CSR型の株主優待導入を表明

ワタミは25日、千葉県浦安市で定時株主総会を開催した。総会には株主と同伴者やアナリスト、社会科見学の高校生など約4300人が参加。外食各社の株主総会で最大規模となった。

総会では株主から、実施している株主優待の権利をボランティアに利用できないかという意見が出た。渡辺美樹社長は「株主に届いた優待券を会社に返送することで、その原価分を寄付できるような仕組みを早急に作る」ことを表明。社会貢献活動のための企業の社会的責任(CSR)型の株主優待を導入することを明らかにした。

(日経 6/25)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/06/20

美浜原発事故:運転再開は認められない 日弁連が意見書

昨年8月に起きた関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)の蒸気噴出死傷事故について、日本弁護士連合会はこのほど、同3号機の運転再開を当面は認めるべきではないとの意見書をまとめ、同電力や経済産業省などに提出した。

意見書では、同電力が示した事故の最終報告や行動計画について、(1)減肉(配管の肉厚が薄くなる)状態をチェックすべき一部の配管で、検査が先延ばしされる(2)再発防止策を監視する第三者機関が貧弱--などとし、「事故対策はいまだに不十分で、運転再開は認められない」と訴えている。

さらに、経産省原子力安全・保安院が今年2月、電力各社に対して暫定的な配管肉厚管理の要求事項を通知したことについても、「顕著な減肉の発生が予想される部位以外は、どのような検査をいつ行うのかを示していない」と指摘している。

(毎日 6/20)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/06/16

CSRベンチマーキングを急げ!

環境・社会コミュニケーションの考え方・進め方の第62回。

ステークホルダーとの対話の機会を設けようという機運が、徐々に高まっていることは歓迎したい。しかしCSRを徹底するための対話は、社外とだけでなく、社内でも、もっと盛んに、それも、ベンチマーキングとして行ってほしい。

水準が見えていないから、本気にならない

筆者は、第三者意見の執筆など、環境・社会報告書の制作に関する依頼を受けた場合、必ずいくつかの提案を行うが、中でも、制作開始時の「情報提供や執筆に携わる各部署の管理職全員による、キックオフ・ワークショップ」と、発行後の「各部署の管理職全員による、ふりかえりワークショップ」の実施は、強く呼びかけている。

「人事や調達、営業や海外などから、情報提供の協力が得にくい」という、報告書発行担当部門の方も多いが、そこで「では、他社の報告書をじっくり読んだ上で、自社の取り組みと報告書の記述をどう深めるべきかについて、各部門の人たちが考える機会は設けているか?」と尋ねると、全員が「ない」と答える。このように、他社とのベンチマーキングの機会がないから、求められる水準が見えない。求められる水準が見えなければ、本気になるはずがない。

まず「ふりかえりワークショップ」を

本来なら、制作着手前から実施すべきだが、この時期なら、次年度に備えるとして、ふりかえりのワークショップから始めてもいい。前述のとおり、情報提供や執筆に携わる各部署の管理職全員の参加を求め、可能ならば、営業や商品開発など、他社との競合に敏感な部門にも出席を求めよう。

最適な人数は20人程度だが、それより多くても実施できる。

会場は、参加人数の2倍程度の定員の部屋を用意したい。

備品として、ベンチマークすべき他社の報告書を、各社から数冊ずつ取り寄せるとともに、各社の取り組みや報告書上のハイライトを明示したポップを作成して、貼り付けておく(たとえば「男性の育児休暇取得促進の取り組みを記述」、「サプライチェーンの人権への取り組みを記述」など)。また、75ミリ四方以上の付箋を3色(たとえば黄・ピンク・青)、各色とも参加人数の20倍程度用意する。

冒頭、各社の報告書と自社の報告書を、じっくり読みながら、付箋に「表現を改めるべき項目について、どう改めるか?」(たとえば黄)、「表現を追加すべき項目について、どう表現するか?」(たとえばピンク)、そして「強化すべき・新たに始めるべき取り組み」(たとえば青)を書き出す時間を、45分間設ける。「そんなに長い時間かけなくても」と思う人が多いだろうが、実際に、他社の報告書を読み始めると、その取り組みや表現に目を奪われることが多く、自社の報告書の問題点や、取り組み上の課題が次々に思い浮かんでくる。だから付箋も、各色20枚程度渡しておく必要がある。

次に、人数が20人程度までなら、自社の報告書の表紙から裏表紙までの全ページについて順に、「表現を改めるべきこと」、「表現を追加すべきこと」、「強化すべき・新たに始めるべき取り組み」を書いた付箋を、各自で読み上げて提出してもらい、それを各ページに貼り込んでいく。20人以上なら、15名程度までのグループに分けて、同様に付箋を読み上げて貼り込んでいく。この作業に60分程度要するだろう。

最後に、このワークショップを受けての感想と、今後の自部門での取り組みについて、発言してもらうか、アンケートに記入してもらう。

営業部門からの参加を促す

このわずか2時間がもたらす効果は、劇的といってもいい。これまで「どうしてこんなことを、書かされなきゃいけないのか」と不満を感じながら情報提供してきた部門が、その情報の必要性だけでなく、取り組みと表現の充実を求められていることを、肌で感じるだろう。

この効果を最大に高めるためのポイントは、営業、とりわけ欧州での営業経験を持つスタッフにも参加してもらうことだ。日ごろ、他社との厳しい競争の現場にいる営業スタッフでも、他社の環境・社会報告書をじっくり読む時間はないだろう。こういう機会に、他社と自社との取り組みの違いが、顧客にどう伝わっているのかを確認することで、自社の取り組みをどう拡充すべきかについて、営業担当の明確な意思として共有できることが、社内での取り組みを加速する上で、最も効果的であることは、もうおわかりだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/06/11

Newsweek CSR時代の優良500社

ニューズウィーク日本版(2005.6.15号)に「CSR時代の優良企業500社」の特集が掲載されている。

Newsweek Global 500 とは、売上高や利益の拡大とCSR=社会的責任の両面から格付けした真のエクセレントカンパニー500社と定義されている。

<記事>
・CSRは本当に必要か
・世界とムラ社会のはざまで
・脱「成績表信仰」が成功への第一歩
・「フェアで柔軟」への挑戦はこれからだ
・世界企業ランキング Newsweek Global 500
・この上位企業はこんな会社
・先行する欧州に学ぶもの
・だからあの会社は優しい
・「捨てる選択」で収益強化
・いま求められる経営のミッション

金融機関の社会的責任評価ランキング(総資産上位20社)では、日本の4メガバンクはいずれも低位にあるが、昨年よりも大幅に評点を伸ばしている。評価項目は①企業統治、②従業員、③社会、④環境、⑤総合点(60点満点)である。

               ①   ②   ③   ④   ⑤
1位  バークレイズ   15.0  13.8  15.0  7.5  51.3
2位  ドイツ銀行     10.9  12.5  15.0  12.5  50.9
3位  HSBC      15.0  13.8  14.0  7.5   50.3
4位  BNPパリバ    15.0  13.8  13.0  7.5  49.3
5位  RBSグループ  10.9  13.8  14.0  10.0  48.7

13位 三井住友FG    8.2    7.5   8.0  10.0  33.7

15位 みずほFG     6.8   6.3  13.0   2.5  28.6

18位 UFJHD      6.8   2.5  11.0   5.0  25.3

20位 三菱東京FG    5.5   2.5   6.0   2.5  16.5

記事には以下のコメントがある。

欧州の金融機関は、自らのCSRへの取り組み方法を確立した上で、CSRの優れた企業に優先的に融資し、その活動を監視、指導する役割を果たしている。また、CSRの優れた企業に投資する社会的責任投資(SRI)ファンドの設定を通じて、一般投資家や年金運用機関の投資も促している。日本のメガバンクがこうした活動を通じて、国内企業のCSR推進を下支えするようになるまではまだ時間がかかりそうだ。

Global Top 5 を標榜するメガバンクが、社会的責任評価ランキングでも上位になっていくことを期待したい。

☆いい情報/記事/コメントと出会えたと思われた方は、クリックをお願いします。
人気blogランキングへ
Blog_ranking_2


☆持続可能な社会と金融CSR【HP版】はこちら♪

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/06/08

武士道⇒CSR=ソフトパワー

CSRとは何か?という問いに対して日本古来の「武士道」を引き合いに出して論説。

ソフト・パワー、CSR、そして「武士道」

CSRの本質をとらえるのに適した内容だと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/06/03

姿消す「年1800時間労働」

正社員の負担増えているのに…「実情知らなすぎる」

国が労働時間を短縮するため企業に一律に課した、「年間1800時間労働」の努力目標が姿を消そうとしている。厚生労働省が「一定の成果を上げた」として、時短促進法の改正案を今国会に提出しているからだ。だが、正社員の長時間労働の実態は深刻で、国の認識とのギャップが大きい。(大津和夫)

自殺未遂し退社

「国は実情を知らなすぎる」。神奈川県の元会社員、高田邦夫さん(仮名)(30)は、厚労省の方針に憤る。高田さんはうつ病のため昨年、自殺未遂して退社した。長時間のサービス残業が原因という。

高田さんは一昨年、都内のメーカーに正社員として入社。ホームページの作成と営業など社の重要な業務を担当した。帰宅は毎晩深夜で土日も休めない。2日連続の徹夜や午前5時まで働く日が1週間続くこともあり、平均して残業は月に200時間は超えた。

だが、会社に申告した残業時間は毎月15時間だけ。「強制ではないが、お願いだ」。上司が残業時間の改ざんを指示していたからだ。タイムカードもなかった。「会社に労働時間を適正に管理しようという意識は感じなかった」

体はいつも重く、慢性的にめまいもあった。食欲もなく、不眠症にもなった。昨夏、人事部長に医師の診断書を提出し、職場の異動や負担軽減を訴えた。だが、「会社を訴えるつもりか。お前だけがつらいんじゃない」とあしらわれた。

体調不良は悪化するいっぽう。「死ぬしかない」。昨年8月、会社に無断で1週間休み、親友のいる四国に旅行した。橋の上から飛び降りようとしたが、友人に助けられた。友人と話すうち心に余裕ができ、都内に戻って辞表を出した。今も自宅で療養中だ。

リストラの影響

高田さんのケースは決して例外ではない。全国で労働相談を行っている日本労働弁護団(東京)によると、長時間労働に関する相談件数はここ数年最も多く、2004年で220件。03年の144件より76件増えた。同弁護団の棗(なつめ)一郎弁護士は「リストラの影響で正社員一人あたりの仕事量が増えている」と背景を説明する。

厚労省が今回、数値目標の廃止を決断したのは、労働者一人あたりの平均年間労働時間が、「1800時間」をほぼ達成したからだ。確かに統計上は、時短促進法が制定された92年の1972時間が、04年には1840時間となった。

だが、短縮したのは、「労働時間の少ないパートなどが増えたため」というのが、専門家の共通した見方だ。パートをのぞいた労働者の労働時間は2021時間(2004年)で、ここ数年、むしろ増加傾向にある。特に、30代男性の労働者で週の労働時間が60時間以上の人は、93年の20・3%から04年は23・8%と増えた。

同省が一律の目標値を廃止する点について、国会でも問題視された。

尾辻秀久厚労相は5月17日の衆院本会議で、「全労働者に一律に掲げる取り組みは、時宜に合わない」と説明した。同省幹部によると、「就労形態の多様化に伴い、労働時間も人によって様々になっている点を踏まえた発言」という。

だが、こうした変化に対応する、新しい時短促進策について、尾辻厚労相は、「労働者一人ひとりの健康や生活に配慮した多様な労働時間などを目的に、労使の自主的な取り組みを促したい」と語るだけで、具体策は示されなかった。

同省の対応について、第一生命経済研究所・主任エコノミストの門倉貴史氏は、「時短の一律目標がなくなれば、事態はますます深刻になる」と強調。「正社員だけを対象とした労働時間の目標数値を設けるなど、時短に向けた新しい施策を示すべきだ」と話している。

時短促進法 1992年6月制定。同法に基づき、国は労働時間短縮推進計画を策定する。同計画の中に、「年間総労働時間1800時間の達成」が盛り込まれている。

長時間労働に関する相談は、労働基準監督署か、日本労働弁護団((電)03・3251・5363=本部事務局電話)へ。

(読売 6/1)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/05/29

NY発: CSR勉強会

地球環境の持続可能性(サステナビリティ)や従業員の労働環境に配慮し、地域社会に貢献しながら安定した利益を上げることを目指す企業のCSRを表明する会社が世界的に増えている。

こうした中、CSRやサステナビリティに関する知識を深めて仕事や日常生活に役立ててもらおうと、働く女性たちを対象にした勉強会を企画する非営利団体がNY市内で活動を始めている。その団体は「持続可能な未来のための女性たちのネットワーク」(Women's Network for a Sustainable Future = WSNF)である。

女性は男性に比べて、地球環境や社会全体の将来にわたる持続可能性を気遣う傾向にあるという多くの調査結果に着目し、働く女性をターゲットにCSRやサステナビリティに関する知識を教育する機会を提供することを役割としたWNSFのような組織は、世界的にも例がないと見られる。

このため企業側の関心も高く、現在ではエネルギー大手の英BPや製薬世界最大手の米ファイザーなど、CSRへの取り組みで定評のある企業群がスポンサーとして名を連ねるまでに成長している。

働く女性のCSRへの意識の高まりが、米企業社会を一変させるうねりとなりつつある。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/05/28

シャープ、07年度の女性管理職3倍増へ人材育成策

シャープは27日、女性管理職数を2007年度までに、現在の約3倍の60人に増やす人材育成策を発表した。女性社員が活躍できる機会を拡大、女性専用の育成プログラムも設ける。職場の管理職には女性部下の育成を義務付ける。女性管理職の積極登用で、女性市場向け商品群の拡充などを狙う。

同社の女性社員は2100人で、うち管理職は21人。まず、一般女性社員を職場のグループリーダーに積極登用するなど女性社員の25%を準管理職とし、職場の重要職務を任せる。グループリーダーの女性枠などは、人事本部が各事業本部の人事担当と協議して定める。

職場の管理職には管理職自身の業績評価項目に女性部下の育成プランの考案を追加、女性の活用を促す。また、女性専用の育成プログラムも用意し、一般社員や準管理職の段階から管理職昇格に向けて計画的に研修などを行っていく。

同社の管理職数は3412人で、女性比率は全体の1%以下。女性管理職の拡充で「営業やサービス部門に女性の視点を積極的に活用したい」(人事本部)としている。

(日経 5/27)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

法令順守、鈍い対応 三菱地所・三菱マテリアル首脳辞任

大阪市の複合施設「大阪アメニティパーク」の土壌汚染事件は、三菱地所と三菱マテリアルという日本を代表する企業の首脳陣が辞任する事態に発展した。両社とも「法律違反はなかった」との主張を改め、「現時点では違法であることを認め、深く反省する」と社内処分の理由を説明。企業の法令順守(コンプライアンス)の重要性が指摘されているにもかかわらず、コンプライアンスを意識した経営が今でも実現していなかったことをうかがわせた。

三菱地所の福沢武会長は27日、記者会見で「企業をとりまく環境や社会情勢の変化に鈍感だった」と語り、三菱マテリアルの井手明彦社長も「社会情勢の変化を認識せず、情報開示に対する姿勢が欠けていた」と陳謝した。

焦点となっていたのは、土壌汚染が、宅地建物取引業法で消費者に告知が必要とされている「重要事項」にあたるかどうかだった。三菱地所の顧問弁護士は「居住者の健康に実質的な被害がないと考え、重要事項にあたらないと判断していた。しかし、消費者の経済的な利益を守る立場から告知する必要があると現時点では考える」と述べた。

両社の対応は、コンプライアンスや企業の社会的責任(CSR)が厳しく求められる時代になっているのに、社会や消費者意識の変化に素早く対応できていない実態を示した。

福沢会長は「顧客本位には何年も前から取り組んできたが、徹底できなかった」と述べ、社内の取り組みが、かけ声倒れだったことを認めた。

両社に限らず、企業の不祥事はなかなかなくならない。日本経団連の奥田碩会長は26日、「(企業不祥事が)すぐに絶滅できるとは思っていない」と語った。

収益や効率性を求める企業活動では、安全や環境といった短期的な利益に結びつかない課題は後回しになりがちな状況を浮かび上がらせている。 

(朝日 5/28)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/05/08

糾弾されるべき人たち

JR西日本の企業風土の問題や顧客(の生命)の軽視についての事実が次々と明らかになっているが、民主党の議員までが事故後の宴会に参加していたとは何とも情けない話である。JR西日本の「不適切な行動」を取った185人のうち、宴会の中止を進言したのは8人だったのこと。中途半端だったにせよ、人としての良心を示したのはわずか8人である。これでは遺族の怒りも収まるわけがない。JR西日本は管区の主要な役職者すべてと不適切な行動を取った185人全員の氏名を公表すべきではないだろうか。関係者は糾弾されてしかるべきである。

JR西の親睦団体、事故当夜に宴会…国会議員も参加

居酒屋予約表から「JR」消して…事故3日後の懇親会

合同慰霊祭できず、会場巡り遺族反発

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/05/07

企業風土: 会社の常識は社会の非常識

今回、問題となったのはJR西日本だが、「会社の常識は社会の非常識」という企業風土を持った企業は多い。CSRへの取組みは「会社の常識」を「社会の常識」へ近づけることでもある。

尼崎脱線事故:明らかとなるJR西日本の体質

脱線した電車に乗りながら現場を離れた運転士、事故当日にボウリング大会を開いた社員……。JR福知山線の脱線事故では、事故原因の究明だけでなく、JR西日本の体質とも取れる問題点が次々と明らかになっている。「企業の風土」と会見で繰り返す幹部たち。同社社員の安全意識の低さや同社の構造的欠陥が浮かんでくる。

◇トップに集中する権力

「目上の人に言いづらかった」。事故当日、ボウリング大会を開催していた天王寺車掌区の社員43人のうち、事故を知りながら上司に中止を進言しなかった13人の弁解だ。ほとんどは、年代の若い人たちで上司や先輩への遠慮があったという。

同社では、分割・民営化に伴う合理化などで社員の年齢構成がかなりいびつになっている。昨年4月1日現在で、45~49歳の社員が最も多く約8600人。55歳以上も約3440人おり、20~29歳の5220人と比べ、高齢者にシフト。若年層とベテランをつなぐ30~39歳の中堅層が1450人と極端に少ないのが特徴。こうした社員構成が、若手たちが上司らに言い出しにくい環境を作り出しているのではとの指摘だ。

また、分割・民営化時に、厳しい合理化を図り、経営を安定させた過程で権力をトップに集中させたため、社内の風通しが悪くなったとの声も内部からされる。社員からの意見は、スピードアップや人員・コストの削減などに関するものは採用されても、経営方針に抵触する意見はまず取り上げられないという。

◇社員に判断力なく

会社の体質は、事故の電車に乗り合わせたのに、救助せずに勤務に向かった運転士の場合にも出ている。事故車両の6両目に乗りながら救助活動をしなかった運転士(27)は「気が動転していた」と釈明したが、この日の勤務は午後2時9分から。遅刻の心配はなかったが、実際には、午前10時開会の橋本光人・同社大阪支社長の講演会に出る予定だったことも分かった。

ある中堅運転士は「大阪支社は職員5000人を抱える。支社長は王様みたいなもの。講演に遅れるわけにはいかないと考えても不思議ではない」と推測する。また、西日本旅客鉄道労働組合(JR西労組)の幹部は「ぜがひでも出勤しなければいけないのか、判断できない組織の体質に問題がある。そうした風土に気づかなかった組合の責任もある」と話す。

◇「事故調にも問題」と、信楽高原鉄道事故の遺族ら

一方、こうしたJR西日本の体質だけでなく、事故原因の究明に当たる国土交通省航空・鉄道事故調査委員会にもあると指摘するのは、信楽高原鉄道事故(91年)の遺族らでつくるNPO「鉄道安全推進会議」だ。同会議は、米国の「国家運輸安全委員会」などの視察を通じて、米国での安全システムを研究してきた。

同会議によると、国家運輸安全委員会は、事故発生時に行動心理学などの観点から鉄道事故などの人的要因を多角的に解明する調査グループを設置。乗員らの勤務状況や体調などの調査にとどまらず、労働環境や技術訓練の水準など、事業者の「安全文化」に踏み込んで検証する。

同会議関係者は「日本の事故調は技術論に偏っている。米国に比べて安全工学や人間工学の視点が劣り、こうした面での安全対策も考慮しなければならない」と指摘する。鉄道事業に詳しい安部誠治・関西大教授(公企業論)は「ミスをした職員に、見せしめのような“日勤教育”をすれば事故が減るという考え方は非科学的。技術と安全と人間のかかわりについて、幹部も含めて再教育すべきだ」と西日本の体質そのものを批判する。

◇JR全体の問題

国鉄の分割・民営化を追ったルポ「国鉄処分」の著者、鎌田慧(さとし)さんの話

国鉄時代は、公共交通の模範というのが事業者と労働者の誇りだった。JR西日本は、私鉄の激しい競争の中でそれが崩壊した。JRは、分割・民営化に同意しない者を「人材活用センター」へ送るなど労働者を管理・支配してきた。「抵抗しない」姿勢は今も組合員に残っている。運転士は自己判断を求められるのに会社が「使いやすい人間」を作った。どういう状況でも出勤しなければと、ロボット化、マニュアル化した責任はどこにあるのか。人命救助優先でなく遅刻や罰を恐れる体質があったのではないか。JR全体の問題だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/04/29

尼崎の列車事故は企業風土が原因か

JR西日本の労務管理、刑事責任追及へ 兵庫県警

死者106人を出した兵庫県尼崎市のJR宝塚線(福知山線)で25日朝に起きた快速電車の脱線事故で、兵庫県警捜査本部(尼崎東署)は、電車を運転していた高見隆二郎運転士(23)=死亡=に加え、列車運行や高見運転士の指導、教育に当たっていた管理部門の職員についても、業務上過失致死傷容疑で刑事責任を追及する方針を固めた。

同容疑での立件には通常、過失と事故の発生に直接的な因果関係があることが要件となる。列車事故の場合、ミスをした運転士や列車指令員が訴追されることが多い。県警は100人を超える死者を出した今回の脱線事故が起きた背景には、JR西日本の列車運行や運転士の管理に構造的な問題があると判断。結果の重大性や再発防止の必要性も考慮し、組織内の刑事責任を広く追及する構えだ。

これまでの調べでは、高見運転士は事故直前の25日午前9時14分ごろ、伊丹駅で約40メートルオーバーランさせたため、伊丹駅の出発が約1分30秒遅れた。高見運転士は松下正俊車掌(42)に頼み、指令所に「約8メートル行き過ぎた」と無線でうその報告をしてもらった。電車はその後、スピードを上げ、事故現場となった制限速度70キロの右カーブにさしかかる直前でも時速100キロを超えていた。高見運転士がダイヤの遅れを取り戻そうと、スピードを出しすぎたことが事故の主原因になったとみられている。

同社では、運転士がオーバーランなどのミスをすると、運転士を指導する立場に当たる電車区の指導担当係長が運転士を事情聴取し、基本動作の確認や関係法規を暗記させる再教育プログラム「日勤教育」を運転士に課す。教育期間中は乗務手当が支給されないなどの不利益を受ける。高見運転士は04年6月、学研都市線の下狛駅(京都府精華町)で、停車位置を約100メートルオーバーランしたとして訓告処分を受け、13日間の「日勤教育」を課せられた。「反省が見られ、がんばろうとする姿勢が感じられた」として上司が復帰を許可していた。 また、同社は02年から定時運転確保のため、日常的に遅れがちな列車を対象に1秒単位で遅れなどを報告させる取り組みを年5回実施。今月は8日から1週間あり、宝塚線や阪和線など朝のラッシュ時の計9本が対象だった。高見運転士も今月11日に乗務していた。その一方で同社は、ダイヤに遅れが発生した場合の対応についてマニュアルを定めず、「制限速度の範囲内」(同社)で速度を調整することは運転士の裁量に任せている。

県警捜査本部は、厳しいペナルティーを科すなどして列車の遅れを許さない一方で、遅れの回復は会社としての指針を示さずに運転士任せにしていたことが、高見運転士の無理な速度の運転につながった可能性が高いと判断。労務や運行管理の責任者の刑事責任の追及が不可欠と判断した。捜査本部は、今後、同社の運行管理や再教育プログラムについても問題がなかったか調べる方針だ。松下車掌が高見運転士の高速運転を認識していたかどうかについても引き続き調べる。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2005/04/28

遵法か、企業文化か

新入社員に会社は絶対?4割以上「指示通り行動」

今春に入社した新入社員の4割以上が、「自分の良心に反しても会社の指示通り行動する」との考えを持っていることが、財団法人・社会経済生産性本部の調査でわかった。 会社に従順な傾向は、やや好転したとはいえ、依然、厳しい雇用情勢を背景に、「新入社員の保守化」が強まったためとみられる。

調査には、今年3~4月に新入社員研修を受けた男女1848人が回答。「自分の良心に反する手段で、仕事の遂行を指示された場合」への回答で、「やりたくないが指示通り行動する」が43%で2年連続トップ。一方、「できる限り避ける」は41%にとどまった。また、「自分がなじめない仕事を我慢して続けるのは無意味」との設問には、70%が「そう思わない」と答え、過去最高だった。さらに「会社の運動会などの親ぼく行事に参加したくない」との考えにも、過去最高の82%が反対している。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/03/30

OAP土壌汚染3 

大阪市北区の「大阪アメニティパーク」(OAP)の土壌汚染問題は29日、業界大手の経営陣が10人も宅建業法違反容疑で書類送検される異例の事態となった。この日、記者会見した三菱地所と三菱マテリアルの幹部は「法律違反にはあたらない」と送検容疑を否定。マンション住民からは「三菱ブランドのおごりが事件を生んだ」と怒りの声が上がった。

三菱側の記者会見は、OAP内にある三菱マテリアル大阪支社で午後3時から始まった。三菱地所の鈴木誠一郎常務、三菱マテリアルの北村光一常務ら5人が出席。鈴木常務は「住民や関係者の皆様にご心配とご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます」と陳謝した。しかし、送検容疑となった重要事項の不告知について、鈴木常務は「(当時は)関係する法令はなかったので、抵触しない」「告知はマスト(義務)ではなくベター(したほうがよかった)だった」とし、環境対策や住民への補償を実施して「早期解決を図りたい」と語った。

強気の姿勢とは裏腹に、府警の事情聴取に対する三菱側の供述には濃淡があった。送検された一人は「汚染は重要事項に入れるべきではないかと思っていた」との認識を示した。マンション販売を委託された三菱地所住宅販売の担当者も「今考えれば入れるべきだった」と話したという。実際、OAPとほぼ同時期に販売された千葉県我孫子市のマンションの販売では、三菱側は土壌汚染を告知していた。府警幹部は「異なる対応が、OAPで故意に汚染の事実を説明しなかった傍証になる」としている。

 「本当に反省をしているのか疑問。今後誠意ある対策が講じられるかどうか、監視していく必要がある」。70代のマンション住人の男性が語った。三菱側に対する住民の不信感は根強い。マンション管理組合監事で、大阪商工会議所副会頭の小池俊二氏は「三菱側は形式的には謝るが、法的には間違っていないと言う。口先だけの謝罪で、コンプライアンス重視という言葉がむなしく聞こえる」と話した。

●より高い倫理経営陣に必要

 <高巌(たか・いわお)・麗沢大教授(企業倫理)の話> 
三菱地所は97年に発覚した総会屋への利益供与事件を機にコンプライアンス(法令順守)に取り組んでいた。ただ、今回の書類送検は、経営陣の目が環境への意識の高まりにまで向いていなかったことを示すものだ。社会の変化に応じて企業責任を果たすことは非常に難しく、どの企業にも同じことが言える。現場の社員が組織の意向と消費者との間で板挟みになることを避けるため、経営陣はより高い社会倫理を持つことが必要だ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/03/29

大阪アメニティパーク土壌汚染2

大阪市北区の大型複合施設「大阪アメニティパーク」(OAP)の土壌汚染事件で、大阪府警は29日、販売時に汚染を認識しながら客に説明しなかったとして、事業主体の三菱地所の高木茂社長(65)と、三菱マテリアルの前社長の西川章会長(70)ら当時の両社幹部計10人と、法人としての両社を宅建業法違反(重要事項の不告知)容疑で書類送検した。10人の内訳は、三菱地所が7人で、元副社長と元専務、大阪支店長の現・前職ら。三菱マテリアルは3人で、元常務執行役員らを含む。 10人とも「(土壌汚染が重要事項だということに)認識が及ばなかった」(高木社長)などと容疑を否認。府警の調べでも積極的な汚染の隠蔽(いんぺい)は確認できなかったが、職務上、客に告知するかどうかの判断に関与できた幹部について「不作為」の責任があると判断した。

生活経済課の調べでは、10人はOAPの土壌や地下水から重金属などの汚染物質が検出されていたことを知りながら、01年12月下旬から02年8月中旬にかけて、会社役員(56)ら8人にマンションを販売する際、汚染の事実を故意に告知しなかった疑い。府警は、10人が(1)敷地が旧三菱金属(現三菱マテリアル)大阪製錬所の跡地だった(2)重金属などによる土壌汚染を90年4月に終えたボーリング調査で確認していた(3)97年1月、地下水から重金属が検出された――の3点を把握できる立場にいたとしている。また、これまでの調べで、01年6月に三菱マテリアルが三菱地所に汚染を報告、同年の夏までに両社の社長にまで報告があがっていたこともわかった。府警は、02年6月と7月の2回、両社社長によるトップ会談があったことを押収した議事録で確認した。このトップ会談では土壌汚染を公表するかどうかについても協議されたが、結論は出なかったという。

OAPを巡っては、昨年7月、住民が府警に宅建業法違反容疑で告訴し、府警は同10~11月に両社本社などを家宅捜索して捜査を進めてきた。一方で三菱側は今年2月、土壌対策費と金銭補償計60億円の「和解金」を住民側に提示。住民は3月に総会を開いて交渉に応じることを決めている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/03/28

OAP土壌汚染

大阪市北区の複合施設「大阪アメニティパーク」(OAP)のマンション販売を巡る宅建業法違反(重要事項の不告知)事件で、事業主体の三菱地所(東京都千代田区)と三菱マテリアル(同)の両社役員らが行った会議で「土壌汚染を公表するべきだ」との意見が出ていたにもかかわらず、「公表すれば資産価値が下落する」などの理由で非公表にしていたことが分かった。大阪府警生活経済課は会議のメモなどを押収し、役員らの汚染に対する認識について解明を進めている。一方、三菱地所の高木茂社長(65)は大阪府警生活経済課の調べに「マテリアル社などと歩調が合わず公表を含めた具体策を打ち出せなかった」などと供述しているという。同課は両社経営陣が汚染の事実を把握しながら公表を見送った可能性が高いとみている。調べでは、01年夏ごろ、敷地内から基準値を超える有害物質が出ていることが両社幹部に報告された。これを受け、両社役員らが出席した会議は02年中に数回開かれ、汚染対策が話し合われた。その中では「汚染公表すべきだ」という意見や「公表すれば売れなくなる」といった消極的な意見も出されたという。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/03/27

「夫は過労死」逆転裁決

大阪府東大阪市の会社で勤務中、くも膜下出血を起こし50歳で死亡した男性の妻(56)が、「夫は過労死」と労災認定を申請し、労働基準監督署などで退けられたが、独自に証拠を集め、国の労働保険審査会から、過労死を認める逆転裁決を引き出した。

男性の死から過労死認定まで6年7か月。会社の近くに転居して社員らの出退社時間を調べたり、当時の取引先を訪ね歩いたりした妻の“執念”が実った。男性は、陳列用棚製造会社の営業部長だった1998年5月、勤務中に頭痛などを訴え、翌月、死亡した。妻はタイムカードの記録から「過労が原因」と遺族補償給付などを求めて労災申請した。しかし東大阪労基署は、社長の親族である社員への聞き取りなどから「記録上、長時間労働になっているのは飲酒や雑談が原因。業務とは関係ない」と不支給を決定した。大阪労働者災害補償保険審査官も審査請求を棄却した。妻は2001年5月、労働保険審査会に再審査を請求。会社の近くに住み、社員の様子を見張った。元同僚や当時の取引先から、「(男性が)一人で居残り、夜遅くまで黙々と作業していた」などの証言を得て同審査会に提出した。

審査会は今年1月の裁決で、発症前4か月間の時間外労働を1か月平均80時間と算定。そのうえで、証言などから「頻繁な飲酒や雑談は認められない。業務全般で会社の中心的役割を担っており、身体的、精神的に過重な負荷が発症に関与した」と結論づけた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/03/11

コーポレートガバナンス

通常「企業統治」と訳されるが、明確な定義はない。概ね、次の意味で使われている。
● 企業と株主の関係のあり方
● 企業内部の意思決定や経営監視の仕組み
● 企業の関係者である株主、経営者、従業員、および債権者等の利害調整をするためのメカニズム
● 株主の利益を最大化させるための企業経営のチェック体制
従来から「会社は誰のものか」という議論がなされてきたが、そこで、日本においてもコーポレートガバナンスのあり方が問い直されている。公開企業として、不特定多数の株主(投資家)から、より厳格なコーポレートガバナンスを求められるようになってきた。この観点より見た場合、SEC基準によって情報を開示することは、当該企業の「信頼性」を向上させることができると考えられている。
SIF-Japanの後藤敏彦氏はCSRを企業の「社会的責任」とは訳さずに「信頼性」と訳している。CSR経営とは企業の信頼性を高めるための経営ということになる。「責任」という言葉からは「責任を追及する」「責任逃れをする」というようなネガティブなイメージが思い浮かぶが、「信頼性」と考えたとき、CSRに取り組むということがポジティブなものとしてとらえられるようになるのではないかと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/03/10

新入社員の配属希望かなえます・みずほFG

時代も変わったものだなぁという記事。銀行は優秀な人材を使い捨てにするといわれて久しい。この取り組みが実効の上がるものになることを期待する。
みずほフィナンシャルグループ(FG)は7月、新入社員の配属希望を初回の人事異動に反映する「ルーキージョブリクエスト制度」を導入する。若手のキャリアへの意識を高めるのが狙い。銀行員は入行から4、5年は支店を渡り歩くのが通例で、若手の希望を異動に反映するのは例があまりない。
新制度はまだ異動を経験していない入社1―3年目の総合職から2カ所目の配属に関する希望を聞き取り、銀行、信託、証券、シンクタンクなどの中から最も適した部署に配置するのが柱。対象社員は7月に「法人営業」「個人営業」「調査」「システム」など13のグループから希望職務を自己申告。直属の上司との面談やグループ各社の人事部との調整を経て、10月以降に順次異動する。みずほFGの人事担当者は「自らのキャリアに対する若手社員の問題意識を高め、自己啓発への取り組みを促したい」と話している。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/03/09

過労死でNTTに6600万円の賠償命令

全国数十万あるいはそれ以上のリストラで憂き目を見ている人にはせめてもの光明か。

NTT東日本に勤めていた心臓病の奥村喜勝さん(当時58)が急性心不全で死亡したのは、長期研修の過労などが原因だとして、北海道旭川市の妻(58)らが同社に対し、計約7200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、札幌地裁(奥田正昭裁判長)は9日、NTT東日本に約6600万円の賠償を命じた。研修と死亡の因果関係や、心臓病だった男性に会社が配慮したかが争点。判決理由で奥田裁判長は「心臓病が重かったことを考慮すると、研修と死亡との間には因果関係がある」と指摘した。妻らは「リストラによる配置転換への不安と、直前の長期研修が原因」と主張したが、NTT側は「研修は時間外労働もなく、十分な配慮のもと実施された」と反論していた。訴状などによると、奥村さんは職場の健康診断で心臓疾患を指摘され、1993年に冠動脈手術を受けた。同社の健康管理規定で残業や宿泊を伴う出張ができないとされたのに、同社のリストラ計画で2002年4月から東京都などで職種変更の宿泊研修を受けた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)