カテゴリー「地震・災害・防災・安全」の198件の記事

2009/10/05

インド:豪雨で洪水…230人死亡、150万人が家失う

インド南部で集中豪雨による洪水が発生している。AFP通信によると、5日までに230人以上が死亡、家屋を失った住民は150万人近くに上った。孤立した集落に軍の救援隊が向かうなど救助活動が続けられている。

約20万軒の家屋が被災した最大の被災地カルナタカ州の災害対策担当者は「犠牲者の多くが倒壊家屋の下敷きになったり、洪水にのまれて水死した」と語った。同州では約100万人が家屋を失い、35万人以上が救援キャンプに避難している。被災者向けの食料や医薬品などの円滑な輸送が課題という。

(毎日 10/5)

◇フィリピン大統領、コメ輸入を指示 2つの台風による農作物被害で

【10月5日 AFP】フィリピンのグロリア・アロヨ(Gloria Arroyo)大統領は、同国を襲った2つの大型台風で農業部門が大きな被害を受けたことで、来年の供給不足懸念が高まっている中、農業当局に対し、米を輸入を行うよう指示を出した。

台風17号「パーマァ(Parma)」は、3日に北部ルソン(Luzon)島を直撃し15人の死者を出したほか、広大な農地を水没させた。フィリピンではわずか1週間前、台風16号「ケッツァーナ(Ketsana)」により、首都マニラ(Manila)周辺で40年ぶり以上ぶりの豪雨が記録されている。ケッツァーナでは293人が死亡し、300万人が被害を受けた。

アーサー・ヤップ(Arthur Yap)農相は、2つの台風による農業部門への現段階での損害は55億ペソ(約103億円)だとしているが、調査によって損害の全容が明らかになった場合、損害額は増加すると見られている。

ヤップ農相は、年内分は十分な備蓄米があるとしているが、来年上半期に供給面での影響が出てくる可能性があると指摘した。

9200万人の人口を抱えるフィリピンは、食糧の大半を輸入に頼っている。2008年には、食料価格の記録的高騰があったにもかかわらず、同国は約2300万トンの農作物を輸入しており、今年もこれまでに170万トンをベトナムから輸入している。

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2009/09/18

長周期地震動:遠方で震源以上の揺れも

大規模地震が発生した際、高層ビルや長大橋などで大きな揺れが長く続く長周期地震動の予測地図を、国の地震調査委員会が17日、公表した。

Choushuuki_jishindou
初の試みで、09年試作版として東海地震と東南海地震、宮城県沖地震の三つの海溝型地震を作製。震源地の近くと同程度以上の長周期地震動による揺れが、震源地と離れた平野部で起きる可能性を示した。

東南海地震と宮城県沖地震は過去に発生した地震、東海地震は地下構造モデルなどを使い、揺れの継続時間や、5秒、7秒、10秒の各周期で揺れた場合の強さなどを予測した。

東海地震では、新宿副都心の50階程度の高層ビルが影響を受けやすい周期5秒の長周期地震動を想定すると、震源地の静岡県と同様の強い揺れが関東地方のほか、濃尾平野や大阪平野でも起きると予測された。揺れの継続時間も静岡県庁で最大90秒程度だったのに対し、東京都庁は5分間以上揺れ続けるとしている。

東南海地震では、濃尾平野と大阪平野で大きく揺れるほか、日本海側の金沢平野や富山平野でも一部で大きな揺れが起きる可能性が予測された。

宮城県沖地震では、震源に近い仙台平野のほか、山形盆地や庄内平野などでも同程度の大きな揺れが起きる可能性があることが分かった。

詳しくは地震調査研究推進本部のホームページで公開している。

◇ことば 長周期地震動
 
地震の波は、小刻みで速い揺れやゆっくりした揺れが交じってできている。揺れが1往復する時間を「周期」と呼び、0.1~1秒が「短周期」、2秒以上が「長周期」。どの周期の波が強いかは、それぞれの地震によって異なる。周期によって揺れやすい建物の特徴があり、周期2秒では20階建て、3秒では30階建てなど、周期の秒数に10をかけると、周期と被害の出やすい建物の階数の大まかな関係が分かるとされる。

(毎日 9/17)

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2009/09/07

津波:巨大スクリーンで体感 大阪

津波の怖さを巨大スクリーン(高さ4メートル、横10メートル)や大音響で体感できる大阪府立施設「津波・高潮ステーション」(大阪市西区江之子島2、06・6541・7799)の開館式が7日あった。府によると、津波や高潮に特化した防災体験施設は全国でも珍しいという。利用は8日から。

府西大阪治水事務所の建て替えに伴って併設された。事務所も含めた総事業費は概算で6億円。巨大スクリーンを備えたシアターでは、正面、両側面、床面にも画像を投影。大阪湾沿岸部に住む4人家族を津波が襲うストーリーで、地震発生から住宅地で浸水被害が起きるまでを伝える。

式典に出席した橋下徹知事もシアターを体験。「津波、高潮の様子を目の当たりにしたのは初めて。子供たちも見て、防災意識を高めて」と話していた。

(毎日 9/7)

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2009/08/22

地震被害の浜岡原発を公開 地盤沈下、ひび割れ

中部電力は21日、震度6弱の地震の影響で地盤沈下や原子炉建屋内の損傷があった浜岡原発(静岡県御前崎市)の被害状況を報道陣に公開した。11日の地震では、運転中だった4、5号機が自動停止し、これまでに40件以上の不具合が見つかっている。

廃炉の準備が進められている1号機の海水取水槽周辺では落差最大約15センチ、長さ20~30メートルにわたって地盤が沈下。揺れの大きさが突出していた5号機タービン建屋内の壁面にはひび割れができ、タービン近くにある作業用の床の取り付けボルト24本が折れるなど損傷していた。

地震直後に放射線量が上昇した使用済み燃料プールポンプ室などは、公開対象にならなかった。

中部電力は、4号機について9月中旬ごろに試験運転再開の予定。5号機は1~4号機の数倍の揺れを観測したことなどから点検が長引く可能性があり、再開の見通しは立っていない。

(共同通信 8/21)

◇10分でわかる原発震災のお話

◇放射能で首都圏消滅

◇シミュレーション「放射能は首都圏を直撃する!」

◇日本の原発と地震

◇東海地震と浜岡原発

◇原発震災と緊急避難

~石橋教授、茂木名誉教授の警告~ 日本地震学界の権威が怒りの告発!

■「迫り来る大地震活動期は未曾有の国難である」

■「浜岡原発は即刻停止せよ」-元地震予知連会長が怒りの告発

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2009/08/11

浜岡原発、4・5号機自動停止

経済産業省原子力安全・保安院によると、11日早朝の地震の影響で、中部電力浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)で運転中だった4号機(沸騰水型炉、113.7万キロワット)と5号機(改良型沸騰水型炉、126.7万キロワット)が自動停止した。原発周辺の放射線測定器に異常値は観測されておらず、外部への影響はないという。

中部電力によると、地震発生時、5号機の原子炉建屋5階にある燃料交換のためのエリアで通常の8倍程度の放射能が観測され警報が出たが、計測値は間もなく下がり、警報も止まった。中部電は警報が出た理由を調べている。

今回の地震で御前崎市では震度6弱が観測された。浜岡原発は揺れが120ガル(ガルは加速度の単位)以上で原子炉が自動停止する。今回、最も大きく揺れたのは5号機で、最大426ガルを観測した。5号機は建設時の国の耐震指針で最大582ガルを想定し、これに耐えるよう設計されている。今回の揺れはこれを下回った。

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2009/08/02

アニメ「東京マグニチュード8.0」 大地震をリアルに

「もし東京で大地震が起こったら?」をテーマにしたオリジナル作品が、数々のヒット作を生み出してきたフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送中だ。

小野沢未来は、けんかばかりで子どもの気持ちを考えない両親との関係や、将来への不安といった思春期らしい悩みを抱える中学一年生。夏休みに入ったばかりのある日、弟の悠貴に付き合わされてお台場にロボット展を見にいくが、マグニチュード8.0の大地震に襲われる。橋が落ち、東京タワーは傾き、東京は一瞬ですべてが変わってしまった。両親とも連絡が取れず、未来は不安を感じながらも、悠貴を連れ、お台場で出会ったバイク便ライダー・日下部真理と3人で世田谷の家を目指して歩き始める……。

制作は「鋼の錬金術師」のボンズと、「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」のキネマシトラス。監督は「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「精霊の守り人」など神山健治監督作品でメーンスタッフとして活躍してきた橘正紀さん。シリーズ構成は「ヤッターマン」の高橋ナツコさんが担当している。東京消防庁や陸上自衛隊などの協力で、大地震のリアルなシミュレーションが描かれる。また、人気キャスター・滝川クリステルさんが本人役で出演しているのも話題だ。

◇放送スケジュール フジテレビで毎週木曜日深夜0時45分~など

【関連写真特集】 大地震に見舞われた東京を描くアニメ「東京マグニチュード8.0」の各シーン

(毎日 8/2)

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2009/06/23

浜岡原発 水素濃度の異常上昇で停止

中部電力は23日、浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)4、5号機が配管内の水素濃度の異常上昇で停止したことについて、配管の上流にある触媒の製法に問題があり、性能低下を招いたためだったと発表した。同日、原因と対策をまとめた最終報告書を経済産業省原子力安全・保安院に提出した。5号機は25日にも調整運転を再開し、4号機も7月中に再開する方針。

水素濃度が上昇したのは原子炉棟とは別のタービン建屋にある、気体廃棄物処理系の配管。調査の結果、水素と酸素を水に換える触媒の性能が、96年に製造方法を変えてから低下していたことが分かった。更にタービンのシリコーン系液状パッキンが気化して、触媒の劣化を招いていた。中電は再発防止のため、性能の高い触媒に改め、パッキンも触媒に影響を与えないものに交換。今後は触媒の状況を定期的に検査する。

浜岡は中電が持つ唯一の原発。5号機は定期検査中の08年11月と12月に、4号機は今年5月に異常が見つかり停止。更に1、2号機は廃炉予定で1月に運転を終了した。残る3号機も今月14日から定期検査のため停止させ、02年12月以来の全面停止に追い込まれた。

中電は浜岡の全面停止を受けて、予備の火力発電所の再稼働を決めたが、石油などの消費量が増えるため、4、5号機の停止は1日当たり4億円弱の営業減益要因になるとしている。

(毎日 6/23)

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2009/06/21

ビル「隣組」で地震に備え 東京駅周辺など地域継続計画

首都直下地震の直後に大量発生が見込まれる帰宅困難者の対応として、「地域継続計画」(DCP)と呼ばれる手法に注目が高まっている。非常食の備蓄や情報伝達手段の確保が中心で、JR東京駅の周辺地区などで具体的な検討が始まった。地域が一体となることでスムーズな帰宅につなげ、大地震からの復旧・復興を早めようという狙いだ。

路上で約200万人が3時間以上身動きとれなくなる――。国の中央防災会議は昨年、首都直下地震が起きた直後の都心の混乱ぶりを予測した。さらに大手企業でつくる政策提言機関、日本プロジェクト産業協議会(JAPIC、会長・三村明夫新日本製鉄会長)の推計で、JR東京駅東側の八重洲地区で約7万人の帰宅困難者が発生することも判明。同地区でのDCP策定が始まった。

(日経 6/20)

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2009/05/07

大水害が「もし」起きたら―― 東京の「地下鉄水没シミュレーション」

日経BP SAFETY NET JAPAN 掲載(4/30) 建築&住宅ジャーナリスト・細野透氏のコラム

◆最悪のシミュレーション結果を、ここで再現してみる

◆南北線を例に、1本の路線で、何が起こるかを考える

◆南北線の水没は、地上からの浸水に加え、大江戸線からの流入でも始まる

Metro_shinsui_1

Metro_shinsui_2

Metro_shinsui_3

◆永田町駅では「長大エスカレーター」も水没

◆最悪で81駅、延長約121kmが水没

◆実際の被害状況を図で確認してみると

◆地下鉄からの排水に1~2週間、その間、交通はマヒ


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2009/04/04

国交省 東京湾の大規模高潮浸水想定を公表

国土交通省は、東京湾沿岸の現時点での高潮防護能力の検証及び長期的な気候変化に対するリスクの把握を目的とした高潮浸水想定の検討結果を公表した。
 
高潮による浸水は、台風の勢力、潮位条件、海岸保全施設の整備状況等により異なることから、本想定では目的に応じて6つのシナリオを設定。(別紙1参照)
地球温暖化による長期的な気候変動を考慮したシナリオも設定。
 
その結果では、伊勢湾台風級の台風に対しては、既存の海岸保全施設が機能すれば大規模な浸水は概ね防止できることを確認。この状態を維持するため、耐震対策及び老朽化対策等の推進が重要であるとしている。
 
また、地球温暖化に伴う将来の海面上昇や超巨大台風の来襲に加えて、海岸保全施設の機能障害という悪条件が重なった場合は、大規模な浸水が発生する可能性があり、長期的視点に立って対策を講じていくことが必要であるとしている。
 
更に、海岸保全施設の外側の埋立地においては浸水が発生する可能性があり、被害の軽減に向けた対策を講じていくことが必要であるとしている。

◆プレスリリース

【国土交通省/EIC Net 4/3】

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2009/02/20

雷発生をピンポイント予測 携帯メールでお知らせも

10―30分後の雷の発生を予測し、インターネットや携帯電話のメールで利用者に知らせるシステムをNTT環境エネルギー研究所が18日までに開発した。

気象庁の雷注意報などと比べ、1―5キロの狭い範囲で予測できるのが特長。昨年夏に行った実証実験では的中率は約3割だった。同研究所はNTTグループ内の雷対策に利用するとともに、早ければ今年夏にも一般向けの実用化を目指す。

開発したシステムは、レーダーで観測した雨雲のデータを基に、10―30分間の雲の動きを予測。雲の高さや濃さ、大気の状態を過去のデータと比較し、雷を予測する。発生確率が高い場所を地図に記すこともできる。

実証実験で、落雷を予測した場所では約5割で落雷があった。一方、落雷があった場所のうち約5割は予測できていなかった。全体としての的中率は約3割としており、今後改善したいとしている。

情報を受け取った利用者は避難したり、電子機器のコンセントを抜いたりすることで、被害を防ぐことができる。

停電や電子機器の故障など落雷による被害額は年間1000億円を超えるとされ、地球温暖化に伴い落雷の頻度はさらに増加するとの報告もある。

〔共同 2/19〕

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気象庁 防災気象情報の活用の手引きを公表

気象庁は、防災気象情報の活用の手引き「局地的大雨から身を守るために」を取りまとめ公表した。
 
この手引きは、平成20年夏に局地的大雨による事故や災害が多発したことから、局地的大雨によって引き起こされる事故や災害から犠牲者をひとりでも多く減らすために、一般の方々に局所的大雨という現象を理解してもらい、同庁が提供している様々な防災気象情報を活用して、自らの身を守るための手助けとなる実用的な引きを目指して作成されたもの。
 
局所的大雨のメカニズムや防災気象情報の種類やその利用方法について分かりやすく説明するとともに、屋外に居た場合の身の守り方等についても解説している。

◆本手引はこちらから参照できます

【気象庁】

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2009/02/07

全国洪水マップ31%未整備 09年度末の目標達成困難

Arakawa_kekkai_shinsui_2
河川のはんらんで浸水する恐れのある範囲などを示す洪水ハザードマップを、法律で作製・公表が義務付けられた全国1235市区町村のうち31%で整備していないことが7日、国土交通省の調査で分かった。都道府県別の作製済み自治体数の比率も、鹿児島の100%に対し、最低の神奈川は27%と地域差が3倍以上に達している。

自治体の財源や人員の不足が原因で、2010年3月末までに対象自治体に完備するとしていた国交省の目標達成は困難な見通し。高潮や津波、土砂災害を対象にしたマップ作製も遅れが目立っており、普及に向けた国の後押しが求められそうだ。

洪水ハザードマップは、豪雨時にどこに避難すればよいかを判断することなどに役立ち、ソフト面での防災対策の柱。作製・公表は、福島や新潟、福井県で計20人が亡くなった04年の豪雨被害を受け、05年7月に施行された改正水防法で義務付けられた。

対象は河川に近く堤防の決壊などで浸水の恐れがある地域を抱える市区町村。国交省が08年12月末時点でまとめたところ、389自治体が未整備だった。国交省は個別の市区町村名を公表していないが、都道府県別の作製率では神奈川が26市町のうち7市町と最も少なく、高知も33%、長野も38%にとどまっている。全国平均は69%。

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2009/01/11

米北西部で洪水、シアトル周辺では300万人孤立

【1月9日 AFP】米国北西部ワシントン(Washington)州で8日、豪雨により洪水や土砂崩れが発生し、主要都市シアトル(Seattle)のあるピュージェット湾(Puget Sound)周辺では道路や線路が寸断され、住民約300万人が孤立している。

雪解けと集中豪雨が重なった結果、同州一帯で河川が大幅に増水しており、住民約3万人が自宅から避難している。

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2008/12/19

自然災害による損害が地震を上回る勢い

自然災害による損害は、今や地震による損害を上回る勢いで増えつつあることが、UNEP金融イニシアティブのメンバーの調査により明らかになった。
 
ミュンヘン再保険会社のロスター氏によると、1980年代以降、地震は約50%増加したが、洪水などの気象関連の被害は350%も増加している。2008年中、最も被害額が大きかった自然災害は5月の四川大地震であったが、最も件数が多かった大災害は気象関連の災害であった。5月にミャンマーを襲ったサイクロンでは、約8万4500人が命を落とし、2008年中、最も死亡者の多い惨事となった。
 
この他、中国では1月に大雪被害、5~6月に洪水被害が発生し、アメリカやキューバも大型ハリケーンに襲われるなど、2008年はいろいろな意味で記録的な年となった。
 異常気象の増加はIPCCの予測に沿ったものだが、影響を受けやすい国や地域ではリスクが上昇し、世界の保険・再保険市場でも緊張が高まっている。

【UNEP 12/19】

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2008/12/14

浜岡原発:廃炉方針 東海地震・震源域の苦肉の策

中部電力浜岡原発1、2号機の廃炉方針は、原発依存度(発電量に占める原発の割合)の低い中部電力が、地球温暖化対策で注目が高まっている原子力発電への依存度を上げるための苦肉の策と考えられる。中電は、東海地震の震源域の真上に位置する老朽化した原発の再開にこだわらず、新たな原発建設に乗り出すことを選択肢としたといえる。

浜岡1、2号機は国が78年に原発の旧耐震指針を策定する以前に設計された古いタイプだ。中電は、周辺住民が運転差し止めを求めて起こした裁判などで「旧指針に沿って耐震性を確認している」と主張し、耐震補強工事を今年度中に始めるとしてきた。

だが、07年の新潟県中越沖地震は東海地震よりも一回り小さい規模にもかかわらず、柏崎刈羽原発が浜岡原発での想定と同等かそれ以上の揺れに襲われ、被害が出た。浜岡1、2号機は運転開始から約30年が経過しており、改修には炉心部を総取り換えするなど莫大(ばくだい)な経費がかかるとみられている。

全国には、浜岡1、2号機と同様に旧耐震指針策定以前に設計された原発が、東京電力福島第1原発など20基以上稼働している。今回の廃炉方針は、これらの原発の運転継続にも影響を与えそうだ。

一方、国は原子力政策大綱で、2030年以降も総発電電力量の3~4割程度を原子力発電で維持すると位置づけている。中電は国の大綱に沿い、廃炉の代わりに6号機の新設を検討している。

しかし、浜岡原発の敷地は、東海地震の想定震源域の真ん中に位置し、活断層の存在も指摘されている。同じ敷地内に新原発を建設する方針は、新たな批判を呼びそうだ。

(毎日 12/13)

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◇日本の原発と地震

◇東海地震と浜岡原発

◇原発震災と緊急避難

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2008/11/26

ブラジル南部で集中豪雨による洪水や地滑り、84人が死亡

【11月26日 AFP】ブラジル南部サンタカタリナ(Santa Catarina)州では、2か月前から降り続く大雨で先週末から洪水や地滑りが発生し、地元当局は25日、少なくとも84人が死亡し、5万4000人以上が避難を余儀なくされたと発表した。

地元当局によると、被災者は150万人以上に上っており、同州内の8都市が洪水が孤立した状態になっているという。同州は22日から非常事態を宣言している。

同州のルイス・エンリケ・シルベイラ(Luiz Henrique da Silveira)知事は24日、記者団に対し「史上最悪の気象災害だ」と語るとともに、州当局は行方不明者の人数について正確に把握していないことを明らかにした。

民間防衛当局も、農村地域から被害情報が届くようになれば、犠牲者数は大幅に増加する可能性があると指摘している。

同国のルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ(Luiz Inacio Lula da Silva)大統領は、軍のヘリコプター6機と兵士350人を救援活動のため現地に派遣するよう指示している。

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2008/11/12

洪水時の避難指示、自治体の4割近く「基準なし」 関東1都6県

関東1都6県の市区町村の4割近くが、洪水などの大規模水害のおそれがあるときに首長が出す避難指示について明確な発令基準を定めていないことが12日、国の中央防災会議の調査で分かった。利根川や荒川のはんらんによる水害が想定される市区町村だけをみても約3割に明確な基準がなかった。

同会議は2005年にまとめたガイドラインで、河川の水位や堤防の崩れ具合など、具体的な発令基準を示し、自治体ごとに基準を早急に策定するよう求めている。同会議は「実際の水害時に混乱を生じる」と警告している。

調査は今年1―2月に実施。東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、茨城、栃木の全市区町村(334)に水害対策を尋ねた。

避難指示の発令基準を明確に定めていない自治体は約39%。利根川や荒川の洪水で被害が出るとみられる156自治体に限ると、52自治体が「基準はない」と回答した。

(日経 11/12)

◆水害:44自治体、本部への浸水対策実施せず 関東7都県
 
中央防災会議の「大規模水害対策に関する専門調査会」は12日、関東地方1都6県の全市区町村を対象に行った水害対策の調査結果を公表した。災害対策本部を設置する役所本庁舎などに浸水する危険性がある91自治体のうち、44自治体は浸水対策を実施していないことが判明。避難所に浸水する危険性の有無を把握していない自治体もあり、水害への備えが不十分な実態が浮かんだ。

調査は今年1~2月、東京、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川の334市区町村を対象に実施。水害対策の現状を尋ねた。

その結果、災害対策本部に浸水の危険性がある91自治体のうち、47自治体は浸水対策をしていた。だが、31自治体は土のうのみで、内閣府は「床上浸水以上になった場合には不十分」と指摘する。非常用発電装置など「重要設備」の浸水対策を実施しているのは25自治体にとどまった。

全自治体のうち57自治体が広域避難を必要とする事態の発生を想定しているが、31自治体には他の自治体への広域避難計画がなかった。計画のある26自治体でも、避難者の受け入れ施設を他自治体に指定してもらっているのは7自治体にすぎず、具体的な避難誘導の手順を記載したマニュアルを用意している自治体はなかった。

一方、利根川や荒川のはんらんによる浸水想定区域がある156自治体のうち、45自治体には避難勧告の明確な基準がない。判断基準があっても、客観的数値を定めているのは34自治体だった。

156自治体のうち26自治体は、浸水する危険性がある避難所を把握していなかった。把握している自治体でも、避難所が浸水した場合、浸水していない上層階を利用するのが68自治体に上り、内閣府は「上層階に逃げると孤立してしまう恐れがある」と指摘している。

対策が進まない原因について、内閣府は「財政面の問題や意識の問題が背景にあるのでは」と分析。調査会は今後、アンケート結果を踏まえて対策を検討し、報告書にまとめて各自治体に周知する。

(毎日 11/12)

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2008/09/20

防災拠点の公共施設、耐震化率62.5%どまり 総務省消防庁調査

災害時の防災拠点となる全国の公共施設の耐震化率が昨年度末時点で62.5%にとどまっていることが総務省消防庁の調査結果で18日、分かった。2006年度末に比べ2.9ポイント増えたものの、耐震診断を実施していない施設の割合が36%に上り、地域間の対応にばらつきも目立っている。

調査によると、市町村庁舎や公民館など自治体が地域防災計画上の防災拠点に指定した公共施設は計約19万3000棟。このうち耐震性が確保できていると判断されたのは約12万棟。建物耐震基準が強化された1981年5月以前の施設(約10万7000棟)のうち約3万9000棟は耐震診断さえ実施していなかった。

都道府県別にみると、神奈川県の耐震化率が83.2%でトップ。三重県(82.1%)、愛知県(81.0%)が続き、東海地震の被害想定地域が上位に来た。一方、50%を割り込んだのは長崎、山口、茨城、広島の四県。最低の長崎県(45.7%)とトップの神奈川県には37.5ポイントの開きがあった。

◇官庁の耐震強度、27.5%が耐震基準満たさず 国交省調べ

国土交通省は19日、今年3月末現在で全国の官庁施設2653棟のうち27.5%に当たる730棟が耐震基準を満たしておらず、震度6強から7程度の大地震で倒壊する危険性があると発表した。

1981年以前の旧耐震基準で建てられた施設が多いのが原因。同省は2015年度末までにすべての大規模な官庁施設で耐震性能を確保するという目標を掲げており、今後は基準を満たしていない施設の耐震化工事を進める考えだ。

調査対象は中央官庁のほか、各地の地方整備局、警察学校、航空基地、気象台など。最も耐震強度が低かったのは鹿児島県加治木町の加治木税務署と沖縄県南城市の糸数気象レーダー観測所で、建築基準法基準の14%だった。いずれも補強工事の発注手続き中という。

(日経 9/19)

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2008/09/16

気候変動の影響~欧州における洪水リスク対策

Green.TV JAPAN Global Warming より

http://www.japangreen.tv/journal/#/000344

京王線で通勤する私の通勤ハイライトは多摩川。青々とした芝が河岸に広がり、ジョギングや犬の散歩をする人たちなどのどかな風景が覗えます。晴れた日には富士山も見えたりしてありがたい。都市内では忘れがちですが、身近な自然といってもよい川。東京都内ではコンクリートで水路設備され、水は緑色、疎遠な存在となっています。

温暖化の問題と共に世界中で勃発している洪水による水害。本コンテンツの背景には2002年欧州を襲った大豪雨による洪水被害があります。大豪雨の影響で数国をまたぐエルベ川、モルダ川そしてドナウ川が氾濫し、チェコ、ドイツそしてオーストリアなど大きな被害を受けました。 100人を超える死亡者、何10万人という人たちが被災、社会基盤を失い、感染病の恐れや精神的な打撃を受け、そして洪水がもたらす環境への影響も深刻です。

温暖化の影響でこれから雨量が増し、洪水の確率は高くなるだろうと予測されています。それをさきがけて欧州委員会は洪水対策とその実施を指令という形でEU加入国に義務つけました。 2007年11月27日に公表されたのが洪水リスク対策指令。2011年までに加入国は各国陸地内の河岸と海岸地域の洪水の危険性を査定し、2013年までにはその調査に基づいた洪水リスク地図を確定。そして2015年までには防止、準備と守備を焦点を当て対策計画を提案し、実践をコーディネートしていくことを目標としています。欧州は協力体制で環境問題に取り組んでいる姿勢や方針が伺えます。

ウィーン付近のドナウ川の水位は史上最高を記録したけれど洪水をまぬがれたのはその都市計画にあると見られています。たウィーン市郊外にあるドナウはんらん原国立公園は洪水対策の良い例として本コンテンツでも紹介されています。1万ヘクタールに及ぶ公園は欧州では珍しくなった湿地林やその中を蛇行するドナウ川の支流などで地元民や観光客の間で人気を集めていています。 洪水対策に積極的に取り組みながらドナウ川を再生にも継続して力を入れています。このドナウ川地区、実は90年代にダム建設による自然破壊を防ぐためにWWFオーストリアと一般市民の募金で現在公園となっている土地を買い取ったという経緯があります。常に大人しいオーストリア市民が珍しく政府に「ノー」と言った出来事のひとつだとか。その後政府の理解と援助も加わり、ドナウ川再生プロジェクトが始まりました。川を自然な状態に戻すことで災害のリスクを減らすことができる、そして地元の人たちが守った自然が人々の生活を守ってくれているとは。不思議なものです。

【翻訳・執筆】武井菜花子

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2008/09/15

“身近な緊急事態”への対応マニュアル

日経BP Net SAFETY JAPAN 松村喜秀氏のコラム(9/12)

◇車が水没、そのときあなたは?

◇水没したらシートベルトを外し窓を全開に

◇緊急事態への対策は単純なものを身につける

◇自動車事故でガソリンが漏れていたら

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2008/09/12

ハリケーン「アイク」で島が水没の恐れ、水深6メートル以上の予想

米国立ハリケーンセンター(National Hurricane Center、NHC)は11日、ハリケーン「アイク(Ike)」の影響でテキサス(Texas)州の沿岸都市ガルベストン(Galveston)が完全に水没する恐れがあり、1-2階建ての住居に残れば「確実に死亡するだろう」と警告した。

NHCは日本時間11日午前10時19分の特別速報で、「ハリケーンの勢力が最も強くなった場合、海沿いの地域全体が水没する可能性がある。避難命令に応じず1-2階建ての住宅に残った場合、確実に死亡する」との警告を発した。

ガルベストンはテキサス湾の沖約5キロにある、人口5万人強の島。アイクは12日午後から13日午前中に上陸する恐れがあり、冠水した場合の水深は、最高で6.5メートルに達する可能性があるという。

【9月12日 AFP】

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2008/09/01

インド東部で洪水被害拡大 食糧不足の懸念も

インド東部プールニヤー(CNN) インド東部ビハール州で洪水の被害が拡大している。政府当局者によると、18日に隣国ネパールで起きた堤防決壊でコシ川がはんらんし、避難世帯は45万世帯に達した。被災者が270万人に膨らんだ可能性も指摘されている。

国連児童基金(ユニセフ)はここ数十年で最悪の工事被害との認識を示し、被害家屋を25万棟前後、被災者を少なくとも140万人と発表した。死者数については情報が錯綜しているが、ユニセフは少なくとも55人としており、今後増える恐れがあると述べた。

プールニヤー県の避難所では食糧不足の懸念が高まっており、被災者が配給の米飯をむさぼるように食べている。政府などは被災者の支援活動に乗り出したが、道路や鉄道の冠水で支援物資の輸送は難航している。

決壊した堤防の修復が完了するまで、避難した住民の帰宅は不可能の見込み。

(CNN 8/31)

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2008/08/30

災害時に社員の安否確認、NECが新システム 帰宅経路を作製

NECは大規模地震や豪雨など災害時に社員の安否を確認する情報システムを開発、今秋に発売する。社員の出社状況や居場所を部署単位で細かく分析。帰宅者向けに自治体が発信する道路などの被害情報を反映したルート地図も作製できる。企業は災害時の事業継続計画(BCP)整備が求められており、NECはシステム価格を数百人規模の事業所で1000万円程度に抑えて売り込む。

安否確認は携帯電話や入退室管理システムを利用する。災害時に社員から携帯電話の電子メールで連絡を受けるほか、入退室ゲートに社員証をかざした履歴から居場所を特定する。情報を一元管理し、安否確認の進ちょく状況を一覧表やグラフで把握しやすくする。

(日経 8/30)

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2008/08/28

大洪水で数百万人が孤立 インド

ニューデリー――インド北東部で河川の氾濫による大規模な洪水が発生し、数百万人が孤立している。国軍がヘリコプターや船を使って救援活動を続けているが、電話線や電力網も寸断され、正確な被害状況は把握できていない。当局者が28日までに明らかにした。

インドの国連児童基金(ユニセフ)関係者などによると、1週間ほど前に隣国ネパールの堤防が洪水で決壊し、周辺の村を飲み込んで住宅など22万5000棟を破壊、州に至る道路はすべて冠水した。

最も大きな被害が出ているビハール州の災害対策局によると、州内を流れるコシ河の氾濫により725の村が孤立し約200万人が被災。隣接するウッタル・プラデシュ州でも被害が出ている。インド内務省は28日、これまでに少なくとも87人の死者が出ていることを明らかにした。

現在、国軍が出動して救助活動に当たり、食料や医薬品をヘリコプターで投下するなどの活動を続けている。

洪水の影響でコシ河は流路が変わり、元の川底から約120キロ東部に移動した。コシ河はモンスーンの季節になると洪水を起こすことから地元では「悲しみの河」と呼ばれている。当局者はCNNに、今回のビハール州の洪水は過去80年で最悪だと話している。

(CNN 8/28)

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2008/08/27

インド東部、モンスーンで大洪水 100万人が被災

インド東部ビハール(Bihar)州で、モンスーンによる大雨で川が増水し、100万人あまりが洪水被害に見舞われている。同州の災害対策相が26日、明らかにした。

国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)によると、モンスーンおよび洪水による被害はビハール州内の13地域におよび、被災者は140万人に上るとみられる。

被災地では、動物の死骸や崩壊した家屋の残がいとともに人間の遺体が流れの速い川面を流れており、現地視察に訪れた州高官は、状況を「大惨事」と表現した。インド軍は、救援活動のため部隊を被災地に派遣した。

6月から9月にかけてインド各地を襲うモンスーンで、今年これまでに約800人が死亡している。ビハール州でも23日以降、24人が死亡した。州政府報道官は、現在、交通手段が遮断されている多くの地域の被害状況が判明するにつれ、犠牲者の数は増加するとみている。

【8月27日 AFP】

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2008/08/08

首都直下の地震、半年後も53万人が避難所暮らし

首都直下地震が起きた場合、半年後も最大22万世帯53万人が住宅を失ったままになるという試算を東京大と東京工業大学の研究チームがまとめた。

賃貸住宅や仮設住宅の数にも限界があり、研究チームは「住宅を耐震化し倒壊を防ぐのが重要」としている。

政府の中央防災会議は、東京湾北部を震源とするマグニチュード7・3の地震が起きると1都3県で最大162万世帯の家が全半壊か焼失と推定。自宅が短期間で修理できる世帯を除いた131万世帯は半年たっても帰る家が確保できないとしている。

東大の佐藤慶一助教(防災計画論)らは、2859世帯に収入や移動距離に応じた被災後の住まいに関する調査を実施、これに基づき、半年後も自宅のない131万世帯の行き先を計算した。

計算では、80万世帯は賃貸住宅や仮設住宅に入居、29万世帯は知人の家に身を寄せたりするものの、22万世帯は避難所暮らしを続けざるを得ないという結果になった。被災者生活再建支援制度を用いても18万世帯が避難所暮らしを続けなければならないという。

(読売 8/8)

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2008/08/04

気候変動による影響~EUにおける洪水リスク対策~

Green.tvから

欧州委員会 環境ページ(英語のみ)

国土交通省の2002年欧州洪水レポート

水の世紀を生きる (ドナウ川再生について)

川。青々とした芝が河岸に広がり、ジョギングや犬の散歩をする人たちなどのどかな風景が覗えます。晴れた日には富士山も見えたりしてありがたい。都市内では忘れがちですが、身近な自然といってもよい川。東京都内ではコンクリートで水路設備され、水は緑色、疎遠な存在となっています。

温暖化の問題と共に世界中で勃発している洪水による水害。本コンテンツの背景には2002年欧州を襲った大豪雨による洪水被害があります。大豪雨の影響で数国をまたぐエルベ川、モルダ川そしてドナウ川が氾濫し、チェコ、ドイツそしてオーストリアなど大きな被害を受けました。100人を超える死亡者、何10万人という人たちが被災、社会基盤を失い、感染病の恐れや精神的な打撃を受け、そして洪水がもたらす環境への影響も深刻です。

温暖化の影響でこれから雨量が増し、洪水の確率は高くなるだろうと予測されています。それをさきがけて欧州委員会は洪水対策とその実施を指令という形でEU加入国に義務つけました。 2007年11月27日に公表されたのが洪水リスク対策指令。2011年までに加入国は各国陸地内の河岸と海岸地域の洪水の危険性を査定し、2013年までにはその調査に基づいた洪水リスク地図を確定。そして2015年までには防止、準備と守備を焦点を当て対策計画を提案し、実践をコーディネートしていくことを目標としています。欧州は協力体制で環境問題に取り組んでいる姿勢や方針が伺えます。

ウィーン付近のドナウ川の水位は史上最高を記録したけれど洪水をまぬがれたのはその都市計画にあると見られています。たウィーン市郊外にあるドナウはんらん原国立公園は洪水対策の良い例として本コンテンツでも紹介されています。1万ヘクタールに及ぶ公園は欧州では珍しくなった湿地林やその中を蛇行するドナウ川の支流などで地元民や観光客の間で人気を集めていています。 洪水対策に積極的に取り組みながらドナウ川を再生にも継続して力を入れています。このドナウ川地区、実は90年代にダム建設による自然破壊を防ぐためにWWFオーストリアと一般市民の募金で現在公園となっている土地を買い取ったという経緯があります。常に大人しいオーストリア市民が珍しく政府に「ノー」と言った出来事のひとつだとか。その後政府の理解と援助も加わり、ドナウ川再生プロジェクトが始まりました。川を自然な状態に戻すことで災害のリスクを減らすことができる、そして地元の人たちが守った自然が人々の生活を守ってくれているとは。不思議なものです。

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2008/08/02

近畿で直下地震発生なら、海抜ゼロ地域25%拡大 中央防災会議

政府の中央防災会議は1日、近畿圏で大規模な直下型地震が起きた場合、大阪湾臨海部が地盤沈下し、水害を受けやすい海抜ゼロメートル地域が現在より25%拡大、大阪府と兵庫県の約51万人が危険にさらされると試算した。2府県の総人口の約3.5%に当たる。同会議は「地震の揺れや火災だけでなく水害への備えも必要」と呼びかけている。

大阪湾の臨海部には古い木造住宅に加え、港湾関係施設や工場が密集。ゼロメートル地帯では「堤防や水門の耐震化(工事)が完成していない」(同会議)といい、対策が急務になりそうだ。

試算は近畿都市圏で起こりうる地殻変動のうち、発生確率が高い大阪府を南北に縦断する上町断層帯(長さ約42キロ)で、マグニチュード7.6の直下型地震が起きたと仮定。断層は東側が盛り上がり、大阪湾に面した地域がある西側が沈下。東側が最大1.9メートル隆起、西側が0.7メートル沈降する。

(日経 8/1)

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2008/07/27

地震・風水害は自分には関係ない?

無知、無関心では被災時に悲惨な状況になるのは必然です。どんな災害もある程度は被害を軽減できるもの。防災への取り組みを始めましょう。

政府インターネットテレビ「防災チャンネルより」

◇その時、慌てず行動を!! ~緊急地震速報」の仕組み~

◇土砂災害から身を守れ! ~土砂災害から身を守るために~

◇突風から身を守る~竜巻注意情報~

◇大規模地震への備え万全に! ~事業所の取組みなど~

◇新しい台風情報 ~台風による被害を防止~

◇聞いて納得 見てわかる わが家の防災マニュアル

◇今日から始めよう!身近な防災

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2008/07/22

UNとASEAN、ミャンマーのサイクロン被害の調査結果を発表

【7月22日 AFP】国連(UN)、東南アジア諸国連合(ASEAN)およびミャンマー政府は21日、5月2-3日にミャンマー南部を襲ったサイクロン「ナルギス(Nargis)」被害の復興に今後3年間で10億ドル(約1065億円)が必要とする合同調査結果を発表した。復興の優先課題として、食料支援、農業と基本的社会サービスの復興、住民コミュニティおよび生計手段の再建を挙げた。

報告は、ナルギスをミャンマー史上最悪の自然災害と位置付け、被害規模を家屋被害80万棟、冠水した農地60万ヘクタール、死者および行方不明者13万8000人と算出した。また、校舎4000棟および病院など医療施設の75%が、沿岸から押し寄せた巨大な高潮により損傷もしくは倒壊したと報告した。

さらに、同報告は、サイクロンから1月半ほど経過した6月中旬の時点でも、被災者の半数以上が1日分の食糧のストックも持たず、極度の苦境に置かれていると指摘した。

ASEANのスリン・ピッスワン(Surin Pitsuwan)事務局長は、ナルギスによる直接的な被害額を17億ドル(約1800億円)、間接的に生じた逸失利益を23億ドル(約2450億円)とし、ナルギスの被害総額を約40億ドル(約4250億円)と見積もった。

一方、ASEAN議長国シンガポールのリー・シェンロン(Lee Hsien Loong)首相は「いまだに200万人もの被災者が緊急支援を必要としている。サイクロン被害の復興に向けた非常に大きな課題を解決できるのは、国際社会による支援努力のみだ」と訴えた。

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2008/07/13

日本人医師は見た あえぐサイクロン被災地

5月初めにサイクロンに襲われたミャンマー(ビルマ)の被災地ではコメこそ確保できるようになったものの、心の傷を抱える多くの住民には満足な家も副食も生計の道もなく、展望の見えない状況が続く。復興格差も目立ち始めた。長期の救援活動に取り組む日本人医師に被災地の現状を聞いた。

最大都市ヤンゴンと被災地のイラワジ川河口のボガレイ間を中心に診療活動と食糧や薬品の配布を続けるNGOジャパンハートの大村和弘医師(28)が約1カ月ぶりに査証更新などのためにバンコクに来た機会に話を聞いた。

人々が道路に並んで物資を待つという状況はなくなり、食糧は現在、一応確保できている。だが被災後2カ月余、ふつうの住民が食べているのはコメと湿地に自生する空心菜だけ。救援物資の届きにくい地域では、塩水につかり、カビの生えた備蓄米しか口にできない住民が多い。

ほぼすべての家が倒壊したが、板を組み立てた簡素な造りのため支柱で支えて建て直した家が多い。雨を完全に防ぐ屋根は少なく、夜間の雨では寝ていられないという。

屋根をふくヤシの葉などを買うには3千円ほどが必要。だが田が冠水し小作人には仕事がないため、まかなえない。漁民もほとんどが舟や網を失い、漁ができない。

テレビに映った被災地には外国の援助機関から物資が殺到する半面、道が寸断されているなどの事情でほとんど手つかずの地域もあり、時間がたつにつれて差が広がる。

大村医師は、5月11日に現地入りした安井佑医師(28)や多数のミャンマー人のボランティアらと検問のない早朝にヤンゴンを出て被災地を訪問する。拠点は各地の寺。前日に知らせると住民が並んで診察を待っている。

重傷者を手術し、ヤンゴンの病院にも運んだ。各地の助産婦に薬を渡し、診療後の様子を観察してもらう。感染症の流行は今のところ起きていない。家族を失った被災者が多く、動悸(どうき)を訴えるなど心的外傷後ストレス障害(PTSD)とみられる症状も多い。

ぎりぎりの生活をしていた人たちを襲い、家や家族を奪った災害。被災者は借金や援助、お互いの助け合いで何とか生きている。大村医師らは住民に質問票を渡して家族ごとの状況把握に努めている。「将来を見通せない人ばかりだからこそ、状況にあわせた支援を進めたい」と話す。

(朝日 7/12)

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2008/07/09

地震が来たら、おれら死んでまうやん!

その通りです。その校舎(避難所候補?)はそういう危険があるところでです。せめて倒壊リスクの程度の公表だけでも早期に実現してほしい。

◇壁崩れ、教室にキノコ「地震で死んでまう」 大阪の中学

公立小中学校の耐震化率が全国最低水準の大阪府高石市で、校舎の老朽化が深刻化している。校舎の外壁ははがれ、雨漏りでキノコが生えた教室まで現れた。市は先月末、危険な建物については本格的な耐震診断を始めることにしたが、補強は早くても1年以上先。「地震が来たら、おれら死んでまうやん!」。生徒から怒りの声も上がり始めた。

今月2日の朝、市立高石中学校の校舎脇に、子どもの手のひらほどのモルタル片が落ちているのを教頭が見つけた。2階の相談室付近の外壁だった。市教委は外壁内の鉄筋がさびてモルタルが浮き上がったことが原因とみる。

「当たると危険なので、校舎の壁には近づかないように」。翌朝、各クラスの担任が生徒に注意を呼びかけると、「揺れてもないのに壊れるなんて」「地震があったら、おれら死んでまうやん」と騒然となったクラスも。生徒の一人は「もっとちゃんとしてくれ、と思った」と憤る。

同校では、昨秋にも壁のモルタル片が落下。一部は修繕したものの、むき出しのまま放置されている鉄筋が目立つ。

少なくとも数年前から雨漏りも続く。屋上の防水工事をしたが、今も最上階の3階の被服室と、その下の図書室で、天井や壁から水がしみ出す。被服室の壁の塗装ははがれかけ、コンクリートと木の継ぎ目からは親指大の白いキノコが何個も発生した。写真を見た森林総合研究所関西支所(京都市)は「サルノコシカケの仲間ではないか。屋内で生えるのは珍しい。木の内部が腐っているのだろう」と驚く。

老朽化は高石中学(完成1956~80年)だけに限らない。昨年、清高小学校(同67~69年)でも校舎入り口のひさしのモルタル片が落下。羽衣小学校(同70~79年)では体育館の石膏(せっこう)ボードが落ちた。

6月20日の文部科学省の発表では、高石市の小中学校の校舎耐震化率は7.3%(全国平均62.3%)で、全国の市の中で最も低い。

同市は堺泉北臨海工業地帯の一角にあり、高度経済成長期に人口が急増した。市内10校の小中学校の大半の校舎が81年以前の古い耐震基準で建てられており、一斉に老朽化している。昨年8月に学校施設の耐震化計画を策定したが、すべて完了するのは15年度の予定という。

対策が後手に回ってきたことについて市教委は「バブル後、工業地帯の固定資産税収入の落ち込みなどで財政が厳しく、抜本的な補強が出来ていない」と説明する。市役所内には「隣接する堺市との合併話が浮かんでは消え、本腰を入れる意識が薄かった」といった声もある。

保護者から「うちの校舎は大丈夫か」などと問い合わせが来るようになった。

四川大地震を受け、国が校舎の補強工事の国庫補助率を引き上げたことから、市は先月27日、市内の小中学校55棟のうち、清高小の校舎など特に危険な26棟について耐震診断をする補正予算7800万円を計上した。ただ補強は長期休業中しかできないため、早くとも来年の夏休みになるという。

(朝日 7/9)

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2008/07/07

震災を乗り切るサバイバルクッキング

[1]助かり方には三つの種類

[2]ポリ袋、ラップ、ホイルは必需品

[3]食器は新聞紙で作れる

[4]熱源はIHがおススメ

[5]缶詰、レトルト、乾物を常備しよう

[6]子どものために豆を備えよう

[7]歯ブラシでバイ菌を防げ

[8]自分の台所から防災を始めよう

[9]避難所には頼れない

(日経SAFETY JAPAN 7/3)

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活断層をランク付け、29か所が「いつ動いてもおかしくない」

Katsudansou
政府の地震調査研究推進本部は、主要な活断層(110か所)を地震が起きる切迫度に応じてランク付けする新指標を導入する方針を固めた。

住民らの防災意識を高めるのが狙いで、糸魚川―静岡構造線断層帯など29か所が最高ランクの「いつ動いてもおかしくない活断層」に位置づけられる見通し。2009年版地震動予測地図に発生確率とともに盛り込まれる。

活断層での地震発生確率は、過去の地震の平均活動間隔などをもとに計算される。間隔が数千年~数万年と大きいため、確率値は海溝型の地震に比べ、低く算出されがちで、最高でも首都直下地震を起こす神縄・国府津―松田断層帯(神奈川・静岡県)の16%。専門家らから「住民に無用な安心感を与える」という指摘が出ていた。

新指標は、平均活動間隔を過ぎても地震が起きていない活断層を最高ランクとし、活動間隔に迫るものを最高に準じると位置づける方針。

(読売 7/7)

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2008/06/23

耐震化:小中学校1万棟が倒壊危険…震度6で 公立校調査

全国の公立小中学校施設の耐震化率が62.3%(4月1日現在)にとどまることが20日、文部科学省の調査で分かった。全体の4割近い4万7949棟は、大地震で倒壊の恐れがあるのに補強をしていないか、耐震診断すら未実施。このうち、文科省の推計で「震度6強で倒壊する危険性が高い」施設は1万656棟に上る。中国・四川大地震で学校施設の倒壊が相次いだこともあり、文科省は「(耐震化進展の)ペースが予想より遅い」と危機感を示し、地方自治体への働きかけを強める。

調査は公立小中高校と特別支援学校、幼稚園を対象に実施。小中学校施設(12万7164棟)のうち、耐震性が確保されている施設は7万9215棟で、耐震化率は前年度比3.7ポイントの増。1位の神奈川県(90.4%)から最下位の長崎県(39.0%)まで、都道府県間の格差が大きい。

耐震診断の結果、震度6強以上で倒壊の危険性が高いとされる「Is値(建物の耐震性を示す指標)0.3未満」の施設が4173棟(前年度比155棟減)あった。さらに、簡易診断だけ実施した施設や未診断施設について、既に診断を終えた施設で問題が見つかった割合などから、危険性が高い施設数を推計して加えると1万656棟に達した。

耐震性に問題がある可能性のある81年以前の旧耐震基準下で建てた7万8319棟について、耐震診断の実施率は93.8%と前年度比4.4ポイント増だが、未実施施設が4840棟も残る。学校ごとの耐震診断結果を公表している学校設置者(市町村など)は1895のうち981にとどまった。

他の施設の耐震化率は▽高校64.4%▽特別支援学校80.5%▽幼稚園57.8%。

渡海紀三朗文科相は「日本のどこでいつ大地震が起きてもおかしくない。現状では子どもたちが大変心配だ」と話した。

四川大地震を機に、今月18日、改正地震防災対策特別措置法が施行された。倒壊の危険性が高い学校施設の補強・改築工事への国庫補助率が引き上げられ、自治体に耐震診断の実施と結果公表が義務づけられた。交付税措置も拡充され、補強工事を行う自治体の負担率は31%から13%に減る。

(毎日 6/20)

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2008/06/17

中国南部の洪水で死者増加、豪雨続く予報で被害拡大の恐れ

北京――中国南部を襲った洪水による死者は、17日に169人に増えた。政府は今後10日間豪雨が続き被害がさらに拡大する恐れがあるとして、警戒を呼び掛けている。中国中央テレビは犠牲者、行方不明者含め少なくとも200人と報じた。

新華社通信などによると、洪水の被災者は約3850万人に達している。経済損失は15億ドル(約1620億円)にのぼっている。

黄河流域の各地では新たな水位上昇と洪水発生が予想され、救助活動の足かせとなる可能性が浮上している。被害が最も深刻な9省の1つである四川省には、先月12日の大地震のつめ跡も依然残っている。

洪水で倒壊した家屋は6万7000棟、被害を受けた家屋は14万棟。新華社によると、農地の被害は約1万平方キロに及んでいる。

AP通信は、広東省の珠江デルタ地帯の洪水被害がここ50年で最悪となり、西江流域で道路や家屋が浸水していると伝えた。

(CNN 6/17)

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2008/06/16

中国で豪雨、死者・行方不明者は計65人

【6月15日 AFP】中国南部および東部を襲った豪雨で、15日までの死者・行方不明者は計65人となり、100万人以上が避難生活を送っている。国営新華社(Xinhua)通信が15日報じた。

気象当局によると南部では今後さらに数日間にわたって雨が続くことが予想され、河川の水量が増加している江西(Jiangxi)と広東(Guangdong)各省、広西(Guangxi)チワン族自治区では警戒を呼びかけている。

新華社通信によると、民政部や各省庁の報告ではこの1週間で9つの省で少なくとも57人が死亡、8人が行方不明となっている。

最も被害の大きい地域では127万人以上が避難したほか、農地が広範にわたって水没するなど被害総額はすでに100億元(約1500億円)に上るとみられる。

この豪雨の影響を受けたのは約1800万人とみられ、住宅14万1000棟が一部損壊あるいは全壊した。

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2008/06/09

G8「世界は原子力時代に突入」、原油高や地球温暖化が背景に

【6月9日 AFP】主要8か国(G8)に中国、インド、韓国を加えた11か国のエネルギー相は、8日採択した「青森宣言」で、原油価格の高騰や地球温暖化の懸念が高まるなか世界は新たな原子力の時代に突入したとの見方を打ち出した。

青森宣言は、多くの国が原子力発電の推進に関心を示している点に言及した。

英国のジョン・ハットン(John Hutton)民間企業・規制改革担当相は、「世界は新たな原子力の時代に向かっている」と述べるとともに、原発は温暖化の原因である二酸化炭素をほとんど排出せず、安定的なエネルギー供給を実現する「世界にとって好ましいもの」だとの認識を示した。

原油価格が2003年水準の5倍に急騰している現状で、米、カナダ、イタリアの3か国は原発建設の再開を決めている。カナダのギャリー・ルン(Gary Lunn)天然資源相は、原発は「今後、非常に重要な役割を担う」との見通しを示した。

ただ、ドイツだけはこうした動きに距離を置いており、2000年に当時の与党、緑の党(Green party)が掲げた公約に従ってすべての原発を閉鎖する方針を示している。

◇10分でわかる原発震災のお話

◇放射能で首都圏消滅

◇シミュレーション「放射能は首都圏を直撃する!」

◇日本の原発と地震

◇東海地震と浜岡原発

◇原発震災と緊急避難

~石橋教授、茂木名誉教授の警告~ 日本地震学界の権威が怒りの告発!

■「迫り来る大地震活動期は未曾有の国難である」

■「浜岡原発は即刻停止せよ」-元地震予知連会長が怒りの告発

◇原発震災が起こったら・避難の手引き

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2008/05/24

大地震発生したら「浜岡原発」は大丈夫か?

◇がれきの下に放射性物質15個、中国当局が会見

中国の環境保護省当局者は23日、北京で記者会見し、四川大地震の被災地で22日正午までに、危険性のある放射性物質が50個発見され、このうち35個を回収したことを明らかにした。

残りの15個については位置を特定できたが、建物のがれきの下に埋まるなどしており、現在回収不能という。当局者は「放射能漏れ事故は起きていない」としたが、放射性物質の種類や扱っていた施設の場所などについて、今回の発表でも一切明らかにしなかった。

これまで新華社通信は「がれきの下に埋もれた放射性物質32個のうち30個を回収した」と報じていた。

また、当局者は、工場倒壊により、四川省什(ジュウ)ホウ市でアンモニアが漏れたり、綿竹市の工場でリンが燃焼したりする化学物質漏洩(ろうえい)絡みの事故が4件発生していたことを明らかにした。(ホウは「方」におおざと)

ただ、「周辺の水質や大気に悪影響はない」としている。什ホウ市では、硫酸やアンモニアなどから化学肥料を生産する工場が被災、周辺住民が一時避難していた。

環境保護省は、今後、環境汚染事故が起きる可能性のある30か所余りを追跡調査し、事故を未然に防ぐよう四川省当局に命じた。省当局が化学企業など1万社以上の企業を徹底調査した結果、76%の企業が操業停止状態に陥っていることがわかったという。

一方、中国政府は23日、四川大地震の死者が前日の発表より約4600人増えて計5万5740人に、負傷者が29万2481人に達したと発表した。行方不明者は2万4960人という。

◇10分でわかる原発震災のお話

◇放射能で首都圏消滅

◇シミュレーション「放射能は首都圏を直撃する!」

◇日本の原発と地震

◇東海地震と浜岡原発

◇原発震災と緊急避難

~石橋教授、茂木名誉教授の警告~ 日本地震学界の権威が怒りの告発!

■「迫り来る大地震活動期は未曾有の国難である」

■「浜岡原発は即刻停止せよ」-元地震予知連会長が怒りの告発

◇原発震災が起こったら・避難の手引き

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2008/05/21

東京・危険な街ランキング ~ 地震火災編

日経BP SAFETY JAPAN 建築&住宅ジャーナリスト 細野 透氏のコラム

◆地震火災危険度ランキングのワースト10

◆高危険度地域は3カ所に分布

◆ワースト1~3位地区を「空」から観察

◆出火6時間後には周辺地区に延焼

◆全焼棟数ランキングを見る

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2008/05/18

食糧不足で幼児数千人が数週間内に餓死の恐れ、サイクロン禍

ヤンゴン――ミャンマー(ビルマ)南部を直撃した大型サイクロンの被害で、国際的な非政府組織(NGO)の「セーブ・ザ・チルドレン」は18日、被災地への迅速な食糧の搬送がなければ、今後2─3週間内に数千人規模の幼児が餓死する恐れがあると警告した。AP通信が報じた。

同NGOによると、被災地の子供多数が極度の栄養失調状態に陥っており、「死亡まであと、数日間の段階にいる」と述べた。現地調査の結論としている。激甚の被災地、イラワジ川流域では5歳以下の幼児約3万人がサイクロン襲来前に既に深刻な栄養失調にあったと指摘。

この人数のうち、食糧不足で数千人が生死の瀬戸際に直面していると主張した。

軍事政権は16日夜、被害者総数が7万7738人に増えたと発表。これまでの公式数字のほぼ倍増となった。行方不明者も約2倍の5万5917人と上方修正した。悪天候などで被害全容がこれまで解明出来なかったヤンゴン、エヤワディの両管区の全体の被災状況がほぼ判明したのが原因としている。

救援活動が今後、さらに進めば死亡者、行方不明者は一層膨れる恐れがある。また、飢餓や伝染病流行などの犠牲者の発生も懸念されている。死亡数については国際赤十字は最大で12万8千人、国連は10万人以上と推定、軍政の数字と依然かけ離れている。国連などは軍政の統計の手法への疑義も示している。赤十字は被災者160万人─250万人が絶望的な状況に追い込まれており、緊急に食糧、飲料水や避難施設が必要と訴えている。

国連は17日、ミャンマーに運ばれた国際社会の支援物資を入手した被災者はこれまで50万人と発表した。被害の救援活動で軍政は、海外からの支援物資は概ね受け入れるものの、一部近隣諸国を除き、援助要員の入国は厳しく規制、国際社会の反発を招いている。救援活動が遅れることで「二次災害」が発生、犠牲者がさらに増えるとの懸念も強い。

国連はまた、軍政が援助組織による通信機器の輸入を規制し、円滑な救援活動の実施を妨げているとも批判した。

(CNN 5/18)

◆ミャンマー、水田地帯がサイクロンで破壊 絶望的状況に拍車

【5月18日 AFP】ミャンマーでは既にコメの田植えの時期に入っているが、大型サイクロン「ナルギス(Nargis)」の直撃から2週間が経った今も、被災者らはその日の食糧や仮宿を確保するのに精一杯だ。

農作地帯のミャンマー南部では、サイクロンの直撃によって、水田は破壊され、耕作用の水牛は洪水でおぼれ死に、蓄えていた穀物や種子は台無しになった。

差し迫った問題の中でも深刻なのは、大規模な食糧不足を食い止めるために不可欠な来期のコメの収穫だ。サイクロンで最も大きな被害を受けたのは、貧困なミャンマーを支える米作地帯のイラワジデルタ(Irrawaddy Delta)地方だった。

国連(UN)は18日、サイクロン被害に関する内部レポートで、「農業生産への広範囲な被害は、11月の収穫の損失につながる危険性がある」として、植え付けを7週間以内に実施する必要があると警告した。

国連の食糧機関によると、ヤンゴン(Yangon)郊外やデルタ地方など、サイクロンの被害を受けた地域では、水田の2割以上が破壊された。収穫を得るために不可欠な堤防やかんがい施設は、いたるところで修復作業が必要となっている。しかも、悲しみに暮れ、家も失い、食糧不足のために衰弱した人々がそれに取り組まなければならない。

バンコクの国連食糧農業機関(United Nations Food and Agriculture Organisation、FAO)のDiderik de Vleeschauwer広報官は「期限は差し迫っている。時間との闘いだ。40-50日以内にイネの種子が届かなければ、今年の収穫期に向けた田植えを行うことはできない」と話した。

FAOによると、ミャンマー政府高官は、種子や肥料の購入と農地の修復に2億4300万ドル(約253億円)が必要で、家畜の購入や治療にさらに2000万ドル(約21億円)が必要だと述べた。

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2008/05/15

他人事ではない「四川大地震」

世界で最も地震リスクが高い都市は東京である。他人事としてTVを見ているだけの日本人はやがて死者・行方不明者などの被災者になる可能性が高い。

◆底つく食料、焦る住民・四川大地震、救援トラック素通り

1000万人を超す被災者を出した中国・四川大地震。発生4日目となる15日も、四川省アバ・チベット族チャン族自治州の被災地で救援部隊による懸命な救助活動が続いた。しかし、震源地から約100キロの北川県郊外では部隊のトラックが次々と素通り。救いの手も物資も届かない住民らにいら立ちと焦りが募る。「せめて子供たちにおかゆを」。置き去りにされた山あいの集落で人々は悲鳴を上げた。

四川省北部の都市、綿陽市から北川県中心部をつなぐ急こう配の山間道路を人民解放軍のトラックが駆け抜ける。路上の至る所に大きな岩が横たわり、川では落下した中型トラックが流されている。「中心部まであと十数キロの所で橋が倒壊したので武装警察部隊は歩いて現地に入った」。軍の運転手が説明する。

(日経 5/15)

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2008/05/13

妻子は食料は…生き埋め多数、雨が追い討ち 四川大地震

まるで野戦病院のようだ。四川省成都から北へ約100キロ。多数の犠牲者が出ている綿陽市の綿陽中心病院には、12日夜からひっきりなしにけが人が運びこまれていた。もともと入院していた患者は中庭に張られた仮設テントに移され、新たに運びこまれた地震の被害者は、病院の1階ロビーの床の上に次々と横たえられた。

頭部にけがをした子どもを乗せた救急車が到着した。看護師は床に布団代わりの段ボールを敷き、その上に子どもを寝かせる。さび付いた酸素ボンベのタンクを横におき、点滴を始めた。そばには全身を強く打ち、意識のない患者もいる。床には血のりが付き、ロビーを見渡しただけで、がれきの下敷きになったというけが人が150人以上横たわっている。ボランティアも参加して、患者の世話をしていた。

甚大な被害が出ている北川県から運ばれた公務員の男性(41)は「会議をしているところを地震が襲い、6階建ての建物が全壊した。がれきを手でかき分けて、外に出た。妻の行方が今も分からない」と話した。

綿陽市は全域が停電している。道ばたに布団を敷いて寝ていた女性は「家は真っ暗で水も出ない。店も閉まっていて食べ物も買えない」。まだ余震が来ると思うと怖くて、家に帰れないという。

同様に道ばたに横たわり、家族8人で夜を明かした男性は「家は崩れる可能性があり、危ないので外に居るよう市の職員に言われた」と話した。

◆「早く食料と水を」街にあふれる人

四川省都江堰市に13日未明、入った。成都市中心部から約60キロ。あちこちで建物の倒壊が相次ぎ、そのがれきの下に自動車が埋もれ、激しい揺れに襲われた跡が残っている。

都江堰市中医病院では、6階建ての病棟が倒壊した。医師や患者ら200~300人が生き埋めになっているとみられるため、13日早朝から本格的な救助活動が始まった。がれきの中から担架で人が運び出されてくるたびに、待ち構える家族らが集まり、身内かどうか確認している。近くの路上には青いシートをかけられた遺体が放置されたままになっていた。

商店街では、全壊した5、6階建てのビルがある。道路の両側にはたくさんの救急車やパトカーが集まっていた。近くの小学校では、校舎が倒壊し多くの児童が下敷きになっているという。

市民の多くは余震を恐れ、雨が降る中でも街頭に出て一夜を明かした。未明から雨が強まり、肌寒く感じる。空き地などに設けられたテントや傘で雨を避けた。

電器店経営の陳暢基さん(64)は「店の商品は地震でめちゃくちゃになった。これからどうやって生活していけばいいのか。電気が止まり、水道や電話も使えない。食料と水を早く支援してほしい」と訴えた。

テントで雨宿りしていた女性は「9歳の子どもが学校に行ったまま連絡が取れない。どこかに避難していてくれればいいけれど」と不安そうに話した。

午前7時過ぎから、バス停に向かって歩く人で街頭はあふれかえっている。車も渋滞している。食べ物がないため、街の外に出ようとしているという。ある女性は「みんな行くから、私も行く。バスが走っているかどうかは分からない」と話した。

新華社通信によると、四川省気象台は現地では14日まで雷雨や降雨が続くと見ている。

(朝日 5/13)

日経BP 建築&住宅ジャーナリスト 細野 透氏のコラム

◇中国地震の「生徒生き埋め」は日本でも起こる

◇公立小中学校の35%が「耐震性なし」

◇姉歯物件並み小中高が1万1659棟

◇耐震先進国の情けない現状

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中国地震:四川省でM7.8 死者5千人、負傷1万人超

12日午後2時28分(日本時間同3時28分)、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州ブン川(ぶんせん、ブン=さんずいに文)県付近を震源とする大規模な地震が起きた。同省地震局によると、地震の規模はマグニチュード(M)7・8。新華社電によるとブン川県の東隣、同省北川県だけで死者が3000~5000人、負傷者が1万人を超している。震源地のブン川県を合わせれば死傷者はさらに増える可能性もある。

北京の日本大使館によると、地震による日本人の被害は確認されていない。

主な被害状況は、同省の都江堰市の聚源中学校で900人が生き埋めになり、50人余りが死亡▽同省の北隣の甘粛省で10人が死亡▽四川省の東隣の重慶市郊外の小学校2校が倒壊し児童5人が死亡、100人以上が負傷▽四川省綿陽市で給水塔が倒れ、1人が死亡-など。

米地質調査所(USGS)によると、震源は成都の西北西約90キロで、震源の深さは約10キロ。一帯で余震とみられるM6~5の余震が断続的に続いている。

中国中央テレビによると、震源に近いブン川県周辺では多くの家屋が倒壊しており、多数の死傷者が出ている模様だ。また、周辺の通信が遮断されている。四川省の南に隣接する雲南省でも建物が崩壊するなど被害は広範囲に及んでいる。

胡錦濤国家主席は全力で被災者を救援するよう指示、温家宝首相をトップとする「地震災害対策本部」を設置。温首相を被災地に向かわせた。成都軍区の部隊は状況を調査するため現場に急派された。成都や陝西省西安、貴州省貴陽など周辺空港は一時閉鎖された。

ブン川県は成都から北西へ約150キロで人口約11万8000人。中国少数民族チャン族が人口の3割、チベット族が2割弱。

AFP通信などによれば、北京、上海、香港、台北やバンコク、ハノイでも高層ビルを中心に揺れが感じられた。中国で一番高いビルの上海の金茂タワー(高さ420・5メートル、88階建て)に避難勧告が出された。

(毎日 5/12)

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国連機関、死者・不明32万人と推計 サイクロン被害

ミャンマー(ビルマ)を直撃したサイクロンで、国連人道問題調整事務所(OCHA)は11日、死者・行方不明者が計32万人に達する可能性があるとの推計を公表した。うち死者は最大約10万2千人、行方不明者は22万人という。

11日のミャンマー軍事政権の発表では死者も行方不明者も、それぞれ3万人前後にとどまっており、OCHAの推計とは大きく異なっている。

推計はサイクロン被害が集中したエヤワディ管区の55地区を中心とした現在の被害状況からコンピューターで計算したもの。家を失うなどの被災者は最大192万人と推計している。

OCHAバンコク事務所は「あくまでも最悪の可能性を予測した数字」としているが、現実となれば、70年に50万人といわれる死者を出したバングラデシュに続く最悪のサイクロン被害となる。

また、欧州連合(EU)のミシェル欧州委員(開発・人道援助担当)は13日にミャンマー入りする意向を12日、明らかにした。被害が激しかった地域に国際的な援助が届いていないと懸念されている現状をふまえ、対応策を軍事政権当局者と協議する。訪問に先駆け、EU加盟国の人道援助担当閣僚会議を緊急招集し、援助態勢の強化を申し合わせる。

(朝日 5/12)

◆支援物資の配給進むも、悲惨な状況改善されず ミャンマー

【5月12日 AFP】大型サイクロン「ナルギス(Nargis)」の直撃を受けたミャンマーで11日、緊急支援物資の配給が急ピッチで行われたが、空腹を抱えた数千人の被災者が食料と飲み水を求めて通りにあふれており、さらに多くの支援物資が必要だと専門家は訴えた。

ミャンマー軍事政権は10日、ナルギスの影響による死者は5000人増加の2万8458人、行方不明者は3万3416人と発表したが、外交筋はその数が10万人を超える可能性もあると警告している。国連(UN)は行方不明者数を22万人と発表しており、支援団体も、軍政が直ちに生存者の救済を集中的に行わなければ、その数はさらに増加する可能性もあると警告している。

軍政は、外国人が入国し支援活動を行うことを拒否しているが、南部の悲惨な被害状況にもかかわらず新憲法案の是非を問う国民投票を10日に強行したことからさらに非難を受けている。

中心都市ヤンゴン(Yangon)から最も被害の大きかった南部のデルタ地帯に向かったAFP記者によると、支援を求めて少なくとも約1万人が道路沿いに列を作っているが、飢えや渇きなどの問題を抱える人々の数は増す一方、到着する支援物資は宗教団体や支援者が配る米や麺類などわずかばかり。

また、現在も腐敗した遺体が水牛などの家畜の死がいとともに水路に漂っている。一方、子どもたちは汚染された水路から魚などをあさっている。

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2008/05/11

東京・どこが危険か? 建物倒壊ワーストランキング

日経BP SAFETY JAPAN 建築&住宅ジャーナリスト 細野 透氏(5/9)

◆東京・危険な街ランキング ~ 建物倒壊編

◆危険エリアは荒川・隅田川沿いに集中

◆ワースト1~3位地区を「空」から観察

◆23区ごとのワースト1位、ベスト1位

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被災者100万人が支援受けられず…ミャンマー

ミャンマーのサイクロン被害で、少なくとも100万人の被災者が全く支援を受けることのできない危機的な状態にあることが10日、分かった。国連人道問題調整事務所(OCHA)が明らかにした。

OCHAによると、サイクロンの直撃から1週間が過ぎたが、支援物資を手にすることができた被災者は50万人程度。OCHAバンコク事務所のスポークスマンは、「被災者は150万~200万に上ると推計しており、救援活動が非常に遅れている」と懸念を示した。一方、世界食糧計画(WFP)は、9日に搬送した食糧などの支援物資が、10日もミャンマーの軍事政権に差し押さえられたままの状態であることを明らかにし、「支援の努力を無駄にする行為」と非難した。

在ヤンゴン消息筋によると、最大被災地エヤワディ管区では、衛生状態の悪化で医療処置が必要な子供が増えつつあるなど、多くの被災者が生命の危機に瀕しているという。

(読売 5/10)

◆外国の救援物資に自らの名前記し配給、ミャンマー軍政首脳

ヤンゴン――ミャンマー(ビルマ)南部を直撃した大型サイクロンの被害で、AP通信は10日、軍政指導者が国際機関供与の救援物資に自らの名前を記して被災者に渡していると伝えた。軍政からの援助品としての印象を植え付ける狙いとみられる。

国営テレビは10日、軍政トップのタン・シュエ国家平和発展評議会議長を含む指導陣が救援物資の箱を被災者に手渡す画像を繰り返し放映したが、一つの箱の上に大文字で中将の名前が書かれているのが見付かった。「タイからの援助品」を示すラベルの上に記されていた。

ミャンマーの人権保護運動などに当たる英国の援助団体責任者によると、地方の軍司令官もアジア諸国からの支援物資に自らの名前を記入し、被災者に手渡しているという。ただ、物資を本当に必要としている被災者には行き届いていないとも語った。

国際機関や外国からの支援物資では、世界食糧計画(WFP)が9日、これまで運び入れた非常食など救援物資のすべてを陸軍が「押収」したと発表。軍政の報道官は「根拠のない非難」と反論している。

同報道官は、自力で遅滞なく被災地に配給するためWFPが供与した支援物資を政府が管理していると述べた。WFPは、「押収」された物資には高栄養のビスケット38トンなどの非常食が含まれる説明していた。物資の管理や被災地への搬送の権限で、WFPと軍政側の間の認識の食い違いが原因の可能性もある。

WFPは押収を受け、容認出来ない規制と反発し、軍政を批判。航空機による支援物資の搬送作業や被災地への輸送を全面中止すると発表していた。しかし、その後、救助物資の管理、配給の問題に関して軍政と協議を続けるとし、10日に予定していた航空機2機による物資の運び入れは実施すると発表した。

軍政との協議では、激甚の被災地の住民に確実に物資が届く手段の確保を求めていくとしている。

(CNN 5/10)

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2008/05/10

被災者は推定150万人と国連、ミャンマーのサイクロン禍

国連本部――ミャンマー(ビルマ)南部を襲った大型サイクロン被害で、国連緊急援助調整官室(OCHA)のジョン・ホームズ室長(事務次長)は8日、深刻な被害を受けた被災民は推定150万人に達し、彼らの状況は絶望の度合いを深めているとの危機感を示した。

国際社会の救援物資が速やかに被災地へ届かなければ、悲劇がさらに深まる恐れがあると強調した。国連関係の救援機では、世界食糧計画(WFP)の4機が8日にミャンマーに到着、ビスケットを含む非常食を届けている。

タイなどからの支援物資も到着しているが、ミャンマー軍政当局は外国救助隊の入国を拒否し、物資が被災者に十分行き渡る状況にはなっていない。交通網切断で孤立している被災地もある。

この中で、軍政は9日、救援活動に当たる外国のチームを受け入れる準備は出来ていないとの立場を強調した。物的支援は受け入れるが、人的支援は不必要との姿勢を改めて示したもの。

国営紙を通じて表明したもので、緊急支援物質を遅滞なく、自力で被災地に送る作業に最大限の努力を費やしているとも語っている。

◆軍政が被災者支援の援助物資をすべて「押収」、WFP発表

バンコク――ミャンマー(ビルマ)南部を今月3日に直撃した大型サイクロン被害で、被災地支援に当たる世界食糧計画(WFP)は9日、これまで運び入れた非常食など救援物資のすべてを同国陸軍が最大都市ヤンゴンで「押収」したことを明らかにした。

WFPの報道担当は、軍政当局の命令に従うほか選択肢がなく、物資搬送の作業は一切中止したと述べた。押収の狙いは不明としている。

WFPは8日、手配した初の航空機がミャンマーに到着、薬品の応急セットなどが届いていた。同日中に計4機が飛来し、国連機関が援助で派遣した航空機到着はサイクロン襲来以来、初めてとなっていた。国際赤十字の支援飛行機も9日に到着したとの情報がある。軍政当局が押収したWFPの支援物資は38トンに及ぶビスケットなどを含む。

サイクロン被害で、国連関係機関、国際社会は続々と支援を表明しているが、軍政当局は援助要員の入国査証の発給に消極的で、物的支援だけ要求する姿勢への批判も高まっている。ミャンマー駐在の米外交官は、サイクロンによる犠牲者は10万人以上、行方不明者は7万人とも推測している。

軍政が外国援助隊の入国に消極的な理由としては、欧米諸国によるミャンマーでの人権侵害非難への反発や10日に予定する新憲法制定の是非を問う国民投票の監視を警戒しているなどとの見方がある。

この中で、米国、フランス、イタリアなどでは被災者支援で援助物資を空中から投下する強硬案も浮上している。領空通過でミャンマー政府の許可が必要なことから、ゲーツ米国防長官は消極姿勢を示しているが、クシュネル仏外相は国連の承諾を得た場合は可能との見方を示している。

同外相は9日、援助物資約1500トンを積んだ海軍艦船がミャンマーへ向かっていることも明らかにした。5月15日までにミャンマーに到着予定としているが、軍政から入国の承認を得ているのかは不明だ。

◆子供の下痢増加、マラリア発生 ミャンマーのサイクロン被害

ミャンマー(ビルマ)南部を襲った大型サイクロンの被害で、最大都市ヤンゴンにある国連児童基金(UNICEF)事務所は8日、激甚被災地に住む子供の推定約2割が清潔な飲料水不足などが原因の下痢(げり)症状に襲われていると報告した。

飲料水の確保の見通しも暗く、状況はさらに悪化の恐れがあるとしている。

一方、世界保健機関(WHO)のニューデリー事務所は、サイクロンの直撃を受けたイラワジ川流域はマラリアの多発地域として知られ、今回の被害でマラリア感染の拡大が懸念されると述べた。被災地では既に、マラリアがまん延しているとの情報もあるが、患者の数は不明。

WHOでは蚊帳(かや)約1万個を被災地へ送った。WHOの現地スタッフは、サイクロン被害の全容解明に努めているが、道路遮断で近付けない被災地も多く、把握に難航している。

ミャンマーでは毎年、約3千人がマラリアで死亡しているという。WHOは2000年の調査で、同国の医療体制を世界で最悪レベルと形容している。病院はあるものの、貧困層の国民が大多数の中で、治療を受けることが出来ないのが実状と指摘していた。

(CNN 5/9)

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2008/05/08

ミャンマー、5000平方キロメートルが水面下に 国連発表

【5月8日 AFP】国連(UN)の緊急援助調整官室(Office for the Coordination of Humanitarian Affairs、OCHA)の報道官は8日、大型サイクロン「ナルギス(Nargis)」に襲われたミャンマーの地域では5000平方キロメートルが水に漬かり、100万人以上が緊急支援を必要としていると発表した。

最悪の被害を出した低地のエヤワディ(Ayeyawaddy)川デルタでは船の多くがサイクロンで破壊され、ボートが足りない状態が続いている。

米仏政府はすでに緊急物資を運ぶための船を準備し、ミャンマー軍事政権からの許可を待っているが、軍政は外部からの援助を拒む姿勢をみせている。一方、イタリア南部の空港には国連の航空機がヤンゴン(Yangon)に飛べるよう待機し、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)もミャンマーの国境付近に22トンの救援物資を準備しミャンマー政府の許可を待っている。

◆サイクロン直撃のミャンマー、浮かび上がる生存者の悲惨な状況

【5月8日 AFP】2日夜から3日にかけて大型サイクロン「Nargis」が直撃したミャンマーで7日、遺体が浮かぶ洪水の中を数日間も歩き、食料や飲料水を必死で求める生存者数千人の混乱した様子が浮かび上がった。サイクロンでの死者・行方不明者は6万人以上に上る。

最も被害の大きかった南部デルタ地帯のラブッタ(Labutta)に到着したAFPの記者によると、サイクロンで破壊され、至る所に遺体が転がる辺ぴなこの町には、食料も飲料水もほとんどない状態だという。

生存者の悲惨な状況が浮かび上がり、ある人は「人々は家族を失った。行く場所はなく、食べ物もない」と語り、別の人は「わたしたちは夜、寝ることができない。人々が夜中に叫び声を上げているからだ。たぶん、あれは村人たちの幽霊だろう」と話したという。

それでもまだ気力の残っていた人々は、避難場所や食料、飲料水、医薬品などを求め、腐敗して膨張した遺体が浮かぶ汚れた水をあさって数日を過ごした。

人々の話によると、地域一帯は木の先端を超える深さ6メートルの水に浸かったという。また、熱帯の暑さで無数の遺体が腐敗し始めている。

国連(UN)によると、ミャンマー軍事政権はサイクロン発生後5日経ってようやく緊急空輸を承認したという。軍政は国際社会から海外の支援団体を入国させるよう迫られている。
  
ローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI)も公に支援を求める中、支援物資が少しずつだが人々に届き始めている。

国連緊急援助調整官室(Office for the Coordination of Humanitarian Affairs、OCHA)によると、世界食糧計画(World Food Programme、WFP)がすでに最大都市ヤンゴン(Yangon)で食料支援を一部実施しているという。

また、2日間で2回目となるタイからの緊急輸送も同日到着し、支援団体が既にミャンマーに到着している支援物資を配給しているという。

中国国営新華社(Xinhua)通信は同日、緊急支援物資60トンを積んだ中国の航空機がヤンゴンに到着したと報じた。

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ミャンマー:路上に遺体が錯乱 サイクロン被害

路上で手をつないだまま息絶えた子供たちの遺体。泣きながら家族を捜す人々--。ミャンマーの反政府系インターネットサイト「民主ビルマの声」(DVB)は7日までに、サイクロンの直撃で壊滅的な被害を受けた、イラワジ川河口地域の生存者の証言を伝えた。遺体は茂みや小川など至る所に散らばり、回収作業も行われないまま、猛暑のなか異臭を放っているという。国営メディアは6日夜に死者2万2464人、行方不明約4万1000人と報じて以降、被害に関する新しい情報を伝えておらず、被災の全体像は依然として不明だ。

生存者がDVBに語ったところによると、嵐とともに高潮が村を襲った。倒れた木の下敷きで死亡した住民も多い。人に交じって家畜の死骸(しがい)が散らばり、生存者も家を失い、多数が路上で眠っている状態だという。 

サイクロンは「ナルギス」と命名された。国連人道問題調整事務所の担当官は7日、河口地域で「(千葉県とほぼ同じ面積の)5000平方キロメートルが水につかっている」と述べ、推計で約100万人が家を失い、救援を必要としていると明らかにした。

河口地域はイラワジ川の支流が複雑に入り組み、蛇行して流れるデルタ地帯だ。ミャンマー国内で井戸掘削などに取り組む非営利組織(NPO)「ブリッジ・エーシア・ジャパン」(BAJ、本部・東京都渋谷区)の束村康文さん(47)によると、もともと無人の地域だったが、約100年前、水田を開拓するために住民が移住した。降雨に頼る米作で、かんがい施設や防波堤はなく、潮の満ち引きで川の流れが変わる。

サイクロンの上陸はまれ。束村さんは「(サイクロンへの)備えがなかったのではないか」と推測する。

(毎日 5/7)

◆ミャンマーのサイクロン被害はマングローブ林の減少が一因、ASEAN事務局長

【5月7日 AFP】東南アジア諸国連合(Association of Southeast Asian Nations、ASEAN)のスリン・ピッスワン(Surin Pitsuwan)事務局長は6日、海と住宅地の間の緩衝地帯として機能していたマングローブ林の破壊が、ミャンマーを直撃したサイクロンで多くの死者が出た原因の一つであると述べた。

シンガポールの民間研究機関、S. Rajaratnam School of International Studiesが、気候変動、環境破壊、鳥インフルエンザなどの新しいかたちの脅威についての研究センターを開設するにあたって基調演説を行ったスリン事務局長は、「今回の甚大な被害は、人口の増加により、住宅地を上げ潮、高波、嵐から守る緩衝地帯となっていたマングローブ林が破壊されたためだ。いまや人間は自然の脅威に直接さらされている」と述べた。

ミャンマーの国営紙「ミャンマーの新しい灯」(New Light of Myanmar)は、死者の多くはサイクロンで壊滅したエヤワディ・デルタの中心地ボガレ(Bogalay)の町で出たと伝えた。

ASEANのアジア地域生物多様性保全センター(ASEAN Regional Centre for Biodiversity Conservation、ARCBC)のウェブサイトによれば、エヤワディ川は森林破壊と農耕地利用のため世界で最も沈泥が進んでいる川の1つだ。保全区域の周囲は農耕地に転用され、保全区域のマングローブも急速に消滅しつつある。ARCBCのウェブサイトには「1977年から1986年と同様のペースで破壊が進めば、マングローブ林のすべてが50年以内に消滅する」とした研究も紹介されている。

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2008/05/06

ミャンマー、サイクロンでの死者が1万5000人を超える

【5月5日 AFP】ミャンマーの国営テレビは5日、2日夜から3日にかけて同国を直撃した大型サイクロン「Nargis」による死者数が3969人になったと伝えた。これは、当初報じられていた死者数の約10倍。

また、2129人の行方不明者が公式に発表されており、死者数はさらに数千人増加する可能性もあるとしている。

エヤワディ(Ayeyawaddy)川デルタ地域のBogalayやLabuttaなどの村落部では、さらに数万人が死亡している可能性があると伝えた。

ヤンゴン(Yangon)市内では数千の建物が崩壊した。路上では木が根元からなぎ倒されて道をふさいでいるため、飲み水などの物資の配給に遅れが出ている。

◆ミャンマーのサイクロン被害、死者1万5000人に

【5月6日 AFP】(写真追加)2日夜から3日にかけて大型サイクロン「Nargis」が直撃したミャンマーで、国営紙「ミャンマーの新しい灯(New Light of Myanmar)」は6日、最新の被害状況として、サイクロンによる死者が1万5000人を超えたことを明らかにした。エヤワディ・デルタの中心にあるボガレ(Bogalay)だけで1万人の死者が出ているという。

ニャン・ウィン(Nyan Win)外相は5日夜、国営テレビでエヤワディ川流域と中心都市ヤンゴン(Yangon)を直撃したNargisによる死者数は、全国で1万人としていたが、新たに発表された死者数はこれを大きく上回るものとなった。

◆サイクロン直撃のミャンマー、衛生状態に懸念 国営メディア

【5月6日 AFP】2日夜から3日にかけて大型サイクロン「Nargis」が直撃し、1万人を超える死者が出ているミャンマーで、国営ラジオが6日、衛生に注意するよう被災者に呼びかけた。

Nargisは、ミャンマー南西部のエヤワディデルタ地方や中心都市ヤンゴン(Yangon)に大きな被害を与えた。人口600万人のヤンゴン市民の多くは、飲料水や電気が止まった状態で被災後4日目を迎えた。市内の通りにはゴミやがれきが積み重なっている。

国営ラジオは人びとに対し「煮沸した水を飲み、虫や動物を食品に近づけない」ようにして、自らの健康を守るよう求めた。また、新鮮な果物を食べ、清潔なトイレを使用し、ゴミはきちんと集め、蚊やヘビにも注意するよう訴えた。さらに健康上の問題があれば、すぐ病院に行くことを勧めている。

だが、2400万人の被災者の多くは、健康問題にまで手がまわらない状態だ。人口の多いデルタ地域は依然として冠水しており、道路が不通になっているうえボートも破壊されたことで交通は遮断されている。このため食料品などの輸送が困難になっており、前週末から価格が3倍になっているという。

また、同国で最も重要なヤンゴン総合病院(Yangon General Hospital)も被害を受け、特にがん病棟や心臓外科病棟が大きな被害を受けたという。ミャンマーの医療制度は、数十年にわたり軍政が不適切な管理をしてきたことから、サイクロン被災の前から劣悪な状態にあるといわれてきた。

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2008/04/27

チェルノブイリ原発事故から22年、追悼式典

【4月27日 AFP】チェルノブイリ(Chernobyl)原発事故から22年目の26日、ウクライナの首都キエフ(Kiev)で追悼式典が行われた。

式典にはビクトル・ユーシェンコ(Viktor Yushchenko)大統領はじめ閣僚を含め約100人が出席、慰霊碑に花を捧げろうそくをともして犠牲者を悼んだ。

事故現場から50キロにあるスラヴティッチ(Slavutich)町では、徹夜の集会が開かれた。

保健省は声明で「チェルノブイリの事故は世界的な大惨事となった。今も人々の健康や環境に影響を及ぼし続けている」と述べた。

1986年4月26日、チェルノブイリ原発4号機の原子炉が爆発し、当時ソ連領だったウクライナ、ベラルーシ、ロシアを中心に欧州のほぼ全域が放射能で汚染された。史上最悪の原発事故となった。またウクライナ政府の統計によるとこの事故処理に当たったウクライナやロシア、ベラルーシからの「解体業者」と呼ばれる作業員2万5000人以上が死亡した。2005年9月に発表された国連(UN)の統計では犠牲者は4000人とされているが、この数字については複数のNGO(非政府組織)から疑問の声が上がっている。

ウクライナだけで230万人が「後遺症に苦しんで」おり、事故当時子どもや若者だった約4400人が被ばく者に典型的な甲状腺がんの手術を受けている。

チェルノブイリ原発は2000年12月になってようやく完全閉鎖された。4号機からの放射能漏れを遮へいするための「石棺」と呼ばれるコンクリート製の建造物が老朽化したため、この10月にも全長200メートル、幅190メートルの鋼鉄製の新石棺が着工する。完成は2012年の予定。

◆ストップ浜岡原発

◆柏崎刈羽原発事故と原発震災シミュレーション

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2008/04/24

震度6弱以上の発生確率、東南海やサロベツ断層帯で上昇

政府の地震調査委員会は24日、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率を地域ごとに算出した地震動予測地図(2008年版)を公表した。

東南海地震やサロベツ断層帯(北海道)の地震などの発生確率が高まり、関東以西の太平洋沿岸や道北部で確率が上昇した。

昨年行った活断層の評価見直しを加味し、計算の基準日を今年1月1日に更新した。都道府県庁や北海道支庁の所在地別でみると、津市が63%(昨年比1・3ポイント増)、名古屋市が38・3%(同0・6ポイント増)、静岡市が87・1%(同0・2ポイント増)となった。北海道宗谷支庁も2・3%(同1・7ポイント増)に上がった。

全国各地の確率は防災科学技術研究所のホームページで見られる。

(2008年4月24日 読売)

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2008/04/12

災害やテロ時の事業継続計画、富士通が国際規格を取得

富士通は自然災害やテロなどが起きた際に企業活動を素早く復旧させる対策をまとめた「事業継続計画(BCP)」に関する国際規格を日本企業として初めて取得した。BCP策定を取引先に義務づける欧米企業が増えており、情報システム構築などの受注拡大につなげる考えだ。ソフトバンクやNECも同規格の取得に乗り出しており、産業界で同様の動きが広がりそうだ。

富士通が取得したのは英国規格協会が昨年末に新設した「BS25999」で、日本での企業向け情報システムの保守事業が対象。同協会が富士通の英国保守子会社、富士通サービス(ロンドン)も審査を終え、近く登録される見通しだ。

(日経 4/11)

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2008/04/02

防災会議予測、首都直下地震なら路上で200万人が満員電車状態

国の中央防災会議は2日、震度6強の首都直下地震が発生した直後の被災者の避難状況を予測した「帰宅行動シミュレーション」を初めて公表した。東京都内の路上に大量の帰宅困難者があふれ「満員電車並み」の状態となり、約200万人が3時間以上にわたり身動きが取れない混雑に巻き込まれるおそれがある。

予測通りならば、被災者の救急活動や物資の緊急輸送体制にも大きな影響が出る。政府は被災者の帰宅経路の確保、安否情報の早期伝達により被災者の帰宅時間を分散させる方法などの「帰宅困難者対策」を今年度中にまとめる考え。

(日経 4/2)

◆首都直下地震:3時間以上歩き帰宅201万人…調査会想定

中央防災会議の「首都直下地震避難対策等専門調査会」は2日、首都直下地震により交通機関が途絶え、徒歩で帰宅する人が大量に出ると、満員電車並みに混雑した道路を3時間以上歩く人が201万人に達するとのシミュレーションをまとめた。東京都心から横浜まで約15時間など、都心から歩く時間は通常の2~3倍かかる予測だ。路上で死傷者が出たり、緊急車両の通行に支障が出ることなどが懸念され、調査会は今年度中に対策をまとめる。

東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3の地震が平日の正午に発生したとの想定。会社員や主婦ら約200人に「(会社や買い物先から)すぐ徒歩で帰宅するか」など行動について聞いたアンケート結果を基に、被害状況も考慮して、東京、埼玉、千葉、神奈川の各都県と茨城県南部に住む人がどう行動するか分析した。

その結果、発生時に職場や学校、買い物先などに外出中なのは1397万人おり、うち1252万人が徒歩で帰宅を目指す。東京都心や火災発生地域を中心に混雑が激しく、1平方メートルに6人以上いる「満員電車状態」に3時間以上巻き込まれる人は201万人。東京23区内に滞在している人では約3割、都心3区(千代田、中央、港区)では約4割が満員電車状態に遭遇するとみられる。

帰宅の所要時間も大幅に増える。通常は約5時間で歩ける東京・丸の内から埼玉県和光市までは、火災などの影響で約15時間。うち約9時間は満員電車並みに混雑した道を歩く計算だ。また、横浜市までは通常の倍近い約15時間かかり、うち約6時間は満員電車並みの混雑という。

調査会座長の中林一樹・首都大学東京教授は「シミュレーションによって、どういう対策を取ると効果があるのか定量的に評価することが可能だ。今後、発生翌日や時差帰宅の推進などの対策を検討したい」と話している。

(毎日 4/2)

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2008/03/26

利根川決壊で死者3800人、孤立64万人…防災会議試算

政府・中央防災会議の専門調査会は25日、超大型台風の襲来などで利根川が決壊すると、洪水による死者が最悪3800人に達するとの試算を公表した。

政府による水害の死者想定は初めて。同会議は死者を減らすため、避難率を高める情報提供の方法を検討する。

利根川の堤防が決壊して被害が大きくなる6ケースについて死者数や孤立者数、浸水が続く時間を計算した。浸水前の避難率は住民アンケートなどを基に4割と設定した。

その結果、死者数が一番多かったのは茨城県古河市の左岸が決壊したケース。平屋・2階建ての住宅が多い同県南西部に水深5メートル以上の浸水地域が広がった。

孤立者が多いのは、埼玉県大利根町の右岸が決壊したケース。死者は東京都と埼玉県で1500人に上り、排水施設が動かなければ、決壊から2日後に孤立者は64万人に達する。全員が救助されるまでに2週間かかる見込みだ。

浸水時間が一番長いのもこのケースで、160万人の居住地域が決壊から1週間後も浸水したままとなる。排水施設がフル稼働すれば浸水範囲は狭まるが、排水がほぼ終わるまでに3週間かかるという。

2005年の米ハリケーン・カトリーナ被害など大水害が近年目立つため、中央防災会議は専門調査会を設け、首都機能に打撃を与える利根川と荒川の洪水について検討している。

(3月25日 読売新聞)

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2008/03/23

米12州で洪水、雪解けで被害拡大の危険

米ミシシッピ川(Mississippi River)流域で発生している洪水について米気象局(National Weather Service、NWS)は21日、米中部の豪雪が被害を拡大する可能性があると警告した。

ノースダコタ(North Dakota)州からミシガン州(Michigan)にかけての広い地域で春の吹雪が発生し、空の便が相次いで欠航。湿った雪は積雪25センチに及んだ。

米国では今週、春の雪解けが進むなか12州250市町村で洪水が発生したほか、暴風雨や洪水で少なくとも15人が死亡している。

気象局は、この冬の多量の積雪で洪水の危険が高まっていると指摘。とくに危険な地域として、ミシシッピ川流域、オハイオ川(Ohio River)流域、ミズーリ川(Missouri River)下流域、ペンシルベニア(Pennsylvania)州、ニュージャージー(New Jersey)州、ニューヨーク(New York)州、ニューイングランド(New England)地方全域、コロラド(Colorado)州とアイダホ(Idaho)州を含む西部の各地を上げた。

【3月22日 AFP】

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2008/03/18

災害発生を前提とした街作りが必要な時代に

◆温暖化で豪雨増え、今世紀末に河川の安全度は大幅に低下

地球温暖化による豪雨の増加で、河川の治水安全度は今世紀末には半分から4分の1程度にまで下がることが、国土交通省の試算でわかった。

堤防やダムの拡充だけでは対応できない恐れがあり、洪水を前提とした街づくりなど、発想の転換も必要になりそうだ。18日に開かれる同省の「気候変動に適応した治水対策検討小委員会」で報告される。

全国には、1級河川が109水系あり、100~200年に1度起こる激しい雨量を設定して治水の整備方針が作られている。しかし、温暖化の進行により2080~99年には、1日当たりの最大降水量が1979~98年に比べ、1~2割増えることが気象庁の研究で予測されている。同省はこのデータを使い、82水系の治水安全度を再計算した。

荒川(関東)や淀川(近畿)では、200年に1度と想定した雨量が120年に1度、木曽川(中部)では90年に1度になり、安全度が半分に下がった。また、150年に1度を想定した28水系では、北海道地域が平均51年、東北地域が同37年、九州が同95年に1度に下がった。100年に1度の雨を想定したグループでは30~66年に1度の頻度となった。

降水量の増加や豪雨の頻度は、気温上昇に伴って高くなるため、現在の整備のペースでは間に合わない恐れがある。

(読売 3/18)

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2008/02/24

中国の雪害 避難住民166万人

民政部の李立国副部長は23日、今回の雪害による被害者はこれまでに死者129人、行方不明者4人、避難住民166万人に及んだことを発表した。また、1千万ヘクタール以上の農作物が被害にあい、48万5千棟の家屋が崩壊して直接の経済的損失は1516億5千万元になった。

李副部長によると、大まかな統計で、国内外からの慈善事業への義捐金および支援物資は昨年合わせて309億元に達し、前年よりも大幅に増加した。(編集KA)

「人民網日本語版」2008年2月24日

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2008/01/19

世界の自然災害、損失は6兆6千億円

国連の国際防災戦略(ISDR、事務局・ジュネーブ)は18日、2007年の自然災害による経済損失が世界全体で625億ドル(約6兆6600億円)に上ったと発表した。

このうち、同年7月に発生した新潟県中越沖地震の被害額は125億ドル(約1兆3300億円)で最大規模だった。英国で6~7月に起きた水害は80億ドル(約8530億円)、同年10月の米カリフォルニア州の山火事は25億ドル(約2660億円)の経済損失をもたらしたという。

一方、自然災害のため同年に約1万6500人が死亡、約1億9700万人が被災したという。

(2008年1月19日 読売新聞)

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2008/01/11

首都直下地震「帰宅急がず待機を」 国・都が新対策

首都直下地震で都心に働く人や買い物客が一斉に避難を始めると、道路に人があふれて消防車や救急車が通れなくなり、火災などがさらに拡大――。こうした問題に対応するため、地震直後は避難者を帰さずデパートやビルに一時待機させる訓練が、25日、東京・新宿で行われる。国の中央防災会議でも「むやみに移動しない」ことの周知が課題にあがり、専門家は今回の訓練がモデルケースになるとみている。

東京都が一昨年つくった被害想定では、都内で平日正午に震度5強の地震が起きた場合、家に帰ろうとする滞留者は東京(19万8000人)、新宿(16万7000人)など都内八つの主なターミナル駅で計114万人。この人たちが徒歩での帰宅を急ぎ始めると、大混乱になると予想されている。

今回の訓練では、周辺の大学や専門学校生500人が滞留者役となる。午前9時半、伊勢丹新宿店では、バーゲンに並ぶ100人に店員がハンドマイクで「まだ動かないで」と待機を求める。その後、緊急車両用に確保される緊急輸送道路を避けて新宿御苑に連れていく。耐震化が進むビルでは管理人が外に出ないよう呼びかける。

主催するのは、駅周辺の40事業者と都、新宿区でつくる「新宿駅周辺滞留者対策訓練協議会」。これまでの訓練の想定は利用客を建物外に誘導するだけで、出た後の行動は利用者任せだった。新しい訓練が具体化したきっかけは昨年2月の東京マラソン。「スタート地点付近で3万人のランナーが8車線の道路を通るのに20分かかった。地震だったら恐ろしいことになる」と気づいたという。

被害状況によっては1泊から数泊といった待機もありうるため、今後様々な想定で訓練を重ねるという。

中林一樹・首都大学東京教授(都市防災計画学)は「家族の安否が確認できれば、火災現場を通って帰宅するよりもとどまる方が安全。今回の訓練は規模が大きく、全国でも先駆的な試み」と話している。

■食料・トイレの確保急務

中央防災会議の被害想定によると、首都圏でマグニチュード7クラスの地震が平日の昼間に発生した場合、約650万人の帰宅困難者が発生するとみている。

同会議は、「駅周辺や路上に膨大な滞留者が発生すれば応急対策の妨げとなる」として、対策を検討する専門調査会を設置。現在、帰宅困難者の行動を探るシミュレーションをまとめ、対策を出す予定だ。

95年の阪神大震災の後、首都圏などでは歩いて帰宅する訓練などもさかんに行われてきた。しかし中央防災会議は「むやみに移動を始めると道路も危険なうえ、混乱を招く」として、企業や学校に従業員や生徒を一時的に収容できるよう、食料やトイレなどの確保を求めている。

(朝日 1/11)

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2008/01/05

大地震で緊急輸送道路の3割の橋が倒壊の恐れ 1万5000カ所

災害時に必要な「緊急輸送道路」に架かる橋のうち、3割に当たる約1万5000本が、阪神大震災や新潟県中越地震クラスの大規模地震で損傷・倒壊し、車両が通行できなくなる可能性が高いことが、国土交通省の調べで分かった。一刻を争う災害対応の重大な支障となるため、国交省は2008年度から10年計画で耐震対策を進める。

国は災害直後から避難や救助、物資輸送などの支援活動に必要な国道など約9万キロを緊急輸送道路に指定している。この道路に約5万本の橋が架かっている。

橋の耐震性に関する設計基準は1980年に変更された。国交省によると、5万本のうち基準変更前に建設された橋約2000本で崩落・倒壊の恐れがある。また、変更後に建設された橋約1万3000本は損傷の恐れがあるという。

残りの約3万5000本は、95年1月の阪神大震災をきっかけに耐震補強するなど対策済みという。

国交省は、問題のある橋のうち都道府県庁や港湾施設、自衛隊駐屯地などの重要拠点を結ぶルートの橋約8000本の耐震対策を優先し、橋脚をコンクリートや鋼板で補強する。道路部分の対策も併せて行い、大きな地震が発生しても、1日以内に通行可能となるようにする。それ以外の橋についても、3日以内に通行可能となる程度まで強度を高める。

国交省国道・防災課は「災害復旧で道路の持つ役割は重要だ。地震の予測が難しい以上、早急に対策を進めたい」と話している。

(毎日新聞 - 01月05日)

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2007/12/12

EU 洪水リスク管理指令を施行

EU域内における洪水のリスク・悪影響を削減することを目的とした洪水リスク管理指令が、11月26日に施行された。この指令は、国境を越えた洪水リスク管理を要求するもので、透明性、市民参加を増すという重要な約束も盛り込まれている。
 
EU加盟国においては、洪水のリスクのある流域とそれに関連する沿岸域を特定し、洪水リスクマップおよびかかる地域の管理計画を策定することが求められる。

【欧州委員会環境総局】

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2007/12/07

バングラデシュ:サイクロン被害 土の堤防、学校守れず

砕け散った漁船が無残な姿をさらすベンガル湾の海岸線。水際から200メートルほどにあった、子どもたちの元気な声が響いたはずの小学校の校舎は完全に破壊され、コンクリートの柱や壁が無残にころがっていた。

村を高波から守るはずの高さ3メートルの堤防は、11月15日の超大型サイクロン「シドル」の直撃で延べ2キロにわたって決壊。海水は容赦なく流れ込み、すべてを押し流した。

堤防といっても、土を高く積み上げただけ。「もう少し堤防が頑丈だったら、これほどの被害にはならなかったはずだ」。妻を亡くした農業、バドラクンさん(45)は唇をかむ。住民は土の堤防の危険性を認識し、地方政府に「コンクリートで固めてほしい」と要望していた。だが、かなわぬまま今回の直撃を受け、村で64人が死亡した。

被災地で目に付くのは、日本に比べあまりにも脆弱(ぜいじゃく)な防災施設だ。バングラデシュの1人当たり国民総所得は470ドル(約5万1700円、05年)と、日本の約80分の1。だが命の重さは、バングラも日本も同じはずだ。

「移住するカネなどなく、ここに住み続けるしかない。だからどうか、強い堤防と避難シェルターを造ってほしい」。村人はそう訴えた。

毎日新聞 2007年12月7日

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2007/12/02

環境省が「全国の地盤沈下概況」を発表

環境省は、平成18年度に国及び地方公共団体が実施した水準測量等の結果を集約し、全国の地盤沈下地域の概況を取りまとめた。
 
この結果によると、4cm以上の地盤沈下が発生した地域数は1地域(平成17年度は0地域)で、沈下した面積は1km2(平成17年度は0km2)であった。2cm以上の地盤沈下が発生した地域数は5地域(平成17年度は7地域)で、沈下面積の合計は17km2(平成17年度は4km2)であった。なお、最大の地盤沈下量は新潟県南魚沼市における6.3cmであった。

◇平成18年度全国の地盤沈下地域の概況(詳細版)[PDF 4,639KB]

【環境省】

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2007/11/26

200万人の環境難民という現実

◇バングラデシュ サイクロン被害ルポ(写真)

◇バングラデシュ:ルポ サイクロン直撃地に入る

◇バングラデシュ:サイクロンの死者、3113人に

◇バングラデシュ:サイクロン被害 救援はいつ…

(毎日新聞)

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2007/11/17

バングラデシュのサイクロン被害、死者2千人の情報

バングラデシュ・ダッカ――バングラデシュ南東部の海岸を15日直撃したサイクロン(熱帯低気圧)被害で、地元の通信社は17日、被災地の犠牲者は2000人に達したと報じた。被災地に派遣した記者らの情報の集計結果としている。

事実なら過去約10年で最悪のサイクロン被害となる。

一方、災害対策・救援省当局者は17日午前、死亡者数をこれまでの242人から631人に上方修正した。その後、915人の遺体を確認したとさらに修正した。行方不明者も多く、さらに増える恐れがある。漁船約150隻の消息が分からない他、通信手段の断絶で被害概容がつかめない状況になっている。

停電はほぼ全土で発生している。強風などで家屋が軒並み崩壊した村落もある。南東部沿岸の地区の被害が特に甚大で、最大で家屋の6、7割が全壊した地区もある。南東部の沿岸地域の住民は約200万人。今回のサイクロンでは数千人規模が自宅など失い、住民65万人が避難している。

農産物や経済活動への被害も甚大だ。被災者は飲料水、食糧不足に直面している。同国軍、海軍はヘリコプター、艦船を被災地に派遣、生存者らの救出作業に当たっている。

同国の気象予報当局は、山間部にたまった雨が今後流出して河川をはんらんさせ、洪水被害が18日夜までにも悪化する可能性があるとも警告した。ただ、今後2日間の天候は風がない好天に恵まれ、救援作業に好影響すると述べた。

バングラデシュはサイクロンの直撃をたびたび受けており、1991年には少なくとも14万人が死亡。東パキスタン州と呼ばれていた1970年には約50万人が死亡する大災害が発生している。

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2007/11/16

サイクロンがバングラデシュ直撃、民家吹き飛ぶ 死者多数

(CNN) バングラデシュ南東部の海岸に15日、暴風雨をともなうサイクロンが襲来、被災地の地方行政当局などによると少なくとも500人が死亡、数千人規模が自宅を失った。AP通信は、住民65万人が避難したと伝えている。サイクロンはインド洋周辺などで発生する熱帯低気圧。

現地の国際赤十字スタッフは、被害情報は刻々と入っており、犠牲者はさらに増える恐れがあると述べた。南東部の沿岸地域の住民は約200万人としている。

CNNの調べでは、サイクロンは最大風速約67メートルの勢力で、現地時間の午後9時45分、インド国境付近に上陸した。樹木がなぎ倒され、民家が吹き飛ばされる猛威を示したという。自宅を捨て駆け込んだ避難所が倒壊する悲劇も起きた。

沿岸部ではボランティア要員らが太鼓などで住民らに警告し、避難を促していたが、サイクロンは海上で速度を上げたため、予想より早く上陸したという。

サイクロンはその後、勢力を弱めながら進み、16日には熱帯低気圧に変わった。通過地域は豪雨に見舞われ、低地での洪水が相次いだ。

地方当局などによると、犠牲者の大半は、倒壊した家屋や落下物の下敷きになったとみられる。同国に滞在する国際赤十字のスタッフがCNNに語ったところによると、多くの地域で電力供給や電話通信が途絶え、被害の全容を把握するのは極めて困難な状況だという。

バングラデシュは今年8月、インド、ネパールとともに、モンスーンによる大規模な水害に見舞われたばかり。

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2007/11/06

メキシコ洪水で孤立の被災者数千人 深刻な食料、水不足

メキシコ・ビジャエルモサ(AP) メキシコ南部タバスコ州などを襲った同国最悪規模の洪水で、被災地に取り残されている数千人の住民は、食料や水が底をつき、過酷な生活を強いられている。当局は、病人の救出や物資の支給を急いでいる。

同国社会開発省の推計によると、洪水で自宅が損害を受けた住民は40─50万人。4日には新たに2人の遺体が収容され、洪水との関連が確認されれば、死者は計10人に上ることになる。

現地で救援活動に当たるボランティア団体の女性によると、被災地では電気も水道も途切れ、孤立した住民らの間で食料をめぐる争いも起きている。タバスコ州の州都ビジャエルモサでは、一部の住民が商店に侵入して食料や生活用品を持ち出しており、警察によると、これまでに約50人が逮捕された。

一方、略奪を防ごうとあえて自宅にとどまっていた住民も、耐え切れずに避難を始めているようだ。妻とともに救援ボートに乗り込んだ男性(53)は、「家にいたいが、何もない状態では無理だ」と語った。また、ヘリコプターで救出された女性(47)は「食べ物なしで何日も過ごし、死んでしまうかと思った」と声を震わせた。

現地の水位は4日、わずかに下降したものの、ビジャエルモサでは市内の大半が浸水したまま。衛生当局によると、一部では目や皮膚、消化器、呼吸器などの感染症が報告されているが、今のところ伝染病流行などの兆候はみられないという。

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2007/11/03

全州の8割の地域で冠水、90万人に影響 メキシコ洪水

2007.11.03- CNN/AP

メキシコ・ビジャエルモサ――メキシコ南部タバスコ州などを襲っている同国最悪規模の洪水禍で、同州行政当局は2日、影響を受けている住民は総人口約200万人のうち90万人以上に達したと述べた。

同州では2日、雨が止み、晴れ間が久しぶりにのぞいたが、雨は今後も続くとの予報もある。

洪水の発生は同州の少なくとも8割の地域で報告されている。メキシコ湾に面した低地に位置するタバスコ州はエネルギー資源の豊富な州だが、洪水の影響で天然ガスのパイプラインの下の土が流されて管に亀裂が入り、ガスが漏出するなどの被害もでている。

州内では少なくとも1人の死亡が確認され、飲料水の供給や公共輸送機関サービスは全面的に中断している。タバスコ州の州都ビジャエルモサでは冠水が建物の2階まで及び、数万人規模の住民が救援を待っている。

洪水に襲われていない他地域へ避難する住民が続き、道路は混雑している。メキシコ政府はヘリコプター、ボートなどを動員、24時間の救援作業を強いられている。衛生当局はコレラなど伝染病の流行を警戒している。

同市内を流れる川の一部では堤防が決壊、土嚢を積んで被害を食い止める作業が懸命に続けられている。

◆ハザードマップ 東京都

◆荒川 浸水想定区域図

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2007/11/02

メキシコ南部で洪水、数十万人が避難

メキシコ市(CNN) メキシコ南部タバスコ州が数十年来で最悪の洪水に見舞われ、家屋の浸水による避難者は1日までに約70万人に上った。雨はさらに降り続く見通しとされ、州当局は警戒を強めている。

メキシコ湾に面した低地に位置するタバスコ州一帯では、4日間にわたって豪雨が続いている。同州のグラニエル知事がCNNに語ったところによると、州都ビジャエルモサでは1日、市を取り囲むように流れるグリジャルバ川が危険水位を2メートル超えて堤防が決壊し、市内の80%が浸水した。州機関の職員らも避難している。

避難できずに屋根の上などに取り残された住民も30万人前後いるとみられ、洪水による死者1人が報告されている。

カルデロン大統領は10月31日に現地を視察し、被災者への全面的支援を約束した。また、NGO(非政府組織)などが全国に、救援募金などへの協力を呼び掛けている。

◆ハザードマップ 東京都

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2007/10/31

洪水で東京が水没するリスク

◇荒川氾濫、新橋・銀座・丸の内が浸水する

◇500年、1000年に1回の洪水を想定

◇被害が大きくなる6ケース

◇標高が低い大手町~新橋

(日経BP 10/31)

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2007/10/24

荒川の堤防もし決壊したら、最大240万人浸水被害

Arakawashinsui
国の中央防災会議は23日、東京都や埼玉県を流れる荒川が洪水ではんらんした場合の浸水想定をまとめた。埼玉県内で起きる洪水の場合、最大で首都圏の91万世帯、240万人が浸水区域に。より下流の東京都内で起きる洪水では、丸の内や銀座などの都心部が1―2メートル程度浸水する可能性がある。同会議では、この浸水区域をもとに今年度中に死者数、経済被害額などの被害想定を集計、2008年度内をメドに水害対策をまとめる。

(日経 10/24)

◆ハザードマップ 東京都

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2007/10/20

新型原発ふげん 耐震強度は基準の6割以下も

日本原子力研究開発機構は19日、新型転換炉ふげん(福井県敦賀市)の建屋の壁12カ所のうち3カ所の耐震強度が設計基準を下回っていたと発表した。強度が基準の6割以下の部分もあったが、原子力機構は「建物全体の耐震安全性には問題はない」と説明している。

問題の建物は、中央操作室やポンプ、タンクなどが入っている原子炉補助建屋。12の壁から計36本のコンクリート試験片を採取したところ、10本が基準以下だった。壁ごとの平均値では、三つの壁で基準を下回った。

中でも、原子炉計器修理室の壁では、耐震診断基準値の58%ほどしか強度がなかった。ただ、原子力機構は、地震で建物が倒壊しないことを確認したという。

基準を下回った理由について原子力機構は「施工不良も考えられる」という。経済産業省原子力安全・保安院は「強度を下回るのは通常は考えられない」として、12月までに詳しい解析結果を報告するよう求めた。

ふげんは03年に運転を終え、廃炉の準備中。昨年度の調査で設計基準を下回る壁があったが、調査そのものに不備があった可能性もあるとして、別の調査機関に再調査を依頼していた。

(朝日 10/19)

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2007/10/06

スーパーストームの真実

NHKで10/1に放映されたドキュメンタリー番組の第3回。製作はイギリスBBC。

地球温暖化に伴いハリケーンがより強力になり、進路にも影響が出るとNYがニューオーリンズのような壊滅的な打撃を受ける可能性が現実的なものになるというもの。

20フィート以上の深さに水没するエリアがあるというシミュレーション結果も衝撃的であるが、猛烈な暴風によって高層ビルの窓ガラスが割れて中の人が吹っ飛ぶ映像もなかなかインパクトが大きかった。

スーパーストームの脅威はNYだけではなく低地にある都市すべてにある。東京も最もリスクの高い都市のひとつといえる。臨海エリアや河川近くの低地、その他ゼロメートル地帯に居住する人々は、カトリーナによってニューオーリンズがどのようになったかを直視した方が賢明だろう。

災害発生時に最も頼られる(要求される)のは行政であるが、もともと確度が高いものに対してしか対応ができず、予算が限られているのであるから、当然ながら行政としてできることも限られる。どれだけのことができるではなくて、できる範囲で努力するとしか言いようがないし、現実にそれだけしかできないのである。

行政担当者の立場を本音ベースで代弁するならば、「災害によって生命や安全が危機にさらされる膨大な数の人のうち、救う対象をごく一部の人に限定する、それ以外の人を救うことを放棄することによって、財政支出を予算内に抑える」ということではないかと思う。

リスクを知り、それに備えないものは、生命や財産を失ってもしかたがない。環境への適応も生き延びるための努力もすべて自己責任である。

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2007/10/03

首都直下震度6強なら半年後も64万人避難所に・防災会議試算

震度6強クラスの首都直下地震が発生した場合、発生から半年が経過しても東京、千葉、埼玉、神奈川の各都県で約27万世帯、約64万人が避難所生活を余儀なくされることが2日、国の中央防災会議の試算で分かった。阪神大震災発生半年後の避難者数(約1万7500人)の約36倍に相当する。

内閣府は「仮設住宅や応急修理した住宅だけでは足らず、各自治体と相談して民間住宅を確保しなければ」と危機感を強めている。

(日経 10/3)

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2007/09/28

阪神大震災の揺れ実験でビル倒壊、防災科学技術研で初

独立行政法人・防災科学技術研究所は27日、世界最大の震動台がある兵庫県三木市の「実大三次元震動破壊実験施設」(E―ディフェンス)で、鉄骨建物を阪神大震災と同じ震度7で揺らす実験を行った。建築基準法を満たした建物だったが、揺れに耐えきれず壊れた。同施設でビル建物が壊れたのは初めて。

実験では、4階建て(高さ約14メートル)の建物を震動台の上に載せて揺らした。揺れ始めから約10秒後に1階の柱全6本が折れ、1階部分が横に傾いた。

建物は建築基準法に定められた条件をぎりぎり満たしていた。担当の松岡祐一研究員は「阪神大震災級の地震はどこで起きてもおかしくない。建物を建てる際には、揺れによる負荷が建物の1か所に集中しない工夫なども必要と確認できた」と語った。

(読売 9/27)

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2007/09/24

アフリカ洪水:17カ国で200人死亡、65万人が家失う

国連人道問題調整事務所(OCHA)は18日、アフリカ西部から東部にかけての大雨による洪水でガーナやウガンダなど17カ国で200人が死亡、65万人が家を失い、100万人以上が被災したことを明らかにした。国連災害評価調整チームが被害の大きなガーナで実態調査を始めた。ガーナでは20人が死亡、26万人が被災しているという。

(毎日 9/19)

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2007/09/21

中国 台風で800万人が被災

中国気象局によると、熱帯低気圧のWIPHAが19日18時に安徽省に上陸し、20日朝には、北東方向へ向かい江蘇省に上陸、明日午前には黄海上空に進むと予測されている。

地方の民政部門の報告によると、19日18時までに、浙江省、福建省、上海市、江蘇省などでは、268.8万人を緊急に避難させ、5人が死亡、3人が行方不明。崩壊した家屋は約9600軒、損害を受けた家屋は4.2万軒で、被災による直接的経済損失は66.2億元。

現在、WIPHAは弱まり、1時間20キロのスピードで北西やや西方向に移動し、浙江省温州、麗水、金華、紹興などを通過して北上する見込みである。

9月19日、上海気象台の最新情報によると、強い台風WIPHAは引き続き上海に接近しており、上海の西から北上し、上海に最も近づいた時、その距離は100キロしかないと見られる。現在、上海市の関係方面は全力を挙げて台風対策に取り組んでいる。

(チャイナネット 9/20)

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中越沖地震 原発耐震基準の7倍超も

◇原発耐震:中越沖地震の揺れ、51施設中50で想定上回る

原発などを持つ国内12社は20日、新潟県中越沖地震に見舞われた東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)と同様の揺れが各原発などを襲った場合、原子炉などの重要機器が耐えられるかを試算し、経済産業省原子力安全・保安院に提出した。試算した51施設中50施設で、柏崎刈羽の揺れが建設時に想定した揺れを上回った。いずれも設計上の余裕の範囲で、重要機器は壊れないとの結果が出たが、許容値まであまり余裕のない機器も目立った。

保安院は「原発の耐震安全性を示す結果の一つだ」と話す一方「(今回は十数種を調べただけだが)本格的な耐震安全確認なら1万以上の機器をチェックする」と話し、限られた範囲の試算であるとした。

試算したのは原発を持つ電力9社と日本原電、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県)を持つ日本原子力研究開発機構、核燃料再処理工場と高レベル放射性廃棄物管理施設(青森県)を持つ日本原燃。柏崎刈羽原発1、4号機の揺れと、各原発などが設計時に想定した最大の揺れを比較した。

日本原電東海第2原発を除いた50施設では、いずれかの重要機器で揺れが想定を上回るとの結果が出た。しかし、機器にかかる力などを試算すると、いずれも「ゆがむ可能性はあるが壊れず、放射能漏れなどを起こさない」とされる力(許容値)以下に収まった。

東電福島第1原発1~5号機では、簡易な試算では、核燃料集合体が最大約6センチたわみ、原発のブレーキである制御棒が入りにくくなるとの結果が出た。しかし、より精密な計算で、たわみは24ミリで済み制御棒は正常に挿入できるとの結論になった。

関西電力高浜原発1号機では、原子炉圧力容器の一部にかかる力が、設計時に想定した揺れでかかる力の1.267倍に達し、許容値すれすれとなった。関電は「許容値を超えてもすぐには壊れない。原発の新耐震指針に沿って耐震性を再確認しており、補強の必要性などはその中で検討したい」と話している。

(毎日 9/20)

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2007/09/07

洪水氾濫シミュレーション

◇もしも、堤防が壊れてしまったら  

関東地方整備局・河川部のサイトから利用可能。

※各河川のシミュレーションについての詳細の問い合わせは、ココをクリックして下さい。

1. 久慈川流域 久 慈 川
2. 那珂川流域 那 珂 川
3. 利根川流域 利 根 川
 (上流部、下流部)、 渡良瀬川、 鬼 怒 川、
  小貝川、 霞ヶ浦、江戸川、烏川・神流川
4. 荒 川流域 那 珂 川
5. 多摩川流域 上流部、 下流部
6. 鶴見川流域 鶴 見 川
7. 相模川流域 相 模 川
8. 富士川流域 富 士 川

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2007/09/06

地震対策ママの目線で

大地震が起きたとき、子どもの命を守るために何ができるのか。そんな疑問にこたえられたらと、95年の阪神・淡路大震災で被災した横浜市の中曽根陽子さん(49)らが「今すぐできる!ママが子どもを地震から守るための本」を完成させた。

中曽根さんは、当時9歳と5歳の子ども2人を抱えて被災。西宮市の自宅は半壊し、引っ越しを迫られた。このときの経験から、防災の意識を持つことの必要性を感じ、知人で災害ボランティアをしている横須賀市の浅谷慶子さん(58)らと企画・編集にあたった。

県内を中心に、4~12歳の子どもを持つ母親100人に地震災害についてアンケートをし、回答をもとに構成を考えた。対策を紹介する上では、横浜地方気象台の職員や保育士、看護師ら専門職の協力を得た。

「ぐらっときたら、まずママは落ち着いて」「子ども用の持ち出しリュックには、甘いものやちょっとしたおもちゃを入れておくのがおすすめ」など母親の目線で、対応のポイントを紹介。家族会議を開くことの意味や子どもの心のケアについても言及している。

アンケートでは、回答者の約半数が、地震のときの家族の連絡法や落ち合う場所を決めていなかった。中曽根さんは「震災の対策を何もしていないと、子どもがいる家庭は大変。今すぐできることはやってみてほしい」と話している。

発行元はメイツ出版。160ページ、税別1300円。書店にない場合は浅谷さん(046・833・5300)へ。

(朝日 9/6)

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地下街からの避難実験

◇地下避難口に死角、見落とし率8割も…東京・八重洲で実験

火災や浸水などの災害時に地下空間から避難する通行人は、最初に目に入った出口に直進する傾向があり、最寄りの出口を見落とす危険性が高い――。

こんな実態が、長谷見雄二・早稲田大教授(建築防災)らが、東京の地下街で行った実験でわかった。非常灯の配置など出口への誘導に問題があるためで、来月からの緊急地震速報の一般提供開始で、関心が高まる都市の地下街、商業施設での避難誘導のあり方に一石を投じそうだ。

実験は、昨年8月の深夜、JR東京駅前の八重洲地下街の一部で、間口の異なる出口6か所を使って行われた。4地点から学生計80人を一斉に避難させ、出口までの到達時間や行動を記録、分析した。停電などを想定し、地下街の照明の明るさも変えて比較した。

扉が8枚あり、多くの人が出入りできる最も広い出口では、停電を想定して照明を暗くしても、近くを通った人は必ず見付けて避難できた。しかし、間口が小さかったり、柱の陰にあったりして目立たない出口は、7~8割が気づかずに通り過ぎ、停電を想定した場合に、見落とし率が高まった。火災で煙が充満した事態を想定して、非常灯を隠すと全員が見落とした。

こうした結果は、人間が、最初に目に入った広い出口に通じる非常灯に向かって直進しやすいという傾向があるためと見られている。その手前に曲がり角や店舗の間など狭い出口があっても、気づかずに通り過ぎてしまうためだという。

地下空間は、すべての出口に位置を示す非常灯やスプリンクラーの設置が、消防法施行令で規定されている。しかし、非常灯の位置やその見やすさなどについては詳細な基準がないのが現状だ。10月から始まる緊急地震速報では、揺れの前に地震発生を知らせるため、地下街、大規模商業施設で、買い物客らがパニックに陥って出口などに殺到する可能性も指摘される。

こうしたトラブルを回避するため、大都市の地下街の中には、足元に点滅式の非常灯を設置して、順番に点滅させ、最寄りの出口に出られるように誘導するなど、改善の動きも出ている。しかし、人間の習性にまで踏み込んだ成果は今回が初めてなので、対応はまだ手探りの段階だ。

長谷見教授は「天井などに設置されている非常灯を目に付きやすい下につけるなどの対策も一つ。出口の形状や位置、避難者の誘導や情報共有の仕方などに関する安全基準が必要だ」と提言している。

地下空間の災害や事故では、福岡市の集中豪雨(1999年)で1人が死亡、韓国の地下鉄放火事件(2003年)では192人が死亡している。

(読売 9/6)

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2007/09/04

首都直下地震 避難所不足 60万人分

想定される首都直下地震で、避難所に入れない約60万人分の収容対策がほとんど進んでいないことが、内閣府の調べでわかった。避難所不足を解消するための公的、民間施設の活用が進まず、他地域への住民の移動には慎重な自治体が多いためだ。東京都は、避難者そのものを減らそうと、マンションのエレベーターを早期に復旧させる対策を始めた。

国の推計では、首都直下地震が発生すると、最悪で約700万人の避難者が出ると想定される。内閣府が首都圏の1都4県の247市区町村に行った調査では、東京湾北部地震が発生した場合、耐震性のない避難所の倒壊まで想定すると、最も被害の大きい23区内で避難所に入れない人は約60万人に達する見込みだ。

自宅から離れた他区の避難所に入ってもらえば、不足分は約49万人に減る。しかし、自治体には「移動に危険が伴ううえ、自宅の防犯上からも他地域へ行く人は少ない」との見方が強い。

ホテルや旅館と協定を結び、災害時に収容できるのは1都4県で約4万3000人分にとどまる。最も必要とされる23区内は約5800人分しかなかった。

自治体が指定した避難所は小、中学校が中心で、公民館などの公的施設や民間施設の避難所への活用を検討している自治体は数%にすぎない。屋外で避難するためのテントは、1都4県で約6万6000人分。しかし、簡易テントが多く、冬や荒天時には使えないこともわかった。

各自治体は避難所の確保を進めているが、小、中学校の統廃合が進むなど課題も多い。最悪のケースで約36万人が避難し、約5万人分が足りないとされる江戸川区災害対策課の川添敏一・計画係長は「公的施設を使えば収容数は増やせるが、配置する職員が足りない」という。

東京都は6日付で、日本エレベータ協会関東支部を災害対策基本法に基づく「指定地方公共機関」に指定する。地震発生時にエレベーターに閉じこめられた人を迅速に救助するとともに、住民がマンションに早期に戻れるようにする狙いだ。都震災対策担当の赤木宏行副参事は「住宅耐震化や木造密集地の解消、ライフラインの早期復旧など避難所生活者自体を減らす努力が必要になる」と話す。

(朝日 9/4)

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東海、東南海、南海 巨大3地震は連動する?

文部科学省は、東海、東南海、南海地震が連動して起こる可能性や規模などを予測するため、想定震源域の海底に計400台の地震計を設置することを決めた。来年度から5か年計画で進める。

3つの地震は、いずれもマグニチュード(M)8級の巨大地震になると予想され、政府の地震調査委員会は、東海地震が30年以内に発生する確率を87%、東南海地震が60~70%、南海地震が50%としている。東南海、南海地震が同時発生した場合はM8・5前後、3地震が一斉に起きた場合はさらに大規模になるとみられ、死者が2万5000人に達するとの試算もある。

だが、それぞれの想定震源域とされる海域の詳しい調査はあまり進んでいない。海底への機器設置は、陸上と比べ、設置に費用や手間がかかるためだ。

計画によると、相模湾から紀伊半島沖にかけた海域と四国沖から日向灘にかけた海域に15~20キロ間隔で海底地震計を置く。地震計と、同時に設置する水圧計で、地震活動や地殻変動を観測。さらに、船による音波探査や、海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」を使った掘削で得られるデータも取り込み、想定震源域の地下構造を詳しく調べる。実際に地震が起こりそうな場所や、揺れの大きさ、津波の高さの予測などに役立つという。

(読売 9/4)

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2007/09/02

首都直下地震 被災者生活再建支援制度破たん

◇首都直下地震で85万棟被害 再建支援費7千億円超

首都直下地震が発生した場合、住宅再建の支援総額は7000億円を超え、国の制度が破綻(はたん)することが内閣府の推計でわかった。政府は、現行の被災者生活再建支援法のままでは対応できないと判断、法改正の検討を進めている。支給額の上限を定めたり、特例法を新設したりすることも浮上しているが、いずれにせよ支給額は抑えられる見込みだ。支給の財源は都道府県も出しており、首都圏の自治体や住民から不満が出るのは必至だ。

被災した住宅の再建には、国の被災者生活再建支援法があり、04年の新潟県中越地震などで壊れた住宅の解体費などとして最大300万円が支給されてきた。

首都直下地震では、東京湾北部地震(マグニチュード7.3)が発生すると、都内は震度6以上の揺れに襲われ、85万棟が倒壊・焼失すると想定されている。95年に起きた阪神大震災では、被災世帯は倒壊数の約1.8倍だった。内閣府が新潟県中越地震などの実績を基に、年齢や年収制限も踏まえて計算した結果、100万世帯が被災した場合、支援金総額は約7100億円に上ることがわかった。

支援制度は、国費と都道府県が出し合った基金とで折半している。この基金は、相次いだ災害で07年3月現在で565億円に減っており、今年6月に新潟県中越沖地震の影響で、さらに減るのは間違いない。想定されるような被害が出れば、支援の財源はまったく足りないことになる。

このため内閣府は、来年の被災者生活再建支援法の改正に向けた検討をしている。首都直下地震や東海地震など大規模災害については、(1)支援金の上限を設定する(2)同法を適用せず、別の特例法をつくる(3)国庫負担率を引き上げる――などの案が出ている。

検討会では、「首都のインフラ復旧などで国の財政的な余裕はない」との意見がある一方、「支援額が少なくなることに大都市の自治体や住民は納得しない」といった懸念も出ている。

(朝日 9/2)

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都市を襲う地震火災

阪神淡路大震災以来、新潟中越沖に至るまでの大地震の様子を見て、世界で最も地震リスクの高い都市である東京に住みながら、自分だけは数万人の死者にも数百万人の避難民にもならないと--何の根拠もなく--思い込んでいる人には必見の番組である。

◇NHKスペシャル「都市を襲う地震火災」 
2007年9月2日(日) 午後9時~9時49分 総合テレビ

http://www.nhk.or.jp/special/onair/070902.html

1200万人が暮らす大都市・東京。今後30年の間に70%の確率で直下型の大地震が起きるとされている。東京都の想定は、マグニチュード7.3、最大震度6強。
その時、地震直後に各地で起きる火災が、最も大きな被害をもたらすと考えられている。1000カ所以上で同時に発生。密集した市街地で延焼が拡大し、最悪の場合、39万棟が全焼、1万ヘクタールが焼き尽くされる。死傷者は火災だけで2万人以上にのぼるとされている。しかし、被害は想定だけにとどまらず、さらに拡大するおそれがあることが最新の研究で分かってきた。林立する超高層ビル。柱に使われている高い強度のコンクリートが、実は熱に弱いことが明らかになった。「爆裂」と呼ばれる現象が起き、最悪の場合、倒壊につながるおそれがあるという。地下鉄や道路網でも、都市化が生んだ新たな危険が浮かび上がってきている。また、住民の避難や消防の活動も計画通りにはいかない可能性がある。住民は、同時多発火災によって避難ルートを次々と閉ざされていく。消防は、どの地域の消火を優先すべきか厳しい判断を迫られることになる。被害をくい止め、命を守るために何が必要なのか。都市を襲う地震火災の危険を検証する。

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2007/08/31

温暖化と軟弱な低地に住むリスク

都心ではマンションが高騰し、臨海部の埋め立て地では大規模な分譲が行われている。既存の住宅地でもゼロメートル地帯、河川の近くの軟弱で洪水リスクの高い地域は多い。2年前のカトリーナの被害を見ても他人事としか思わない多くの日本人の感覚には違和感を感じざるを得ない。

ニューオーリンズ 未来を模索する街(日経ECOマネジメント)

◇広がりつつある悲観的なムード

◇忘れ去られた過去の教訓

◇かさむ費用、不完全な工事

◆表層地盤の揺れやすさマップ(東京都)

6000yearsago2
◆地形で見る軟弱地盤マップ(GEODAS)

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2007/08/28

原発大解剖 揺らぐ安全、肥大する産業

週刊ダイヤモンド(2007/09/01号)の特集。

【Part1/安全】
・柏崎刈羽被災の余波続く、地震列島ニッポンの原発総点検
・新原発の街に広がる不信よそに東電がもくろむ「年内1基再稼働」
・日本列島原発危険度格付けマップ
Photo_2

・原発危険度ランキング、立地危険度トップは浜岡原発
・地震の仕組みや原発の安全性
・耐震基準は見直しへ 原子力「縦割り行政」の混沌

【Part2/産業】
・需要沸騰で再び成長軌道へ 6万人が支える多層構造の全貌
・2030年までに150基新設 世界を舞台に3陣営が火花

【Part3/エネルギー】
・中国「爆食」、温暖化に直面する資源小国ニッポンの選択肢

もう一つの特集で、

◇「首都圏大震災サバイバルマニュアル」

・今後50年で確率90%! 必ず起こる首都直下地震
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・事業継続プラン策定企業はわずか8%という危機
・古い戸建て住宅は倒壊リスク大、集合住宅は避難と復旧が困難

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2007/08/26

原発 甘い安全基準 見直しは?

◇柏崎刈羽原発:揺れは想定の2.7倍 耐震策見直しも

新潟県中越沖地震の際に、東京電力柏崎刈羽原発直下の岩盤で記録された揺れ(993ガル=ガルは加速度の単位)は、「事前に予測できない断層による地震への備え」として、全国の原発が共通に想定している揺れの約2.7倍だったことが東電の観測で分かった。専門家からは「中越沖地震の揺れを共通の想定にすべきだ」との指摘が出ている。各原発が大幅な耐震想定の見直しを迫られる可能性が出てきた。

原発では「解放基盤」という一定の固さの岩盤で想定される揺れを基に耐震設計をする。柏崎刈羽原発では1号機の地下255メートルに、解放基盤の揺れを測る地震計があった。揺れの強さの指標となる地震波の加速度は東西方向993ガル、南北方向753ガルだった。

国の旧原発耐震指針は「事前に予測できない断層による原発直下地震」への備えを全原発に求めた。電力各社はこの地震の揺れとして、解放基盤で370ガル前後を想定してきた。全国17原発中8原発で、これが耐震設計上の最大想定だった。

旧指針は、周辺の断層調査でより強い揺れが予測されればそれに耐える設計を求めたが、最大の中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)でも想定は600ガル、柏崎刈羽原発は450ガルだった。

指針は昨秋改定され、「事前に予測できない断層による地震」の想定も引き上げられたが、それでも事実上450ガル程度にとどまっている。

今月開かれた原子力安全委員会の耐震安全性調査プロジェクトチームでは、中越沖地震を「予測できない断層による地震」と位置づけるべきだとの指摘が出た。指摘に従えば、中越沖地震の993ガルが新たな共通想定となり、各原発は耐震策の見直しを求められる。

指摘した同チーム委員の山崎晴雄・首都大学東京教授(地震地質学)は「地震の前に調査して分かるのは地下5キロ程度までの断層だ。中越沖地震の断層は余震分布からみて主に地下10キロ以上の深さで、見つけにくい」と説明。「全国の原発で中越沖地震程度の揺れを想定すべきだ」と主張する。

経済産業省原子力安全・保安院は「東電の観測データの評価や、他原発の耐震補強に反映すべきかは、専門家に議論してもらう」と話している。

(毎日 8/26)

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2007/08/18

大地震 助かるためには自助努力を

ペルーの地震は人口密度の低い地域で発生したため被災者数は数千人、死者は数百人規模。もし、南関東で同規模の大地震が起これば被災者数は1000万人超(帰宅難民だけでも600万人超)、死者は二次災害を入れれば数十万人になる可能性がある。インフラの復旧、仮設住宅の建設など長期間にわたるのは必至である。

地震への備えは個人レベル、家庭レベル、地域コミュニティレベル、行政レベル、企業レベル、それぞれで取り組むべきであるが、現状、いずれも十分とは言い難い。

少なくとも自分と自分の家族を守るための備えは最低限の義務であり、それさえもやらない者はどのような被害にあっても仕方がない。

◇略奪・強盗…治安が悪化 被災者、眠れぬ夜 ペルー

(朝日 8/18)

◇配給に長蛇の列、毛布や食料不足 ペルー地震被災地

(朝日 8/18)

◇ペルー地震:治安の悪化深刻 盗難警戒し男たち寝ずの番

(毎日 8/18)

◇ペルー地震:教会や店舗もがれきに…路上には遺体

(毎日 8/17)

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2007/08/16

北朝鮮 集中豪雨被害で農地全体の11%以上を失う

北朝鮮南部などを7月7日から襲っている集中豪雨被害で、北朝鮮の朝鮮中央通信は15日、冠水などで全土の農地の11%以上を失ったと伝えた。農業省当局者の情報としている。

米作地、トウモロコシの農地などの被害が甚大で、北朝鮮がこれまで経験した豪雨による農産物被害では最悪規模と主張している。

北朝鮮は農政の失敗で、慢性的な食糧不足に陥っているとされ、今回の豪雨被害でさらに悪化する恐れが強い。

北朝鮮で活動する国際赤十字社・赤新月社連盟(IFRC)の事務所は、被災地の死亡者、行方不明者は200人に達すると明らかにしている。北朝鮮当局は救援を求めたとも述べている。

(CNN 8/16)

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2007/08/13

中国 台風被害で140 万人被災

国家洪水防止・干ばつ対策総指揮部に 12日までに入った連絡によると、広東省の雷州半島、山東省の山東半島で豪雨があり、洪水被害が出た。「中国新聞網」が伝えた。

今月9日から12日にかけ、台風6号(パブーク)と7号(ウーディプ)から変わった熱帯低気圧の影響で、両半島では局地的に集中豪雨が降った。

広東省雷州市唐家鎮では1時間に213ミリという猛烈な雨を記録し、24時間雨量は 739ミリ、降り始めからの雨量が935ミリに達し、200年に1度の大雨となった。

9日から12日にかけ、山東省威海市でも平均雨量が300ミリを超えた。同市管内の文登市では同 363ミリを記録したほか、威海市管内5県で同300ミリを上回った。このほか、煙台、青島でも同200ミリを超えた。

12日現在、大雨による被害は広東、山東の両省に広がり、広東省では湛江、茂名地区の被害が大きかった。同省の被災者数は116万5000人、被害を受けた耕地面積は2万6667ヘクタール余り、倒壊家屋は3600軒、直接的な経済被害額は13億4000万元となっている。

山東省の被災者数は25万人、被害を受けた耕地面積は約1万5126ヘクタール、直接的な経済被害額は 2億7200万元で、死傷者の報告は入っていない。

(人民網日本語版 8/13)

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2007/08/11

南アジアのモンスーン被害 犠牲者2000人超

南アジア諸国を過去2週間襲っているモンスーン低気圧による豪雨、洪水禍で、インド、バングラデシュ、パキスタンなどでの死者は11日までに2000人を超えたことが判明した。各国内務省のまとめなどによる。

インドの犠牲者は1550人以上、バングラデシュ226人、ネパール92人、パキスタンが少なくとも222人などとなっている。昨年のモンスーン被害の死亡者の倍以上となっている。

インド北部では洪水の水位が下がったものの、豪雨は今度、南アジアの西部へ移動。パキスタン・カラチ市では強風も伴い、民家多数が被害を受け、道路が冠水した。

インド北部では飲用水、薬品不足が深刻で、同国政府は医師に休暇を取り止め被災地へ食料、医薬品を届けるよう異例の要請を行った。感染症のまん延阻止への協力も訴えた。自宅を捨て避難所へ駆け込んだ被災者はインド、バングラデシュやパキスタンで推定約1900万人とされる。

(CNN 8/11)

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2007/07/22

原発震災:「将来、壊滅的な被害も」石橋・神戸大教授指摘

新潟県中越沖地震で東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市・刈羽村)が被災したこと受け、「原発震災」という言葉を提唱した神戸大の石橋克彦教授(地震学)らが20日、日本外国特派員協会で記者会見した。

同原発の被災は欧米にもニュースとして配信されており、外国人記者からは「新しい耐震指針は不十分なのか」「浜岡原発は大丈夫か」などの質問が出て、関心の高さをうかがわせた。

石橋教授は同原発の被災について、「何ら驚くべき事態ではない。私を含め多くの人々が危険性を訴えていた」と発言。そのうえで想定東海地震の震源域の真上にある中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の例を紹介し、「耐震指針の根本的な改善がない限り、日本は近い将来、壊滅的な原発震災に見舞われるだろう」と訴えた。

(毎日 7/22)

◇10分でわかる原発震災のお話

◇放射能で首都圏消滅

◇シミュレーション「放射能は首都圏を直撃する!」

◇日本の原発と地震

◇東海地震と浜岡原発

◇原発震災と緊急避難

~石橋教授、茂木名誉教授の警告~ 日本地震学界の権威が怒りの告発!

■「迫り来る大地震活動期は未曾有の国難である」

■「浜岡原発は即刻停止せよ」-元地震予知連会長が怒りの告発

◇原発震災が起こったら・避難の手引き

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2007/07/21

中国 重慶の豪雨・洪水被害 613万人被災

重慶の豪雨・洪水被害の深刻化を受け、国家減災委員会と民政部は18日午後9時半、災害緊急対応体制を「国家自然災害救助緊急マニュアル」に基づき、4級から3級に引き上げた。民政部が19日、明らかにした。

重慶では豪雨・洪水により18日午後8時までに、31区県・368郷鎮の613万人が被災。死者37人、行方不明14人を数え、28万6200人が避難した。倒壊家屋は2万9500棟、農地被害面積は183キロヘクタール、直接の経済的損害は24億元に上る。

災害の発生を受け、中国共産党重慶市委員会と市政府は事態を高度に重視。担当指導者は関係部門を率いて、沙坪バ、璧山、合川、銅梁など被害の深刻な地区に直ちに赴き、被災者救助の陣頭指揮に当たった。民政部と財政部は19日、被災者の生活上の問題を解決するため、中央自然災害生活補助費4千万元の拠出を決定した。

(人民網日本語版 7/20)

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2007/07/17

原発はこれくらい「安全」です

■中越沖地震による柏崎刈羽原発のトラブル■

*かっこ内は地震発生時の原子炉の状態

◆1号機(定検中)

・励磁用変圧器油漏れ
・主排気筒に接続されたダクトにずれ
・原子炉建屋の二重扉が電源断で自動開閉不能
・非常用ディーゼル発電機室から非管理区域に水たまり
・消火系配管が損傷し、地下5階に深さ約40センチの水たまり
・所内変圧器と送電線の接続部にずれ、基礎ボルト折損
・液体廃棄物処理系制御室の制御電源喪失
・原子炉建屋作業フロアに水たまり

◆2号機(稼働中)

・主変圧器から油漏れ、基礎ボルト折損
・主排気筒に接続されたダクトにずれ
・励磁用変圧器の基礎部に横ずれ
・取水設備スクリーン洗浄ポンプ起動不可
・タービン建屋ガス抜き用パネル脱落
・タービン駆動原子炉給水ポンプの油タンク室で油漏えい
・原子炉建屋作業フロアに水たまり確認

◆3号機(稼働中)

・所内変圧器で火災発生
・主排気筒に接続されたダクトにずれ
・低起動変圧器から油漏れ
・原子炉建屋ガス抜き用パネル脱落
・原子炉建屋作業フロアに水たまり確認

◆4号機(稼働中)

・主排気筒に接続されたダクトにずれ
・復水器水室連絡弁のつなぎ目に亀裂、水漏れ
・原子炉建屋作業フロアに水たまり

◆5号機(定検中)

・主排気筒に接続されたダクトにずれ
・ろ過水タンク水漏れ
・取水設備スクリーン洗浄ポンプ起動不可
・原子炉建屋作業フロアに水たまり

◆6号機(定検中)

・低起動変圧器油漏れ
・原子炉建屋の非管理区域で放射能含む水漏れ、海へも1.2立方メートル放出
・原子炉建屋作業フロアに水たまり

◆7号機(稼働中)

・取水路の護岸にひび割れ
・原子炉隔離時冷却系の水密扉の水密性が低下
・原子炉建屋作業フロアに水たまり

◆固体廃棄物貯蔵庫

・第二棟内のドラム缶約100本が転倒、数本のふたが開く

◆開閉所

・500キロボルト新新潟2L(送電線)停止
・500キロボルト新新潟2L遮断機付近から微量の空気漏れ
・500キロボルト南新潟2L停止、絶縁用油漏れ

◆事務本館等

・事務本館常用電源断
・事務本館・情報棟のつなぎ目破損、ひび多数、ガラス破損多数、空調室外機破損、防水槽破損、ダクト落下、調理器具落下

◆構内など

・土捨て場一部崩落
・飲料水タンク漏れ
・消火設備計4カ所の配管が損傷・漏水(1号機原子炉建屋北東、同タービン建屋西、同軽油タンク近くの消火栓付近、2号機サービス建屋への供給ライン)
・環境モニタリングデータの県への伝送不能
・進入路に段差発生
・構内道路寸断、広い範囲が液状化
・南北放水口の護岸が沈下

(毎日 7/17)

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2007/06/29

サイクロン直撃で80万人に影響、死者も パキスタン

パキスタン南西部トゥルバット(AP) パキスタン当局者らによると、同国南西部のバルチスタン州に26日上陸したサイクロンで、29日までに80万人以上が影響を受けている。アフガニスタン国境付近では28日、鉄砲水で20人が死亡した。

バルチスタン州の死者は少なくとも12人。同州内では豪雨による洪水で、多くの住民が高台や屋根の上に取り残され、軍がヘリコプターや輸送機で救援物資を運んでいる。サイクロンによって破壊されたり損傷を受けたりした家屋は20万軒に上るとみられる。電話回線が切断された地域も多く、被害状況の把握は難航している。

最も被害の大きかった同州トゥルバット周辺では、サイクロンの直撃を受けた後2日間も救援物資が届かず、怒った住民が市長を退陣に追い込んだ。

現場上空を飛ぶヘリに搭乗したAP通信記者によると、一部の地域では水位が数メートルに達し、所々にヤシの木の先端だけが見えている。屋根の上に避難した住民は摂氏40度を超える暑さの中、水や食料が届くのを待っているという。

パキスタン南部では先週末、強風を伴う豪雨で約230人の死者が出たばかり。国連の潘基文事務総長は報道官を通し、住民への懸念と支援の意思を表明した。

(CNN 6/28)

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2007/06/12

災害一日前プロジェクト(内閣府)

「災害の一日前に戻れるとしたら、あなたは何をしますか」と、地震や水害などの被害に遭われた方々に問いかけました。「タンスがあんなに簡単に倒れてくるなんて思わなかった。」というお話や、「家族と連絡が取れずとても不安だった。」というような体験談から、私たちは何かを学びとることができるでしょう。

◆地震・津波

◆風水害

日頃、私たちは「自分は大災害に遭うことはない」と漠然と考えています。けれども、近年の大災害を見ても、思いもよらないところで多くの災害が発生しています。この「一日前プロジェクト」は、被災者の方々にインタビューに応えていただき、その話の中から身につまされる小さな物語を生み出すことをねらいとしています。

物語は、地域、職場、家庭などさまざまな場面で生まれています。きっとあなたが共感できるものがあるに違いありません。そこで何かを感じとったら、すぐにでも行動に移してみてください。また、ご近所の方や職場の同僚などとこれらのエピソードをもとに、「自分だったらどうするか」など、意見を交換することも、災害への気づきを呼び起こすうえで有効です。

この物語やイラストは自由に活用していただいてかまいません。

企業の「社内報」や地域での「広報」にコラムとして掲載していただくなど、幅広く活用していただくことを期待しています。

★もし、一日に前に戻れたら・・・ 「一日前プロジェクト」報告書

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2007/06/05

水害被災25自治体調査、ノウハウ本を出版

まちが水害に襲われた時、市役所や町役場の職員はどう対応すべきか。実際に被災した自治体へのアンケート結果に基づく災害対応のマニュアル本が5日、発売された。「被災地からおくる防災・減災・復旧ノウハウ」(ぎょうせい刊)。被災した経験を持つ市町村長らでつくる「水害サミット実行委員会」の事務局が編集した。

02~05年に激しい水害にあった自治体に、発生や復旧の際に有効だった施策や失敗経験を尋ね、25市町の回答を基に編集した。A5判173ページで「経験から学ぶノウハウ集」と「被災地からのメッセージ」の2部構成。

ノウハウ編は、トップの心得を説いた上で、職員の役割分担▽避難勧告発令の心構え▽避難所で用意すべき物▽被災調査の注意点▽ごみの処理など、押さえておくべきポイント61項目を記した。

メッセージ編では、34市区の首長らの体験談と得た教訓を掲載した。巻末には避難勧告の放送の例文も載せている。

定価2600円。問い合わせは兵庫県豊岡市防災安全課内の実行委事務局(0796・23・1111)へ。

《災害時のトップの心得11カ条》

(1)避難勧告をちゅうちょしてはならない

(2)判断の遅れは命取り。何よりも判断を早く

(3)人は逃げない。逃げる気にさせる技が重要

(4)ボランティアセンターをすぐ立ち上げよ

(5)住民の前に姿を見せ、被災者を励ませ

(6)住民の苦しみ、悲しみへの理解を伝えよ

(7)記者会見は毎日定時に。情報を隠すな

(8)大量のごみが出る。置き場をすぐ手配せよ

(9)お金は後で何とかなる。果敢に実行すべし

(10)視察は受け入れよ。見た人は味方になる

(11)応援の人々へ感謝の言葉を伝え続けよ

(朝日 6/5)

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2007/05/06

米オクラホマ州で大型竜巻

米オクラホマ州スイートウォーターで5日午後8時15分頃に、大型の竜巻が発生し、市街地にあるハイスクールなどの建物が損壊した。地元テレビ局KOCO-TVが伝えた。

竜巻は北上しながら30分以上にわたって同州北西部を直撃し、通過地域の被害は甚大という。

4日夜にはカンザス州南西部グリーンズバーグで大型の竜巻が発生し、少なくとも9人が死亡した。同市当局者や赤十字関係者によると、90─95%の家屋が損壊したとみられる。引き続き悪天候が予想されているため、死傷者の捜索救助活動は5日夜に一旦打ち切られた。

米国立測候所は、グリーンズバーグを含むサウスダコタ州からテキサス州の範囲に竜巻警報、カンザス州の一部からネブラスカ州にかけて竜巻注意報を出した。直径7.5センチ余りのひょうや秒速40メートル以上の強風が予想され、特に危険な状況だとしている。

(CNN 5/6)

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2007/05/05

森林 育てるは難く、失うは易し

104平方kmとは、東京都の千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、荒川区を合計したくらいの面積である。それだけの森林を育てるのにどれだけの時間と労力と資金が必要かを考えるとため息が出る話である。それも人為的な原因で火災が発生したというからなおやるせない。

◇中国・黒龍江省の森林火災 104平方km焼失

黒龍江省大興安嶺罕諾河管護区で4月30日に発生した草原・森林火災は、林業関係者や森林警察1万人以上による全力の消火活動により、現在までにすべて鎮火された。4日午後2時の段階で火や煙は収まったが、消火要員は再燃防止のため、全員現場に留まり警戒を続けた。国家森林防火指揮部が発表した。

現時点の調査では、延焼面積は約104平方キロメートル。うち林地が約83ヘクタールを占める。今回の火災は人為的なもので、森林公安当局は現在、容疑者の捜索を進めている。

「人民網日本語版」2007年5月5日

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2007/04/24

地震のゆれやすさ全国マップ

内閣府・防災情報のページに掲載。

◇表層地盤のゆれやすさ全国マップ

◇説明資料(本文)

◇説明資料(図表)

◇都道府県別表層地盤のゆれやすさマップ

◎北海道  ◎秋田  ◎宮城  ◎茨城  ◎埼玉  ◎千葉  ◎東京  ◎神奈川

◎新潟  ◎石川  ◎福井  ◎静岡  ◎愛知  ◎岐阜   ◎滋賀
  
◎大阪  ◎兵庫  ◎岡山  ◎福岡  ◎佐賀  ◎長崎   ◎熊本   ◎鹿児島

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2007/04/19

志賀原発、想定比1.9倍の揺れも 能登半島地震

北陸電力は19日、3月の能登半島地震による志賀原発への影響を調べたところ、耐震設計の最大想定を超える揺れがあったと発表した。原子炉建屋内の重要機器について評価したが、今後、同じような地震が起きても機器の破損はないという。東北電力女川原発でも05年の宮城県沖地震で想定以上の揺れが起きた。昨年9月にできた原発の新しい耐震設計指針より前に造られた原発の安全評価が問われそうだ。

北陸電力は、設計の基準となる地震の揺れを検出する原発敷地内の岩盤(地下31メートル)上の地震計のデータを解析した。周期0.37秒付近の揺れの大きさが696ガル(ガルは加速度の単位)、周期0.625秒付近で711ガルで、想定していた値に比べ、最大で1.9倍になった。

観測記録をもとに原子炉建屋や、建屋内にある燃料集合体や原子炉圧力容器といった放射能漏れなどを起こすような重要機器が破損するかどうか解析した。その結果、特に破損に結びつくようなことはなく、実際の被害もなかった。タービン建屋内の機器や排気筒については今後、調べる。

報告を受けた経済産業省原子力安全・保安院は「安全性に影響を与えるものではないと考える」としている。

志賀原発をめぐっては昨年3月、金沢地裁が「電力会社の想定を超えた地震動で原発事故が起こり、住民が被曝(ひばく)する可能性がある」として2号機の運転を差し止める判決を言い渡し、現在控訴審で係争中だ。

また、今回の能登半島地震の震源になったと推定される活断層について、北陸電力は87年の1号機設計時に確認していた。同社ではマグニチュード(M)6.6の地震が起こると評価していたが、実際はM6.9と想定以上に大きかった。

北陸電力原子力安全推進室の前川功副室長は「当時の最新知見調査で評価した。今後は、今回の地震の揺れを反映したさらに厳しい想定で再評価する。また、新しい耐震指針に基づいた評価もする」と話している。

(朝日 4/19)

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2007/04/18

「地震予測地図」2007年版

政府の地震調査委員会(阿部勝征委員長)は18日、今後30年以内に震度6弱以上の大地震が発生する確率を地域ごとに示す「地震動予測地図」2007年版を公表した。確率算出の基準日を1年更新したことで東海地震や東南海地震、南海地震の発生リスクが高まり、関東南部から四国地方にかけて確率が06年版に比べ上昇した。県庁所在地では静岡、甲府、津、高知の4市が50%を超えた。

予測地図は全国を約1キロメートル四方に区分けし、07年1月1日を基準に30年以内に震度6弱以上の地震発生確率を「0.1%未満」から「26%以上」の5段階で色分けした。全国にある100の活断層帯や東海地震など海溝型地震を考慮して確率を算出した。

震度6弱は立っていることが困難になる規模の地震で、静岡県から四国南部までの太平洋側地域で「26%以上」が広がる。

(日経 4/18)

◇地震ハザードステーション

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2007/04/14

首都直下地震時における自治体の災害対応と災害情報システム

宮本 英治 氏(カテナ防災システム部 上級コンサルティング)のコラム(日経BP)

◇首都直下地震(東京湾北部地震M7.3)の予想震度分布と被害の概要

◇23区の予想被害の概要--被害者数813万人

◇自治体の対応の概要--最大の目的は住民の生命と生活を守ること

◇首都圏直下地震時の自治体の災害対応項目と広報

◇災害情報システムに求められる機能/サービス形態と費用

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2007/04/11

志賀原発事故 爆発の可能性あった

◇1999年の志賀原発事故、「即発臨界」の可能性・技術協会

北陸電力の志賀原子力発電所1号機(石川県志賀町)で1999年に起きた臨界事故で、電力会社などが設立した日本原子力技術協会(東京・港、石川迪夫理事長)は11日、核反応が急速に連続して起きる「即発臨界」が原子炉内で部分的に起きていた可能性があるとする解析結果を明らかにした。

同協会によると、志賀原発1号機で3本の制御棒が抜け落ちた当時の状況について、制御棒が抜け落ちる速度や順序などを最も厳しい条件に設定して解析した。その結果、制御棒が抜け落ちた位置の周辺で「即発臨界」が起きていた可能性があることが分かった。

「即発臨界」は、核分裂時に出る「即発中性子」だけで核反応が連続的に起こり、急速に出力が上がる。燃料棒の破損が起きると、最悪の場合、爆発事故につながる恐れもあるという。通常の原子炉では、即発中性子よりも遅れて発生する中性子も加わった「遅発臨界」になっており、出力上昇も緩やかになる。

(日経 4/11)

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2007/03/29

原発がどんなものか知ってほしい

私は原発反対運動家ではありません (平井憲夫さん) 
 
私は原発反対運動家ではありません。二○年間、原子力発電所の現場で働いていた者です。原発については賛成だとか、危険だとか、安全だとかいろんな論争がありますが、私は「原発とはこういうものですよ」と、ほとんどの人が知らない原発の中のお話をします。そして、最後まで読んでいただくと、原発がみなさんが思っていらっしゃるようなものではなく、毎日、被曝者を生み、大変な差別をつくっているものでもあることがよく分かると思います。

筆者「平井憲夫さん」について:

1997年1月逝去。
1級プラント配管技能士、原発事故調査国民会議顧問、原発被曝労働者救済センター代表、北陸電力能登(現・志賀)原発差し止め裁判原告特別補佐人、東北電力女川原発差し止め裁判原告特別補佐人、福島第2原発3号機運転差し止め訴訟原告証人。
「原発被曝労働者救済センター」は後継者がなく、閉鎖されました。

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2007/02/25

ボリビアの洪水深刻化、約40人死亡・35万人被害

南米ボリビアで、昨年12月から断続的に降っている雨による被害が深刻化している。

国土の4割近くが冠水し、24日までに、少なくとも約40人が死亡、貧しい先住民を中心に約35万人が家を失うなどの被害に遭った。被災地では、衛生状態の悪化によるデング熱やマラリアなどの感染が報告されており、被害がさらに拡大する可能性もある。

地元報道によると、被害が深刻な北部ベニ県は面積の5割が冠水し、県庁所在地トリニダーは周囲から孤立。農業の中心地、東部サンタクルス県では農地20万ヘクタールが洪水被害を受けた。

国連は23日、920万ドル(約11億円)の緊急支援策を発表。ベネズエラやペルー、アルゼンチンなども食糧支援などに乗り出した。

(読売 2/25)

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2007/02/13

約20万人が皮膚病、呼吸疾患 ジャカルタ洪水禍

インドネシアの首都ジャカルタ周辺を今月初旬襲い、最悪規模の被害がでた洪水で、同国の災害対策調整本部当局者は13日、被災者約20万人が皮膚関連疾病、下痢などの症状に襲われていることを明らかにした。飲料可能な水などに困っている被災者はまだおり、事態がさらに悪化する恐れも出ている。洪水被害では94人が水死や漏電で死亡している。

一部の病院は患者にあふれており、同本部は保健省に対し、医療関係者の追加派遣を強く求めている。蚊が媒介するデング熱や呼吸疾患などの病気も目立つという。豪雨、洪水禍は1日から始まったが、9日には降雨が少なく、一息ついた状態になっている。市当局による被災地の清掃作戦も始まっている。

自宅など失い、冠水被害を受けた住民は一時、最大で40万人ともみられていた。雨期は今後数週間続くともされ、新たな豪雨、洪水のぶり返しの不安もある。

インドネシアでは毎年のように洪水被害が発生、環境保護団体は無理な住宅や農地開発に伴う不法伐採、上下水道網の整備不足、や適切な運河管理の不在などが背景要因にあると主張している。

(CNN 2/13)

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公表されない地震被害リスク

◆地震による建物被害リスク、情報開示にばらつき 

大地震による建物の被害リスク(地震被害予測値)を公表する不動産投資会社が増えている。昨年6月の地震リスク分析の基準変更に伴い、不動社各社が行っている再調査で被害予想が増大し、事実上不動産価値が目減りした事例もある。一方、大手不動産会社は地震リスクを一般公表しておらず、情報開示についての取り組みが業界でばらつきをみせている。

■総合不動産は二の足

多くの投資家から資金を集めて不動産を購入・運営し、賃料や売却益を投資家に分配する不動産投資信託(REIT)を取り扱うMIDリート投資法人(大阪市北区)は、保有10物件の地震リスク分析の結果を公表した。

大地震に伴う建物の損失額が、建て替え費用全体の何%にあたるかを示すPML(Probable Maximum Loss=地震による最大損失率)という数値で表したもので、その数値が小さいほど建物への予想被害が小さく、資産価値が目減りしにくいことを示す。

■価値目減りも

PMLが15~20%以上だと耐震工事などのリスク軽減措置が必要になるといわれている。

MIDリートが公表した10物件のPMLは、すべての物件が10%以下だったが、基準改定前の数値に比べると今回の再評価で4物件の数値が上昇した。

例えばツイン21MIDタワー(大阪市中央区)はPMLが前回の3・2%から今回は3・5%と0・3ポイント上昇した。この地震リスクの上昇分を建物の価格である398億円から試算すると約1億2000万円の価値が損なわれたことになる。

これとは逆に、京橋MIDビル(東京都中央区)は前回の14・7%から今回は9・7%に下落し、約7400万円分の価値が増大したことになる。

MIDリートのほか、東急リアル・エステート投資法人などの他の不動産投資信託会社も数値を公表している。MIDリートでは、「耐震偽装問題などもあり、建物への信頼が揺らいでいる。義務ではないが、PMLなどは細かく情報開示していきたい」という。

■「なじまない」

他方、三井不動産、三菱地所、東急不動産など、多くの建物を保有するはずの大手総合不動産会社はPMLなどの公表はしていない。

総合不動産各社の間では「テナントなどには契約時に説明することもあるが、一般にはなじまないのではないか」(総合不動産)との声が多い。

建物に対する地震リスク分析はまだ確立していない部分もあり、情報開示に二の足を踏ませている要因となっている。

しかし、少なくとも証券取引所に株式や不動産投資信託を上場している企業は、一般投資家に対して地震発生で資産価値がどの程度損失する可能性があるのか、説明する必要はあるだろう。不動産市場が活況を呈している今だからこそ、業界には積極的な情報開示が期待される。

(産経 2/10)

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2006/12/10

地震で機能不全 ようやく対策着手

◆防災システム、沖縄に予備準備・経産省、地震などに備え

現在、経済産業省の業務システムは東京・霞が関の省内で一元管理している。直下型の大地震などが起きた場合はシステムが機能不全に陥り業務が停止してしまう。

経産省は首都圏の直下型大地震などに備え、災害時に緊急対応ができるよう、防災担当官の業務システムを沖縄でバックアップする。中央省庁が行政システムを遠隔地でバックアップするのは初めて。ガスや原子力発電所の防災担当官約500人が省内外とメールやインターネット、共有ファイルで災害情報を収集できるようにする。予備システムは来年3月に稼働する予定だ。

(日経 12/10)

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2006/11/24

メタルカラー烈伝 温暖化クライシス (単行本)

著者: 山根 一眞
出版社: 小学館 (2006/10/24)
ASIN: 4093794286

【内容】
大地震と巨大津波、集中豪雨と巨大台風が、日本を、地球を壊し始めた…。大災害時代の危機に立ち向かう人々の命をも賭した「33の見事な大仕事」。巻頭は、新潟県中越地震で崩落した土砂のなかから、奇跡的に男児を救出した東京消防庁のハイパーレスキュー隊メンバーの肉声。《「温暖化防止」や「災害に強い」モノ作りや経営のありようが、企業の最大の競争力になる時代を迎えている。ところが、なぜ温暖化を防ぐモノ作りの努力が大事で、防災・減災が欠かせない仕事なのかの説明はいつも欠けている》(「まえがき」より)――本書が、その答えとなっている!

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2006/11/20

「長周期地震動」で超高層ビルに重大な被害

土木学会と日本建築学会は20日、巨大地震で発生が予想されるゆっくりとした揺れ「長周期地震動」により、超高層ビルや石油タンクが損傷する恐れがあるという共同研究結果を発表した。立地によっては従来設計の想定以上のエネルギーがかかるため、建物ごとに確認し必要な補強をすべきだと提言した。国の中央防災会議に提出する。

直接の縦揺れ・横揺れとは別に、高層ビルや堤防、橋、大型石油タンクなどは長周期地震動に共振を起こし、ゆっくり大きく揺れ続けることがある。

提言によると、長周期地震動で建物にかかるエネルギーが従来設計の想定値の2~4倍になる恐れがある。コンピューターでシミュレーションしたところ、例えば東海地震と東南海地震が同時発生した場合、名古屋市の高層ビルなどは倒壊はしないものの、重大な損傷を受ける可能性があるという結果が出た。

(日経 11/20)

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2006/09/19

旧耐震基準建築物の深刻な実態

特定建築物の耐震診断に関するアンケート調査結果

旧耐震基準でつくられた建物を対象に、民間か公共かを問わずに実施したそのアンケートでは、Is値0.6未満、つまり建築基準法のほぼ最低基準以下の建物が約79%に達した。しかも、耐震性が非常に低いIs値0.3未満の建物が約16%を占めるという結果。

国の方針は「旧耐震は性能を公表」

「玄関掲示」が効果的

「危険な現実」が社会を動かす

(日経BP)

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2006/09/10

地下浸水の危険に備えよ!

~集中豪雨による都市型水害の恐さを知る~

1年前の2005年9月4日、台風14号による集中豪雨が板橋・練馬・杉並・中野各区を中心に首都圏を襲った。神田川など中小河川や下水が逆流、氾濫し、大きな被害をもたらしたのは記憶に新しい。また、2004年10月の台風22号により、麻布十番であふれ出した河川の水が地下鉄駅に流れ込むなど、都市特有の水害が発生。今年も集中豪雨・台風が頻発し、新たな災害にいつ見舞われるかわからない。集中豪雨がもたらす都市型水害の特徴とその対策を追ってみた。

(日経BP・取材・文/上本洋子)

都心でも死亡事故につながる氾濫が起きた

河川の洪水と都市型水害は性質が違う

都心部の地下利用が新たな水害を招く

いまだ警戒が必要な荒川・江東デルタ地帯

浸水避難は降り始めから30分が勝負

荒川「はん濫シミュレーション」図

東京都「洪水ハザードマップ公表状況」

6000yearsago2


過去に海だったエリアは低地であり地盤は軟弱である

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2006/09/02

[防災の日]「その前日に戻れたら何をする?」

異常気象のせいだろう。ここ数年、風水害が目立つ。

昨年末から今年初めには、北日本を中心に、記録的な豪雪で151人が犠牲になった。

今年も梅雨がひどかった。前線の停滞で大雨が続き、各地で土砂災害が発生して、30人近くが亡くなった。

きょう「防災の日」といえば、地震防災が真っ先に思い浮かぶ。各地で地震を想定した訓練が行われる。

同時に、水害への備えも見直しておきたい。防災の日は元来、5000人以上の犠牲者が出た1959年の伊勢湾台風を契機に、定められたものだ。

気象庁によると、集中豪雨の発生回数は10年前に比べて倍増した。台風も、増えたと言えるほど明確ではないが、異変が見られる。一昨年は、観測史上最多の10個が日本に上陸した。

水害の犠牲者数も、近年、毎年3けたに及んでいる。原因として、今年の防災白書は、情報伝達の遅れとともに、「台風や大雨では死なないという防災意識の希薄化」を挙げている。

政府や自治体は、災害情報を的確に伝え、危険なら避難を呼びかける。住民は助け合って安全な場所に速やかに避難する。それができれば防げた死も多い。

地震時の対策にも共通することだ。地震防災訓練で、しっかり基本を確認しておけば、水害時にも役立つだろう。

水害では、昨年夏、米南部を襲った大型ハリケーン「カトリーナ」が記憶に新しい。ジャズの街ニューオーリンズは市内の8割が冠水した。避難した住民の半数は今も戻らず、復旧はまだ遠い。

日本でも大きな水害が起きている。首都圏で利根川や荒川の堤防が決壊し、都心が冠水すれば、国の機能がマヒするだろう。政府も、今夏から被害想定の検討に着手した。早急に結論をまとめて、対策を講じる必要がある。

やるべきことは多い。だが、確実に実現するため、どの施設を補強するか、首都機能のどれを守るか、といった優先順位を考えた対策にすべきだ。

地震対策では、政府庁舎の45%が耐震強度を満たさない。防災を所管する内閣府の本府庁舎も含まれ、政府の司令塔さえ危ない。長年、指摘されてきたが、優先順位が決まらず、手つかずだ。

政府が計画中の防災対策に「1日前プロジェクト」がある。被災の前日に戻れたら何をするか、証言を集めて、教訓として伝える。1日にできることは限られる。地震なら「下敷きにならないよう家具の配置を換える」という具合だ。

政府は、まず何をするか。災害は明日にも起きる、という危機感が大切だ。

(読売社説 9/1)


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2006/09/01

首都直下地震 浮かび上がってきた危険

今日のNHKスペシャル、全国民が観るべし。

日本に安全な場所などないのだ。誰もが危険にさらされている。

http://www.nhk.or.jp/special/onair/060901.html

もし、首都直下で大地震が起こったら・・・。今年、全国各地で不安を高めるきっかけとなったマンションの耐震偽装事件。さらに住まいの耐震性だけでなく、地盤や、埋め立て地の構造や護岸など、これまで見過ごされてきた“危険”が、最新の調査・研究から明らかになってきている。倒壊危機の恐れのある古いマンション群、住宅地での地滑りの可能性、護岸の崩壊から水没する懸念のある地域・・・。

戦後復興、高度経済成長期から今に至るまで、拡大に拡大を続けた「都市」の意外なもろさが浮かび上がる。

今まで見過ごされてきた“危険”、その被害を減らす対策は可能なのか。そして「減災」を阻む壁は何なのか。

番組では、巨大地震の可能性が指摘され、全国の都市の課題が象徴的に浮かび上がる首都圏をベースに、見過ごされてきた危険の実情とその対策を検証していく。

〔関連情報〕

地震対策の館

地震対策 危機管理が企業を守る

首都圏直下地震に対する地盤工学からの提言策定委員会

首都圏地震防災メモ

首都圏・直下型地震豆知識

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2006/08/26

首都直下地震での断水は何日で戻る?

都が3日で復旧させる対象はたったの81ヶ所。それ以外の施設については30日が目標とのこと。目標を達成させるのに十分な準備が整っているということではなく、あくまでも「目標」である。民間の施設ならば2~3ヶ月はかかるかもしれない。(倒壊や焼失してなければ、であるが)

長期間のライフラインの途絶や命に欠かせない水の供給が30日続くことを想定して災害復旧プランと防災備品・食糧・水の備蓄をしている企業がどれだけあるだろうか。

鉄道網が壊滅的な被害を受けた場合、東京都区部の多くからは交通規制により車での脱出もできなくなる。帰宅難民600万人は徒歩で危険地帯から脱出するしかない。30キロ~40キロを歩いて自宅まで帰れる体力と装備を準備している人がどのくらいいるだろうか。

政府や企業が十分な備えをできないのだから、一般人は自分で自分の身を守るべく、自衛策を準備するしかない。しかし、それは生き残るための必要条件ではあるが、十分条件ではない。

◆首都中枢機関の断水、3日で復旧します 都が震災対策

東京都水道局は25日、首相官邸やライフラインを担う電力会社、病院などが首都直下地震で断水しても、3日以内に復旧させるための応急対策計画を決めた。都には「都全域を30日以内に完全復旧させる」計画はあったが、復旧の優先順位までは定めていなかった。

最優先するのは、首相官邸や中央官庁、ライフラインに関係するNTTや東京電力、救急救命病院や日銀、東京証券取引所など81カ所。最寄りの給水所に予備の水道管や継ぎ手などを備蓄し、復旧工事を進める。

また、工事の人員確保のため、水道工事の受注業者に災害時の協力を義務づける。災害時の対応能力の高い業者が、工事の受注で有利になる方式も新たに導入する。

都は、マグニチュード7.3の直下地震が東京湾北部で起きた場合、日銀や東証のある中央区の約7割、霞が関の官庁街がある千代田区の約4割で断水が起きると想定している。

(朝日 8/26)

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2006/08/13

巨大化する台風の脅威

◆台風8号で104人が死亡(中国)

台風8号「サオマイ」は10日夜に中国東部の浙江省に上陸したあと福建省を襲い、地元に大きな被害をもたらしました。

それによりますと、11日の午前8時までに、すでに104人が死亡し、11人が行方不明となりました。

専門家は、台風8号はこの半世紀以来中国大陸に上陸した最も強い台風で、中心の最大風速は68メートルに達し、これまで1万8000棟余りの家屋が倒壊し、数本の道路や一部の通信施設が破壊されました。

これまでに浙江省と福建省の関係部門は160万人余りの住民を避難させさ、沿海には救援の船舶や飛行機を送り、救援チームを配置し、救助作業を進めています。

(CRI Online 8/13)

◆犠牲者増、160万人が避難 中国の台風8号被害

北京――中国南東部、浙江省などに上陸していた、大型で強い台風8号(サオマイ、ベトナム語で金星の意)の被害で、国営・新華社通信は11日、犠牲者は少なくとも104人、不明者は190人と伝えた。家屋5万戸以上が被害を受け、住民160万人以上が避難したという。

台風8号は11日、熱帯低気圧に勢力を弱めた。ただ、南部の海岸部から内陸部にかけ、降雨は週末にも続くとみられ、当局は土砂崩れなどに注意するよう呼び掛けている。新華社によると、台風8号の瞬間風速は一時、時速270キロにも及び、中国を襲った台風としては1956年以来の大型となった。

(CNN 8/12)

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2006/07/23

国立情報学研 「デジタル台風」 を公開

◆台風、過去25年間の衛星画像を公開

国立情報学研究所は、過去25年間に発生した台風の気象衛星画像を収録したデータベース「デジタル台風」の公開を始めた。

同研究所は、気象衛星「ひまわり」が1981年以降に撮影した、台風665個の雲の様子など約13万7000枚の画像をデータベースにまとめた。ホームページ上で日付、台風の番号などのキーワードを入力すると、台風の雲画像のほか、その台風の経路、都市別の通過台風などが検索できる。

また、同研究所は、台風の通過とともに、その現地にいるユーザーの書き込みを即時に表示するブログ「台風前線」も同時に公開した。開発した同研究所の北本朝展・助教授は「自分が住む地域の台風の頻度や過去の活動との比較などに役立ててほしい。ブログは、報道などでは得られない情報を共有できるかもしれない」と話している。

(読売 7/21)

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2006/07/17

企業の防災力向上による地域貢献を考える

◆宮崎県内の災害対策(日本政策投資銀行レポート)

http://www.dbj.go.jp/s_kyusyu/localdata/pdf/m0606.pdf

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2006/07/08

原発依存のエネルギー政策への不安

北朝鮮がミサイルを発射したが、これが日本の原発を標的にした場合、日本にはそれを守るだけの防衛力はない。石油依存度を下げるために原発を増やすという日本のエネルギー政策はリスクが非常に高いのではないか。原発にミサイルが着弾し破壊されれば、核ミサイルを打ち込まれたのに等しい、あるいはそれ以上の被害が出る可能性もある。原発が決してクリーンで安全なエネルギーではないということを認識すべきではないかと思う。

あだなお。さんのブログの浜岡原発についての記事を想起した。2006年6月19日「止めるなら今」(http://suslab.seesaa.net/archives/200606.html)

《関連リンク》
■ストップ浜岡原発
http://www.stop-hamaoka.com/

◆浜岡原発5号機 タービン羽根50本が折損・ひび割れ、1本が脱落

中部電力(株)浜岡原発5号機で平成18年6月30日までに、(1)低圧タービン(B)の羽根車の羽根1本の脱落・落下と、羽根46本についての取付部での折損・ひび割れ発生、(2)低圧タービン(A)の羽根4本についての取付部での折損・ひび割れ--が確認された。
 
浜岡5号機は18年6月15日に、「タービン振動過大」という警報発報に伴い原子炉が自動停止しており、タービン羽根のトラブルはこの件についての原因究明調査を進める過程でみつかったもの。
 
なお、原子力安全・保安院はこの状況にもとづき、30日に「運転中に折損やひびが発生、進展したものみられ、蒸気タービンに十分な機械的強度を要求している『発電用火力設備に関する技術基準』に適っていない」という見解を公表。
 
中部電力に、浜岡5号機蒸気タービン羽根車の徹底調査を指示するとともに、浜岡5号機と同型式の蒸気タービンを持つ志賀2号機についても、技術基準適合性を点検することを北陸電力に求めた。

【原子力安全・保安院】

◆東北電に原発総点検指示…保安院
 
経済産業省原子力安全・保安院は7日、原発の安全管理にずさんな点が多いとして、東北電力に対し原発の品質保証体制の総点検を指示した。総点検指示は、美浜原発3号機の蒸気噴出事故で2004年9月に関西電力に出されて以来。保安院は、8月7日までに再発防止策も報告するよう求めている。

女川原発(宮城県)の2号機では、保安院に配管の管理体制の強化を求められていたのにすぐに点検せず、5月に水滴が流れることで削られる減肉が原因とみられる穴が見つかり、1、2号機で1か所ずつ基準以上の減肉も確認された。

3号機の定期検査では、配管に記載された番号が図面と123か所で違っているなどのミスがあり、保安院に「定期検査の実施体制は、相当程度改善すべき事項がある」と3段階で最も低い評定「C」を受けた。

東通原発1号機(青森県)で発覚した東芝の流量計データ改ざん問題では、対策の有効性を見極める前に社内検討会を解散するなどした。

東北電力は「真摯(しんし)に受け止め、改善に全力で取り組んでいく」としている。

(読売 7/9)

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2006/06/29

原発耐震指針:改定案意見募集に726件 批判相次ぐ

国の原子力安全委員会がまとめた原発の耐震指針の改定案について、先月24日から30日間の募集で、計726件の意見が寄せられたことが分かった。大半が問題点を指摘する反対意見で、原発にかかわる個別の指針案にこれほど多数の意見が寄せられるのは異例。

反発が集中したのは、想定を上回る地震で原発事故が発生し、住民が被ばく死する「残余のリスク」の存在を改定案が認めたこと。「絶対に被ばくすることはないと保証され、住民は原発を受け入れてきた。今さら『リスクあり』と言われても受け入れられない」などと、国が説明を変えたことへの不満が相次いだ。

このリスクについては、「安全性を検証する確率論的な方法を導入し、数値を公表すべきだ」との意見が多数を占めた。

また、活断層が見つかっていない場所で想定する直下型地震をM6.8程度としたことに、「鳥取県西部地震(00年)のM7.3を考慮すべきだ」とする意見が目立つ。指針案をまとめた分科会委員の過半数が、業界団体「日本電気協会」の専門部会委員などを兼任していることについて、「公正な分科会を作って改めて審議すべきだ」との意見も複数あった。

(毎日 6/29)

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2006/06/03

ジャワ中部地震:あしなが育英会、遺児支援で街頭募金

病気や災害、自殺などで親を亡くした学生を支援する「あしなが育英会」(本部・東京)がジャワ島中部地震の遺児支援を始めた。3日朝はJR渋谷駅で街頭募金を行い、阪神大震災で両親を失った大学1年、西山雅樹さん(18)が体験を語り、協力を呼びかけた。集まった募金で、遺児の国際交流会にジャワ島の子どもたちを招く。

西山さんは大震災で神戸市の自宅が倒壊、両親を一度に亡くした。今春日本社会事業大学に合格し、東京都日野市の同会学生寮から通学、福祉関係の道を目指している。

約20人の学生と街頭に立った西山さんは、現地入りした仲間が送ってきた被災児らの写真を掲げ、「ずっと親の死を受け入れられなかった。あしながの集いに参加し、同じつらさを経験した仲間と出会い、前向きになれた。ジャワ島の遺児にも同じ機会を」と訴えた。

戦争や災害などによる各国遺児の交流会は8月に日本で開かれ、ジャワ島からも数人を招くが、集まった募金は神戸と合わせ18万円。「まだ一人分にも満たない」と、郵便振替でも受け付ける。口座は「00120・7・355615 あしながジャワ震災遺児募金」。

(毎日 6/3)

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地震 半数の避難所が倒壊の危険

週刊YJでは「アニマート」、週刊バンチでは「彼女を守る51の方法」という地震をテーマにした作品が連載されている。地震が起きたら避難所へ行けば安全だと思っているような能天気な人は、せめてマンガくらいは読んでおいた方がいい。

◆公立小中学校の耐震化率54%、全体の2割は未診断
 
文部科学省は2日、公立幼稚園・小中高校の耐震改修状況を公表した。小中学校の耐震化率(耐震性が確認された建物の割合)は54.7%で、前年比2.9ポイントの改善にとどまった。耐震診断がなされず、耐震性の有無が不明な建物は幼小中高の合計で全体の2割に当たる約3万4000棟に上り、地震対策の遅れが鮮明になった。

調査は今年4月1日現在で、幼小中高の合計で約16万8000棟の校舎や体育館を対象に実施。このうち約6万2000棟(36.9%)は震度7程度の地震でも倒壊しないよう、設計基準が強化された1981年以降に建てられ、耐震性を備えていた。

残る約10万6000棟のうち、補強されるなど耐震性があるのは約3万500棟(18.2%)。約4万1000棟(24.4%)は耐震診断で耐震性がないことが確認されていながら補強が手つかずで、約3万4500棟(20.5%)は診断すら行われていなかった。

学校の種類別の耐震化率は幼稚園50.5%、小中学校54.7%、高校57.5%。2005年度調査からそれぞれ5.0ポイント、2.9ポイント、4.3ポイント上昇した。

(日経 6/3)

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2006/06/02

防災拠点耐震:基準達成は6割

大地震の際に防災拠点となる自治体の庁舎などの公共施設で、現行の耐震基準を満たす建物が05年度末で56.4%にとどまっていることが2日、総務省消防庁の調査で分かった。09年度末までの予測でも59.8%と6割に満たない見通しで、同庁は各自治体に早急かつ計画的な取り組みを求める。

調査は、自治体庁舎や消防署、警察署に加え、避難所となる校舎や公民館、体育館、診療施設、災害要援護者のいる社会福祉施設など9種類の公共施設が対象。全都道府県に、耐震診断や改修の実施状況、今後の改修計画を聞いた。

その結果、全国19万1400棟の公共施設のうち05年度末までに現行の耐震基準を満たしたと考えられるのは10万8100棟。都道府県別の耐震化率は、神奈川が76.7%で最も高く、静岡75.8%、東京72.5%と続く。最低は徳島の40.5%で、山口41.2%、長崎の43.5%がワースト3だった。

(毎日 6/2)

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2006/05/31

日本政策投資銀行、「防災格付け」でオフィスビルに低利融資

日本政策投資銀行九州支店は防災への取り組みを進める企業向けの低利融資を本格展開する。第1弾として30日、免震構造採用のオフィスビルを建設する渡辺地所(福岡市、渡辺浩志社長)に約5億円の低利融資を実施した。防災への備えを後押しする低利の不動産融資は全国でも初めてという。

同行は政府の中央防災会議の評価項目をもとに独自の格付けシステムを構築しており、同システムに基づき融資の可否を判断する。

64項目のヒアリング調査でオフィスビルを建設する企業の防災への取り組みを判断する。金利の優遇度合いは2段階あり、「十分な取り組み」であるなら通常よりも最大年0.4%、「先進的な取り組み」なら最大同0.6%割り引く仕組み。今回は通常より0.4%割り引く優遇金利を適用したもよう。

同行が融資を決めたのは福岡市博多区の大博通りに面した地上11階のオフィスビルで、総工費は約20億円。延べ床面積は約1万平方メートルで、支柱の足元にゴム製のダンパーを組み込み震度7程度の揺れにも耐えられる。

(日経 5/31)

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阿波銀、地震デリバティブ扱う、ガス・製造業などに

阿波銀行は東京海上日動火災保険と提携し、六月一日から地震デリバティブの取り扱いを始める。地震が起きた際に実際の被害とは関係なく補償金を受け取ることができる金融商品。南海地震が今後三十年以内に五〇%の確率で起きるといわれており、同行の取引先を中心に売り込む。
 
地震デリバティブでは購入者が保険会社と契約期間、地震の観測地点、震度をあらかじめ決めておく。期間内に設定した震度以上の地震が起きれば保険会社が補償金を支払う仕組み。契約を引き受けるのは東京海上日動火災で、阿波銀は取引の媒介業務を行う。
 
販売先は法人か自治体で、設定する地震の観測地点は全国六百カ所が対象(うち徳島県内は七カ所)。契約期間は原則一年で設定震度は原則6強または震度7。例えば契約期間一年、徳島市で震度6強の地震が起きると設定した場合、デリバティブ料百万円で受取額は約千八百万円になる。
 
地震保険が損害額に対して保険金が支払われるのに対し、地震デリバティブは実際の損害とは関係なく補償金を受け取れる。阿波銀はライフラインを扱う電力、ガスや工場の操業が止まる可能性のある製造業などが販売対象になるとみている。

(日経 5/31)

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2006/05/30

地震 いまそこにある危機

あだなおさんのブログ「サステナ・ラボ」より。

◆ジャワ島地震の支援窓口

http://suslab.seesaa.net/article/18574560.html

****************************

日本も南海・東南海・東海・首都圏と大地震の発生が懸念されている。決して対岸の火事ではない。

実感が湧かないのであれば、せめてこの夏に公開される「日本沈没」でも観に行くことをお勧めする。

http://www.nc06.jp/

ある大手金融機関のDRPの広域被災想定では、地震発生から2日後には社会インフラ(電気・水道・ガス・通信・交通)が完全復旧するという、何とも甘いものだ。水・食糧の備蓄も2日分しかなく、死者・負傷者が出た場合の対応策もない。阪神・淡路大震災ではインフラの復旧には2ヶ月以上かかっているというのに。大地震発生時にワーカブルなプランとはとても言えない。

BCPやDRPへの取り組みが進歩してきたとはいえ、まだまだ十分ではない。行政や企業の取り組みが不十分であるならば、市民一人一人が自分の命は自分で守るという意識を持って、十分な備えを常日頃からしておくしかない。

◆企業のための地震対策

http://www.f-anzen.net/eq/

◆家庭でできる地震対策

http://www.pref.aichi.jp/bousai/katei/

◆地震対策ウェブ

http://www.ji-shin.com/

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2006/05/28

国内37火山:ハザードマップ、ネットで公開

防災科学技術研究所(茨城県つくば市)は、日本火山学会の協力で、富士山や浅間山、阿蘇山など国内37火山のハザードマップ(被害予測図)をデータベース化した。18日からインターネット(http://www.bosai.go.jp/library/)で一般公開する。

05年度までに自治体などが作成したハザードマップとともに、地域の防災対策の内容や避難場所、避難経路、自治体の窓口などの連絡先も収録した。ホームページ上の地図や火山名から、各地域の情報を素早く検索できる。

(毎日 5/17) 

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大規模災害:ガソリンスタンドを被災住民の支援拠点に

大地震など大規模災害の時に、ガソリンスタンドを被災住民の支援拠点にしようと、全国石油商業組合連合会が、全国に約4万4000店ある加盟スタンドのネットワークづくりを始めた。被害の情報を集めて提供したり、休憩所として利用してもらうという。石油元売り会社も系列スタンドを支援拠点にする取り組みを始めており、被災者支援の拠点整備が広がりそうだ。

スタンドは、危険なイメージがあるが、95年の阪神大震災でもほとんど被害はなく、新潟県中越地震では自家用車で避難生活を送っていた被災者にガソリンを供給し続けた。消防法による厳しい建築基準があり、タンク上の地盤は厚さ30センチの鉄筋コンクリート、それ以外の敷地も同15センチのコンクリートで覆い、建物は耐火構造が義務付けられている。さらに、高さ2メートルの防火塀で敷地を囲むため、火災にも強い。

同連合会傘下の47都道府県の組合のうち、13都道府県の組合が、被災者に飲料水などを供給する拠点とする協定を自治体と結んでいる。同連合会は、全国のスタンドのネットワーク化で、こうした取り組みを充実させる。災害時に給油できるスタンドの情報や人的被害、周辺の被害をすばやく把握するため、関連情報をデータベース化するほか、自家発電などを備える災害対応型スタンドを現在の59店から今後5年間で2300店に増やす。

一方、元売り最大手の新日本石油は、首都圏直下型大地震を想定した総合防災対策を策定。首都圏に約1700店ある系列スタンドのうち100店を避難所の役割を果たせるようにしていく計画だ。

(毎日 5/28)

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2006/05/20

特定局長全員を「防災士」に

特定郵便局長の組織、全国特定郵便局長会(全特)は、災害発生時に各地域で救命活動をする「防災士」の資格を、約1万9000人の特定局長全員が10年以内に取得する方針を06年度の事業計画に盛り込んだ。青森市で21日開く全国総会で承認される見通し。全特は昨年、郵政民営化に徹底抗戦して「抵抗勢力」のレッテルをはられた。全国の特定局長が災害時に役立てる防災士の役割も兼ねることでイメージアップを図る。

防災士資格は、日本防災士機構が認定した研修機関で講座を受け、試験に合格すれば得られ、地域での救助活動のリーダーとなる。

全特は3年前からこの資格の取得を奨励し、意欲的な受験者が年々増え、現在までに約5500人が合格。「予想以上のペース。全員取得も不可能ではない」(幹部)と判断した。年2000人の合格者数を目標にする。

(朝日 5/20)

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2006/05/19

地震保険料:千葉~高知の太平洋岸、最も高く見直しへ

損害保険料率算出機構は19日、地震保険料の基礎になる「基準料率」の見直しを金融庁に申請した。近い将来に発生が予想される地震の被害予測から算出する方法に改めたところ、東海・東南海・南海地震の影響を受ける千葉県から高知県までの太平洋岸9都県が最も料率の高い4等地になり、保険料が最大30%引き上げられる。

従来は過去の大規模地震のデータから被害を想定し、都道府県別の料率を算出していたが、政府の地震調査研究推進本部が昨年3月に公表した「確率論的地震動予測地図」のデータを使い、料率を見直した。

料率が引き上げられたのは14道県、引き下げは17府県。これまで2等地だった徳島、高知、3等地だった千葉、愛知、三重、和歌山は東海・東南海・南海地震の可能性が高いため、4等地に変わり、保険料が上げられる。

一方、福井県は3等地に認定されていたが、今回は「近い将来の地震発生率が低い」として、料率が最も低い1等地に修正、保険料(非木造住宅)は63%引き下げられる。

基準料率の改定は、今年度中にも保険料に反映される。

(毎日 5/19)

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2006/05/16

「静かな地震」を自動観測 防災科技研がシステム開発

きわめてゆっくりした揺れで、人が感じることのない「静かな地震」を自動的に見つけるシステムを防災科学技術研究所が開発し、宮崎県の沖合で4月下旬に多発して5月上旬におさまったことをとらえた。千葉市で開かれている日本地球惑星科学連合大会で18日に発表する。

この地震は、「超低周波地震」と呼ばれ、01~02年ごろ、石原靖・海洋研究開発機構研究員が四国沖などで起こっていることを発見した。ゆったりした揺れで通常の地震観測ではわからない。

防災科学技術研究所の浅野陽一研究員は、地震観測網のデータから超低周波地震を自動的に見つけるシステムを開発。4月から稼働させたところ、宮崎県沖で4月22日に40個発生し、5月上旬にかけておさまった様子がとらえられた。

一方、小原一成・地震観測データセンター長が03~04年のデータを集中的に調べたところ、西日本の沖合の海溝「南海トラフ」付近で、1日に数十個の超低周波地震が数日~1カ月続く現象があることがわかった。

(朝日 5/15)

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2006/05/15

南海地震「想定震源域」四国沖プレートに大きなひずみ

マグニチュード8クラスの地震発生が予想される四国から紀伊半島にかけての南海地震で、想定震源域にある四国沖のプレート境界に大きなひずみエネルギーがたまっていることが、京都大学防災研究所の小林知勝研究員らの分析でわかった。

千葉市で開催中の日本地球惑星科学連合大会で14日、発表した。

南海地震は、西日本南東沖の海底を構成するフィリピン海プレート(岩板)が北西に進み、日本列島が乗った陸側のプレートの下にもぐり込むことが発生の原因。その際、両者が強くくっついた「固着域」にひずみエネルギーが蓄えられ、それが限界に達すると陸のプレートが跳ね上がって大きな揺れが発生する。

もし、プレート境界に摩擦がなければ、フィリピン海プレートは年間6・5センチの速さで沈み込む。ところが、小林研究員が国土地理院の全地球測位システム(GPS)による地殻変動の観測などを基に計算したところ、四国沖では年間で4・8~6・2センチ、沈み込みが足りなかった。これは、境界が極めて強く固着して、地震に結びつくエネルギーをためている可能性を示すという。

一方、南海地震の東に隣接する東南海地震については、紀伊半島沖での沈み込み不足は年間3・3~4・5センチとみられ、四国沖に比べて蓄積エネルギーは少ないと推定された。

(読売 5/15)

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街中に洪水の危険示す標識整備

洪水が起きるとどれぐらい危険かについて街を歩きながらでも知ってもらおうと国土交通省は14日、川のはんらんで浸水の恐れのある地域であることを示す標識を市街地の電柱や駅などに付けることを決めた。

6月にも標識のデザインを決め、国が管理する河川の流域で整備する考え。洪水の危険性を感じてもらうことで、防災意識を高めるのが狙いだ。

標識は「洪水」「避難所」「堤防」の3種類を検討している。例えば、「洪水」のデザインは、浸水している家や波立つ水面などが候補。標識には「ここは利根川のはんらんで5メートル以上浸水する恐れがあります」など具体的な説明を付け示すことも考えている。

水害からの「避難所」は、家の中に人が駆け込むイメージの図案が候補。標識は地図や案内板には避難所の所在地を示すために使い、電柱には避難所まで誘導できるように取り付ける。

〔共同 5/15〕

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2006/05/13

東海地震想定域付近「ゆっくり滑り」でM7級エネルギー

東海地震の想定震源域に近いプレート(岩板)境界で5年間続き、東海地震との関係が注目された「ゆっくり滑り」が今年初めにほぼ終わり、全体でマグニチュード(M)7.1の地震にあたるエネルギーを解放したことが、国土地理院の解析でわかった。14日から、千葉市である日本地球惑星科学連合大会で発表する。

ゆっくり滑り(スロースリップ)は、地表で揺れが感じられないほどの遅いスピードで地下の岩がずれ動く現象。地殻変動を精密にとらえることが可能になった全地球測位システム(GPS)の観測網が整備され、観測されるようになった。

東海地方のゆっくり滑りは、東海地震の想定震源域の西側、浜名湖付近で01年はじめごろから発生した。5年間で南東方向に6センチ程度の地殻変動が観測された。全体でM7.1の地震に相当するエネルギーを解放した。

当初は、スロースリップが拡大し、東海地震につながるのではないかと心配する声もあった。だが最近は、付近のプレートは一様に沈みこむのではなく、場所によって、ゆっくり動いたり、急に動いて大地震を起こしたりといった「すみ分け」があって、ゆっくり滑りが東海地震には直結しないという考えが多くなってきた。ただ、そうした場所同士がどう影響しあっているのかについては解明されておらず、課題になっている。

(朝日 5/13)

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2006/05/08

温暖化 急増する自然災害

◆水害:過去最悪の2兆183億円 04年の被害額
 
国土交通省は8日、台風23号や梅雨時の豪雨などで全国で3208人が死傷した04年の水害の被害額が、統計を取り始めた61年以降で最悪の約2兆183億円に上ったとする調査結果を発表した。これまでは、梅雨時の豪雨で長崎市の眼鏡橋が壊れるなどした82年の約1兆3883億円が最悪だった。

04年は、10月に近畿地方などに台風23号が上陸して819人が死傷。兵庫県や京都府北部の河川がはんらんするなどし、約7709億円の被害が出た。また、7月の梅雨前線の活発な活動で新潟・福島両県などが集中豪雨に遭い、約4563億円の被害を受けた。この年1年間の被災建物は、約19万9000棟に上った。

調査は国交省が都道府県などを通じて行い、建物や農作物などの一般資産や河川や砂防設備などの公共土木施設、鉄道事業などの公益事業の被害額をまとめた。

(毎日 5/8)

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原発と地震

地震に対して、原子力発電所は、どのくらい丈夫に造っておけばいいのか。

原子力安全委員会が、その評価法を定めた「耐震設計審査指針」の改訂案をまとめた。

現行指針は前回改訂から25年、ほとんど変わっていない。地震学や土木工学の進歩を踏まえると、あまりに古い。

原発の設計は、もともと強度に余裕を持たせてあり、現行のままでも直ちに安全性が損なわれるわけではない。だが、実態に合わない部分も多かった。

北陸電力志賀原発2号機を巡り、金沢地裁が3月、運転を差し止める判決を出した。その最大の理由は、現行指針と実態とのズレだった。

新指針を速やかに正式決定して、信頼確保に努めなくてはならない。

現行指針で特に問題なのは、設計する際に想定する地震の大きさや揺れを見積もる手法だ。起き得る地震を十分に考慮できていない、と指摘されてきた。

例えば、現行指針では、近くに活断層が見つかっていない場合、マグニチュード(M)6・5の直下型地震を最大地震と想定することになっている。だが、2000年の鳥取県西部地震のように、活断層がなかったはずの場所で、M7・3の大きな地震が起きた例もある。

新指針案では、このM6・5を削除した。幅広い調査と、最新の地震学の成果を駆使して、建設地で起き得る最大地震を想定し、設計に反映させるよう求めている。直下型地震は事実上、M7・3まで考慮しなくてはならなくなる。

考慮する活断層も、従来の過去5万年から、最大13万年に拡大した。揺れで壊れてはならない機器の種類も増える。

指針は、原発の新設を前提としているが、国民の不信を招かないよう、電力会社は、既存の原発についても新指針を満たしているか、点検する必要がある。政府は、その結果を検証すべきだ。

全国17か所の原発のうち半数は、直下型のM6・5を、最大地震と想定している。補強が必要となった場合は、直ちに工事を実施しなくてはならない。

点検結果を公表して、国民の理解を求めることも大切だ。

これまで政府や電力業界は、誤解されることを恐れ、原発と地震の関係について積極的に語ってこなかった。電力会社が内部で検討し、地震対策と言わずに補強する例もあったとされる。

古い指針が通って来た原因だ。新指針の検討も5年近くの歳月を費やした。

安全性向上は、正々堂々と目指せばいい。補強工事の資金も、エネルギー確保に必要なコストと考えたい。

(読売 5/8)

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2006/05/07

新潟から神戸、軟らかい岩盤

阪神大震災や中越地震の震源が含まれる新潟県北部から神戸市にかけてのひずみ集中帯で、地下10キロから20キロの深さに周囲に比べて軟らかい岩盤が続いていることが、東北大の中島淳一助手や長谷川昭教授(地震学)らの分析でわかった。内陸地震には地下の軟らかい岩盤が大きくかかわっているという説を裏付けるデータだ。成果は、14日から千葉市で開かれる日本地球惑星科学連合大会で発表する。

この地域は新潟―神戸ひずみ集中帯と呼ばれ、幅50~200キロの帯状に広がっている。阪神大震災など過去80年間に起こったマグニチュード(M)5.5以上の内陸地震の約2割が集中する地震多発地帯だ。00年、鷺谷威・名古屋大助教授(当時は国土地理院)らの全地球測位システム(GPS)を用いた調査で、この地帯では幅100キロあたり年に1センチの割合で地面が縮み、強いひずみがあることが指摘された。

中島さんは97~05年の大小約1万の地震記録から、地震の波が地中を進む速度を分析した。その結果、集中帯の地下では、地表近くより約5%遅い部分が続いていることがわかった。遅いということは、岩盤が軟らかいことを意味する。

長谷川さんは、80年代に内陸地震の発生モデルを提唱。地下に潜り込んだ海のプレートからしみ出す水の影響で、地下数十キロに周囲より軟らかく収縮しやすい岩盤ができると想定し、力が加わったときにこの部分が大きく収縮するため表面に近い岩盤中の断層が割れやすくなり、地震が多発すると考えた。

中島さんは「地下に軟らかい岩盤がある理由はまだ分からないが、地震発生に影響している可能性は高い。地下を精査することで、地震のリスクが分かるようになるかもしれない」と話す。

東北大では、奥羽山脈を中心に、長谷川さんのモデルの検証を重ねてきた。多数の住宅が全壊した03年7月の宮城県北部地震(M6.4)と62年のM6.5の地震の震源の間でも、地下で数十キロにわたり軟らかい岩盤が続いていることなどを確認している。

京都大の飯尾能久助教授(地震学)は「内陸地震に地下の軟らかい岩盤が大きな役割を果たす説は近年、実証データが集まりつつある。ひずみ集中帯全域をカバーする今回の発見は、重要なデータだ」と話す。

(朝日 5/7)

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伊豆東方沖地震、関東平野で長い揺れ

先月21日の伊豆半島東方沖の地震(マグニチュード5・4、震源の深さ7キロ)で、周期の長いゆっくりとした揺れが、関東平野全域に広がっていたことが東京大学地震研究所による地震波の解析でわかった。

周期の長い地震波が関東平野の軟らかい堆積(たいせき)層を通過する際、増幅された。また、震源が浅い地震に特有の地表付近を行き来する地震波が発生したとみられ、関東平野が地震で長く揺れやすいことを改めて示した。

地震研では、今回の地震で、固定したある位置で地盤がどれだけ揺れたかを示す値(最大変位)をまとめた。揺れの強さを表す震度に対し、最大変位は、特に長い揺れがどの範囲に広がったのかを調べるデータとなる。

それによると、横浜市付近の最大変位が0・5~1センチになるなど、関東平野全域に長い揺れが分布していることがわかった。震源からは50~100キロ以上離れており、固い地盤なら、深さ7キロ、マグニチュード5クラスの地震では、これほど広域で長い揺れを示すことはない。

地震研の強震動研究グループは「より規模の大きい地震では、都心の高層ビルなどと共振する長い周期の地震波が伝わるため警戒が必要だ」と指摘している。

(読売 5/7)

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2006/05/06

東京都民は大阪府民を見習え

◆振り込め詐欺:東京被害、大阪の30倍 都民はお人よし?
 
親族などを装って電話をかけてだます「おれおれ詐欺」。昨年の全国の発生件数は6854件、被害額は約128億6200万円と、一向に減る気配がない。中でも、被害が多いのが首都・東京だ。どうして都民はだまされやすいのか。【三木陽介、石丸整】

昨年の主要都道府県での被害を見ると、東京は1758件、被害額36億6301万円で断トツだ。大阪はわずか53件、8285万円。発生件数で、東京は大阪の30倍以上、全国の25%も占める。北海道、愛知は大阪ほどではないにしろ、全国平均に近い数字だ。

警視庁が1月に摘発した162件を調査したところ、登場人物は弁護士の104件(64.2%)と警察官の93件(57.4%)が圧倒的で、重複して登場する場合も多い。特に最近流行の「痴漢」の示談金名目では、警察官登場が7割にも上った。

一方、同庁が逮捕した男女19人を取り調べたところ、だましやすいのは(1)「○○警察ですが」の一言で、激しく動揺する(2)慌てて「一体どうしたらいいんですか」とすがってくる(3)自分から「○○かい」と息子の名前を呼びかける--などの人という。特に50歳代以上の女性の被害が目立つ。

今林寛幸・捜査2課長は「警察官が示談の仲介をすることは絶対にないということを知ってほしい」と誤解の払拭(ふっしょく)に懸命だ。

都民に「おれおれ」の被害が多いことについて、識者に聞いた。

■評論家、犬養智子さん

新聞もこれだけ書き、テレビでもさんざんやってるのに、なぜ引っかかるのか信じられない。大阪は商人の町で自分で稼いだ金という意識がベースにある。商人の方が侍より実力があり、権威を信じない。江戸はある意味中央集権で、幕府の権威が強かった侍の町。その尾を引いて、近代化しても役人に従順。だから、東京は制服に弱い。

最近の手口で夫の痴漢名目があるが、なぜ奥さん方は「夫に限ってそんな事があるはずがない」と一喝しないのか。その程度の信頼感しか持ってないのか。日々、大学教授とかが痴漢行為で捕まるニュースがあふれてるからかもしれないが。

■精神科医、香山リカさん

人口も多く、思わぬ犯罪や事故のある東京では、誰もが「自分や家族もいつか事件や事故に巻き込まれるのでは」といった不安を常に抱いている。そこに「ご家族が事故を……」といった電話があると、疑うより先に「やっぱり!」と思い込んでしまう。パニック状態の中で「私は弁護士ですが、なんとかいたします」と言われると、闇に光を見た思いで「これで救われる」と疑いもなく信用してしまうのだろう。

年配の女性は、テレビのワイドショーやニュース番組、サスペンスドラマに長時間接するうちに、「世間はこわい」「いつ事件に巻き込まれるか分からない」という気持ちが植えつけられているのではないか。しかも、若者はネットや携帯電話を駆使しながらもどこかで不信感も抱いているが、中年女性の中にはまだ「電話で話されることにウソはない」と信頼している人もいる。それも狙われる理由なのだろう。

■漫画家、やくみつるさん

警察官役がやたら登場するのは、信頼されているからというより、市民のあまりかかわりたくないという気持ちを逆手に取ったのではないか。必要な職業だが、世話にならずに過ごせる事が一番で、接し方も知らない。そういう距離感も背景にあるのだろう。私は別居している母親には、知り得た手口を教えている。それでも知らない手口が出るので、とにかく「電話を切れ」と言っている。だが、相手はそうさせないテクニックをもっている。私の知るワイドショーのプロデューサーの母親もだまされた。

金融機関の現金自動受払機やバイク便など、現金の受け渡しができるいろんなサービス、ツールが充実している。そういうハード面の充実がもろ刃の剣になっている。

◇おれおれ詐欺の発生(05年)◇

  発生件数(件) 被害総額(万円)  1件当たりの人口

東京   1758  366301      7143人

大阪     53    8285   16万6334人

愛知    484   73739    1万5005人

北海道   402   55456    1万4065人

……………………………………………………………………………

全国   6854 1286201    1万8624人

(毎日 5/6)

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日本のチェルノブイリになる懸念

◆島根原発近くに新たな活断層・広島工大教授ら発表
 
広島工業大の中田高教授(地域環境科学)らの研究グループは5日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の南東約15キロに新たな活断層を確認したと発表した。

中国電力は同原発の約2.5キロ南に長さ約10キロの活断層が東西に走っていることを認めており、新たに見つかった活断層とつながっている可能性が大きい。

中田教授によると、活断層が長いと地震の規模が大きくなる可能性があり、原発の耐震性にも影響を与えることは必至。係争中の島根原発1、2号機の運転差し止め訴訟にも影響が予想される。

中田教授らによると、今年4月29日から、活断層があるとみられる地点を調査。深さ約8メートル付近で地層のずれを確認した。

中国電力は2000年10月、3号機増設のため原子炉設置変更許可を申請した際、経済産業省の原子力安全・保安院が命じた追加調査で、活断層の長さを約8キロから最長10キロに修正している。

中田教授は「活断層に関する中国電力の調査は科学的根拠となるデータが不十分。国も安全審査で見逃した」と指摘した。

〔共同 5/6〕

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2006/05/03

地震速報の精度向上へ・気象庁、システム改良

大地震の揺れが来る前に震度などを予想して速報する緊急地震速報システムについて、気象庁は速報精度を上げるためシステム改良に乗り出す。予想した震度と実際の震度が大きく異なる事例がこの2年余りで5%強の割合で発生。4月下旬に伊豆半島東方沖で起きた最大震度4の地震でも「最大震度7」と誤った。本格運用を始める今夏までに改良作業を終える考えだ。

同システムは、大地震が起きた際、最初に届く初期微動(P波)を高性能地震計でとらえ、震源位置や震度などを計算。震源からある程度離れた場所ならば、大きな揺れ(S波)が到来する数秒から30秒程度前に予想震度などを速報する。エレベーター管理会社や鉄道会社、工場など約250機関が試験運用に参加しており、早ければ夏前にも本格運用を始める計画だ。

(日経 5/3)

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2006/05/02

長周期地震動を復元 60年前の東南海地震

1944年に発生した東南海地震の長周期地震動を、地震発生時に現在の千葉県東金市に置かれていた地震計の記録から読み取ることに、東京大地震研究所の古村孝志助教授と早稲田大理工学総合研究センターの中村操・客員研究員らの研究グループが成功した。

長周期地震動は、大地震の際に発生する周期の長い揺れで、高層ビルや石油タンクなど大きな構造物が共振して大きく揺れる。発生が予想されている東海地震や東南海地震の長周期地震動対策を進める上で、貴重な資料となりそうだ。14日から千葉市で開く日本地球惑星科学連合大会で発表する。

古村助教授らは、東京都内と東金にそれぞれ設置されていた地震計による東南海地震の記録を詳細に解析。都内の記録は振り切れて復元できなかったが、東金の記録には、周期12秒程度の長い周期の揺れが10分以上記録されていた。

その際の地表の揺れは最大14センチに達し、この場所に120階建ての超高層ビルや大型石油タンクが立っていたとすると、その建物が最大百センチ揺れる計算になるという。

復元した揺れを、スーパーコンピューター「地球シミュレーター」で再現した東南海地震の揺れと比較した結果とも、ほぼ一致した。

古村助教授は「東南海地震の長周期地震動の解析はこれまでも複数のグループが行っていたが、今回の復元で、その全容が見えてきたといえる」と話している。

<長周期地震動> 

揺れの周期がゆっくりと長い地震動で、人間は感じにくい。超高層ビルや石油タンクのように長い周期で揺れやすい建物の場合、揺れの周期が一致して共振を起こして大きく揺れる。距離による減衰が少なく、震源から遠くても影響が出るのが特徴で、2003年の十勝沖地震では、長周期の揺れで、北海道苫小牧市の石油タンク内で液面が波立つスロッシング現象が起き火災が発生。04年の紀伊半島南東沖の地震でも、震源から約400キロ離れた千葉県北西部の石油タンクでスロッシングが確認された。

(中日 5/2)

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2006/04/28

旧耐震マンション、東京港区で半数超

東京カンテイは、旧耐震設計基準の分譲マンションストックの全国調査を実施し、その結果を公表した。

「旧耐震マンション」は全国に2万2000棟超、約146万戸で、全国のマンションストックのうち、約30%が旧耐震基準だった。分布には地域格差があり、マンション供給の先行した三大都市圏、地方中核都市に多数のストックある。

地域経済圏の中心となる都道府県で「旧耐震マンション」の戸数が多く、全国で最も多い東京都には9257棟、43万9354戸ものストックが集中している。シェアは千葉県が37.2%と全国トップ。大規模団地が多いことに起因する。 近畿圏でも大阪府の2015棟、20万7974戸を筆頭に約36万戸のストックがあり、中部圏でも愛知県の1368棟、6万7233戸が突出している。北海道、宮城県、広島県、福岡圏にも市街地を中心に数多く所在しており、地域で程度の差こそあるものの、全国に広く分布していることがわかった。

(日経BP)

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2006/04/27

自然災害、東京・横浜は世界でも飛び抜けて危険

世界各地で頻発する大規模な自然災害、国内では毎年のように発生する大規模地震、そして警戒が続く、首都直下地震、東南海・南海地震――。建築業協会(BCS)は、4月20日に公表した耐震対策の報告書「耐震改修による安全・安心な街づくり」の第一章「自然災害と防災・減災への取り組み」で、こうした自然災害の現状をデータで示している。

確かに、2000年以降、大規模な地震が相次いで発生している。鳥取県西部地震(2000年)、芸予地震(2001年)、宮城県沖地震・宮城県北部の地震・十勝沖地震(いずれも2003年)、新潟県中越地震(2004年)、福岡県西方沖地震(2005年)だ。加えて、首都直下地震や東南海・南海地震など、「いつ発生してもおかしくない」という大地震が警戒されている。

世界の大都市の中で、東京・横浜が飛び抜けて自然災害の脅威にさらされている現状を示すデータとして、ミュンヘンの再保険会社が示した災害危険度指標を紹介している。東京・横浜710、サンフランシスコ167、ロサンゼルス100と、東京・横浜が飛び抜けて高い危険度となっている。

(日経BP 4/26)

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2006/04/26

「チェルノブイリ」20年、今も事故処理終わらず

ウクライナ(旧ソ連)のチェルノブイリ原子力発電所の爆発事故から26日で20年を迎え、各地で追悼式典が開かれた。ウクライナのユーシェンコ大統領は事故原発の放射線を抑え込む新たな設備建設などで国際支援を改めて要請。多くの被災者が健康悪化を訴えるなか、被曝(ひばく)の影響に関する評価も定まらず、事故の処理は今も終わっていない。

事故原発に近いスラブーチッチでは26日未明、ろうそくを手にした被曝者ら数百人が追悼式に出席。事故が発生した午前1時23分に合わせ、黙とうをささげた。

被害が大きかったベラルーシとウクライナでは、19日から26日まで国連や各国首脳も参加する国際会議が開かれた。ユーシェンコ大統領は会議で、鉄筋とコンクリートで事故原発を覆う設備「石棺」の老朽化を指摘、新たな石棺建設のための国際協力を促した。総建設費は8億ドルから14億ドルに上るとされ、大統領は「一国でまかなえる規模ではない」と支援を呼び掛けた。

(日経 4/26)

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2006/04/24

将来の推定死者数、9千人に修正 チェルノブイリ事故

国際原子力機関(IAEA)や世界保健機関(WHO)などの専門家グループ「チェルノブイリ・フォーラム」は、旧ソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリ原発事故で放出された放射能による将来の死者推計数について、昨秋発表した約4000人に代えて、低汚染地域での約5000人を加えた約9000人とすることを決めた。24日からキエフで開かれる事故20年記念の国際会議で報告する。

被曝(ひばく)によるがん死について、IAEAとWHOは10年前の会議で約9000人との予測を発表した。昨秋の発表では、そのうち、低汚染地域に住む600万人余での被害想定について「科学的に証明できていない」として死者推計数を約5000人減らしたが、「低く見積もりすぎ」と批判が相次いだ。再度議論の末、低汚染地域を被害想定対象に戻し、死者推計数も約9000人に戻すことになったという。

同フォーラムの昨秋の報告書によると(1)30キロ圏内にいて避難した約12万人(2)事故処理作業をした約20万人(3)高汚染地域の住民約27万人の計約60万人では約3940人が甲状腺がんや白血病、そのほか何らかのがんで死亡すると予測されている。

被曝死者数は、広島・長崎の被爆者データを基に推計するのが一般的だ。しかし、チェルノブイリ事故による被害は、じわじわと被曝が進むだけでなく、食べ物などを通して体内に蓄積された放射性物質による内部被曝の影響もあり、本来同じには扱えない。こうした低線量放射線による被害推計には、まだ明確な科学的裏付けがない。

(朝日 4/24)

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チェルノブイリ事故の国際会議、ウクライナで始まる

チェルノブイリ原発事故20年の国際会議が24日午後、同原発が立地するウクライナで始まった。

事故の影響によるがんの死者を推定約4000人とした昨年9月の国連機関の報告をめぐり、「過小評価」とする被災国などと国連代表による討論会も予定されており、事故を風化させないための活発な議論が展開されそうだ。

ベラルーシで今月19日から3日間開かれた国際会議に続くもので、ウクライナ政府が主催、世界保健機関(WHO)や国際原子力機関(IAEA)などが協賛し、15か国から約700人が出席する。ユシチェンコ大統領が開会を宣言。松浦晃一郎・国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)事務局長が、これまでの被災者救援の取り組みなどについて述べた。会議は26日まで。

(読売 4/23)

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2006/04/22

カムチャツカ半島で地震、M7.7

(CNN) 米地質調査所(USGS)によると、日本時間21日午前8時25分ごろ、ロシア東部カムチャツカ半島でマグニチュード(M)7.7の地震が発生した。津波の恐れはないという。

USGSの観測によれば、震源はコリヤーク自治区イリプイルスキーの北東205キロの地点で、震源の深さは43キロ。

USGSは、M7以上の地震を大規模地震と規定している。アラスカ大学フェアバンクス校地球物理学研究所のクリステンセン教授によれば、M7以上の地震は世界で年間約20回発生しているという。

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2006/04/21

首都直下地震の防災戦略を正式決定・中央防災会議

国の中央防災会議(会長・小泉純一郎首相)は21日、首都直下地震の「防災戦略」を正式に決定した。2015年度までの10年間で住宅の耐震化などを進め、最大1万1000人と想定されている死者数を半減させ、経済的被害も最大約112兆円から4割程度減らすのが目標。今後、自治体に数値目標や対策を明示した「地域目標」を定めるよう求める。

防災戦略では住宅・建築物の耐震化率を03年の75%から90%に上げ、家具の固定化率を30%から60%に上げることで死者数を約1300人減らせるとした。建物の不燃化や避難地・避難路の整備を進めて出火や延焼を最小限に抑えたうえ、消防団の人数を増やして初期消火体制を強化することなどで、4000人程度減らす。

主要道路や新幹線の高架橋の耐震補強などで復旧費用を約26兆円軽減する。大企業のほぼすべて、中堅企業の50%以上に災害時に重要業務を継続するための「事業継続計画」をあらかじめ策定させ、生産活動停止による被害を約4兆円軽減する。

(日経 4/21)

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2006/04/17

チェルノブイリ 汚された大地で

~チェルノブイリ 20年後の真実~

http://www.nhk.or.jp/special/onair/060416.html

史上最悪の原発事故からこの4月で20年、人々の苦しみは続いている。というよりむしろ悪化している。ウクライナにある、放射線を浴びた人々が集まって暮らすアパートでは、がんなどの重病患者が増加、毎週のように死者が出ている。さらに大量の放射性物質がまき散らされたベラルーシでは、ヒロシマ・ナガサキでは否定された「遺伝的影響」が報告された。

一方、20年の節目にIAEA(国際原子力機関)などからなる委員会がまとめた報告書によれば、事故で放出された放射線を浴びたことによる死者は全部で60人足らず。健康被害の多くを、「被曝の影響とは言えない」として退けた。患者の支援者などからは「問題の幕引きをはかる過小評価」と批判されている。

「いまだわからないことばかり」とも言われる放射線の人体への影響。広島の医師や研究者も加わって、暗中模索の事実解明、因果関係の究明が続けられている。

最新の動きを追う中で、「汚された大地」で本当は何が起きているのか明らかにしていく。

4月16日(日) 午後9時~9時49分 総合テレビ

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2006/04/16

FEMA不手際認める内部報告書、ハリケーン救済

ワシントン(CNN) 米南部州を昨年8月29日に襲い、甚大な被害をもたらした大型ハリケーン「カトリーナ」で、連邦緊急事態管理局(FEMA)の救援活動の是非を審査していた国土安全保障省の監察局は14日、報告書をまとめ、非効率な行動などに対する批判は概ね根拠がある、とする結論を下した。同省は、FEMAの上部組織。

報告書は218ページにわたるもので、メディア、議会、米政府などの報告書で指摘されたFEMAの対応の不手際をほぼ追認する形にもなっている。

報告書は、FEMAのカトリーナへの対応の失敗は、人員不足、自然災害に備える対策立案の不備や救援での明確な指揮系統の不在などにあったと主張。これらの背景には、米政府の懸念がテロ対策に傾斜していることの影響も無視出来ないとしている。

具体的には、通信網の切断もあり、FEMAが被害の全容を把握したのはカトリーナ上陸の3日後だったと認めた。FEMAは、災害対応で、発生から72時間は州、自治体が自力で苦境をしのぐと求めていたが、被災地、被災者の実態を反映しているとは言えない条件だとも述べている。

また、災害時のFEMAの被災地との連携不足にも言及。カトリーナ被害では、FEMA、連邦政府、最大の被災地となったルイジアナ州政府との間で、統一された指揮系統が確立されたことは1回もなかったと断定した。

被災者への救援物質の配給、備蓄システムの欠陥にも言及。一本化されたチャンネルがなかったことから、情報の混乱が生まれ、必要な量を確保するため、故意に「2倍」の量を要請した州政府関係者の証言を引用している。FEMAの態勢に対する不信感が生んだ弊害だったとしている。

FEMAのマイケル・ブラウン前局長は昨年9月、引責の形で辞任。前局長はその後、FEMAの予算が削られたことがカトリーナ対応への失敗要因などと主張、同省のチャートフ長官の連帯責任も指摘していた。ブッシュ大統領は今年4月上旬、空席となっていたFEMA局長の後任に、R・デービッド・ポリソン局長代行を指名する、と発表している。

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2006/04/15

チェルノブイリ事故、将来のがん死者9000人予測

世界保健機関(WHO)は13日、1986年4月に発生したチェルノブイリ原発事故が原因で、がんを発症して死亡する人の数が9000人にのぼる可能性があるとする報告書を公表した。

今月26日で事故は発生20年を迎えるが、WHOは被災地では今後も継続的な心身両面のケアが必要だとしている。

WHOは原発周辺のウクライナ、ベラルーシ、ロシアの3か国に住み、事故当時、子供や青少年だった人たちの間で甲状腺がんを発症した人は約5000人にのぼり、新たながん患者は今後数十年間にわたって増加すると予測している。

         ◇

チェルノブイリ原発事故を巡っては、昨年9月にWHOなどの国連機関と3か国政府が参加したチェルノブイリ・フォーラムが4000人という死亡予測を公表したが、3か国の医療関係者などから過少評価との批判が噴出した。今回の9000人という予測は、事実上、これを修正したものだ。

4000人の死亡予測は、事故の復旧作業者や強制移住者計約60万人を対象にして分析した結果で、今回はこの60万人のほかに、放射能汚染が比較的低い地域の居住者約680万人も分析対象に加えた。

(読売 4/15)

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2006/04/13

災害・防災・危機管理に関する情報サイト「rescuenow@nifty」開設

災害・危機管理情報を手がけるレスキューナウとニフティは4月13日、インターネットを活用した災害・防災・危機管理に関する情報サイト「rescuenow@nifty(レスキューナウ・アット・ニフティ)」を開設した。同サイトでは、地震、津波、台風、集中豪雨など、さまざまな災害・防災・危機に関する情報提供と、防災グッズの販売などを行う。インターネット・ユーザーなら誰でも利用可能。

rescuenow@niftyを通じて、災害関連ニュース、鉄道路線と国内3大空港の遅延情報、全国の気象情報(注意報・警報)といった「災害ニュース」を提供する。また、災害チェックリスト、災害・防災コラム、防災グッズレポートなど「防災に役立つ情報」も用意する。さらに「防災グッズショップ」では、防災用品を販売する。

また有料サービスとして、災害情報メール「マイレスキュー」を用意する。月額210円(税込)で、8種類の災害・事故情報(天気予報、注意報・警報、地震、台風、火山、鉄道、火災、緊急)のメール速報を、パソコンや携帯電話で受信可能。鉄道の遅延情報や、設定した地域の天気予報なども受け取れる。同サービスの利用は、@nifty会員もしくは@niftyID登録ユーザーに限られる。

両社は、「rescuenow@niftyを通じて、災害・防災をテーマにしたさまざま支援を行いたい」と述べている。

■問い合わせ先
・ニフティ @niftyサービスセンター 電話:0120-818-275

■関連情報
・ニフティのWebサイト http://www.nifty.co.jp/
・レスキューナウのWebサイト http://www.rescuenow.net/

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2006/04/08

町会名簿作成困難で助け合い崩壊も…個人情報保護

内閣府の国民生活審議会個人情報保護部会のヒアリングは7日、日本新聞協会に続き、東京都町会連合会と全国民生委員児童委員連合会(全民児連)が、昨年4月の個人情報保護法の全面施行後、町会名簿が作りにくくなるなど、地域社会の「助け合い精神」が崩壊しかねなくなっている実情を報告した。

都町会連合会の石川誠一会長は、住所や氏名、電話番号、職業が記載されていた町会名簿から、職業、電話番号がなくなり、「会費は払うが、名前は載せないでほしい」という住民が増えていると説明。港、渋谷、新宿各区では、既に名簿を作れない状況という。

石川会長は「災害弱者も登録した人しか把握できない。地域組織が崩壊しかねない」と訴えた。

約22万7000人の民生委員、児童委員を束ねる全民児連。事務局となっている全国社会福祉協議会の山田宜広・民生部長は、「委員には守秘義務があり、保護法の影響はないと思っていたが、高齢者や一人親家庭の名簿を提供しない自治体が出ている。『干渉されたくない』と訪問を嫌がる独り暮らしの高齢者も増えている。(現場から)危機感が大きな声として上がっており、憂慮している」と話した。

これに先立つ日本新聞協会の報告では、取材に対し、学校が生徒数すら明かさないなど過剰反応の事例を挙げた。また、自治体が議員の連絡先や表彰者の氏名も公表しないなど、保護法を盾にした極端な情報非開示が進む現状に、懸念を表明した。

同協会の人権・個人情報問題検討会副幹事の石井勤・朝日新聞東京本社編集局長補佐は、「この法律が何を目指し、具体的に何を守るのか、生活者のレベルに伝わっていないことが混乱を引き起こしている。一過性の現象とは言えず、早くも対処が求められる時期にきている」と指摘。同検討会委員の藤原健・毎日新聞東京本社編集局総務は、「他人に関心を示さないような匿名化社会を、この法律は結果的に推進した。混乱がありとあらゆるところで起きている意味を考え、抜本的に考え直すべきだ」と述べた。

(読売 4/8)

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2006/04/05

地震:井戸の地下水位で予測 産総研が本格観測へ

産業技術総合研究所(茨城県つくば市)は今年度から、東南海・南海地震の予測を目指した地下水の観測を始める。深さの違う井戸の観測を組み合わせる新しいシステムを10年かけて整備する計画。東南海・南海地震と連動して発生することが多いとされる東海地震の予測精度向上も期待されるという。

地震により地下水や温泉の水位や水温などが変わったりすることは古くから知られている。684年に四国などを襲った大地震では、道後温泉(松山市)の湧出(ゆうしゅつ)が止まったという記録もある。1970年代から科学的な研究が始まったが、予測につながるメカニズム解明には至らなかった。95年の阪神大震災以降、地震や地殻変動の観測網が急速に整備された上、コンピューターによるシミュレーション技術なども向上。巨大地震の直前に、プレート(岩板)がはがれゆっくり滑る「前兆すべり」が起こる可能性のあることが分かってきた。

産総研地震地下水研究グループの小泉尚嗣(なおじ)グループ長らは、前兆すべりに着目。この考え方に基づくシミュレーションによると、46年に起きた南海地震前の地殻変動で、周辺域の深い地下水や温泉水は地震前に数十センチ低下した可能性があることが分かったという。一方、この地震前に、実際に井戸などの浅い地下水が数十センチ低下したという報告もあった。

小泉グループ長らは、前兆すべりによって、地殻の体積が変化し、それに伴う周囲の地下水の変化をとらえることで、地震発生を予測できると考えた。計画では、愛知県から四国南部までの沿岸部に20カ所の観測地点を設置。30メートル、200メートル、600メートルの3種類の深さの井戸を掘り、地下水の水位や地殻変動などを観測する。異なる深さの地下水間の相互作用を調べることで、地殻変動とのより詳細な関係も研究する予定だ。

また、産総研は76年から東海地方で深さ数百メートルの地下水などを観測している。小泉グループ長は、過去に東南海・南海地震は東海地震と連動することも多く、今回の計画で、東海地震の予測にも貢献すると見ている。

ただ、確度の高い地震予測に結びつけるためには、想定された地震が実際に起こった後にその直前の観測結果を検証する必要がある。そのため、予測が期待できるのは早くても次の次の東南海・南海地震になる。小泉グループ長は「すぐに成果は期待できないが、研究者には地震予測に関する社会的責任がある。地下水観測による予測のノウハウが確立されれば、インフラが十分でない東アジアなどでの応用も期待できる」と話している。

(毎日 4/5)

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志賀原発1号機の制御棒にひび割れ 北陸電力

北陸電力(本店・富山市)は5日、定期検査中の石川県志賀町の志賀原発1号機(沸騰水型炉、出力54万キロワット)で、原子炉の出力を調整する制御棒(長さ約4.5メートル)の1本に長さ2センチと同6センチの2カ所のひび割れが見つかった、と発表した。同社は、新品に取り換えて原因を調べる。

北電によると、ひび割れが見つかった制御棒は93年の営業運転開始時から使用していた。1号機には89本の制御棒があり、今回の検査では4本を抽出して調べる予定だったが、急きょすべてを点検することにした。

(朝日 4/5)

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2006/04/03

首都直下地震なら448万人が帰宅困難に・都が想定

東京駅や渋谷駅は10万人以上の帰宅困難者であふれ、ビルやマンションのエレベーターは16台に1台の割合で人が閉じ込められる――。東京都が先週まとめた首都直下地震の被害想定は、帰宅困難者の数が国の想定を大幅に上回るなど、大都会ならではの被害の多発に警鐘を鳴らした。関係者には都市型災害への対策の見直しも迫る。

都防災会議(会長・石原慎太郎知事)による被害想定の改訂は9年ぶり。東京都足立区で震度5強を記録した昨年7月の地震で、鉄道の復旧が大幅に遅れ混乱したことから、今回は帰宅困難者の数を主要ターミナル8駅別に初めて算出した。推計によると、地震直後にまず東京駅に約20万人、渋谷駅に約18万人など計約1144万人が都内で足止めされる。やがて徒歩で自宅に帰る人などは減っていくが、滞留し続ける「帰宅困難者」は東京駅約14万2000人、渋谷駅約10万4000人など計約448万人に達する。

(日経 4/3)

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2006/03/24

原発 チェルノブイリを見よ

◆原発で初の差し止め判決・志賀2号機、金沢地裁が請求認める
 
石川県志賀町の北陸電力志賀原発2号機(改良型沸騰水型軽水炉=ABWR、135万8000キロワット)は耐震性に問題があるなどとして、住民ら135人(うち3人死去)が北陸電力(富山市)に運転差し止めを求めた訴訟の判決で、金沢地裁の井戸謙一裁判長は24日、運転差し止めの請求を認めた。

原発の運転差し止めを認めた判決は初めて。判決には仮執行宣言が付いていないため、即時、運転は停止しない。北陸電力は、直ちに控訴して発電所の運転を継続する方針を明らかにした。

判決は、地震による事故で許容限度を超えた被曝(ひばく)の恐れがあるとして、原子炉から最大約700キロ離れた熊本県を含む16都府県の原告すべての請求を認めた。

井戸裁判長は「宮城県沖地震では、東北電力女川原発で想定した揺れを上回った」とし「(被告の耐震設計の)計算手法は実際の観測結果と整合しておらず、妥当性は認めがたい」と述べた。

〔共同 3/24〕

◆福島第二原発の配管にひび 東電、検査で見落とし

再循環系配管で見つかったひび

東京電力は23日、福島第二原発3号機(福島県富岡町、沸騰水型、110万キロワット)の再循環系配管で、溶接部近くにほぼ全周にわたってひびがあったのに、検査で見逃していたことを発表した。東電は当初、近くに別のひびを見つけたが、国の基準に従って「配管の交換は不要」と判断した。だが、福島県の要求で配管を交換、切り出して調べると、基準にあわず、本来なら交換しなければならない新たなひびが見つかった。

ひびが見つかったのは、原子炉の冷却水を循環させる再循環ポンプと原子炉をつなぐステンレス製の再循環系配管(外径60センチ、厚さ38ミリ)。定期検査中の昨年5月、超音波探傷検査で長さ17ミリ、深さ5.8ミリのひびが見つかった。

東電は、初めに見つかったこのひびについて進み具合を予測し、「破断などの恐れはない」と判断。合理的に安全性を評価するため03年に導入された国の基準(維持基準)に基づいて、交換の必要はないと判断していた。だが、福島県は「ひびの評価手法が確立されていない」と交換を求めた。

地元の理解が得られていないとみた東電は、配管を切り出して改めて調べた。この傷のすぐそばの溶接部分で、外周約1.9メートルの管の内壁をほぼ1周する長さで、深さが最大約8.8ミリの新たなひびを見つけた。

東電によると、このひびについては、超音波検査で信号を検知していたが、担当者が溶接部の凹凸と間違えたという。

国の現在の維持基準では、配管の全周の6分の1を超えてひびがあった場合、深さにかかわらず交換が必要と定める。福島の今回のケースは交換が必要だったが、切り出して調べていなければそのまま運転を続けていたことになる。

再循環ポンプは原子炉の出力を調整しており、配管には放射能を帯びた高温高圧の水が通っているが、東電は「20年運転を続けても破断するような傷ではなく健全性に問題はない」と説明。ただ、経済産業省原子力安全・保安院原子力発電検査課は「健全性を評価するには、まず傷がきちんと検出されるのが大前提。超音波検査で溶接部に少しでも怪しい反応があれば、それを徹底的に調べなければならない」と、改めて検査の徹底を指示した。

今回、東電が他の原発についても溶接部の超音波検査の結果を洗い直したところ、全周に及ぶひびはなかったが、柏崎刈羽1号機(新潟県)の2溶接部で4カ所のひび(最大で長さ17ミリ、深さ5.9ミリ)が見つかった。他の6プラント20溶接部でも、凹凸かどうか不明な検査結果があり、小さなひびの可能性は否定できず、詳細な検査を続ける。

保安院は、東電だけでなく原発を持つ電力各社に、溶接部付近の検査の徹底を指示した。

(朝日 3/24)

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2006/03/23

チェルノブイリ:原発事故から20年

旧ソ連ウクライナで起きたチェルノブイリ原発事故から4月26日で20年になる。数百万人が被ばくしたとされ、日本を含む北半球各地で放射能が観測された。大惨事を起こした原発は00年12月に全面閉鎖されたが、爆発した旧4号炉を覆う「石棺」は傷みが激しく、崩壊の危険性も指摘される。現地を訪ね、終わらない「チェルノブイリ」の今を見た。【チェルノブイリ原発(ウクライナ北部)で杉尾直哉】

「石棺」は、古びた巨大戦艦のようにそびえていた。86年の事故直後、汚染拡大を防ぐためにソ連政府がコンクリート40万立方メートルを流し込み、7000万トンの鉄材で4号炉棟全体を覆った「棺ひつぎ)」。表面のあちこちにサビが浮き、20年の月日の流れを刻んでいた。

現場は首都キエフから北へ車で約2時間ほど。今でも高度な汚染が続く「立ち入り禁止地区」の中心にあり、原発の手前約30キロと約10キロの2カ所の検問所で、当局の発行した通行証の点検を受けた。

石棺から約500メートルの地点で、ウクライナ製の線量計で測ってみた。目盛りはみるみる上がり、「ピーピーピー」と危険を知らせる警報が鳴り出した。値は1時間当たり2.06マイクロシーベルト。キエフ市内(0.18マイクロシーベルト)の10倍以上だ。

石棺内は、爆発で飛び散った放射性物質や核燃料が手つかずで大量に残ったまま。施設内の7割が今でも立ち入り禁止状態だという。雨水の浸透でコンクリート構造が劣化し、棟の西側の壁が倒れかかっている。倒壊すれば石棺全体が崩れる可能性があり、構造強化工事が行われている。だが、作業は難航し、当初予定の06年中には終わりそうにない。

ウクライナ政府は日本を含む世界28カ国の支援を受け、石棺を高さ約100メートルのかまぼこ形の屋根で覆う新シェルター建設を計画。耐用年数は100年、費用は10億ドルと見積もられている。

現在の石棺の寿命は30年とされ、完成が急がれるが建設会社も決まっていない。原発広報担当のユリア・マルシチさんは「新しいシェルターができても中が危険なのは今と同じ。残った核燃料や危険物質の処分は現在の技術では不可能だ。チェルノブイリはまだ終わっていない」と話した。

石棺の反対側の1号炉棟にある原発の事務所。発電所の保管や石棺の補修のため約3600人が作業に従事する。洗面所には「水道水をコーヒーや茶の飲用に使うな」との張り紙があった。ある職員は「水の汚染は続いている」と話した。

原発から約2キロ離れたプリピャチは、かつての「原発城下町」だ。約5万人の原発職員や家族が住んでいたが、住民は事故の翌日にバス1000台で集団疎開し、その後戻ることは許されなかった。

ゴーストタウンとなった街の中で動くものは、野良犬3匹だけ。高層住宅の壁に「レーニンの党は人民の力。われらを共産主義建設に導く」と色あせた文字が浮かんでいた。キエフから運転手を務めたビクトルさん(50)は「ここは、ソ連時代からの時間が止まったままだ」とつぶやいた。

(毎日 3/23)

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緊急地震速報、夏から一部運用へ

初期微動をとらえ、大きな揺れが来る前に地震の発生を知らせる気象庁の緊急地震速報について、政府の実用化検討委員会が23日開かれ、今年夏から電車や工場など特定の利用者に提供を始めることが報告された。

発表される情報は、震度5弱以上と推定された場合。特定利用者は緊急地震速報が出ると、電車の緊急停止や作業員の安全を確保する。

国民一般への情報提供は、06年度末をめどとした。(1)人工衛星を利用した総務省消防庁の全国瞬時警報システム(J―Alert)を使い、市町村の同報系防災行政無線で放送(2)テレビ、ラジオで放送(3)携帯電話への情報提供などが検討されている。

(朝日 3/23)

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2006/03/14

近畿労働金庫 防災・減災・被災地支援プログラム 

「阪神・淡路大震災10年事業 近畿ろうきんNPOアワード」として、
 防災・減災・被災地支援活動をすすめるNPOを応援するための
 助成事業を行っています。

 公募期間: 2006年3月31日(金)まで *当日必着
 詳細は、下記「近畿ろうきん」ホームページをご覧下さい。

 http://www.rokin.or.jp/news/topics_20060206_01.html

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2006/03/12

原発6基:制御棒46本ひび割れ

原子炉内の核分裂にブレーキをかける「制御棒」のひび割れが各地の原発で見つかり、判明しただけで原発6基で計46件に上ることが11日、経済産業省原子力安全・保安院のまとめで分かった。これほど多くのひび割れが見つかったのは世界でも例がないという。事業者側は「制御棒が折れることはなく、機能に問題もない」と強調しているが、保安院は「(安全かどうか)判断できない」として事態を重視、本格的な調査に乗り出した。

制御棒は、核分裂を引き起こす中性子を吸収し、核分裂を制御する役割がある。ひび割れが見つかったものは、中性子の吸収能力が高いハフニウム板を使用していた。

東京電力は今年1月、福島第1原発6号機で、使用しているハフニウム型制御棒17本のうち9本に破損が見つかったことを公表。これを受けて保安院は全国の電力会社に点検を指示した。

その結果、同型の制御棒は、東京、東北、中部、日本原電の4電力の沸騰水型軽水炉23基で計382本使われていたが、151本を目視点検した結果、新たに同3号機でも5本のひび割れが見つかった。また、東京電力柏崎刈羽原発と中部電力浜岡原発などの使用済み制御棒にも32本のひび割れがあり、総本数は46本となった。今後、さらに増える可能性がある。

このうち、2本はステンレス製のカバーがめくれ上がり、スムーズに出し入れできないものだった。ひび割れは最長12センチで、1本で40カ所以上のものもあった。制御棒は中性子を吸収するともろくなり、5サイクル(運転期間が5年余り)が交換の目安とされるが、4サイクルでひび割れが生じたケースもあった。

保安院防災課の市村知也・事故故障対策室長は「なぜこれほど大量のひび割れが生じたのか試料分析で解明している。来月までにはっきりさせたい」と話している。

原子力資料情報室の上沢千尋さんは「未点検なまま運転中の原発が12基もあり問題だ」と話している。

■ことば(制御棒) 原子炉出力を制御するために、燃料集合体の間にくまなく挿入される棒または板状の物質。中性子を吸収しやすい素材(ボロン、カーバイド、ハフニウムなど)でできており、制御棒を抜き差しすることで、核反応を調整する。原子炉を緊急に停止する時にはすべての制御棒が挿入される。

(毎日 3/12)

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海底観測網を整備へ、東南海・南海地震対策で

東南海・南海地震に備え、文部科学省は新年度、想定震源域の海底に、地震計、津波計などの観測機器を約15キロ間隔で集中的に配置した監視・観測網づくりを始める。

世界でも例のない高密度な海底観測体制で、地震活動や地殻変動に関する詳細なデータを集め、発生予測の精度を高める。地震時に素早く警報を出せるシステム開発も目指す。

阪神大震災以降、陸地では地震計が全国に網羅されたが、費用や手間のかかる海底への機器設置は進んでいない。現状では、海で起きた地震も陸地のデータで探っている。東南海・南海地震の原因となる岩盤破壊が起きる領域(震源域)の大半は海で、現在は海洋研究開発機構が、高知県の室戸岬沖に観測設備を一つ置いている程度。海域の体制は不十分と指摘されていた。

4年計画で東南海地震の震源域とされる紀伊半島・熊野灘沖に、地震計や津波計、重力計を約15キロ間隔の格子状に20か所配備する。

5年目以降は、南海地震が想定される和歌山県の潮岬沖にも同様のシステムを展開する。海底の動きを数センチという精度で観測できる新型GPS(全地球測位システム)も実用化され次第、投入する。

(読売 3/12)

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2006/03/10

あと20秒で地震が来ます

NTT東日本、東北ミサワホームは3月10日、地震が発生した際、その周辺地域に対して揺れが到達する前に警告する「緊急地震速報」の実験を実施すると発表した。緊急地震速報の活用を推進するリアルタイム地震情報利用協議会(REIC)とともに取り組む。

東北ミサワが仙台市内で分譲する戸建住宅に緊急地震速報を配信する。NTT東日本のブロードバンド・サービスを利用し、IPv6と呼ばれる通信手順でそれぞれの住宅に一斉同報する。端末はNTT東のIP電話用のテレビ電話端末を利用。地震発生時には、予測震度と地震の到達時間がテレビ画面に表示され、音声でも通知する。例えば、「20秒後に震度5弱の地震が来ます」といった警告アナウンスが流れる。

(日経BP)

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2006/03/07

大規模な災害やシステム障害の発生時にどう事業を継続するか

「あなたの会社は大規模な災害・事故・事件に対処できる事業継続計画(BCP)を策定していますか」。ある調査会社注)が国内上場企業533社を対象に実施した調査によると、海外企業の事業継続計画策定率が47%であるのに対し、日本企業の策定率はわずか10%である。阪神淡路大震災、新潟中越地震など大きな災害を経験しているにも関わらず、BCPに対する取り組みが遅れていると言わざるを得ない。災害に限らず、最近では事故によって業務停止に追い込まれるケースも目立つ。銀行合併に伴うシステム障害や東京証券取引所のシステム・ダウンなどは記憶に新しい。

一旦業務が停止すると、その被害は甚大なものとなる。大規模なサプライ・チェーンの上に経済活動が成り立っている現在、1つの企業の業務停止の影響はその企業だけに留まらず、サプライ・チェーン上のあらゆる企業に波及する。災害や事故はいつ発生するか分からない。企業の経営者は、自社の業務が停止した場合の影響を把握し、大規模な災害・事故・事件が発生しても重要な事業を継続できるBCPを策定して置くことが責務である。

日本の防災対策とBCPでは視点が大きく違う

BCPは災害・事故・事件が発生したときに企業の生命線である事業を継続するための行動計画である。欧米では多くの企業・団体がBCPの重要性を認識し、その取り組みを進めている。例えば英国では、2002年に英国規格協会(BSI)がBCPの一般仕様として「PAS56」を策定した。米国でも2004年にNFPA(National Fire Protection Association)が「NFPA1600」を発行し、BCPの導入を推進している。両国は、PAS56やNFPA1600を基に、2年~3年後をメドにISO(International Organization for Standardization)での国際標準化を進めている。

一方、日本でも阪神淡路大震災の教訓を生かし、2001年にJISQ2001として「リスクマネジメントシステム構築のための指針」が制定されている。この指針で示すリスク対策は時系列的なもので「事前対策」、「緊急時対策」、「復旧対策」の3つに分かれ、総論的なものとなっている。こうした指針も含め、日本企業が防災に取り組む場合、主に自然災害を想定して、その災害に対する対策を講じることが多い。これに対してBCPは、どのようなリスクが現実化しても重要業務を継続させるという目的意識を持って策定されている。つまりBCPは事業継続という視点に絞って、重要事象を洗い出し、対策を立て、行動計画を策定し、統合的に運用・管理していくものである。これまでの日本企業および政府の防災対策とは視点が大きく違う。

日本では2005年位から「事業継続計画策定ガイドライン」などを公開

日本政府が危機管理にBCPという視点を持って本格的に取り組み始めたのは2005年位からである。経済産業省は2005年3月に「事業継続計画策定ガイドライン」を策定した。また、内閣府の中央防災会議「民間と市場の力を活かした防災力向上に関する専門調査会」に「企業評価・業務継続ワーキング・グループ」が設置され、2005年8月に「事業継続ガイドライン」が策定されている。

2005年3月の経済産業省の「企業における情報セキュリティガバナンスのあり方に関する研究会」報告書の事業継続計画策定ガイドラインでは、想定されるリスクの例として、広域災害を含むシステム障害、セキュリティ・インシデント、情報漏えい/データ改ざんなどが例として挙げられている。同報告書は、BCPの必要性に対する基本的な考え方、BCP策定に当たってのフレームワーク、検討項目、ケース・スタディの4章で構成される。BCPの必要性に関しては、「危機が発生したときに、企業に問われるのは、その企業が危機に直面した時であったとしても事業を遂行(継続)するという社会的使命を果たせるかどうか、である。・・・(中略)・・・企業経営者には、個々の事業形態・特性などを考えた上で、企業存続の生命線である『事業継続』を死守するための行動計画である『BCP』及び、その運用、見直しまでのマネジメントシステム全体である『BCM(Business Continuity Management)』を構築することが望まれる」としている。

また、BCP策定までの具体的な手順を、(1)ビジネス・インパクト分析、(2)リスク分析、(3)発動基準の明確化、(4)BCPの策定の4段階に分けて説明している。ビジネス・インパクト分析には事業継続や復旧の優先順序付けや目標復旧時間(RTO)の設定などが含まれる。BCP策定では全面復旧までのステップを、(a)BCP発動フェーズ、(b)業務再開フェーズ、(c)業務回復フェーズ、(d)全面復旧フェーズの4段階に分けて検討することを推奨している。このほか、BCPの実施体制や教育・訓練の重要性、見直しを含む維持・管理についても言及している。

このような事業継続計画策定のガイドラインは出てきているものの、日本ではまだ法令化の動きには至っていない。しかし、グローバルな企業にとってBCPの整備は必須要件である。グローバル企業は世界的なサプライ・チェーンの中に組み込まれており、海外企業が日本国内の取引先にBCPの整備状況を査察する例も出始めている。

またBCPに対して先進的に取り組む日本企業も出てきている。2003年3月に「企業内容等の開示に関する内閣府令」などが改正され、有価証券報告書において「事業等のリスクに関する情報」の記載が義務付けられた。それを契機にリスクの開示だけでなく、BCPに対する取り組みに触れる報告書も増えてきている。株主に対する説明責任から、この傾向は今後いっそう強まるものと思われる。

(日経BP)

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チェルノブイリ事故20年、放射線なお許容の90倍

ウクライナ(旧ソ連)のチェルノブイリ原子力発電所4号機が1986年4月に爆発事故を起こしてから間もなく20年がたつ。ウクライナ政府の許可を得て、原発から半径30キロ・メートルの立ち入り制限区域に入った。

史上最悪の原発事故の後遺症に、原発事故の深刻さと悲惨さが重く心にのしかかった。

2月23日、首都キエフ市から約2時間車で走ると、丘と針葉樹林の先に立ち入り制限区域の検問所が現れた。小雪の舞う中、日本から持ち込んだ線量計で放射線を測ると1時間0・13マイクロ・シーベルト。キエフ市内のホテルと変わらない。

原発から4キロ・メートルの廃村の幼稚園前で10マイクロ・シーベルトを記録。1年暮らすと一般人の被曝(ひばく)許容量の90倍近い放射線を浴びる計算になる値だ。もちろん短時間なら問題ないが、線量計を見ていると不安になる。

事故では広島型原爆500発分の放射性物質が放出された。放射能が半分に減る期間(半減期)は、セシウムやストロンチウムで約30年。プルトニウムに至っては2万4000年もかかる。立ち入り制限を解除するめどは立っていない。

30キロ・メートル圏内には、定住者はいないはずだが、制限を無視して戻った約320人が住む。停止した1~3号機の保守や森林火災防止のため7600人が働く。

核テロ対策で厳重に警備される発電所では4号機を覆う「石棺」から300メートルの壁までしか近付けない。鉄骨とコンクリートの石棺は放射線を遮へいするが、線量計は10マイクロ・シーベルトを超えていた。ここは防護服やマスクをする必要がないが、石棺内部は放射能が強く、4分の3は今も人が入れない。

事故直後に急ごしらえされた石棺は壁が傾き、倒壊の危険性が強まる。欧米などの支援で石棺補強とともに新シェルター建設計画が進んでいるという。新シェルターは高さ110メートル、幅約260メートル、奥行き約150メートルのかまぼこ形で石棺を覆う。間もなく建設業者が決まる見込みだ。100年以上の耐久性を持ち、2010年の完成後、シェルター内で石棺を解体する。

地下に流出した大量の核燃料の処理は、後世にツケが回される。計画を指揮するフィリップ・コンバート氏は「現在の技術ではこの核燃料を安全に回収し処理することはできない。今後少なくとも50年は待たないと無理だろう」と話す。

原発から検問所への帰路、サッカーのグラウンドが7、8面は取れそうな野原にヘリコプターやトラックのさび付いた残骸(ざんがい)があった。迷彩服を着た管理人が2、3000台はあるという残骸を見守る。有刺鉄線に囲まれた核廃棄物置き場は、うっすらと雪に覆われ、墓地のように静かだった。

(読売 3/7)

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2006/03/06

基準クリア4割弱、病院耐震化を支援 厚労省が補助制度

地震などの災害で負傷したり病気にかかったりした人を収容・治療する拠点病院の耐震化を進めるため、厚生労働省は新年度から、耐震工事にかかる費用を補助するなど本格的な支援に乗り出す。大地震が起きたとき、病院が耐震化されているかどうかは重要なポイントだが、耐震基準をすべて満たしている病院は4割近くしかなかったためだ。特に、災害拠点病院については、耐震化が進まない場合、指定取り消しを含めて指導を徹底するよう都道府県に要請する。

耐震基準は、震度5強の地震で建物が無傷、震度6強から7程度で倒壊しないなどを目安に想定しており、81年の建築基準法改正に伴って定められた。厚労省が昨年2月、全国約9000病院の耐震化の実態をアンケート調査したところ、建物すべてが基準を満たしていた病院は36%。一部の建物でしか基準を満たしていない病院は36%、すべて基準外は18%だった。残りは回答なしや不明だった。基準を満たしていない建物のほとんどが建築基準法改正以前に建設されたものだった。

さらに、全国に545カ所ある災害拠点病院の調査では、すべての建物が耐震済みは235施設(43%)にとどまり、救急棟など一部の建物が耐震済みだったのは234施設(43%)、76施設(14%)が耐震性が疑わしいか回答なしだった。

こうした現状から厚労省は新年度、地域の救急医療を担う民間病院を対象に耐震工事と耐震診断の費用の3分の1程度を補助する制度を創設する。残りの費用は都道府県と病院側の負担とし、耐震化を促す。

災害拠点病院については、都道府県でつくる耐震化の計画通りに進まない場合、指定の取り消しを含めて指導するよう都道府県に求める。また、これまで指定要件を「救急診療に必要な診療棟の耐震化」としていたが、厚労省は「すべての建物が耐震構造であることが望ましい」と厳しくすることも検討している。

厚労省の方針については「災害が実際に起こった時には病院の協力が不可欠であり、耐震化の遅れだけで指定取り消しはできない」(東京都)などと戸惑う声もあり、今後、都道府県との調整を進める。

(朝日 3/6)

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高齢者の個人情報、災害時に民間組織へ提供・政府案

政府は大地震などの災害時に高齢者や障害者ら社会的弱者の所在情報を把握し、迅速な避難や救護を支援する「災害時要援護者避難対策案」をまとめた。自治体が把握する住所などの個人情報を、民間の防災組織にも提供するのが特徴。4月に中央防災会議(会長・小泉純一郎首相)を開いて具体策を決め、自治体などに取り組みを促す。

これまでは個人情報保護の問題もあり、地域の消防団など民間組織に個人情報を提供するのは困難だった。政府は「災害発生時には迅速な安否確認が重要」と判断。自治体の積極的な情報提供で避難の遅れなどを防ぐ考えだ。

(日経 3/5)

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2006/03/04

地震の火災を100%被害補償、損保ジャパン

損害保険ジャパンは4日、地震による火災でも、被害額の50%まで補償する火災保険を4月から発売することを明らかにした。

政府と民間損保が共同で引き受けている地震保険で補償されるのは被害額の50%が限度で、一般の火災保険は地震による火災や家屋倒壊による被害を補償対象としていない。補償対象を地震による火災にも広げ、地震保険と合わせて加入することで被害額の100%を補償するのは国内初だ。

地震保険は、民間の損保会社が引き受けた契約を国などが再保険として引き受けている。地震は広範囲で甚大な被害を及ぼす可能性があることから、補償額は被害額の30~50%だ。一方、一般的な火災保険は、地震による被害では見舞金として被害額の5%しか支払われないのが実情だ。

損保ジャパンの新保険は、地震による火災の損害補償を特約として追加契約するもので、保険料は従来の1・5倍程度になる。さらに地震保険の加入も必要となる。

地域や建物の種類によって保険料は異なるが、都内の木造一戸建ての場合、保険料は従来より約4万円高い9万9800円、マンションは約1万円高い3万5200円となる。

国や損保業界は地震保険への加入を勧めるが、保険料が割高なこともあり、火災保険契約者のうち地震保険に加入している割合は全国平均で37・4%(2004年度)にとどまっている。

(読売 3/4)

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2006/02/27

火山噴火被害軽減へ国交省が自治体向けに対策作成の指針

全国108の活火山のうち、周辺人口が多く影響が大きい20都道県の29火山が噴火した際の被害をできるだけ軽減しようと、国土交通省は、噴火に備えて自治体などが「緊急減災対策」を作成する際のガイドラインをつくることを決めた。関係省庁や学識経験者らで構成する検討会で議論し、来年度中にまとめる方針。

(日経 2/26)

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2006/02/25

東京と兵庫が防災応援協定協議へ

阪神大震災の経験や教訓を生かすため、兵庫県は、首都直下地震に備える東京都との防災相互応援協定の締結を目指すことを決めた。新年度から協議を始め、支援策などを検討する。

協定が締結されれば、災害時の支援はもちろん、普段から職員交流を図り、減災の共同研究などを進めたい考え。県は神戸市中央区の神戸東部新都心(HAT神戸)に、国際的な防災関係機関や災害医療センターなどの集積を進めており、「首都機能がまひした場合の防災拠点の役割を担うこともできる」としている。東京都は「遠隔地と協定を結ぶメリットを調べ、検討していきたい」としている。

政府の中央防災会議が昨年2月に発表した被害想定で、東京直下でマグニチュード7級の大地震が起きた場合、駅や地下街でパニックが起きるなどし、最悪の場合、死者が約1万3000人、避難者は約700万人に上ると推定された。

(読売 2/25)

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2006/02/22

「防災格付」で中部企業の対策促進

日本政策投資銀行東海支店は2006年度から「防災格付」に基づく金利優遇制度を導入し、中部企業に防災対策を促す。地震など災害時の「事業継続計画」策定や財務手当てが進んだ「防災先進企業」に対し、融資時に金利を優遇。避難訓練や備蓄など応急対応は他地域より進みながら、事業継続計画の策定が1割強にとどまる中部企業の災害への備えを金融面で後押しする。

政投銀東海支店が導入する防災格付は、来年度から同行が全国で導入する評価制度。生命・施設の安全、防災教育の実施などの基礎要件を含め、事業継続計画の策定や地域連携の実施、サプライチェーンにわたる防災対応など12要件の60項目でチェックし、企業の取り組みをレベルゼロからレベル3までの4段階で評価する。

政投銀は格付けに基づき、防災計画の策定や情報システムのバックアップ、施設の耐震診断や改修といった防災対策費用を最大50%融資するほか、通常融資でも金利を最大0.2%程度優遇することを検討する。

(日経 2/22)

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マンションの大地震への備えは

近年発生した全世界の大地震の内、20%以上が日本国内で発生したほど、日本は地震大国。安心できる住宅を選択する上では、地震対策がしっかりしていなければならない。しかし、これだけ多くの地震が発生しているにもかかわらず、建物の地震対策について理解している方が少なく、「この物件の地震対策は大丈夫でしょうか?」とさくら事務所に相談に来る方が多い。

本稿では、物件を選ぶ際に知っておきたい「マンションの地震対策」について、重要なポイントをお伝えしていこう。

◆建物の耐震構造はいろいろある

http://nikkeibp.jp/sj2005/column/g/31/index.html

◆地震対策を検討するには地盤の確認も重要

http://nikkeibp.jp/sj2005/column/g/31/02.html

◆建物以外にも耐震設備が施されているか確認を!

http://nikkeibp.jp/sj2005/column/g/31/03.html

(日経BP)

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2006/02/20

防災の常識 《後編》

◆【ひらつか防災まちづくりの会】 自分たちの町は自分たちで守る

http://nikkeibp.jp/sj2005/special/110/index.html

◆阪神・淡路大震災を教訓に市民が住宅の耐震補強に取り組む

http://nikkeibp.jp/sj2005/special/110/02.html

◆いざという時頼れるのは隣人

http://nikkeibp.jp/sj2005/special/110/03.html

◆大地震を体験する防災施設

http://nikkeibp.jp/sj2005/special/110/04.html

◆防災の【常識】【非常識】 震災時の正しい対処法

http://nikkeibp.jp/sj2005/special/110/05.html

◆「車は路肩に止めて逃げる」は実は…【非常識】

http://nikkeibp.jp/sj2005/special/110/06.html

◆プロの用意する防災セット

http://nikkeibp.jp/sj2005/special/110/07.html

◆震災と闘う山古志を地域再生のモデルに

http://nikkeibp.jp/sj2005/special/110/08.html

◆道路の耐震化を訴える

http://nikkeibp.jp/sj2005/special/110/09.html

◆災害時のリーダーが心すべきは 迷わないことと、間違えないこと

http://nikkeibp.jp/sj2005/special/110/10.html

(日経BP 2/20)

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2005/10/19

住宅地盤情報提供システム

全国の地盤調査、補強工事の情報を参照できます。

http://www.jiban.co.jp/geodas/

フリーサービス
・地形で見る軟弱地盤マップ
・地図閲覧のみに機能を限定しています
・誰でも自由に利用していただけます

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2005/07/25

都市のもろさ、地震で露呈・エレベーター4万基停止

震度4や5でここまで混乱するなら、大地震が来たときは……。23日に首都圏で起きた地震は、都市機能のもろさを露呈した。停止したエレベーターは4万基を超え、すべて復旧するには25日までかかる見込み。平日なら多数が閉じ込められたに違いない。一部地震データの公表遅れ、7時間に及んだ鉄道の復旧など、今回の地震は首都の防災の欠点をあぶり出した。

東京都内で約4万4000基のエレベーターを管理する三菱電機ビルテクノサービスでは、地震の影響で約1万2000基のエレベーターが停止し、このうち約10基で人が一時閉じ込められた。同社のエレベーターは震度4程度の揺れを感知すると自動停止するシステムになっているため、震度4だった千代田区や新宿区などでも停止が相次いだとみられる。停止すると自力では復旧しないため、停止信号を受けて係員を順次派遣し、脇のレールやドアの安全性を確認し再起動するなど復旧作業に当たった。

(日経 7/25)

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2005/07/22

火災に強い都市づくり 首都直下地震に備え調査会報告書

マグニチュード(M)7クラスの地震が首都圏を襲った場合の対策を検討してきた国の中央防災会議・専門調査会(座長、伊藤滋・都市防災研究所会長)は22日、省庁などの機能維持を可能にするための「事業継続計画」(BCP)の策定や火災に強い都市づくりなどを盛り込んだ報告書をまとめ、村田吉隆・防災担当相に手渡した。これを受けて同防災会議は9月までに対策大綱をつくり、年度内に減災目標を定めた防災戦略をまとめる。

■3日分の備蓄

報告書は、東京湾北部でマグニチュード7・3の地震が発生、冬の夕方6時に関東大震災並みの風速15メートルの強風が吹き、最悪約1万1千人が死亡したとの想定で、対策を検討してきた。

国会や各省庁、日本銀行など国の中枢施設の維持については、省庁ごとにBCPをつくり、多様な通信手段やデータのバックアップ態勢を強化するよう求めている。最低3日間は独自に事業を続けられる食糧や非常用電源、機器冷却水などを保管することを目標に設定した。

さらに、政府機関の機能維持のために、国会議員や大使館員、官僚などが中枢施設にかけつけやすいよう、鉄道や飛行機で優先的に輸送するよう求めている。

■火災に強い都市へ

都内を中心に木造住宅密集地が多く、火災による被害は最悪で、焼失65万棟、死者6200人と想定された。これを減らすため、最重点に挙げたのが建築物の耐震化だ。

首都には70年以前に建てられた共同住宅が全国の半数近い約58万戸ある。報告書では、補助制度の活用や税制優遇措置、地震保険料の割引制度の導入などによる耐震化を促している。

また、延焼を抑えるため、初期消火率の向上を目指し、自主防災組織の育成や震災時にも使える河川や海水の利用技術の導入などを挙げる。

■避難生活

阪神大震災で30万人、新潟県中越地震で10万人になったという避難生活者は、首都直下では最悪で約460万人と想定される。避難所の収容能力に限界があるため、避難者を減らすことも対策に盛り込んだ。

具体的には、(1)地方への疎開や帰省の奨励・あっせん(2)空き家・部屋(都内で約67万戸)利用(3)ホテルの空き室(都内で1日平均4万室)活用などを挙げる。

(朝日 7/22)

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2005/07/19

中央構造線東端で地震なら関空で震度6強も・地震調査委

政府の地震調査委員会は19日、紀伊半島から四国の北西端に伸びる中央構造線断層帯のうち、金剛山地東縁沿い断層帯から和泉山脈南縁沿い断層帯で地震が起きると、関西国際空港など大阪湾沿岸で震度6強以上になるとの試算結果を公表した。

試算したのは、奈良県香芝市から五條市まで南北約12キロメートルの金剛山地東縁沿い断層帯と、五條市から和歌山市まで東西約60キロの和泉山脈南縁沿い断層帯。中央構造線断層帯の最東端で、同時に動いて巨大地震を引き起こす。

同委員会は2003年、この2つの断層帯についてマグニチュード(M)8程度の地震が今後30年以内に起きる確率は最大5%と評価。直下型地震としては「高いグループ」に分類した。

(日経7/19)

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2005/06/14

「迫り来る巨大地震に備えを」 05年防災白書

政府は14日、05年の防災白書を閣議決定した。迫りくる巨大地震や多発する風水害に備える「国民運動の展開」を訴えている。

発生が迫っているとされる東海地震や東南海・南海地震、首都直下地震などの人的、経済的被害を具体的な数字で示し、これらの被害を軽減するために、公的支援の強化、個人や企業、地域の防災力の向上を求めている。

重点課題の一つは、4戸に一つは耐震性に問題があるとされる建物対策。改修工事への低利融資や安価な改修手法の開発、耐震性を強化することで建物の資産価値が上がるような仕組みが必要としている。

津波対策については、海岸を抱える991市町村のうち、1割余りの122市町村にしか津波ハザードマップがない現状を指摘。すべての自治体が作製し、津波の怖さを住民に伝え、避難意識を育てるよう求めている。

地震の大きな揺れの前に来る小さな初期微動をとらえる気象庁の緊急地震速報を生かし、現在は3分以上かかっている津波情報を2分以内で出して全市町村に伝えるシステムの整備を目指すとした。

(朝日 6/14)

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2005/05/25

東海地震、東南海と連動 名古屋大教授らスパコンで予測

東海や東南海、南海地震を繰り返してきた南海トラフで、巨大地震が起きる時、東海地震が単独では起きにくいことが、名古屋大学の平原和朗教授(地震学)らのスーパーコンピューターを使ったシミュレーションでわかった。シミュレーションで巨大地震は、いずれも紀伊半島沖から発生しており、東海地震は隣に震源域がある東南海地震が起きてから拡大する形で発生すると予測している。

平原教授らは、巨大地震の巣となっている本州の南にある海底の細長いくぼみである南海トラフに、地震を繰り返す長さ1000キロ、幅300キロの断層を想定。約1キロ四方ごとのブロックにわけて、地震波の観測で得られた地下の構造を海洋研究開発機構のスパコン「地球シミュレータ」に入力して解析した。南海トラフの巨大地震について、スパコンを使った本格的な解析は初めてという。

解析では、南海地震や東南海地震が単独で起きたり、東海と東南海地震、東南海と南海地震がそれぞれ同時に起きたり、三つが一緒に起きるという過去の発生パターンが再現された。巨大地震は東南海と南海地震の想定震源域の境界付近の紀伊半島沖で始まり、東西に広がっていた。東海地震は、過去の発生パターンから推察されていたように、単独ではなく東南海地震が起きるときに2回に1回程度の割合で連動して起きた。

解析で東海地震が単独で起きなかったのは、四国沖で年6センチ、紀伊半島沖で4~5センチとされるフィリピン海プレート(岩板)の沈み込み速度が御前崎(静岡県)付近では2センチ程度と遅くひずみがたまりにくいこと、東海地震の震源域ではプレートと一緒に沈み込んだ海底山脈がブレーキの役割を果たすことが反映されたと考えられる。

地震が紀伊半島沖から始まるのは、フィリピン海プレートと陸側のプレートのプレートの接触部分が小さく、狭い領域にひずみがたまりやすい構造になっているためだとという。

南海トラフで予測されている巨大地震について、政府の地震調査委員会は、30年以内に発生する確率を東南海(マグニチュード=M8.1前後)が60%程度、南海(M8.4前後)が50%程度、参考値の東海(M8程度)は86%と予測している。

(朝日 5/25)

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2005/05/19

首都直下地震を想定、政府が図上訓練

マグニチュード7クラスの直下地震の際、首都機能をどうやって守るのか。政府の総合図上訓練が19日午前、総理官邸内の危機管理センターで始まった。東京や神奈川など8都県市の職員約1000人とも連携し、初動態勢やけが人の広域搬送、帰宅困難者への対応などを夜まで訓練する。

午前8時に東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生し、5400人が死亡、約37万棟が全壊・焼失、帰宅困難者約330万人が生まれるとの想定。昨年度にまとまった首都直下地震の被害想定を初めて使った。

訓練を通じ、政府機関も被災した中での対応や、情報が入ってこない段階での対処法などを考える。動きや課題を検証し、首都直下地震に備えた国の対策大綱を今夏にもまとめる。都庁では、今回初めて8都県市の職員を集めた応援調整本部を設置、広域的な連携を訓練した。

(朝日 5/19)

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2005/05/14

地震: 生死分ける避難判断

毎回同じようなことを書いているが、自分の命は自分で守ろうとするしかない。

それがきちんとできている人は果たしてどれだけいるだろうか。

生死分ける避難判断

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「東海」「東南海・南海」地震 地震死者10年で半減へ

政府・自治体の対策も必要ではあるが、各個人・家庭での地震への備えが一番大事である。住居の耐震診断・耐震工事から非常時持ち出し品・非常食の常備まで、地震を「目の前にある危機」としてとらえて対策を実行している人がどれだけいるだろうか。阪神淡路大震災の時には某県知事が「腹が減ったら自分で炊き出しをしろ」という旨の発言をして非難されたが、防災への備えという自助努力をせずして救助を求めるというのは甘えでしかない。炊き出しができる程度の準備は各家庭がしておくべきである。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

発生が切迫しているとされる東海地震、東南海・南海地震を対象に「今後十年間で死者数、経済被害額を半減させる」ことを目標に掲げた政府の地震防災戦略が二十六日、明らかになった。住宅の耐震化率については全国で二〇〇三年度の75%から90%に引き上げるなどの具体目標も示した。

地震対策で政府が、被害を減らす「減災」の数値目標を設定するのは初めて。今後、自治体にも地域目標の設定を求めるほか、首都直下地震でも策定を急ぐ。三十日に開く中央防災会議(会長・小泉純一郎首相)で決定する。ただ、政府の投資額を示さないなど実効性に課題もありそうだ。

減災目標は、東海地震では死者数を九千二百人から四千五百人に、経済被害額を三十七兆円から十九兆円に減らす。また東南海・南海地震では死者数を一万七千八百人から九千百人に、経済被害額を五十七兆円から三十一兆円に減らす。

対策の具体目標は、耐震化率は住宅のほか、公共施設も東海地震で〇三年度の65%を85%に、東南海・南海で同年度の53%を72%に引き上げる。家具の固定率は東海で54%、東南海・南海で51%の目標を設定し、揺れによる死者数を東海で三千九百人、東南海・南海で四千二百人減らす。

また全国で津波被害の可能性のある市町村は、被害地域や避難場所を示すハザードマップを五年間で策定する。避難ビル指定の促進や津波予報を〇五年度中に地震探知から最速二分に短縮することなどにより、津波による死者数を東海では八百人、東南海・南海では四千四百人減らす。

中央防災会議が決定する地震防災戦略案の要旨は次の通り。

【構成など】
戦略は、(1)被害想定を基に人的、経済被害の軽減の達成時期を定めた「減災目標」(2)減災目標の達成に必要な事項ごとの数値目標、達成期間、対策の内容などを定める「具体目標」―で構成、地方自治体にも「地域目標」の策定を要請。

対象地震は被害想定、対策のマスタープランである大綱のある東海地震、東南海・南海地震。首都直下などは速やかに着手する。発生の切迫性から対象期間は十年で、三年ごとに達成状況をフォローアップする。

【東海地震の地震防災戦略】
▽人的被害軽減戦略
減災目標「今後十年間で死者数を半減」(九千二百人から四千五百人に)=住宅の耐震化で三千五百人減、耐震化に伴う出火の減少で三百人減など「揺れによる死者数を七千九百人から四千人に」。津波ハザードマップの作成や避難訓練で避難意識を向上させ七百人減、海岸保全施設の整備で百人減など「津波による死者数を千四百人から五百人に」。

具体目標では、(1)住宅の耐震化率を全国で90%(二〇〇三年度75%)(2)強化地域内の公共施設耐震化率85%(同64・8%)、家具の固定率を54%(3)急傾斜地の崩壊による災害から保全される戸数を一四年度末に全国で五十四万戸(〇四年度末四十二万戸)(4)五年間で津波ハザードマップを津波防災対策が必要な全国の全市町村で策定(5)〇五年度中に地震を探知し最速二分後に津波予報を発表(6)津波の避難が困難な地域がある全市町村で津波避難ビルを指定(〇四年の沿岸市町村の指定市町村率14%)―を目指す。

▽経済的被害軽減戦略
減災目標「今後十年間で経済被害額を半減」(三十七兆円から十九兆円に)=住宅などの耐震化で十二兆円減など資産喪失被害額軽減、死者数の軽減やオフィスの建て替えで生産活動停止による被害額を二兆円減、高速道路や新幹線をまたぐ陸橋の耐震化など東西幹線交通寸断による被害額を二兆円減、被災地内の被害額の軽減で全国への波及効果額を三兆円軽減。

具体目標では、(1)業務継続計画を策定する企業の割合を大企業でほぼすべて、中堅企業で過半(〇四年で大企業で策定済みは22%、策定中は23%)を目指す(2)新幹線などをまたぐ陸橋の耐震化三カ年プログラムを策定する―など。

【東南海・南海地震の地震防災戦略】
▽人的被害軽減戦略
減災目標「今後十年間で死者数を半減」(一万七千八百人から九千百人に)=住宅の耐震化で三千七百人減、耐震化に伴う出火の減少で三百人減など「揺れによる死者数を九千二百人から四千九百人に」。避難意識の向上で三千六百人減、海岸保全施設の整備で八百人減など「津波による死者数を八千六百人から四千二百人に」。

具体目標は、推進地域内の公共施設耐震化率72%(〇三年度52・6%)、家具の固定率51%を目指すなど。

▽経済的被害軽減戦略
減災目標「今後十年間で経済被害額を半減」(五十七兆円から三十一兆円に)=住宅などの耐震化で十九兆円減、生産活動停止による被害額を三兆円減、東西幹線交通寸断による被害額を一兆円減、波及効果額を四兆円軽減。具体目標は、東海地震と同じ。

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2005/05/08

地震: 企業の取組みのお寒い現状

地震発生のリスクが極めて高い日本において、全社的な事業再会計画を策定している企業が全体の1割に満たないというお寒い話。阪神淡路大震災以降、いくつもの大きな震災を経験しているにもかかわらず、危機意識がなぜこうも低いのか理解しがたい。リスク管理という考え方自体が日本人には馴染まないのか。平和ボケしている、あるいは自分にだけは関係ないと妄信している人々には「後悔先に立たず」ということを体験してもらうしかないのだろうか、とさえ思ってしまう。

災害時の事業再開計画、「全社的に策定」は1割に満たず

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子どもの心の傷、被災数カ月後に表面化 中越地震

新潟県中越地震の被災地で、カウンセリングを受けた小中学生1760人のうち3割強の546人が、震災から時間がたった後に心のケアが必要となっていることが、同県教委の調べで分かった。地震発生直後は「問題なし」だったのに、長期化する仮設住宅暮らしなど環境の変化から心の傷が表面化するケースが目立つという。

同県教委は昨年10月23日の地震後から、被災地の小学校233校と中学校95校で、本人の希望や担任の勧めで心のケアが必要とされた児童生徒数を事前に調査。必要とされた場合には、臨床心理士によるカウンセリングを実施している。

初回のカウンセリングは昨年11月に実施し、小学生909人と中学生305人の計1214人が受診。3月まで計4回行われ、延べ2667人が受けた。複数回受けた子供もおり、実人数は1760人。このうち、それまでカウンセリングは「必要なし」とされていたのに、新たに「必要」とされた子供は、2回目が390人、3回目が90人、4回目が66人で、合計546人だった。さらに半年たった4月の5回目の事前調査でも約60人にのぼっている。

訴えの内容にも変化がみられる。当初は「地震を思い出して夜中に突然泣き出す」「被災した部屋を怖がる」などのケースが多かったが、最近は誰もいないのに「遠くで人が倒れている」「幽霊が見える」などと訴えるケースが増加。友だちとケンカしたり教師に反発したりして人間関係が不安定になるケースも目立つという。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、1カ月以上過ぎてから心に変調が現れるという特徴があるため、県教委は臨床心理士約30人を各校に派遣するなど、対策を進めている。

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道の駅を防災拠点に・国交省

国土交通省は国道沿いにあるドライバーの休憩施設「道の駅」を地域の防災拠点として活用する。新潟県中越地震の際に避難場所や被害情報の発信拠点、災害復旧車両の駐車場などとして利用されたことを踏まえた措置。全国の自治体から活用策を募り、必要な整備を行う方針だ。まず市町村が作成している防災計画に道の駅の活用策を盛り込んでもらう。

道の駅は全国に785カ所。特産品の販売に加え、道路情報の発信機能を持つ駅もあり、緊急時には被災者の安否や地震情報を集約することも可能。中越地震では温泉施設の無料開放や救援物資の搬出入拠点、炊き出し場所などとしても利用された。

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2005/05/07

地震: 備えておくしかない

関東に住んでいる人(だけではないですけど)は、住処を関東にしてしまった以上はどうしようもないのですが、できることを備えておくしかありません。

関東平野地下にくぼみ 長周期の地震動を増幅の恐れ

関東平野では、高層建築物などに影響を与える長周期の地震動が局所的に極端に増幅される恐れのあることが、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などのグループの地下構造研究で分かった。埼玉県川越市付近で長周期地震動を増幅する堆積(たいせき)層が従来の想定の約2倍の厚さ約5キロにも達していた。高さ200メートル程度の超高層ビルに影響を与える周期4秒程度の長周期地震動が1.6~1.7倍に増幅される可能性があるという。

研究グループは、関東平野西部の埼玉県鴻巣―川越―朝霞間約30キロで実施された人工震動による地下構造探査の結果を分析し、堆積層の下の基盤岩の深さを推定した。従来、基盤岩は鴻巣市付近では地表から約1キロ、朝霞市付近では約3キロの深さにあることが知られ、少しずつ深くなっていると考えられていた。ところが、間にある川越市付近の基盤岩は深さ約5キロにあり、巨大なくぼみ「半地溝」を厚い堆積層が埋めていた。

産総研の高橋雅紀主任研究員は「鴻巣―朝霞間に超高層ビルはないが、関東平野の地下深部には、ほかにもこうしたくぼみがあるかも知れない。高層建築物が密集する地域では共振が起こる恐れもあるので、都市部の探査と研究を進める必要がある」と話している。

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2005/04/27

首都圏地下で地震揺れ増幅の恐れ・産総研など調査

産業技術総合研究所と防災科学技術研究所は26日、首都圏の地下に未知の岩盤の大きな落ち込みが複数あり、これによって地震発生時に、超高層ビルや石油タンクなどに大きな影響を及ぼすゆっくりした揺れが従来想定より大きくなる可能性があると発表した。

研究グループは荒川沿いの埼玉県東部の地下探査データを分析。地下2000メートルから同5000メートルにかけて岩盤が急激に落ち込んでいる構造を発見した。この構造を仮定して地震の揺れをシミュレーション(模擬実験)したところ、周期4秒の揺れが、場所によっては従来想定より2倍近く大きくなった。

地質学的な研究から、同様の大きなくぼみが千葉県などの地下にもあると考えられる。「地震防災の観点から、関東広域で詳細な地下構造の調査をする必要がある」と産総研の高橋雅紀主任研究員は話している。

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2005/04/26

スマトラ沖地震から4カ月 160万人なお避難生活

スマトラ沖大地震と津波が発生してから26日で4カ月を迎えた。インドネシアやスリランカ、インドなど12カ国で死者と行方不明者は約22万5000人で、現在もこの3カ国を中心に約160万人が避難生活を送っている。

最大の被災国インドネシアでは、行方不明者の確認作業が進み、死者・行方不明者は当初発表の約22万から約16万5000人に減った。復興事業も本格化しつつあり、復興を担う政府機関が近く発足する。援助資金の使い方に透明性を持たせるため、世界銀行や欧州連合(EU)、北欧諸国などから寄せられた約5億ドルの資金を管理する信託基金の設立も25日決まった。

3月28日にスマトラ島西方沖で再び起きたマグニチュード8.7の大地震による犠牲者は、ニアス島やシムル島を中心に約910人にのぼった。同国の避難民は1カ月前は約51万人だったが、この地震で約14万人が避難生活を始めたため、約60万人に増えた。最も被害の大きかったニアス島では、寸断されていた道路が8日に仮復旧したという。スマトラ島では12日にタラン山が噴火するなど、火山活動の活発化が指摘されているが、現在は小康状態という。

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2005/04/25

ガスマスク携帯で仕事

4月から元同僚が三宅島に赴任している。元気にしているだろうか。

三宅島、5月から観光客受け入れ・ガスマスク携帯で

火山ガス放出が続く伊豆諸島・三宅島(東京都三宅村)で5月1日から、観光客の受け入れが始まる。2月1日の避難指示解除から3カ月。この間、一部の地区では二酸化硫黄(SO2)濃度が基準値を超え、避難を呼び掛ける警報が発令された。今後は村民だけでなく、観光客の安全対策も課題となる。島では観光客もガスマスクを常時携帯。火山ガス注意報(SO2濃度2PPM以上5PPM未満)が出れば室内に入り、火山ガス警報(5PPM以上)発令時は避難施設か、SO2濃度の低い地区に避難するよう条例で定められている。村は22日、宿泊施設やダイビングショップの経営者に、こうしたルールを観光客に説明するよう依頼。宿泊施設には、警報が発令された際の避難誘導を要請した。だが三宅島観光協会の沖山勝利副会長は「宿泊施設には客を全員避難させるだけの車がない」と頭を抱える。

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2005/04/05

地震関連サイト

新潟中越に続き福岡西部、海外ではスマトラ島沖の巨大地震と危険が迫っていることを感じる出来事が起きている。東京都直下や東海・東南海・南海と可能性が指摘されている地震はまだ来ていないが、発生可能性が高く、かつ、いつ来てもおかしくないという点ではいずれもが要注意である。自分と家族の安全を守るために必要な備えはしておきたい。

地震情報

最新地震予測情報

地震・防災 あなたとあなたの家族を守るために

地震被害想定被害マニュアル

内閣府(防災部門)

八ヶ岳南麓天文台

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2005/03/31

東海、東南海・南海地震

近い将来起こるとされる東海地震と東南海・南海地震について、政府の中央防災会議(会長・小泉純一郎首相)は三十日、想定される被害を今後十年間で半減することを目指す「減災目標」を掲げた地震防災戦略を策定した。大規模地震による被害軽減に向けて、国が達成時期を含めた具体的な目標を定めたのは初めて。東海地震の強化地域や東南海・南海地震の防災対策推進地域をはじめ、地方自治体に対しては戦略を踏まえて具体的な取り組みを示す「地域目標」を定めるよう要請する。三年ごとに達成状況を検証し、効率的な推進を図る。
防災戦略の対象とした地震は、中央防災会議が被害想定を実施し、防災対策のマスタープラン(指針)である大綱が定められた東海地震=マグニチュード(M)8・0=と東南海・南海地震(M8・6)。二月に被害想定を公表した首都直下地震(M7級)についても、大綱の策定後に防災戦略を定める。

東海地震では、被害想定で九千二百人(最悪の場合)とされる死者数を今後十年間で四千五百人に、三十七兆円の経済被害を十九兆円に減らすと、減災目標を設定。人的被害、経済被害とも住宅の倒壊が最大の要因であるため、具体目標として住宅の耐震化率を現状の75%(全国平均、推定値)から90%に引き上げるとした。耐震化により死者三千五百人減、経済被害は十二兆円減が見込まれる。

東南海・南海地震は、太平洋沖に連なる震源域が同時に活動するケースを想定。死者を一万七千八百人から九千百人に、経済被害を五十七兆円から三十一兆円に減少させる。大規模な津波被害が予想されるため、住民の避難意識(地震が起きたらすぐに高台に逃げる)を向上させることで、死者は三千六百人減らせるとしている。
昨年十月の新潟県中越地震や今月二十日の福岡県西方沖地震のように、地震は全国どこでも起こる恐れがある。

中央防災会議では、防災戦略で対象とした大規模地震以外についても、地域ごとに想定される地震の被害想定を行い、減災目標を定めて対策を推進することが必要だとしている。

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2005/03/28

災害頻発、広がる寄付

スマトラ沖大地震・津波や新潟県中越地震など相次ぐ災害をきっかけに日本の寄付活動が活性化している。年間で1兆円に満たないという日本の寄付金総額は、米国の26兆円余(02年)に比べ規模は極めて小さく、「寄付文化がない」ともいわれてきた。ところが最近では、寄付集めのノウハウを持つ欧米生まれの国際NGO(非政府組織)などが日本での活動を本格化し、寄付活動に変化をもたらしている。

NPO法人(特定非営利活動法人)「国連世界食糧計画(WFP)協会」が2月に国連の活動への資金協力などを求めるセミナーを開き、大手企業など27社が参加した。同協会は飢餓と貧困の撲滅を目指すWFPの活動を日本で支援するために01年に設立された。 協会への寄付金は7610万円(03年度)。国連関係では、財団法人「日本ユニセフ協会」や認定NPO法人「日本国連HCR協会」などに比べ「出遅れていた」(関係者)が、スマトラ沖大地震・津波で寄付集めに本腰を入れ、これだけで約1億円集めた。スマトラ関連では韓国人俳優のペ・ヨンジュン氏が、米国で創設され飢餓、災害などに苦しむ人や子どもを支援する国際NGO「ワールド・ビジョン」の韓国組織に約3000万円を寄付。これに刺激された日本のファン2500人がNPO法人「ワールド・ビジョン・ジャパン」に1700万円を寄付したという。 この現象を米紙「ウォールストリート・ジャーナル」は「日本は寄付の新時代を迎えた」と報じ、韓国紙も「韓国のテレビスターが日本の寄付文化を変えた」と伝えた。日本の寄付では、行政が後ろ盾になっている赤い羽根・歳末たすけあいの共同募金の371億円(03年度)、日本赤十字社の199億円(同、社費を含む)が圧倒的だ。総額は03年度の税務統計によると5600億円で、税務統計に表れない寄付を含めても1兆円未満とみられている。

総務省の家計調査では、04年の一世帯当たりの平均寄付額は3224円と、4年ぶりに3000円台となった。阪神大震災があった95年は5834円だったが、翌年には3000円台に落ち込み、01年からは2000円台で低迷していた。 しかし、相次ぐ災害をきっかけに、外国勢も含めたボランティア団体などの活躍が目立つようになり、寄付活動が活性化したようだ。ただ、日本では個人や企業が寄付した場合、税金が減免される民間の団体は特定公益増進法人と認定NPO法人の計約2万1000団体だけ。米国では約80万団体、英国では約19万団体に上る。

寄付活動を育てるためには、税金が減免される民間団体を欧米並みに増やすことに加え、NPO側の努力も必要という指摘もある。NPOの支援組織「シーズ・市民活動を支える制度をつくる会」の松原明事務局長は「欧米系のNPOのように、寄付の必要性をアピールするとともに、活動報告などで寄付の使い道を明確にし、継続的な寄付者を育てていく工夫が必要だ」と話している。

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